晩酌の流儀3 オフィシャルブック【電子書籍】[ 東京ニュース通信社 ]
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二胡獨奏精選/GAR RECORD
China Folk Instrurnental Music Collection。中国胡弓、二胡でポップスとか歌謡曲とか弾いてる場合じゃ無いんですよ。二胡を手にしたのは『賽馬』で受けた大陸の風であり、目指す地平は『二泉映月』。輸入格安CDで演奏家の名前もわからないこの二胡の音色が、即席ヒーリングCDをバンバンリリースするメイクマネースター以上の大陸の風を大スクリーンで展開する。無名CDだからこそ持てる田舎演奏のイメージ。装飾しないからこそ美しい古典の曲を、抜群のテクニックで譜面通りに再現している。だからこそ、速弾きパートの理解の為に再生スピードを2分の1にして、数字譜を目で追う勉強にも使える。→
松浦雅也/CBS SONY
古い洋館が舞台のホラー映画『スウィートホーム』。母の怨念・愛情というテーマだけあって、恐怖心をあおる脅かし曲と情愛あふれる曲が弦楽器中心に構成される。NOKKO、古館伊知郎、伊丹十三らキャストが快演で、こんなホラーは今まで無かった。霊に狙われながらも、TVクルーだからカメラに収めようと逃げない。『ホームスウィートホーム』は怖いイントロから天上界のハープへ。コーラスも美しく天国への扉となる。PSY・Sの解散時点で、名曲「チャイルド」が収録されているアルバムはこれしか無かった。空の隙間から誰か見てるよ、この一曲の為に購入した人も多いのでは。そういえば、アニメ『To-y』も音楽松浦雅也でNOKKO出演だった。→

筋肉少女帯/ナゴムカンパニー
1stから笑う『孤島の鬼』、2nd『マタンゴ』、『いくじなし』、3rd『最後の遠足』等々、メージャーデビュー後に、これ以上ない超絶アレンジになった曲は、こんな風にバンドで始まったんだなーと分かるインディーズ盤。音圧が薄いが、エディのピアノはもちろん、『ララミー』、『釈迦』では女声オペラコーラスが入り、全力でプログレッシブに構築する世界観はやはり筋少ワールド。ブックレットにはナゴムレコード発のアナログレコード時代の秘蔵資料も掲載。『外道節』と『猿の左手象牙の塔』のスタジオ録音が聴けるのはこのアルバムだけ?発売当時、大型CD店では全然見かけなくて、新宿紀伊國屋書店2Fの決して広くはないCD売り場にあった。→

デカパンチョ/珠式会社トレパンジム
タマ式会社ってな~に?!「目指せ株式会社」らしい。ジャケット裏アーティスト写真は黒い功夫着のメンバー四人。表のジャケットはカモノハシ?みたいな動物イラスト。コーラスも器用にこなすガールズバンド。わかりやすい歌のミディアムナンバーが7曲。カンフー・ミュージックというタイトルで買ってしまったのだけど「アチョー!ホチョー!」と叫ぶような曲が全く入っていなかったのは残念。肩透かしこの上なし。タイトルを見たときには、ジャンルとしてのカンフー・ミュージックまで妄想がもくもくと盛り上がっていたのに。音楽にカンフー要素さえ入っていれば、もう少しキャッチに入っていけたが。これはB級カンフー詐欺だ!どうしてくれる。→



Satori、Psychopod、Deflo、Psyko Disko、Blue Planet Corporation、X-Dream、Etnica、Om-Puter、他/eastwest records
テクノのジャンル分け成分から最適なアートワークをデザイナーが見つけ出した頃、フライヤーにも沢山の人の記憶に残る名作が誕生する。『レインボー2000』周辺の初期トランス。21世紀のサイバー・トランスなどサイケデリック・トランスの派生に過ぎない。残像を残しながら蛍光色に空中を暴れるシンセベース。SONYテクノ以外の方がカッコイイ気がして渋谷のレコ屋を掘っていてMATSURI PRODUCTIONSのグラフィックにやられた。1999年。→