3歳前から英語の取組みを続けてきて
この時点で発話がある場合の
バイリンガル育児について
数回に分けて書いてきました。
アルファベットの音(phonics)を意識し始める
母語とのバランスを調整する
今日は
アルファベットの音(phonics)を意識し始める
について考えてみたいと思います。
「意識し始める」としたのは、
あくまでもフォニックスに入る前準備であって、
フォニックスを本格的に始める時期
という訳でもないから。
では、この時点で発話がなかった場合、
前準備を始めてはいけないのでしょうか?
もちろん、そんなことはないと思います。
でも、
発話は一つの目安になります。
どうしてかというと、
後々、フォニックスを進めるにしてもそうでないにしても、
語彙力は必要だから。
ある程度の語彙力がついていると、
いったん、
フォニックス読みが定着してしまえば、
文脈や絵からも推測して
どんどん読み進めることができます。
この推測力が
文章を理解するのにも重要になってきます。
娘が自分の力で英語を読み始めて
2ヶ月ほど経った頃でしょうか。
Dr. Seussの"Hop on Pop"を
読んでいた時、
BALL
WALL
Up on a wall.
"wall(壁)"という単語は、
フォニックス読みではまだ読めなかった単語ですが、
本の中の絵と、
最初の音(beginning sounds)から推測して
"wall"と読んでいます。
語彙力がある程度ついていれば、
こういった推測読みもしやすい。
だから この時期に
まだ発話がないのであれば
一生懸命 フォニックスを教えるよりも
"wall"といったような基礎単語を
体で理解し、言えることの方が大切だと思うのです。
なので、もし低年齢で
フォニックスを取り入れるのであれば、
インプット
ある程度の語彙力
アルファベットの音を意識し始める
フォニックス
という流れがスムースなのかなと考えます。
もちろん、発話がなくても語彙が身に付いているケースもあるかもしれません。
「3歳」のカテゴリーで
フォニックスの前準備について書いていますが、
決して
「○歳から始めるといい」ということではなく、
基礎語彙力を目安に
考えるといいのかなと思います。
(無理に読みを始めなくても
就学くらいまで待っても全く遅くはありません)
じゃあ、実際に
「アルファベットの音を意識し始める」ってどういうこと?
フォニックスを
教えるほどじゃないけれど
日常の中で
アルファベットの音に親しむ・・・
・・そんな風に
気楽に考えるくらいでいいのかなと思います。
では、実際 どんなことから始めればいいのか?
長くなってしまったので
「フォニックス」のカテゴリーで
別記事に整理して書いてみたいと思います。