ソムリエ☆メンバーズのブログ。 -5ページ目

ソムリエ第38弾★ヨコハマ・黄金町バザール

★★「かつての娼婦街にアートの花が咲く」 久々のソムリエ(シュール担当)★★

広報するつもりですっかり忘れてた!
ソムリエメンバーに覗いてほしい「ヨコハマ・黄金町バザール」。

みなさん、黄金町って知ってます?
古くは「毛皮のマリー」、最近では「濱マイク」の舞台。
1Fで「喫茶店」を装い、2Fで娼婦が客を取る、「違法売春宿」が乱立する昔の「青線」。
かつては男性が街を歩くと、女性の白い手が2Fの窓からおいでおいで
してたそうです。



いかにもな、テキトーな店名。メニューはビール1酒類だけ。
壁にびっしり張り付いたファンは、青線の特徴。


数年前、いっせいに警察の手が入り、今は青線の「廃墟」が残るのみ。
そんな町をなんとかしよう!と地元のおじさんやPTA、大学などが
街おこしにかかってます。

その一端として開催されている「黄金街バザール」。
街のあちこちにオシャレなスタジオやカフェができ、
独自のアートを展示してます。


こんなオシャレなスタジオが。たしか設計はみかんぐみ曽我部さん。
「上の写真?」のような街に向かって、縁側が開けている。
カフェではTICAとかあがた森魚とかの演奏がありまったりな雰囲気。


場所が場所だから面白い。
カフェでボサノバを聞いたと思ったら、
喫茶店からおじさんのカラオケがきこえる。
娼婦街のど真ん中でモチをつく若者。

も~、その風景がシュールで。
でも、街の再生に向かう前向きなエネルギーが嬉しかったりして。


ちなみにおススメ作品はこれ。
横トリのどの作品よりも、私はコレが好きでした。

アーティスト:北川貴好

元・娼婦宿を改装した作品。
暗い狭い空間におかれたベッド。シャワー室からは水の音が。
娼婦の霊がそこらじゅうにいるかのような、ものがなしい気配に
もっていかれます。「ねじ式」好きの榊さんは絶対好きだと思う。

側にはマスターが素敵な鉄板焼やさんも出店してます。
ぜひ!
イベント終わっても何かしらあるので、立ち寄ってみてください。

【詳細】
黄金町バザール公式HP(ライブ情報などもあり)
http://www.koganecho.net/JPN/index.html

ソムリエ第37弾★夢の木の下で(諸星大二郎)

日経平均株価1万円割れ。
ニホンの将来を憂い、
とありあえずのんちゅに倣って久々ソムリエります。


■「夢の木の下で」(諸星大二郎) 発売:1998年






●「諸星大二郎」スーパー駆け足解説(参考文献:ウィキ)
高校卒業後、3年間公務員を務めたのち、1970年『COM』でデビュー。
主に古史古伝に題材をとり、異形の存在によって日常の価値観や世界観を転倒させる作品が多数。
また日常の不安を形にした寓意的な作品も得意とする。
細めの線を複数重ねるタッチで、グロく薄ら寒いファンタジーを描かせれば右にでるものなし。
ちなみに、新世紀エヴァンゲリオンの巨大人型兵器は『影の街』に出てくる巨人がモチーフ。
(※BSNHK放送「マンガ夜話」で諸星大二郎の回のとき、
岡田斗司夫がエヴァの「原型はこれだ」と示唆しているらしい)

●で、本題。「夢の木の下で」とは

寡黙な旅行者が、さまざまな不可思議な自然や奇妙な習俗をもった
人々の住む街や星をめぐるという連作短編。
ガラクタばかり集め、実用品や実際的なものを軽蔑する街。
「カオカオ様」という、神とも魔人ともつかぬ異形の巨人。
人と夢を交換しながら生きる「モボク」と呼ばれる不可思議な植物。
いずれも幻想的で異界的、少々ユーモアとアイロニィを漂わせた奇妙な話。
不条理で、ひどく残酷で、そこはかとなく温かい。
「諸星ワールド」全開で御座います。


【オススメ度】
★★★★★(星5つMAX)
これも本屋に駆けつけることをお勧めしますね、わたしは。
誰かに貸してるんだよねコレ。さかもっちゃんだっけ?
ていうか、わたし私物の漫画を袋に詰め込んでG7の机の下入れっぱなしだわ。

ソムリエ第36弾★『コードギアス』と『ダークナイト』

おひさしぶりです、みなさん。
のりだよ?

気分がのって、久しぶりにソムリエしたい気分なんです。
なんで、見てやってください。
というか、耳を傾けてやってください。腐女子のたわごとに。
2つほど、2008年で感動した作品を、あげさせていただきます。


【アニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』】


オタクたちを騒がせた、ロボットアニメですね。


半端無い構成力、ストーリー性、キャラクター力、演出力などで、
魅了させられっぱなしの作品が、ついに先週最終回を迎えました。
「デスノート」「新世紀エヴァンゲリオン」がちょっとでも
心に引っかかる方なら、約束します、確実に、
それより圧倒的に面白いと。
すんごい際どいキャラクターの絵柄(う~~ん、萌え要素?)と、
とにかくセンスの悪い衣装やロボットを除けば、
純粋に神アニメに認定します。
ハイ、おすすめです。

ストーリー:
皇暦2010年8月10日、世界唯一の超大国神聖ブリタニア帝国は
日本と地下資源サクラダイトを巡って対立し宣戦布告、日本に侵攻した。
日本は占領され、ブリタニアによって「エリア11」と呼称される。
日本人は「イレヴン」と蔑まれ、自由を奪われブリタニアの総督により支配された。

それから7年後、ブリタニアに恨みを持つ少年、
主人公ルルーシュ・ランペルージは謎の少女C.C.(シーツー)から、
他人に自分の命令を強制出来る、絶対遵守の力「ギアス」を与えられることになる。
ルルーシュは仮面で素顔を隠し、日本の独立のため、ブリタニアに戦いを挑む。


…とまぁ、キャラクター設定が秀逸。
現在、シーズン2期まで出ています。
時間はかかりますが、すべて通してみても後悔の無い作品。






【映画『ダークナイト』】



2008年、話題のハリウッド映画の中で圧倒的に輝いていた作品だと思うのが
バットマンの最新作である映画『ダークナイト』。
いやぁ、なんたってかんたって映画の見どころは、
悪役ジョーカー(ヒース・レジャー)の思い切った演技の数々。
狂気染みた台詞、薄気味悪い歩き方、
その台詞の一つひとうに魅了されます。

役を演じているヒース・レジャーは、男前で有名だったんですよ。


(ブロークバックマウンテンというホモ映画で有名)


それが、この撮影後に28歳という若さで夭折。
そういった意味でも、忘れられない作品です。

作品自体の、演出、金のかけかた、ストーリーも
すべて文句なし。もし見た方がいれば、ぜひ語りたいところです。

そんなこんなで、日に日に秋めいた陽気になってきたし、
DVD鑑賞に時間を費やそうぜ!!

みんなの意見・レコメンドも待ってるZ!