いきなりですが、質問です。寒い季節の睡眠の様子、こんな状態ではありませんか?
□布団に入る時は暖かくスグに寝つけるけど
朝起きた時になぜか掛ふとんや毛布が体に掛かっていない
□布団に入る時は暖かくスグに寝つけるけど
夜中に寒くて目が覚めた時なぜか掛ふとんや毛布が体に掛かっていない
そしてもう一度寝るのには時間が掛かる
□布団に入る時は暖かくスグに寝つけるけど
朝起きた時に寒くて体がブルブル震えている
どうでしょうか?
まず、この質問の変な部分、つまり「睡眠で起きる異変」は分かりますよね。
寒い季節なので暖かく眠りたい。だから厚手の掛ふとんや毛布、冬用のモコモコの敷パッドを使っていて、寝る時は暖かさを感じてスグに寝つけている。
けれど、なぜか起きた時に掛ふとんや毛布が体に掛かっていない、蹴飛ばしている、ズレている、掛かっているけど朝になると暖かくない…。
これって変だと思いませんか?
この異変、使っている寝具の汗吸いの悪さが原因で発生していると思ってほぼ間違いありません。
気持ち良い眠り、つまり質の良い睡眠をとる為には寝床内環境と呼ばれる布団の中の状態を「温度33℃(±1℃)」「湿度50%(±5%)」に『保つ』必要があります。
この寝床内環境の話をすると、どうしても温度と湿度の"数値"に注目してしまいます。当然です。それも重要な事なので。
ただ『保つ』という観点も同じ位重要なのです。
睡眠は一般的に6~9時間、長時間に及ぶものだからです。毎日たった10分だけ寝て、一日元気に活動する生活を繰り返せる人はいないですよね。
布団に入った時には暖かいと感じてスグに寝つけるのは、睡眠の最初の時間帯(寝入りの時間帯)では寝床内環境が良い状態にあると言えます。
しかし、布団を蹴飛ばしたり、夜中に目が覚めたり、起きた時に寒さを感じている時は寝床内環境を良い状態に保てていないと考えて間違いないでしょう。
質の良い睡眠がとれる「温度33℃(±1℃)」「湿度50%(±5%)」の寝床内環境を保つ為に、特に注意すべきは寝床内環境の『湿度』の方です。温度の方は体温(平均36℃)が寝具に伝わりますので、33℃を保つのはそこまで難しくないと考えられます。
一方、湿度は睡眠中にかく「汗」がネックになります。
人は徐波睡眠と呼ばれる、俗に言う深い睡眠の時に汗を集中してかきます。一晩でコップ一杯分の汗をかくとか、最近では500mlの汗をかいているとも言われています。
この汗の処理を寝具が適切に行えないと、湿度50%(±5%)を保つのは難しくなるのです。
汗の処理が上手な寝具は「自然素材を正しく使った寝具」たちです。
処理のためには、とにかく「汗(水分)を吸える事」が第一なのですが、この能力が自然素材は化繊(ポリエステルやアクリル)よりも優れているのです。
寒い季節に向いている自然素材の代表は「綿」「ウール(羊毛)」「シルク(絹)」「キャメル(ラクダの毛)」「カシミヤ」、そして「羽毛(ダウン)」です。
また、これらの自然素材を正しく使った寝具である事も重要な点で、寝具には「生地」や「中わた」、中わたの「量」などの寝具を構成する要素があり、これらの要素に自然素材が「どう使われているか」まで見ないといけません。
正しく使われていない例を挙げるなら羽毛布団が分かりやすいです。中わた(中身)に自然素材の羽毛(ダウン)が使われていても、それを包み込む生地が自然素材じゃないとか、羽毛の量が少ないとか、布団に使っているカバーが自然素材じゃないとか、正しく使われていない例が多くあるのです。
■自然素材を正しく使った寝具の選び方については当店のWebサイトをご覧ください。
当店Webサイト(こだわり寝具)
⇒『四季への対応は掛寝具(掛ふとん)』
■こちらの関連記事もご覧ください!
当BLOG ⇒ 快眠アドバイス(2019年10月31日)
『掛ふとん選びは生地の素材までチェックしよう』
当BLOG ⇒ お店の日常(2019年10月20日)
『羽毛布団より暖かい布団って謳い文句の商品がいっぱいありますよね』
当BLOG ⇒ 快眠アドバイス(2018年12月4日)
『布団や毛布を蹴らずに眠る方法』
もし睡眠に異変がある場合、午前中から頭がボーっとしていたり、寝ても疲れが取れずに体が常にダルかったり、風邪やインフルエンザに罹りやすいなんて事も身に覚えがありませんか?
気持ち良く眠れていない、睡眠の質が悪い状態は自分のカラダの機能が正常に働いていない状態です。
是非、今使っている寝具を見直してみましょう。
今よりも集中力が増したり、疲労感が抜けて体が楽になったり、免疫力が上がって風邪やインフルエンザに罹って辛い状態に陥る事が無くなる可能性が高いです。
それから、そんな異変は自分は該当しない場合でも、ご家族の様子を少し注意して確認してみて下さい。特にお子さんの様子を。
代謝の良い若い世代は特に寝具の汗吸い能力が重要な世代でもあります。しかも健やかな発育の為にも質の良い睡眠は重要です。
赤ちゃんの夜泣きが収まらない原因が寝具にある可能性も否定は出来ません。
最後に、もしかすると質の良い睡眠をとる為に寝具を買い替えるとなったら、何十万もする高級寝具が必要になるんじゃないかと思うかもしれません。過去に寝具店でそんな高価な提案をされた経験を持つ方や高価な寝具を購入しても効果が無かったという方もいるでしょう。
自然素材を正しく使った寝具は確かに安くはないと思います。ただ、当店は一人でも多くの人に快適な睡眠を届けたいと思っていますので、扱う寝具に不必要な価値は付けない様に心掛けています。
睡眠の様子や起きた時の状態、使っている寝具の種類等をしっかりお聞きして、適確な寝具の提案を行う様に心掛けています。
お金持ちしか快適な睡眠をとる事は出来ないなんて思いたくないので!
睡眠に異変のある方、睡眠に不満のある方、睡眠の質を上げたい方、睡眠や寝具に関する相談は電話やメールでも受け付けていますので、どうかお気軽にご連絡して頂きたいです。
【電話番号】055-977-2200(営業時間内にお願いします。)
【E-Mail】info@umena.biz(48時間以内の返信を心掛けています。)
■当店Webサイト(私たちの想い)
⇒『ウメナ寝具本店が届けたいのは寝具ではなく「良い眠り」』
●その他の快眠アドバイス ⇒ 〔http://ameblo.jp/sleepdesigner/entry-11902557375.html〕
●当店の寝具に関する考え方はこちら
当店Webサイト ⇒『当店の寝具に対するこだわり』
もちろん、ご来店もお待ちしてます。
@sleepdesigner 杉本圭(ウメナ寝具本店店長・睡眠健康指導士・ダウンプロフェッサー)
【2019年10月の最もアクセス数の多かった記事】
やはりこの記事が1位に!2位に4倍近い差を付ける圧倒的なアクセス数です。
●当BLOG ⇒ 快眠アドバイス(2015年10月13日)
『寒いはずなのに布団を蹴るのなぜ?』
■一緒に読んでほしいBLOG記事
当BLOG ⇒ 快眠アドバイス(2019年9月24日)
『寝具は高価な方が眠れる…?それはちょっと違いますから!』
当BLOG ⇒ お店の日常(2019年4月29日)
『汗を吸う寝具と汗を吸わない寝具、どちらを使いたいですか?』
当BLOG ⇒ 快眠アドバイス(2017年11月27日)
『寝具の良し悪しは目覚めた時の状態で決める』
当BLOG ⇒ 快眠アドバイス(2017年5月23日)
『子供(赤ちゃん)の寝具選びで大切なこと』
当BLOG ⇒ 快眠アドバイス(2016年12月12日)
『風邪をひきやすいのは寝具が“ちゃんと”していないから…!?』
当BLOG ⇒ 快眠アドバイス(2016年4月25日)
『寝相の悪さはふとんの中のムレが原因かも…』
◆当店Webサイト(ホームページ) ⇒ 快適な睡眠を求めて『ウメナ寝具』
◆当店Facebook ⇒ ウメナ寝具本店(マニフレックス正規販売店マニステージ三島)
◆当店Instagram ⇒ ウメナ寝具本店(マニフレックス正規販売店マニステージ三島)
■ウメナ寝具本店のもう一つの顔『三島のタオル屋さん』
⇒タオルがいっぱいコレクション
≪店舗情報≫
住所:静岡県三島市梅名371-8(国道136号線沿い)
電話番号:055-977-2200
FAX:055-977-7756
E-Mail:info@umena.biz
営業時間:10時~19時
定休日:毎週水曜日(祝日の場合は営業)※年末年始は臨時休業します。
■ウメナ寝具本店に寄せられた『お客様の声』
⇒お客様から頂いたお便りやアンケートを掲載してあります
★使わない羽毛製品の無料回収を行っています!
【Green Down Project】
●詳しくはこちら
当Webサイト ⇒ お手入れ『不要な羽毛ふとん(羽毛製品)は無料回収します!』
★ウメナ寝具通信~2019秋号~発行しました。
メインテーマ【睡眠の質を上げる「正しい光の浴び方」】
●ウメナ寝具通信を全て見たい方はこちら
当BLOG ⇒ ウメナ寝具通信(2019年9月12日)
『「ウメナ寝具通信~2019秋号~」発行しました』
★ウメナ寝具本店の『アプリ』がスタートしました!
【初回ダウンロード特典「500円クーポン」】
●アプリに関して詳しくはこちら
当BLOG ⇒ お知らせ(2019年9月22日)
『ウメナ寝具本店の『アプリ』がスタートしました!』