朝晩は冷え込みますが、私の住んでいる千葉ではモクレンや桜も咲き始めてきました。
家庭やオフィスでも、気温が上がってくるとヒーターやエアコンの暖房も使わなくなってくるのでしょう。
とはいえしばらく暖房器具に慣れて使い続けていると、温度設定が真冬と同じままになっている事もありますから、今一度設定温度を確認、調整しておきましょう。
エアコンの温度設定を1℃変えるだけでも、電力消費量が約10%変わってくるのです。
一世帯で年間数千円の省エネなんか・・・とはいえ日本全体で約4,000万世帯もあるのですから、例えば年間2,000円電気料金を節約すれば、800億円もの削減となるのです。
電気料金が減ってしまうと、主な収入が電気料金の電力会社にしてみれば死活問題なのかもしれませんけど、原発事故やその後の事故処理・補償問題で速やかに税金投入される事でおわかりのように、国策企業である大手電力会社は、もし需要が減って経営危機が生じれば、電気料金の値上げや税金での補填で経営維持しようとしますから。
一般消費者は、出来る限り無駄な電気を使わずに済むよう、電気使用量を抑える事位しか出来ませんから。
残念ながら、再生可能エネルギー比率が世界的に見ても圧倒的に少ない日本では、発電するための化石燃料が総発電の8割を占め、そのほとんどを輸入に頼っている以上、電気使用量を減らせば輸入資源量も減らせるのです。
エネルギーミックスなどと言ってないで、どんどん再生可能エネルギーの導入に国全体がシフトしないと、携帯電話のガラパゴス化のように、気が付くと主要産業が斜陽産業になり、世界から取り残されてしまいますよ!
ちなみに、政府が日本は世界に先駆けて”水素社会を目指す”なんて言ってますが、現状の日本の水素製造って、石油ガスから分離する方法かコスト面で優れているから採用されていて、水から製造するには大量の電力が必要でコスト面において実用的ではありません。
水から安価に製造する方法を早く普及させないと、ただ燃やさないだけで、化石燃料依存からは脱却できないのです。
本気で水素を未来の燃料にするには、太陽光・地熱・風力・水力といった再生可能エネルギーを利用して、貯蔵や移動が可能な水素を製造する「R水素」にしないと、日本の現状は変わらず化石燃料の動向に左右されかねません。
(R水素ネットワークのWEBサイトを参照)
http://rh2.org/
事故災害リスクがあまりにも大きく予想ができない原子力発電所は、事故が起きないことが前提という発電コストですから、政府が口先で安全だと言ってもどうにも信頼はできないでしょう。
世界各国の対応をみても、再生可能エネルギーは普及したことで製造コストがどんどん下がってきているので、もはや原子力発電は安価なエネルギー源とは呼ばれていません。
SDGs(GOAL11)で”住み続けられるまちづくりを”と掲げていますが、今後大幅な人口増加が起きると言われているアフリカ・アジア諸国も、インフラ整備と産業成長により大量のエネルギーが必要となるのは必須です。
経済成長を享受してきた先進国と云われている私たちの国から、率先して少しずつでもエネルギー問題を解決しないとね。
(参考資料)
経済産業省・資源エネルギー庁”上手な省エネの方法”参照
www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/howto/