漫才やコント、新喜劇などを通じてお笑い芸人と呼ばれる人が多数所属、メディアや劇場、新人育成の養成所までを擁する吉本興業。
今では、スポーツや文化人なども所属してマネジメントをしています。
そんな吉本興業が、国連広報センターとの連携で、笑いによるSDGsの推進を始めました。http://www.unic.or.jp/files/Japan_SDG_Comedians_Ja.pdf
そのまま日本語に訳すと
“持続可能な開発のための2030アジェンダ”とか“持続可能な開発目標”
と、文字を見る限りではかなり堅苦しい感じの表現は、どこか他人事のように国や行政が政治の場で掲げるようなイメージに思われがちです。
その内容を見てみると、2030年までに193の国連加盟国が全会一致で採択をした世界共通ルールに於いての“誰も置き去りにしない”誓約なのです。
この世界共通の17の目標(GOAL)と169の具体的な対策(ターゲット)を掲げて達成しようとしている内容を見ると、人が生きていくために必要な事が、地域や国によっては当たり前ではない事実を2030年までに変革しようという思いが詰まっています。
そんなことを真剣に語ったとしても、なかなか自分たちの問題とは感じる人は少なく、そもそもSDGsを知っている人が2018年初頭で日本では20%台という低い周知度では興味も持たれず理解されにくいのですが、それを笑いでコントや漫才を通じて表現すると、少なくとも聞いてくれるのですから、広く周知する為にもお笑いの力は必要ですね。
学校の授業も漫才風にやってくれたら、私も勉強が好きになっていたかも・・・
例えば水の問題を取り上げると、水以外にも大きな影響がある事が伺い知れます。
日本では、家庭だけでなく駅や学校・公園などでも、水道の蛇口を開ければ飲み水として使えるきれいで安全な水が出てきますから、水のありがたさを感じる機会が少ないのでしょう。
ところが世界では2017年7月にユニセフ(国連児童基金)とWHO(世界保健機関)作成した報告書によると、21億人(世界人口の30%)が安心な水を自宅で入手できず、45億人(世界人口の60%)が安全に管理されたトイレを使用できないというとの事です。
水道もなければ下水施設もありませんから、排せつ物はその辺りの草むらや川、または穴を掘ったところで用を足します。
手洗いもできませんから衛生面の心配はあります。
多くの貧困地域では靴を履いていませんから、足をケガした場合には、その傷口から大腸菌や破傷風などが侵入して感染症などを引き起こす可能性があります。
水がないと手洗いの習慣もありませんし、せっけんも使いません。
雑菌で手や体が汚れた状態で授乳したり、衛生的ではない水を汲んできて飲み水や料理に使ったりする事から下痢や脱水症などを発症、これが乳幼児の死亡率が高い原因にもなっているのです。
井戸や水を汲める場所が近くにない干ばつ地域では、歩いて片道何時間もかけてバケツや瓶を抱えて何度も往復するのですが、その役目は女性や子どもたちで、貧困地域では
靴も履いていません。
ちょっとした足の傷から破傷風などの感染症に罹ったりする可能性もありますが医療機関は近くにありません。
ましてや医療費を支払うお金もないのです。
子どもたちは水汲みや労働に駆り出されますから、学校にも行けません。
SDGsのGOAL6「安全な水とトイレを世界中に」を解決すると、
GOAL3「すべての人に健康と福祉を」GOAL4「質の高い教育をみんなに」も解決する可能性があるのです。
世界で起きている問題を解決しようとするには、様々に関わりあっている原因や影響も考慮した行動が必要なのです。
お笑いの次は音楽?演劇?アート?他に何がありますかね・・・・・・