tribute to REBECCA DREAM DISCOVERY

広末涼子、全日本女子プロバンド、猫沢エミ、ジャングル・スマイル、辛島美登里、久宝留理子、SHINO-娘、チェキッ娘、佐々木ゆう子、高橋洋子、パティーズ・オブライアン、沢田知可子/ワーナーミュージック
CD屋で見つけて、びっくりして買ってしまった。それにしてもこの選抜メンバーがホントにバラバラ。広末涼子主演ドラマ「リップスティック」の主題歌が『フレンズ』で、その企画版ぽい。ボーカル寺田恵子&ギターのSHOYAコンビ『Love Passion』とかむちゃくちゃかっこいい。ジャングルスマイルが珍しく文字通りのジャングルのリズムを使っててイイ仕事してる。レベッカの楽曲が良いのはあたりまえだけど、一曲ごとに原曲と離れたアレンジでおもしろい。→
Barcelona

FREDDIE MERCURY&MONTSERRAT CABALLE/POLYDOR
別に持っているCDに収録されてる曲もあるが、フレディ・マーキュリー&モンセラート・カバリエによる1枚のCDとしてどうしても所有したいと探していた名盤。解説もA面4曲、B面4曲のレコード仕様そのまま。すでに廃盤。クイーンのボーカルをさらに突き詰めたクラシック大作。『ラ・ジャポネーゼ』では日本語を交えた歌詞で日本の情景を唄い、『バルセロナ』では神々しい太陽と大地の巨大な波紋すら感じる。燃焼する命の歌声とはこのことだ。「I LOVE YOU」とそのまま唄うだけで、こんなにも胸に響かせる人がいたなんて!歌声のスケール、表現が深く豊か。スタジアムに似合う。→
ZUNTATA LIVE

G.S.M TAITO/サイトロン
幕間にあった演劇のセリフも入ってる。当時はただ演奏するだけのサウンド部発表会から抜け出そうと試行錯誤していた。ライブ自体は『忍者ウォリアーズ』生三味線パート熱狂の証明!全体的には、この時代のモト曲を聴きまくってプレイしてた人の為のメモリアル盤といったところ。高校時代は雑誌「Beep」「ゲーメスト」付録の楽譜で「忍者ウォリアーズ」や「ダライアス」の楽譜打ち込みしてた。やがて7、8年が過ぎ。雑誌「GAMEST」が休刊した時は、毎号掲載するSEGAの広告デザインを担当してて、ある日電話が通じなくなったので、先輩デザイナーと一緒に神田の編集部へ行ってみたら事務所フロアが閉鎖されていて、それっきりだった。→
夜行虫

伊藤真利子/independent*
包丁一本さらしに巻いて路上ライブも板場の修行。ピアノ一台弾き語り。こういうの普遍的だから、聴く側の心理状態でグイグイ引き込まれる瞬間がある。みごとにやられた。なにげなく唄いだして激情が走ってゆく『白い馬のように』。「私はいったい何やってんだろ」って自問自答してた夜に力をくれました。街灯の下、誰かの心に明かりを灯したいって、優しい気持ちで思えた。星の夜の空気漂う歌もの。ジャケットイラスト Shimotashiro Yuca。デザインフェスタで机にキーボード出してタラリラやっていた、いとまり本人からゲット。ナンバーは1000分のいくつだったか。1000枚売れたらライブへ招待企画、ずっと待ってます。→
キンポウゲの日々

maybelle/coa records
coa recordsって、雑誌『Coa』のレーベルでしょ。収録曲数と同数のタイトルジャケット入りで、一曲ごとのイメージカードがステキ!まるで精一杯のような誠実なみずみずしい歌声。ブドウだなに鈴なりの切なさがさがっている。イイ色の実になるまで袋をかけて大切にそだてたブドウ。そんな、内側のフレッシュさが詰まりぃーのボーカル。女性2人ユニットだけどアレンジはホーンが入ったりバンドとしてけっこう練られていて外側へのキラキラ感もあり。世界には可能性がいっぱいで、大好きだったことを思い出させてくれる。品がある。言えなかったことをやっとさけぶ時、キズついたってしなやか。いつまでだってちゃんと聴きたい。→
さよならアンダーグラウンド

東京マリー/東京マリーの宇宙総マルチメディア化計画
スチールパンかトイピアノか高いノック音が白昼夢を誘う。部屋の中っぽい印象で全曲行くかと思いきや街の中、その街を見下ろす場所まで引っぱってくれる。ラフっぽいが、ていねいなPOP。ディレイやコーラスなどでラフな線を何度もなぞるかの様な男性ボーカルは、あ、私の大好きなスパイラルライフかも。誤解を恐れずにプッチスパイラルライフ。歌詞に出てくるケド、中央線系なんですか?ジャケットアートは「エロマニア」Webのチビタ画伯によるイラスト。正直、チビタさんの作品が手元に欲しくて探し当てたCD。作品提供をチェックし、音を聞いたこと無い東京マリーの文字だけを頼りに御茶ノ水のディスクユニオンでゲット。→
Rose & Blood
Indies of X/TOWA FIELD
2001年に世に放たれた未発表曲集というか、荒削りのデモっぽい音源。その荒さがX-JAPANでなく前身エックス時代を物語っている。5000枚しか生産されず、しかも流通のどこかで買い占められているというX神話の1枚。偶然に導かれ秋葉原線路下CDショップ「エックス」で定価で買えたけど、先に名盤屋で発見してたらプレミア価格で買ってたかも。Hide、Toshi、Taijiの表記。ヨシキがインタビューで言ってた『Art of life』の仮組みとは、MIDIデータをDTM音源で鳴らしている様なこのバージョンか。『Desperate Angel』も歌詞がまだ付いていないのか、ラララで唄われている。→
破滅に向かって 1992.1.7 TOKYO DOME LIVE

X/KI/OON SONY MUSIC
ウチの家でチャイコフスキーの『白鳥の湖』のピアノが流れたらそれは、エックス東京ドーム3DaysのYOSHIKIソロに決まってます。JAPANのつく前PSYCHEDELIC VIOLENCE CRIME OF VISUAL SHOCK エーックス!の頃の全てが詰まっているライブ二枚組。エックスの評価として、演奏や楽曲などとやかく賛否あるわけだが、私は彼らバンドとの感情の共有の純粋さだったと思う。MCとメンバー紹介と歓声と全部入り交じった10分近い『X』の演奏の最後、最高潮に高まったテンションで、TOSHIが客席に発した言葉は「お前たちが、エックスだ!」だった。つまり、そういうことなんだと思う。→
Art of life - LIVE
X JAPAN/POLYDOR
もう一つの『Art of life』。一曲30分、第三楽章からなるロッカクラシックの大作をまさかライブでやるとは思わなかった。それをやるのがエックスなんだけど。イントロ~唄い初めの歓声が、「え、やるのか、この曲を!」という驚愕と感動。スタジオできっちりつめたサウンドよりも、ギターの攻撃性が増し、あのピアノソロに歓声。あの日の東京ドームで大曲が本当に生演奏された事の証明。何年か後に、台湾のコピーバンドが同じくこの曲をライブ会場で演奏している動画を見て、好き過ぎて上手くなったのだなと感心した。怪物バンドのエックスは名曲をつくり、世界中の至るところで、影響を受けたギタリストやドラマーをも産み出していった。
Skyjin

zilch/Cutting Edg
日本語をしゃべる外人の赤ちゃんボイスで幕開き。ジルチ残留メンバーがzilchらしさを突き詰めた超合金怪獣ロックかな。重いビートに高速なラップはもちろん全英語。ジルチってこんな感じだったかな。怖いダークな世界観のロックはかっこいいけど、5曲以上過ぎるとみんな同じに聴こえるな~。なんて思ってたら、急に日本語で「精霊があらわれた」え?セリフ!「煙りよ煙り~」唄うのか!と、オリエンタル女性ボーカルが登場する。この予測不能の過剰なアイディア、赤い髪のあの人も「急にコレかよ」っていう変な録音をよく突っ込んでたよなぁと、ニヤリとさせられる。セル重ねの透明ジャケデザインとか、遊びのアイディアは主義を貫いている。→