快眠アドバイス『お手入れの事を考えた新しいベッドのカタチ「レイヤースタイル」』 | ウメナ寝具の快眠BLOG

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静岡県三島市の寝具店「ウメナ寝具本店」の【店長(睡眠健康指導士・sleepdesigner)】が書くブログです。睡眠の話、睡眠に絡めた寝具(布団)の話、お店の情報などを載せています。
※6月18日にWebサイトをリニューアルし、記事内のリンクが一部切れています。

皆さん、ベッドを買おうと思った時にどうしますか?何を考えて購入しますか?




見た目やデザイン、収納力や機能性、ブランド、価格、体への影響力や寝心地、フレームは天然無垢材がいい、マットレスは低反発or高反発orポケットコイル…


色々と考える事はあると思いますが、どうか使い始めてからの「日頃のお手入れの事」も考えて欲しいと思います。


ベッドも布団と同じ「寝具」です。買ったら寝室に置いたままでOKとはいきません。ベッドは基本的に季節に関係なく同じモノを使い続けますし、人が毎晩6~9時間もの長い時間を過ごす場所、その間ずっと寝返りに耐え、汗にまみれ、あなたを支え続けてくれます。




お手入れしない訳にはいかないですよね?


そんなお手入れの事までしっかり考えたベッドのカタチを今日はご紹介します。


それから、当店が紹介する寝具は快適に眠れる事を大前提にしていますのでご安心下さい。今回のベッドのカタチも例外ではありません。


新しいベッドのカタチ『レイヤースタイル』




レイヤー(layer)とは「層」を意味します。お手入れがしやすい様にベッドのマットレスを2層以上にして、しかもそれぞれが独立し分けられる様にするスタイルを「レイヤースタイル」と呼ぼうと思います。


2層構造や3層構造は同じだけど、一つのマットレスとして製品化されている従来のモノとは違いますよ。マニフレックスの製品で言うなら「フラッグFX」「モデルローマ」「T‐75」等ですね。


家具屋さんで扱っているベッドのマットレスも最近は金属スプリングマットレスに柔らかいウレタンの層を重ねる2層や3層構造のタイプが多いです。その為、このタイプのマットレスは目にする機会は増えていると思いますが、層ごとに独立し分けられる事、取り外せる事がお手入れを簡単にさせるポイントなのです。


【干したり、洗ったり、お手入れ出来るというメリット】

下の写真の事例はマニフレックスの「カモ・ウィング」を下に敷いて、その上に「マニ・フトン カモ」を重ねているスタイルです。




上の層、マニ・フトン カモなどのオーバーレイマットレスや敷ふとんなら持ち運びが楽に出来るので陰干しや天日干しをする事が出来ます。従来のベッドマットレスでは干すという作業はかなり難しいですよね。高級なマットレスほど厚く重たくなる傾向にありますし。


ベッドのマットレスでも人が使えばダニやノミが発生します。寝ているだけですが、長年使えば何かしら汚れたりするものです。汗のシミが付く事も少なくありません。そんな場合でもレイヤースタイルなら上の層だけ外してクリーニングに出す事が出来ます。(当店なら「丸洗い」が出来ます。)


何十年と使えば流石にベッドマットレスもヘタります。そんな時にベッドマットレスをまるごと処分して買い替える必要がなく、上の層だけ買い替えたり、上の層が綿ふとんなら打ち直しすれば良いので、とても経済的です。もちろん廃棄物の減量にも繋がりますよね。


そして、下の層、カモ・ウィングも三つ折りタイプなので立てて干す事が出来ます。それから三つ折りタイプは芯材のローテーションも組めますので、最も圧が掛かりヘタリやすい真ん中部分を入れ替える事が出来ます。このローテーションを行えば、この仕様の三つ折りマットレスは実際にはとっても長持ちします。




この三つ折りタイプも当店ならクリーニングが出来ます。このスタイルでは基本的に直接寝る事はありませんので、そんなに汚れる心配はありませんが、万が一の場合でも洗える事は安心ですよね。

■当店の丸洗いサービスについて詳しくはこちら
当店Webサイト(お手入れ)
『ふとん・寝具の丁寧な丸洗い・クリーニング』


【メリットはお手入れ以外にも】

急にお客さんが泊まる事になってもマニ・フトン カモとカモ・ウィングはそれぞれ単品でも使えるマットレスなので、マニ・フトン カモを外してお客様用の敷ふとんにも出来ます。収納スペースが少ないマンションやアパート住まいの場合にも便利です。


当店では「敷寝具のレンタルサービス」を行っています。マニ・フトン カモを始め、上の層に使えるマットレスの多くがレンタルの対象なので自宅に持ち帰り1週間試す事も出来ます。


下の層に三つ折りタイプを使う場合はそれもレンタルの対象なので、同時にレンタルしてもらえば実際の寝心地を試せます。ただしカモ・ウィングはレンタルの対象外なのでメッシュ・ウィングでお試し下さい。

■本当の試し寝!1週間実際に使ってマニフレックスの効果を試せます。
当店Webサイト(こだわり寝具)
『敷寝具のレンタルサービス』




【デメリット】

上の層と下の層がそれぞれ独立しているのでズレる可能性があります。特に下の層にマニフレックスのメッシュ・ウィングを使うと生地が滑りやすいので上の層がズレる可能性は高いと思います。


対策としてはBOXシーツを全周ゴム仕様にするか、「サスペンダーベルト」を使ってBOXシーツを締め付けるのもオススメです。



■サスペンダーベルトについて詳しくはこちら
当BLOG:新商品&ピックアップ商品(2016年9月23日)
『サスペンダーベルト』ベッド用BOXシーツをキレイに固定!


一体化されているマットレスと比べると見た目が少し悪いと思う方もいるでしょう。そんな方には見た目もデメリットになります。


しかし、このケースはトータルの厚さが19.5cmになります。一般的なBOXシーツが充分に使える厚さなのでBOXシーツで覆ってしまえば見た目は普通のベッドマットレスになりますよ。




場合によっては上と下の層でサイズが少し合わない事もあります。これは対策が思い浮かばないので、これが気になる人は合うサイズでレイヤーの組み合わせを選びましょう。




これらがデメリットだと思います。上記してきたメリットと天秤に掛けてみて下さい。


【組み合わせが色々、多彩な寝心地】

レイヤースタイルの対象になり得る寝具は上下合わせて12種類ほどあります。また3層にするパターンもありますので、色々な寝心地を作れる事も魅力になります。布団の寝心地をベッドスタイルで作る事も可能です。


オススメの組み合わせをいくつか挙げます。

〈その①〉
【上】「マニ・フトン カモ」+【下】「カモ・ウィング」or「マニ・スポーツ」
※マニ・フトン カモの上に更に「エルゴ・トッパー」や「羊毛や綿わたのベッドパッド」を乗せてもOK


※写真のレイヤースタイルの下はカモ・ウィングです。

Sサイズの合計価格(下がカモ・ウィングの場合)27,606円+33,858円=61,464円(税込)
※SD・Dサイズまで対応可能
Sサイズの合計価格(下がマニ・スポーツの場合)27,606円+47,520円=75,126円(税込)
※SD・Dサイズまで対応可能


〈その②〉
【上】「イタリアンフトンⅡ」+【下】「カモ・ウィング」or「マニ・スポーツ」
※イタリアンフトンⅡの上に更に「羊毛や綿わたのベッドパッド」を乗せてもOK


※写真のレイヤースタイルの下はカモ・ウィングです。

Sサイズの合計価格(下がカモ・ウィングの場合)27,606円+33,858円=61,464円(税込)
※SD・Dサイズまで対応可能
Sサイズの合計価格(下がマニ・スポーツの場合)27,606円+47,520円=75,126円(税込)
※SD・Dサイズまで対応可能


〈その③〉
【上】「スーパーレイロイヤル」+【下】「カモ・ウィング」or「マニ・スポーツ」



※写真のレイヤースタイルの下はマニ・スポーツです。

Sサイズの合計価格(下がカモ・ウィングの場合)45,144円+33,858円=79,002円(税込)
※SD・Dサイズまで対応可能
Sサイズの合計価格(下がマニ・スポーツの場合)45,144円+47,520円=92,664円(税込)
※SD・D・Qサイズまで対応可能


〈その④〉
【上】「Futon5(天然ラテックスマットレス)」+【下】「カモ・ウィング」or「マニ・スポーツ」

※Futon5の上に更に「羊毛や綿わたのベッドパッド」を乗せてもOK


※写真のレイヤースタイルの下はマニ・スポーツです。

Sサイズの合計価格(下がカモ・ウィングの場合)51,840円+33,858円=85,698円(税込)
※SDサイズまで対応可能
Sサイズの合計価格(下がマニ・スポーツの場合)51,840円+47,520円=99,360円(税込)
※SDサイズまで対応可能


〈その⑤〉
【上】「手づくり綿わた敷ふとん(薄め)」【下】「カモ・ウィング」or「モデル246」

※上の綿わた敷ふとんは「打ち直し」が出来ます。


※写真のレイヤースタイルの下はモデル246です。

Sサイズの合計価格(下がカモ・ウィングの場合)17,800円+33,858円=51,658円(税込)
※SD・Dサイズまで対応可能
Sサイズの合計価格(下がカモ・ウィングの場合)17,800円+39,204円=57,004円(税込)
※SS・SD・D・Qサイズまで対応可能


〈その①~④〉で下をマニ・スポーツにすると三つ折りには出来ませんが、サイズのズレがほとんどありません。またトータルの厚さも22~24.5cmになるのでゴージャスな感じになります。


マニ・スポーツや同じベッドマットレスタイプのモデル246はマニフレックスの製品なので芯材はエリオセルです。金属スプリングじゃないので軽いです。持ち上げたりひっくり返したりが簡単に出来ます。


〈その④〉のFuton5は人によっては重たく感じる場合があるので注意して下さい。


〈その⑤〉や3層のパターンにして羊毛や綿わたのベッドパッドを重ねる場合は、汗取りの敷パッドは必要ありません。


快適な睡眠とお手入れのしやすさが同時に手に入る新しいベッドのカタチ「レイヤースタイル」に興味がある方は是非当店までお越し下さい。


睡眠や寝具に関する相談は電話やメールでも受け付けていますので、お気軽にどうぞ。


【電話番号】055-977-2200(営業時間内にお願いします。)

【E-Mail】info@umena.biz(48時間以内の返信を心掛けています。)

●その他の快眠アドバイス ⇒ 〔http://ameblo.jp/sleepdesigner/entry-11902557375.html


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by sleepdesigner:圭(睡眠健康指導士・ダウンプロフェッサー)


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