うれしくって抱きあうよ

YUKI/ERJ
荻窪ルミネの屋上でデザイン事務所の元同僚夕子と再会。傍らには小さな女の子。あれか!夕子のおなかがスイカの様に大きくなって、朝出社して「ダルい」って、半個室のパーティションの向こうで寝息をたてて、夕方5時にムクリと起きて、ちょっとだけ働いて帰ってた、あの時のおなかの娘か!君のママは、すごく仕事をサボってて、それでもフルタイムの給料もらっていたんだから、言ってみれば少女よ、君は俺が働いて買ったオムツをはいて育った娘だ。って、一瞬の走馬灯が頭によぎって、夕子の娘とハグして『うれしくって抱きあうよ』。出社して堂々とサボるな!って日々が、こんな嬉しい出会いになったよ。夕子は最高にムカつく永遠の『ミス・イエスタデイ』なんだ。→
JOAO VOZ E VIOLAO

Joao Gilberto/Polygram Records
FMから流れる全ての曲に、ホニャらかさ~ん♪という歌詞を当てて唄う朝子。半個室状態の私のパーティションに貼ってあるポスターを見ながら「これ、ジョアン・ジルベルトですよね。彼の娘が今度来日してライブできる所を探してるんですけど無いですかね?」って「お前、何者?」。ジョアンは、アントニオ・カルロス・ジョビンとともにボサノヴァを作った人、伝説だぞ。でも、毎日夕方5時に「遅い御飯は太るから」って同僚たちとカップ春雨にお湯を入れ待つ間、4人で『イパネマの娘』をホッニャらか~♪ってハミングしてるのを聴いてるうち、朝子はホニャらかさんっていう音楽の新ジャンルを作りだした伝説の人かも。→
葬ラ謳

MUCC/DANGER CRUE
ジャケットイラスト伊藤潤二、イェー!ただ怖いだけならともかく、怖いもの見たさの内角高めにバンバン放り込んでくるからまがまがしてるよ。「うずまき」くらいなら読めたけど、油がニュルニュルみたいなグロ恐怖は本に触れなかったもの。家に置けないから借りてだけど。ムックの『およげ!たいやきくん』カバー、なんで演ったのか知らないけど、桃色珊瑚というワードのもつヴィジュアル感。目玉もくるくる回っちゃ~う~♪の伊藤潤二感。原曲からマイナー調であった『およげ!たいやきくん』の顛末、焼かれる鉄板から逃げたけど、釣られて、結局食べられちゃう絶望物語を「んんなー、どぇぇー」という過剰なV系歌唱でこれでもかと叩きつけてくる。→
奇蹟のニューヨーク・ライヴ/ブラームス:交響曲1番

小澤征爾、サイトウ・キネン・オーケストラ/ユニバーサルミュージッククラシック
桐光学園時代に指揮法を師事したのが齋藤秀雄先生。青年時代の名も無き小澤がバイク1台で世界を旅して、海外の指揮コンクールで華々しい成果を上げたことは「サイトウ・メゾットでタクトを振れたことで世界的に優位な立場に立てた」と証言している。また、サイトウ・メゾットが指揮者の基礎の動きについて完璧な理論であることを証明したのは、小澤の実績によるという相互の輝き。そのサイトウの名を冠したオケが「奇蹟のニューヨーク・ライヴ」で、渾身のブラームス。岩城宏之も黛敏郎も亡くなってしまいましたけど、小澤征爾が大病からの復活で名演をするのですから、生きた同時代を味あわなくては。→
途中経過
ちょっと前のエレピ選定の巻で、表参道のKAWAIに知り合い店員さんが出来たので、予定なしの原宿ぶらぶらのついでに、KAWAIに寄って、ずうずうしくもガラス部屋の中のあれを触らせてもらいました。
「ヨハネス チャーチオルガン」
johanneus organs" studio II (1分14秒くらいのボタン操作からおすすめ)
いわゆるオルガン、パイプオルガンの究極シミュレーターシンセサイザーっていうか、もう、コクピット。建造物ともいえるパイプオルガンで演奏するための、全部が電子楽器として備わっている。
贔屓の店員さんに、スイッチ入れてもらっても、ちょっと恐れ多くて。イスに座らず友人と、イモちゃん郁恵さんイモちゃん郁恵さん状態で、指だけちょっとタッチしてたんだけど。そこは店員さん「足鍵盤も弾いてくださいよ」と。「じゃぁ、記念撮影!」と、座って足鍵盤ドゥー、ドゥー、手鍵盤ファァー!うわ、気持ちいい。
パイプオルガンの本物は、池袋芸術劇場でフォーレのレクイエムと、サントリーホールでバッハの小品を聴いてて、鍵盤奏者の横にパイプオルガンの楽器部分を制御する人がいて「ふたりでやってんだなぁ」と見た覚えが。
かわるがわるひとしきり写メを撮って。気が済んで終了したけど、あとにむずむずと残るなんにも弾けねぇ感。怖いね、ボタンたくさんあるのに、どこ押してもリズムがならないものね。
「これ、どこに売れるんですか?カソリック系の学校とかでも、あまりないでしょ」って聞いたら「多いのは結婚式場ですよ。その時は、上に取り付けるパイプの飾りも売れるんです」もちろん楽器のボディも鳴るため、ユニットで装着するパイプの塔も楽器として振動して損なわない部品でつくられているそうな。
そうそう、なんで原宿なんかぶらぶらしていたかというと、南新宿にエレクトロ専門のレコ屋が出来てて、そこへ初めて行ったら店長が、かなり前に東京のテクノシーン界隈ですれ違ってた人で、その頃よくネットではかねがね。生活の人とは毎日会ってもスレ違いもしないのに、人生の人は何年か経ってもまた目の前に対峙するんだなぁ。本名もメールも知らないのに。レコ屋にて繰り広げられた試聴対談3時間の模様は次回!つづけば。
6月のブログは、先月Amazonから「コンパクト仏壇・マンション用」などを購入してくださったあなたの提供でお送りしました。Amazonで仏壇売ってるのを初めて知りました!!



適当にBGM貼っておきます。
Klaus Schulze Live
CASIO XW-G1
人間はもう終わりだ!
「ヨハネス チャーチオルガン」
johanneus organs" studio II (1分14秒くらいのボタン操作からおすすめ)
いわゆるオルガン、パイプオルガンの究極シミュレーターシンセサイザーっていうか、もう、コクピット。建造物ともいえるパイプオルガンで演奏するための、全部が電子楽器として備わっている。
贔屓の店員さんに、スイッチ入れてもらっても、ちょっと恐れ多くて。イスに座らず友人と、イモちゃん郁恵さんイモちゃん郁恵さん状態で、指だけちょっとタッチしてたんだけど。そこは店員さん「足鍵盤も弾いてくださいよ」と。「じゃぁ、記念撮影!」と、座って足鍵盤ドゥー、ドゥー、手鍵盤ファァー!うわ、気持ちいい。
パイプオルガンの本物は、池袋芸術劇場でフォーレのレクイエムと、サントリーホールでバッハの小品を聴いてて、鍵盤奏者の横にパイプオルガンの楽器部分を制御する人がいて「ふたりでやってんだなぁ」と見た覚えが。
かわるがわるひとしきり写メを撮って。気が済んで終了したけど、あとにむずむずと残るなんにも弾けねぇ感。怖いね、ボタンたくさんあるのに、どこ押してもリズムがならないものね。
「これ、どこに売れるんですか?カソリック系の学校とかでも、あまりないでしょ」って聞いたら「多いのは結婚式場ですよ。その時は、上に取り付けるパイプの飾りも売れるんです」もちろん楽器のボディも鳴るため、ユニットで装着するパイプの塔も楽器として振動して損なわない部品でつくられているそうな。
そうそう、なんで原宿なんかぶらぶらしていたかというと、南新宿にエレクトロ専門のレコ屋が出来てて、そこへ初めて行ったら店長が、かなり前に東京のテクノシーン界隈ですれ違ってた人で、その頃よくネットではかねがね。生活の人とは毎日会ってもスレ違いもしないのに、人生の人は何年か経ってもまた目の前に対峙するんだなぁ。本名もメールも知らないのに。レコ屋にて繰り広げられた試聴対談3時間の模様は次回!つづけば。
6月のブログは、先月Amazonから「コンパクト仏壇・マンション用」などを購入してくださったあなたの提供でお送りしました。Amazonで仏壇売ってるのを初めて知りました!!



適当にBGM貼っておきます。
Klaus Schulze Live
CASIO XW-G1
人間はもう終わりだ!
アメリカ大好き!

KOJI 1200/フォーライフ
肉とコーラが大好き!毎日食べて破滅したい。人類史上最高にデカダンスな食い合わせ「肉とコーラ」を世界標準にした国、アメリカ大好き!酔っ払って深夜に「名前の数字は今までに殺した人数」とか言って、U2やV6でキャッキャ騒ぎながら事件の顛末を語り、もうモンゴル800が怖くて仕方ないところへKOJI 1200。偽りの大義により行われたイラク制圧で絶叫と共にトリガーを引く今田耕司マジやべぇーと、なに妄想してんだか。1996年はバブルの残り香でリアルに『ナウロマンティック』だった。シンセベースから始まる痺れるビートキープにオフトーンなギャグ歌詞。芸人企画物CD史に残るテイ・トウワの80’sユーロポップ玄人仕事。→
RADWIMPS4 〜おかずのごはん〜

RADWIMPS/EMIミュージック・ジャパン
ただの手拍子から始まる「いいんですか?こんなに人をスキになっていいんですか?」ロックになって夏レゲエになってラップになってサビで歌い上げ、このミクスチャーにして、過剰にしない薄味スキル。ラッドウィンプスの引き算が好感過ぎる。時代はナウ、味 on 味。クリームシチューにエビフライ入れると美味しい!とか当たり前だろ。なぜ今までカツカレーがありで、エビフライシチューがなしだったのか?そこには清貧があり、美学があった。地鶏を食べに行った店で、食べ物屋ノイズな海外シャンプー臭放つ女が「婚活」言いながら草食系をディスってたけど、肉食男子だって肉は食うけど食品サンプルの石油製品は食べないと思った。→
Unlimited Breaker

ARTEMA/garimpeiro records
コアメタルにダンスエレクトロの掛けあわせってすごいな。日本語聴き取れる方のボーカルはクセがなく曲の意味合い担当。タテ型ビートに雄叫びを上げるデス声ボーカルは雰囲気担当でカッコイイ。まー、今やハードコア系のライブといえば、シャンプーの香りですわ。「フケをおさえるジンクピリチオン配合」という今では聞かなくなったあのCM。ジンクピリチオンには確かにフケをおさえる力はあるけど、副作用でハゲるっていう研究結果が出た。その後、テレビCMで表立って言わなくなったけど、フケ予防の商品には相変わらず入っている。フケを避けてハゲを取るのか。信じるも信じないも貴方次第、都市伝説くらいに捉えてください。→
NEXTREME

Fear,and Loathing in Las Vegas/VAP
ダンスのビートにデス声ロックとシンセ音とか、これでライブ盛り上がんなかったらウソだろってくらい。近頃、おしゃれっぽラウドロックが多くなり、デス声を聴くと汗でなくシャンプーの香りが頭をよぎる。狂った様にアタマ振るバンギャたち。香り長持ちの耳寄り情報としては、帝王切開を担当してる産婦人科医が「髪で留まらず頭皮から侵食する。お腹を切って、羊水から強いシャンプーの臭がする人がいて。出産を終えた後、休憩時に助産婦たちがシャンプーの銘柄を当ててる。強いのは止めときな」とか言ってた。ホントかねぇ?信じるも信じないも都市伝説の認識。デス声とシャンプーの香りは破滅のリンクケージ。→
猫のテブクロ

筋肉少女帯/トイズファクトリー
ピアノが抜けちゃった!と思ったらメタルギターが加入してきて過渡期の1枚。インディーズの頃から演ってる曲を黒猫をテーマに組曲化したり。初CMタイアップ『日本印度化計画』など、その後の中央線文化人活動を決定づける新曲も発表され、パノラマ島ツアーの武道館ではほとんどの曲が演奏された。『最期の遠足』の曲の途中でニュース速報が入り詞の中の遭難事件を告げるのは、寸劇から曲を始めるインディーズライブの名残りであろう。又、アングラ劇団総動員で芝居仕立てにした『これでいいのだ』等は、YMOも小芝居入りアルバム「増殖」で行った何でもありを踏襲していると考えられる。筋少は1stのジャケで増殖オマージュをしているのだから。→