【4】大雪の過ごし方
いよいよ2023年も終わりが近づいてきましたね♪
悔いの残らないよう,1日1日を大切に過ごしていきましょう♪
また,これまでの出来事を振り返り,新しい年の始まりに向けて,心構えをしておきましょう♪
❶大雪の期間やその前後に行われる行事や風習
『瑞雪(ずいせつ)兆豊年』(瑞雪は豊年の兆し)という言葉があり,「瑞雪(降るべきときに降る雪)の次の収穫期は豊作になる」という意味です。
雪が降れば,害虫が生き延びることはなく,春になって雪が解ければ,絶好の灌漑用水になり,豊作が期待できるのです。
「大雪」の時期は雪が求められた季節でした。
①主な風習
⑴[雪吊り]…大雪の頃から雪が盛んに降り出す為,雪国では雪の重みで木々の枝が折れないよう,雪吊りをする所が多くなります。
樹木の幹のすぐ脇に柱を立て,柱の先端から枝へ放射状に縄を張ることを「りんご吊り」と言い,雪吊りの代表的な方法となっています。
金沢の兼六園では,毎年11月に雪吊りが施され,雪が少なくなる3月に外されます。
雪の少ない関東でも,風物詩として雪吊りされることがあるようです。
⑵[正月事始め(しょうがつごとはじめ)]とは…
正月に年神様をお迎えするにあたって,準備を始めることです。
12月13日に大掃除の元となった[煤払い]をした後,正月準備(正月の門松用の松を山から持ち出す[松迎え],「針供養」,お正月飾り(門松,しめ縄,鏡餅)等]の準備を始めます。
旧暦の12月13日は「鬼の日」で,婚礼以外はすべて吉日であることから,正月準備を始めるのに縁起がいい日ということになりました。
多くの地域では、正月の事始めを12月13日から行いますが,地域によっては12月8日から行う所もあります。
現在では12月13日にこだわる必要はありませんが,かといってあまりにも直前に準備するのは縁起を逃すことになると言われています。
12月29日は「苦の日」、31日は一夜飾りといって,避けられてきました。
「高い所から掃除をすると良い」と言われていますので,意識して掃除してみましょう♪
㈠[煤(すす)払い]とは,1年でたまった煤や埃を落とす大掃除のことで,年末に一年分の汚れを取り除き、新たな年を迎える準備をします。
新しい年を清々しい気持ちで迎えるために,家の中も外も大掃除する習慣のことで、毎年12月13日がその日となっています。
また,年神様を新たに迎える準備として神棚を清めることも意味します。
現代日本では神社や寺では「煤払い」と言い,年末の恒例行事になっていて,仏像の掃除は「御身拭い」とも呼ばれます。
昔は12月13日を「正月事始め」としていたことが由来です。
㈡[お歳暮]…一年間お世話になった感謝の気持ちを込めて年末に贈る品物のこと。
「お歳暮」も,煤払いが済んでから贈り始めたので,12月13日はお歳暮を贈り始める目安となっていますが,現在は11月末頃から贈り始めるのが一般的になっています。
お歳暮を贈る時期は12月13日~20日頃で,遅くても25日頃までに届くようにします。
大雪(たいせつ)の時期は,大雪(おおゆき)が降ることもありますので,余裕をもって準備をしましょう♪
㈢「事八日(ことようか)」とは…旧暦12月8日と2月8日を「事八日」と言います。
「お事汁」という根菜たっぷりのみそ汁を食べ,無病息災を祈る風習があります。
事八日には2通りの解釈があり、地域によってその習慣が異なります。
㊀新年に年神様を迎える意味の場合は…12月8日が「事始め」で、2月8日が「事納め」です。
㊁農作業を指す意味の場合は…2月8日が「事始め」で、12月8日が「事納め」です。
㈣「針供養(はりくよう)」とは…江戸時代から続く風習で、事納めの習慣の一つです。
地域によって日付が異なり、一般的には西日本は大雪の期間中となる12月8日、東日本は2月8日に行うことが多いようで、固定した日があるわけではありません。
針供養は、長年使った針の労をねぎらうものです。
着物を着ていた江戸時代では、針は女性にとって欠かせない道具の一つでした。
一年通じて行われてきた家庭での針仕事も終わりにし、裁縫道具の手入れなどを行ない,固いものを縫って折れた針や使い古した針を,軟らかいコンニャクや豆腐などに刺し,感謝の気持ちを込めて,行なったそうです。
針は神社や寺で供養された他、川に流したりして、同時に裁縫の上達を願ったとされています。
㈤年賀状…引き受け開始日は毎年12月15日からとなっています。
最近はメールやLINE、SNSの普及で年賀状を出さない人も増えていますが、年賀状を出す人は年末に慌てて書かなくても良いようにしましょう♪
②代表的行事
⑴12月も半ばを過ぎると,各地で「歳の市」が行われます。
[歳の市(としのいち)]とは、注連(しめ)飾り等正月に必要なものや縁起物を売る市のことで,「節季市(せっきいち)」とも呼ばれます。
新しい道具と一緒に新年を迎えるという意味を込めて,料理や掃除に使う日用品も売られています。
㈠東京・浅草の浅草寺で毎年12月17日・18日・19日に開催される「羽子板市(はごいたいち)」が有名です。(新型コロナウィルスの影響で変更される場合があります。ご注意ください)
毎月18日は観世音菩薩の縁日ですが,中でも12月18日は,歳の最後の縁日で,一年の無事に感謝し,来年も良い年にと願う「納めの観音詣の日」でもあることから,なお一層にぎわいを示し、江戸の年中行事でした。
江戸時代,12月17・18日は「観音の縁日」の人出を見越し,境内に正月用の品や縁起物の品を売る露店が集まり,「歳の市」と呼ばれるようになりました。
歳の市は他の寺社周辺でも催されましたが,浅草寺の市の規模は江戸随一であり,浅草橋から上野に至るまで店が並び,大いに賑わいました。
明治以降は,正月用品の購入も通常の店屋で用を足す様になり、歳の市の面影は次第にすたれて来ました。
しかし,浅草寺の歳の市では,江戸末期頃より羽子板を売る店が多くなり,羽子突きの羽根は虫を食べるトンボに似ていることから,悪い虫(病気)を食べる,あるいは,羽根の先端に付いている「豆」から、「まめに暮らすことができる」等,羽子板は元々縁起物として扱われていましたが,やがて女子が誕生した家に羽子板を贈る風習が盛んになり,羽子板が歳の市の主役になっていったのです。
こうして歳の市は,やがて「羽子板市」と呼ばれるようになり,現在は12月17~19日の3日間、境内に数十軒の羽子板を売る店が並びます。
店主の口上と客とのやりとりは周囲の見物客も楽しませ、師走の浅草の風物詩となっています。
羽子板市は、正月に遊ぶ羽子板を売る市のことで、特に女の子が生まれた家には羽子板を飾るのが縁起がいいと言われています。
⑵[飯泉山勝福寺(神奈川県小田原市)のだるま市]は,この時期に行われます。
関東では一番早い時期に行われるだるま市であり、境内には数多くのだるまを売る店が並びます。
日本三大だるま市は年が明けてからです。
「日本三大だるま市」…群馬県の「高崎だるま市」(1月6~7日)、富士市の「だるま市」(旧暦1月7~9日〈2月中旬頃〉)、東京調布市の「深大寺だるま市」(3月の深大寺の最大の行事「厄除元三大師大祭」に合わせて開催)
⑶世田谷ボロ市…世田谷代官屋敷の付近にある通称「ボロ市通り」で,12月15・16日と翌年1月15・16日に開催されます。
古着や骨董品、古本や生活雑貨などの幅広い品目が売られています。
歴史は戦国時代にまで逆上り、北条氏の領地だった世田谷城下で始まった楽市が起源となっています。
⑷その他のイベント
・「秩父夜祭」…毎年12月2日(宵宮)3日(大祭)
・「赤穂義士祭」…毎年12月14日
・「さっぽろホワイトイルミネーション」…毎年11月下旬頃~翌年3月中旬頃
・「丸の内イルミネーション」…毎年11月上旬頃~翌年2月中旬頃
・「昭和記念公園イルミネーション」…毎年12月上旬頃~下旬頃
・「神戸ルミナリエ」…毎年12月上旬~中旬頃
・「ひろしまドリミネーション」…毎年11月中旬~翌年1月初め
等があります。
❷[大雪の過ごし方]
一年を一日にたとえると,深夜も近い23時で,もうそろそろ一年も眠りの時間です。
昼に活動し,夜に休息する一日のリズムでは,今は休息することで,英気を養う時期です。
睡眠は,髪や筋肉や骨等の細胞が代謝する充足期間です。
何かと忙しくなりがちな年末年始だからこそ,骨休めを心がけ,身体を整えていきましょう♪
①行事食
大雪には、冬至のカボチャのように,この日だからこれを食べるといったような決まった行事食はありません。
②養生法
⑴この時期はどんな時期
私達は忙しい日々の中で,四季の感覚を見失いがちですが,季節は確実に廻ってきます。
この頃は肌寒い日が増えて,気温の低下が感じられます。
また,空が塞がって,動物達も冬支度を始める師走には,寒さと年末の忙しさとが相まって,体調を崩しがちになります。
これから訪れるクリスマスや大晦日、お正月に備えて,少しでも体調を整えておきましょう♪
⑵この時期の食養生
㈠この時期には,身体の芯から温まり,栄養のあるものが食べたくなります。
冬の自然は草木が枯れて,寂しく見えますが,大地は春に向けて,エネルギーを蓄えていますが,人の身体も同じように,冬の時期はパワーを養いましょう♪
㊀旬の根菜類を食べましょう♪
冬は野菜の品揃えが少なくなるイメージがありますが,レンコン・ニンジン・大根・サツマイモ・カボチャ・ゴボウ等,根菜類はむしろ旬となります。
根菜類には血行を促して代謝をアップさせる効果や食物繊維が豊富なので,便秘解消効果が期待できます。
冬は寒さからつい室内に閉じこもりがちになり,血行不良や便秘になりやすいため、旬の根菜類を上手に食事に採り入れて,体調管理に生かしてみましょう♪
㊁身も心も温まる鍋料理や煮物料理をしましょう♪
寒い大雪の時期は,身も心も温まる鍋料理や煮物料理がお薦めです。
この時期に旬を迎える食べ物には,牡蠣や鰤(ブリ)と言った海鮮やニラ・ネギ・大根などの野菜があり,カキの土手鍋は,まさに旬を頂けるお薦めの鍋料理です。
鰤は刺身はもちろん、ブリしゃぶ等でも脂の乗りを堪能でき,また,大根も旬なので,この2つををじっくりと煮込んだ「ブリ大根」は大雪にはもってこいのお薦めの煮物料理です。
身体の中から温まりましょう♪
・牡蠣…海のミルクと言われていて,亜鉛が多く栄養満点です。
「腎水」精力を付け,不眠を治し,解毒や神経強化にも効果的です。
・寒ブリ…むくまずに炎症が起きないです。
・ネギ…辛味があり,温まり,気管支炎にも効きます。
気分を発散させる効果があり,ウツの改善やストレスの改善にもつながります。
㈢風邪をひきやすい季節なので、ビタミンやミネラルを含む旬の食材を摂って養生をしましょう♪
㈣旬の食材は…美味しいだけでなく,安価で,さらにその季節の身体に望ましい栄養をたっぷり提供してくれますので,美味しくいただいて、厳しくなる冬を乗り切っ行きましょう♪♪
③抜け毛対策の時期
⑴女35歳・男40歳から「本格的な抜け毛」が始まりやすい時期です。
腎気(水をろ過する機能)が弱る事によって,起きますので,この時期の養生が今後一年間の髪(毛髪)作りに関わってきます。
⑵対応策としては…
・冷え(冷たい飲み物や薄着)
・水毒(カフェインの入った冷たい飲み物)が原因なので
身体を温めることをしてみましょう♪
お奨めは「入浴」で,熱めのお湯に、首まですっぽり入りましょう♪
★④[大雪(たいせつ)を含む冬の養生法]
草木が枯れ、空気は乾燥し,身体が冷え,気血の循環が悪くなり,関節や筋肉がこわばります。
人体は「陽消陰長」が緩慢になり,身体を休ませる時期なので,しっかりエネルギーを蓄えましょう♪
この時期,五臓では「腎」の機能が盛んになります。
腎の特徴は,骨・髄・脳髄・生殖能力を含み,身体の成長や各臓腑に精力を提供していることです。
女性や子供,高齢者の方は保温に気をつけましょう♪
情動は、とにかく穏やかに過ごすのが一番です。
激しく怒る・驚く・悲しむ等の感情は極力抑えることが大切で,ストレスを減らして,ゆったりと生活しましょう♪
腎陰を養うために,卵・キクラゲ・百合根・牛乳・貝類・黒ゴ・マ等を
腎陽を補うために,ニラ・ネギ・ゴボウ・自然・ショウガ・クルミ・羊肉・エビ等を食べましょう♪
反対に陰性の食物などはとり過ぎに注意が必要です。
ビールよりは温かい梅酒や日本酒など,身体を冷やさないことが大切です。
鼻水等身体の水気の変調はこの季節の身体のバロメーターです。
➄思索を深める時期
本格的に冬に入るこの時期は、精神的,哲学的により思索を深めることができる時期です。
立春迄の2ヶ月間の冬の取り組みで,来春の流れが変わってきます。
今は現実的に物事が動かなくなる時期ですが,逆に理想や信念が固まる時期です。
まとまった書類整理や執筆等には最適な季節です。
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to HABI ∞ ROAD(いろんな幸せな道=彼岸への道)
毎日毎日、本当に幸せで、ありがたい
今起きていることは、自分に必要なこと
感謝すべきことしか、起きていない。
気付いて感謝、学んで感謝、成長して感謝 の繰り返しで、
だんだん 満たされているって、すべて愛だって…。
幸せだって 感じる
ありがとう ご縁に感謝 (byおじぞう)