羽毛布団より暖かい布団って謳い文句の商品がいっぱいありますよね | グッスリ眠れていますか?『ウメナ寝具の快眠BLOG』

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店長でsleepdesigner(睡眠健康指導士)の杉本圭が睡眠と寝具の関係性を主に寝具販売の現場に立っている専門家ならではの情報を贈ります。

一昨日、電話で「羽毛布団より暖かい布団」に関するお問い合わせがありました。


こんな謳い文句の商品って最近よく見かけます。


ただ、その商品は初めて聞いたのでちょっと調べてみましたけど、組成を調べたら想像通り生地から中身まで全てポリエステル100%の商品でした。


公式Webサイトの非常に丁寧に作られた商品説明を見る限り、この商品も他の類似品と同じ様に「暖かい」という表現を正確に表せば「ムレている」だなって私は思いました。


この布団は寝ている間に蹴飛ばす可能性が高いと思います。そして起きた時に体が冷えている可能性も高いですね。




私と同じ様な寝具専門店の人間が見ればツッコミどころが満載の内容だったのですが、でも一般の方からすれば「そうなのか!すごいな!メディアでも紹介されているし、累計販売数も多く感じるし、そんなに高性能なのに、そこまで高価でも無いし買ってみようか!」ってなっちゃいますよね。それは当然ですよ。


現在、販売総数からみると理屈上は日本国民が一人1枚は羽毛布団を持っている計算になるんです。つまり1億2千枚を超える羽毛布団が日本社会に存在し、販売されているのです。ただ、それだけの数が販売されているので、当然品質もピンキリです。




なので、そもそも「羽毛布団よりも暖かいって言われても、どの羽毛布団と比較してだよ」ってツッコミたいですよね!その羽毛布団、ダウン率は?ダウンパワーは?生地の組成は?充填量は?キルティングは?って感じです。


それからホコリが出にくい事も長所になっていましたが、「日本で販売される羽毛布団ほど内部からのホコリが出にくい布団は無いですよ」とツッコミたい!


日本で販売されるほとんどの羽毛布団は中身であるダウン(羽毛)の吹き出しを防止する為に高密度の生地を使います。つまり日本の羽毛布団は「布団の中身が外に出る事が難しい布団」なのです。何十年も使ったり、頻繁に丸洗いをしている羽毛布団は別ですけどね。


説明にホコリに関する検査データが載っていましたけど、小さい字で書かれた検査の条件が解像度の関係でボヤけて読めませんでした。本当に適切な検査なのかなって疑いたくなりました。製品としての吹き出しやすさじゃなく「中身の性質としての吹き出しやすさ」を検査している気がしますね。羽毛布団は生地に安全ピンで穴をあけるだけも吹き出すぐらい、吹き出しやすい性質ですからね。


羽毛布団の本場、ヨーロッパでは吹き出す事が当たり前ですが、日本では即クレームに繋がるので、吹き出しについてメーカーは非常に気を付けているのです。


むしろ「ポリエステル100%の生地で作られたその商品の方が、使用する事で生じる摩擦によって静電気が発生し、空気中のホコリを集めるんじゃないの」ってツッコミたいですよ。もっとも最近の羽毛布団はポリエステル100%の生地を使った安価な品もあるので、それは同じかなって思いますが。


ちなみに日本の羽毛布団は高密度な生地にを使うだけじゃなくダウンプルーフという加工まで施して吹き出しを防止しています。その為、吸湿性のある綿100%の生地でも体質によっては蒸れてしまうケースがありますが、ポリエステル100%の生地よりはずっとマシですからね。


このポリエステルの特徴は、衣料品、雑貨、日用品に至る幅広い分野の品質評価試験を実施するグローバル総合試験機関「ボーケン」のWebサイトに載っています。
●一般財団法人ボーケン品質評価機構
https://www.boken.or.jp/knowledge/fiber/polyester/


後、動物臭がしませんって書いてありましたが、確かに羽毛布団の原料は水鳥の体毛なので、臭いが絶対にしないとは言い切れません。ただ、しっかり洗浄してある羽毛布団やダックダウンではなくグースダウンの羽毛布団なら恐らく気になりません。通販とか量販店で安すぎる羽毛布団が売られていますけど、これは確かに動物臭をクサイと感じる品もあるかもしれません。


やっぱり「どの羽毛布団と比較してだよ」って事ですね。羽毛布団より暖かいと謳うなら、数多ある羽毛布団の中の最高峰の羽毛布団と比較してくれって感じです。


それから、家で洗えるので丸洗いのコストが安く済むってありましたが、「それを使う事で質の良い睡眠が取れなくなり、日中のパフォーマンスが下がったり免疫力低下でインフルエンザに罹ったりしたら、そっちのコストの方が高くつくんじゃないの?」って思いますね。




今回「こういう商品扱っていますか?」って聞かれて、更に「どう思いますか?」って質問まで頂けて、当店の考えを聞いてくれた事が嬉しかったです。単なる寝具を扱う店としてだけじゃなく「相談窓口」としての一定の評価があるって事だと思いますから。


皆さんもお気軽にご相談下さい。電話やメールでも構いません。もちろん、ご来店頂けたら一番嬉しいです。

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