【2】小満の旬の行事は?
小満の頃の祭…立夏の頃は各地でお祭りが多くありますが,小満になると,農作業に忙しいのか,祭りが減ってきます
神社お祭り
①出雲大社の凉殿祭(すずみどののまつり)」=古式ながらの真菰(まこも)の神事 
6月1日9時からの御本殿での月始祭に続き,「出雲の森」で「凉殿祭」が古式ながらに行われます。
境内荒垣より東方へ約100mの場所にあるのが「出雲の森」で,の大木が御神木としてお祀りされています。

この凉殿祭の神事では,祭場の出雲の森から境内の御手洗井まで,神々は國造の奉持する大御幣に宿られ,道筋には,白砂が盛られ,神職によって敷かれた青々とした真菰の上をお渡りになられます。
その上を國造が歩むや否や,参列者は一斉に踏み歩かれました真菰を競ってもらい受けるのです。

このことから凉殿祭は真菰神事」とも呼ばれ,この「真菰」を頂くと病気にかからぬとの信仰があります。

もらい受けた真菰を風呂に入れると,無病息災のお蔭があり,また,田畑に埋めると,五穀豊穣のお蔭があるというのが古くからの言い伝えです。

祭典では,この椋の大木の前に祭場が設けられ,粢団子(しとぎだんご)醴酒(ひとよざけ)が供えられ,國造は祝詞奏上の後,御幣を奉持し,銅鳥居横の御手洗井(みたらしのい)に至り,黙祷祈念を行います。
この出雲大社にとって,“真菰”は下記のように,切っても切り離すことのできないものです。
神様が降臨する場所(出雲大社本殿や摂社を囲む注連縄)は,必ず真菰が使われている事(結界の意)
⑵現代に伝えられて来た出雲神話には,度々真菰が登場する事
⑶地上の土を踏む事の無い神様が,唯一、真菰の上なら歩くことができる事(真菰祭)
⑷真菰が霊草(尊く不思議な働きのある草)として言い伝えらえられている事
葦原中国(日本の原風景であり日本列島)は真菰,葦などの繁茂する原を意味する事

⑹真菰には,無病息災を初め,五穀豊穣の御蔭をいただく信仰があります。
など他にも挙げれば枚挙にいとまがありません。
出雲地方では出雲大社の涼殿祭をもって衣替えをするそうです。

下記にマコモ(菌)と真菰について詳しく書いてありますので、是非、読んで下さい。

★秘伝の妙薬【マコモ菌】の原料の★霊草【真菰】について

https://ameblo.jp/skmhirai/entry-12436008461.html

★元にかえる秘伝の妙薬【マコモ菌】について

https://ameblo.jp/skmhirai/entry-12436008461.html

 

貴布禰御更(ごこう)祭り,別名,虎杖(いたどり)祭り
⑴毎年6月1日に行われる貴船神社(京都)の例祭です。
本宮での祭典から始まり、雅びやかな舞楽が奉納されます。

その後神輿が本宮を進発,奥宮へと向かいます。
奥宮では,子供達が神石「船形石(ふながたいわ)」に,千度詣りを行ないます。
この後,「奥宮例祭(神事)」(ヤマタノオロチ退治神話を再現した出雲神楽)島根県貴船神社・出雲神楽団により奉納されます。
⑵『御更祭ごこうさい:古い文献では「御神祭」)』とは、御更衣祭

ことで,文字通り,神様にお召し物を替えていただく祭儀で,「勅使御差遣の儀」があり,本宮・奥宮の両殿御内陣に,新しい神御衣かんみそ:神様がお召しになる衣服=御神衣)を献進されていました。
また,兼ねて本殿の御掃除の神事でもあります。

(「御掃除祭」は御更衣祭に引き続き齋行します)
御更衣祭は明治維新以前は旧暦の4月1日(朔日〈ついたち〉)と11月1日例祭(最も大切な祭儀)として,丁重に執り行なわれていました。
旧暦4月の祭儀の頃は,貴船神社付近の山間に虎杖が繁茂し,神職らが摘んでその多少を競い合ったことから,俗に「虎杖祭」とも呼ばれていました。
中古より賀茂別雷神社(上賀茂神社)第二摂社としての存在を強いられたため,祭祀も賀茂別雷神社の神職らによって奉仕されました。
前日禰宜(ねぎ)の館で,勧盃の儀(神饌庖丁式)を行なって,神饌を調理し,当日それをそなえ,奉幣し,終わって後,奥宮以下摂末社を巡拝,帰途,山の残花をとって,頭にさし,市原野の馬場歌を唱えます
秘歌は、四月の祭には,「葦原田を取まとひて よく植ゑて 足引のあはれ駒なり」
十一月の祭には「紅葉に 木綿四手鬘取添へて 祈る心の色そみてける」と歌われました。
平成13年4月1日,「御更衣祭」本来の意義を伝える旧儀に復し,実に53年ぶりに祭祀の復活を遂げそうです。

貴船神社とは?
㈠貴船山の麓,鞍馬山の西ノ谷に,水の供給を司る神として祀られました。

社伝よれば,(くら)龗神(船玉神),罔象女(ミズハノメノ)神,国常立神,玉依姫神,天神七代地神五代,地主神とも云われています。
創建年代は明らかではなく,第18代:反正天皇が奥宮の水の湧き出す所に社殿を建立,御鎮座伝説がある古社で,社殿は,1055(天喜3)年,この地に移築されました。 
㈣水の神様であることから,地域名の貴船「きぶね」とは読まず,「きふね」といいます。
㈤社名の由来は玉依姫命が大阪の淀川から鴨川をさかのぼり,貴船口から貴船にたどり着いたとされる黄色い船船形石に覆われていると伝えられていて,「黄色い船から黄船になった」とも言われています。
古くは貴布祢(禰),黄船,木船,貴船,木(樹)生嶺(根),気生根(零)等いろいろと記されてきましたが,1871(明治4)年「貴船」神社と改められました。
㈥貴船神社は現在の奥宮の地にあり,1055(天喜3)年に現在地に社殿を移したといわれていますが,社殿の下に神井があり、京都盆地の水源神信仰より発した神社です。


御鎮座伝説に,「川のそばから水の湧き出る所があり、そこに一宇を設けた」とあり,現在は水は涸れていますが,今も奥宮本殿の下は【龍穴】といって大きな穴が開いています。
大和の室生龍穴や備前のそれと共に,日本三大龍穴の一つとされています。
本殿の下に,龍穴があるので,本殿の修理に際しては,「附曳神事」というのが行われます。
先ず本殿の西に手広い菰を結び付け,氏子一同烏帽子浄衣の白装束で,本殿を東の権地に引移します。
そこで龍穴は自然に真菰で覆われます。
龍穴は人目を忌(い)みますので,しめ縄でをくくり,竣工の時,まずそれを解き,本殿を旧位置に復して正遷宮の儀に及びます。
伝説によると,文久年間の修理の時、大工が誤ってノミを龍穴に落としたところ、晴天俄かに墨の如くなり突風が吹きすさんで,ノミを空中に吹き上げたと云われています。

ここでも神事は真菰を使います。


③「御田植祭(おたうえまつり)」羽田空港の近くの穴守稲荷神社(大田区)
御田植祭というのは,ご神前にお供えするお米の豊作を願って,神田に田植えをするお祭りです。
本来は神社が所有する領田で行われる神事でしたが,明治期に寺社が領地を持つことを禁じられたため,御田植祭の行事も珍しいものとなってしまいました。
しかし,穴守稲荷神社では,境内に苗床を設け,参列者も田植えに参加できるようになっています。


臼田小満祭(こまんさい)…長野県佐久市臼田で、5月第3日曜日に行われる稲荷神社の祭りで,五穀豊穣、商売繁盛を祈願します。
商店街や千曲川河川敷では300を超える露店が立ち並び、植木市などが開催され,多くの観光客で賑わい,東信地区でも大きな祭りの一つです。
祭りでは,「キツネの嫁入り道中」「各種楽団パレード」「ステージショー」「小満太鼓」などが行われます。
また、町中でパレードが行われるだけでなく、特設会場ではショーや小満太鼓の演奏が楽しめるなど、様々な催しが行われます。
毎年この時期に決まって行われる伝統行事として,地元の方々にはもちろん,他県からの観光客で賑わうお祭りです。


花祭り…自然を楽しむイベント
さっぽろライラックまつり
なかのバラまつり(長野県中野市の一本松公園)
小満の時期に開催され,園内に咲き誇る約800種類ものバラを鑑賞できるだけでなく,バラにまつわるお菓子やバラの販売まで行っており,全国のバラ愛好家が集うことで知られています。
花まつり(群馬県甘楽郡の神津牧場)
季節外れの春の花を堪能できます。
「なぜ小満の時期に春の花なのか?」というと,神津牧場は標高1000mもの高さに位置し,北海道同様に春の訪れが遅れ,桜を始めとする様々な春の花が5月上旬~中旬にかけて咲き誇ります。
④「グリーンマーケット」…杉並区阿佐谷北の神明宮(しんめいぐう)
毎年5月と10月に,「グリーンマーケット」(大規模な野菜・植木の即売会)が開催されます。
主に杉並区で生産された野菜や花,植木が購入できるほか,模擬店も多数出店して市を盛り上げます。
福引などのイベントもあわせて行われ、地域の、一大イベントとして定着しています。
神明宮ヤマトタケルが東征の帰途,阿佐谷で休息したのが,始まりとされる歴史の深い神社で,境内は約3000坪の森となっており,年間を通して数十万人の参拝者でにぎわいます。


その他のイベントは?
①さいたま市浦和うなぎまつり
「潮干狩り」
旧暦の15日頃は潮の干満の差が大きく「大潮」と呼ばれ,この時期は多くの貝が見つかりやすいとされています。
アサリやサザエの旬の時期です。
日差しが強くなりますので,熱中症に注意をして,帽子などの対策を忘れずにしましょう
熊手とバケツを持って皆で楽しく取りに行きましょう♪
③名勝…美しい風景…姨捨(おばすて)の棚田(長野県千曲市)
国の重要文化的景観にも選定されており,斜面に広がる小さな田んぼそれぞれに月が映る光景は「田毎の月(たごとのつき)」といわれ,名勝となっています。
農家では田植えの準備が始まる時期で,田んぼに水を張るこの時期ならではの美しい風景もあります。
④[衣替]季節…春物から夏物への切り替わりの時期です。
⑴6月1日(旧暦では4月1日)は伝統行事といえる【衣替え】ですので,この頃から夏服の準備を整えておきましょう♪
⑵中国から伝わったもので,平安時代から宮中行事として日本にも定着し始めます。
最初は貴族社会のみで行われていましたが、徐々に武家社会や庶民の間にも広がり始めました。
江戸時代は四季にあわせて衣替えを行っていたので、1年に4回あったそうです。
明治に入り,新暦の6月1日と10月1日に1年に2回、主に制服を変える日として踏襲してきましたが,昨今のクールビズでもう少し緩やかな制度に変わってきています。
⑶梅雨に入る前ですので,防虫対策にも一役買います。
冬服をしまうのは,2・3日晴れの日が続く時がベストなので,湿度が高くなる梅雨に入る前に済ませておきましょう♪
・ただ,もう少しすると,冷房を使用する時期になりますので,冷え性の方は,膝掛けや上着を全てしまわず,数枚は取り出しやすい所に収納しておきましょう♪
↓◇続きは
◎③小満の旬の食材は?

https://ameblo.jp/skmhirai/entry-12598403241.html
◎④小満の旬を感じるものは?

https://ameblo.jp/skmhirai/entry-12598413542.html

◎①24節気&72候:小満とは?

https://ameblo.jp/skmhirai/entry-12598376421.html

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★【図書館カフェHabiRoad】

    

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【図書館カフェ HABI ∞ ROAD 】 店主:平井克也

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To HABI ∞ ROAD(いろんな幸せな道=彼岸への道) 
毎日毎日、本当に幸せで、ありがたい 
今起きていることは、自分に必要なこと 
感謝すべきことしか、起きていない。 
気付いて感謝、学んで感謝、成長して感謝 の繰り返しで、 
だんだん 満たされているって、すべて愛だって…。 
幸せだって 感じる 

ありがとう ご縁に感謝 (byおじぞう)  

【図書館カフェ ハビロード】の店主【平井克也】の著書『成功する人は、なぜ宇宙を語るのか。』が2017年12月13日(ひふみの日)、【徳間書店】から出版されました。

店主の平井は1961年12月30日生まれですが,生年月日の数字を入れ替えると,01112369(いいひふみロッカー)になります。
なので,ひふみ祝詞の申し子です。

 

 

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