◎芸能界とメディアと公務員にメス/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10079854340.html でも触れたけど、最近、企業の広告宣伝費削減に拍車がかかっている。
テレビで朝から晩までパチンコ台のCMが堂々と放映され、日本経済新聞に偏向偏見傾向のある大衆向け週刊誌の広告が載る。
テレビ局も新聞社も限界と見るべきだろう。
事業縮小してはどうだろう?
銀行が消費者金融を傘下に収める以前は、消費者金融のCMは法律?条例?上も23時以降に限定されていた。
今では、やはり朝から晩まで放映されている。
ギャンブルや消費者金融のテレビCM放映、よりにもよって日本経済新聞に偏向傾向のある週刊誌の広告掲載。
これまでも競馬番組などもあり、宝くじやロトなどを取り上げる番組も多かった。
公営とはいえ、ギャンブルはギャンブルだ。
この事態も尋常ではないように感じていた。
現代日本にはモラルもマナーも何もなくなっている。
この日本の現状は、国民にも反映されてしまっている感がある。
世界ではチベット人権問題で中国への非難から暴動が起きていて北京オリンピックの聖火について世界的に報道されているにも関わらず、全国放送の民法テレビでその報道をしつつ、長野の聖火ランナーの走るコースを公表した。しかもわかり易い地図を見せながら。
報道すればいいってもんではないだろう。
意図があったなら別の問題として、時期が時期、事態が事態だけに控えるだろう、、普通。。
パチンコ以外の経済界のもうひとつのギャンブルといえば、為替取引、株取引などの証券市場。
「資産運用」という綺麗な言葉を使っているけど、要するにギャンブル。
公的、民間含め、保険や年金、銀行はこうしたギャンブルで集めた資金で「資産運用」している。
これは、証券会社も同じだ。
絶対が有り得ない証券市場のアドバイスと実取引という営業形態だから、アドバイスがはずれても手数料が入ってくる。
証券会社は、集めた資金で「資産運用」している上に投資家資産が目減りしても儲かってもどちらでも手数料が入る仕組みで成り立っている。
つまり、よほど無謀なことをしない限り、潰れ様がないはずの仕組みだ。
ただ、金融市場での運用益で莫大な損益が出れば・・・。
さて、過去でも現在でも証券会社で潰れたところは、危なそうなところは、なかっただろうか?
さらに保険や年金は、集めた資金を運用して運用益の一部を加入者に配当し、さらに保険内容や年金の内容に応じ給付する。
でも、運用に失敗したら、元金自体の保証も危ういというのが実態だ。
これは公的も民間も関係ない。
世界各国で保険や年金といったシステムに歪が出ている。
サブプライムの発端のアメリカは、公的年金以上に公的保険システムに支障をきたしている。
これと共にここ数年、他国制圧のための軍事費や復興費を使いまくったこともあり、アメリカ経済はかなり困窮していたのだ。
そこで、最もまやかしが罷り通り、まやかしで成り立っている金融部門にサブプライムというリスクしかない事がはじめから明確な危険な金融貸し出しの仕組みを作り出した。
さらに卑劣なのが、これを金融市場の商品に巧みに埋め込み、証券化、債権化した。
これを世界各国で買ってしまった。
この策略の思惑通りまるでアメリカは金融市場に牽引されて安泰であるかのように見せかけたのだ。
しかも国家も国民も借金して生活をするのが当たり前のような風潮の中で生きている。
そこに、サブプライムという低所得者層に低利で購入が可能と見せかけ住宅という無理な消費を煽った。
当然支払いが滞るので好調な金融の一部である消費者金融やカード会社からの借り入れ過多によりサブプライムに乗ってしまった低所得者層の国民は多重債務や破産に追い込まれ、ホームレスと化す人々が増えた。
こうした故意(悪意)のあるシステムを利用し、その劣悪さが表面化し、それが既に証券化、債権化され世界にばらまかれていた為に世界の経済市場が混乱しているのがサブプライム問題だ。
時にこのアメリカ発のサブプライム問題は、日本のバブルと以後の復興と比較されるけど、これは日本の不動産バブルとは起きた原因が大きく異なり、サブプライムは窮地を認めず、故意に世界中を貶めたという人為的なものだ。
日本のバブルと復興では、日本がバブル期以前も、さなかでも、その後でも◎気づきと危機管理意識/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10086905006.html
を持っていれば、被害も少なく、むしろ被害を受けることなく、さらにスマートに対処できたはずだけど、それがなかった為に復興が多少長引いた。
ただ、この時、危機管理意識と気づきがなかったことがバブル崩壊後の必要以上の疲弊につながった為、その反省から国を挙げて公も民も一体になって復興に取り組んだ経緯がある。
ところがアメリカのサブプライムの場合は故意であり、人為的なものであるために、そもそも反省する気がない。
気づきや危機管理意識以前の問題なのだ。
この点は、今後の展開への影響は甚大だ。
しかも故意に世界にばらまき、当然の事態が起きたら、意図的に世界を巻き込んでおいて、一緒に再建していきましょう!アメリカが率先してがんばります。
と、まるで突発的な事故ででもあるかのように、まるで、その事態に前向きなように、むしろアメリカはこんな時でも世界の味方ですといわんばかりの理解不能で無理矢理なアピールすらしているように見受けられる。
アメリカは既にずっと以前から無理があった。
現段階では日本がサブプライムから受けた影響が「少なく見える」為に世界が日本を見直しはじめているから、円高なのだと言っていた経済専門家がいたけど、まだこれからだよ。
日本でも続々と出てくると思うけど。
さもすると日本で出回っている投資信託や証券や債権にサブプライムの欠片が組み込まれている可能性があるのだから。
もしそうだとすれば、保険や年金だけでなく、大手や中堅企業もこうした金融市場での運用が一般化している為、企業にもそして機関投資家は当然のことながら、ここのところ増え続けている個人投機化、個人投資家にも大打撃となる。
金融市場が浸透していればしているほど、影響は大きい。
まだ出てきてないのは、消えない火種の火消しに躍起になってるからじゃないかな。
火消しの為に産業界でもお金の遣い方を大きく見直していると思われる。
その一環として景気が低迷している為と思われがちだけど、こうした事情から企業で真っ先に削られる広告宣伝費。
普段テレビを眺めているだけで、新聞を眺めているだけで心配になってくる。
だから、こうしたパチンコ台のようなギャンブルや消費者金融や競馬や宝くじやロトなんかがテレビで頻出する前にこうした心配をさせないためにも事業縮小含め検討する必要があると考える。
また、これまで経済新聞が紙面広告として取り上げなかった大衆週刊誌広告を取り上げる前に事業縮小すべきだったと考える。
世界が状況改善に躍起になっているけど、この疲弊が長期化するのは避けられない。
まだこれでも表面化しきっていない可能性すらあるのだから。
地球温暖化、ヒートアイランド、尋常でない気候変動のさなかの経済の混迷は、人類の向かうべき方向がひとつしかないことを教えてくれるわかり易いサインだという認識と行動が必要だ。
日本もヒートアイランドの大きな一因になっている道路建設や人口減によって必要もない建物を建て続けている状況でないことを認識し、反省し、大きく軌道修正する必要があると考える。
◎CO2排出権取引の落とし穴/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10081520627.html のように経済を優先した自然環境保護は、結果、骨抜きであり、破壊のスピードがほんの少し遅くなるかならないか程度の差しかないのだから。
◎心の渇き/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10080354613.html を◎気づきと感謝と思いやり/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10072166798.html を持って自覚と適切な判断と一致団結した行動が必要な時代に既に突入してかなりの時間が経過しているのだから。
16年前リオデジャネイロで開かれた172カ国が集結した『地球サミット』でカナダの12歳の女の子が言った
「地球の治し方も知らないくせに地球を壊さないで!」
という言葉が全てを物語っているのだから。
日本は特にこの言葉を受けながら16年もの間改善するどころか破壊の一途を辿ったのだから。
治し方も知らないのに。