こんなこと、いろんな人がネットに書いてるやろ、と思ってたら意外に無い。なのでここに書き散らかすことにする。
1.支払手段
・オクトパスさえあれば、あらゆる所で支払可能。電車バス、コンビニ・レストランなどのお店、自動販売機、展望台の入場料、核酸検査すらOK。 NGなのは、大部分のタクシーと、屋台。
・中でも、Appleウォレットにオクトパスを入れるのが、一番便利である。 エクスプレスカードに出来るので、使うときは指紋認証不要、タッチのみでOK。チャージもスマホで完結する。
通常のチャージ操作(Appleウォレット画面で直接チャージ)は、香港の銀行カードが必須である。それを持ってない我々旅行者は、Octopus for touristsというアプリを使って、チャージを行う。なんといっても人民元口座から直接チャージできちゃうのがとてもうれしい(通常、外国籍は中国大陸外でWeChat Pay等の電子マネーを使うことができないので、国籍関係なく香港で使えるのは新鮮だ)。チャージ上限は3000香港元まで。
もちろん日本等のクレジットカードからでもチャージできる。ただ1枚のオクトパスカードに紐付けられるのは、1種類の外貨だけ。今日は人民元口座からチャージ、明日は日本円口座からチャージ、ということは出来ない。(もっとも、1台のスマホに複数枚のOctopusカードを登録できるので、この例だとOctopusカードを2枚作ればよい)
・ネットには実体カード式オクトパスの情報しかない。街で見ていてもみんな実体カードを使っている。たまたまAppleのサイトに当情報が小さい文字で書いてあるのを見つけて、初めて知りました、助かった。
・レストランで、チャージ金額以上の支払をしようとして、残高不足エラーになった。その後半日ほど、チャージができない(カスタマーサービスに連絡しろというエラー)状態になったが、電車・バスなどの支払には支障なかった。半日後にはチャージもできるようになった。 高額の支払にオクトパスを使うのはやめといた方が良いのかも。ざっくり2-300元を超える支払はカードで、それ未満・あるいは急ぎの支払いはオクトパスで、という使い分けかな。
・WeChat Payが最近使えるようになったと聞きました →使えるといっても中国籍の人のみ。外国籍の人が大陸外でWeChat Payを使うことは許されていません、あなたの身分証の番号が登録されていないので使えません、的なメッセージが出る。
・クレジットカードは割とどこでも使えました。でも電車バスは無理です。
・軽鉄路面電車はオクトパスでしか乗れない。駅に切符売場は無く、車内に運賃箱が無い。つまり現金投入口が無い。
2.充電手段
・街中で充電できる場所が無い!充电宝レンタルは殆ど見かけないし、コンセントがあるのはマクドくらい(USB-A)。
・そもそもコンセント形状が特殊で、日本・大陸が使う2枚平行刃は無い。
・大陸から徒歩で来る場合、飛行機と比べて荷物検査が緩いので、モバイルバッテリを持ち込むのが良い、というかそれしかない。大陸のレンタルバッテリーは24hでも30元以下と安いので、通関前に大陸側のコンビニでこれを借り、深圳に戻ったら返却、が便利だ。 他になんか良いアイデア求。
3.ルート検索手段
・百度はそこそこ使える。途中駅・バス停表示があってうれしい。でも渋滞情報が怪しい。
・Googleも使える。口岸付近の地図はズレが発生するが(大陸の地図が数百mずれるのは仕様)、それ以外の場所は正確。日本語(カタカナ)でも検索できるのはうれしい。ただ検索結果の地名が英語のみの時が有り、漢字地名を知りたいときにはイライラする。
・どちらのアプリも、簡体字入力でもちゃんと理解してくれる。
・バスの現在位置表示、路線名を入れると起点・終点・途中点全て表示、というアプリが欲しいなあ。…大陸のアプリ「车来了」が香港バスにも対応してた。時刻表は出てこないけれど。
4.元朗など新界の観光案内
・結構栄えてる街である。バスも沢山集まってるし、地下鉄・軽鉄も走ってる。だけどガイドブックが無い。ネットでも一つしか見つけられなかった。
・食べ物屋情報、バスの情報が特にほしい。
・核酸検査場は3か所。元朗駅(形点1、Yoho mall 1)、豊年路駅(元朗広場の東の撃壌路五人足球場、または元朗体育場北の元朗安興遊樂場 )。
・元朗駅は、バスと路面電車のターミナルであり、きれいなショッピングセンターでもある。
・メインストリートは、そこから西に延びる青山公路。商店街になっており、人が非常に多い。路面電車が走っている。
・その南側も繁華街で、金辉径という所は夕市になりそうな雰囲気がある。小奇麗なところは無いかもしれんが、食事はここで済ませられそう。デリカテッセンなお店に寿司が有ったが、安くてうまそう、マグロとウナギしかない深圳とは天と地の差。
5.核酸検査の情報(※2/6から入出国時の核酸要求は撤廃)
・現金は使えない。カードかオクトパス。安いほう(24h)で18時間ほどで結果が届くが、それでも150元もかかる。深圳の10倍だ。
・同じ会場で無料検査もやってるが、受け方が分からないし、そもそも無料検査は外出用に使えないことになってる。
・予約が必ず必要。この予約情報をキーにして、検査手続が進んでいくので、予約無しはまず無理。なので、核酸点(社区、流动检测点)を見つけたから飛び込む、というのは難しい(予約時間到来まで待ちが発生すると思う)。
・深圳住民にとっては、やはり深圳で受ける方が安くて速くて便利。なるべく48時間以内に戻って来よう。
6.喫煙・禁煙の情報
・これが意外に手に入らない。現地でも、吸ってる人をホント見かけない。
・屋内は全面禁煙。屋外は、ごみ箱(灰皿付)の傍ではOKのようだ。歩きたばこは見かけないな。
・なんと、電子タバコ・加熱式タバコは全面禁止と聞きました。加熱式は紙より体に悪いという事か?詳報求む。
7.マスクのルール(※4月以降ルール撤廃)
・街を歩く人は例外なく、マスクをしてました。マスク無しを全然見かけない。そういうルールなんですか?
・マスクは、使い捨て・ウレタン両方とも多かったです。使い捨ての色は白が多く、中国式青マスクもちらほら。
8.言葉
・喋りかけてくる言葉はすべて広東語です。こちらが外国人と分かると英語に切り替えてくれる。それに対して普通話で返すと、普通話に切り替えてくれる。ここらへんでパスポート見せると、あんた日本人なのに中国語(しかも普通話)しゃべるんかーい、って突っ込んでくれる。
・英語ができる人はそう多くないが、簡単な買物用語程度ならいける。普通語はたいていの人ができるみたい。タクシーの運転手のオッサンの普通語は怪しくて、地名程度しか聞き取れなさそう。老人は広東語オンリーと思った方が良い。
・結局、広東語は一言も聞き取れないし喋れないような外国人は、英語でI don't understand Cantoonと言うのが良いんでしょうか、そのあとはお互い不慣れな英会話になるけれど・・・それとも普通話で我听不懂广东话と答えるが良いんでしょうか、どちらの普通話も怪しいけれど・・・