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新日本キックボクシング協会

国が認める唯一のキックボクシング団体

いよいよ土曜日となった新日本キックボクシング協会 WINNERS2018 3rd 8・4(土)後楽園大会。

今大会のメインイベント、セミファイナルの4試合は日泰国際戦4vs4マッチ。

土曜日の決戦を控え、本日4人のムエタイ戦士が来日しました。
(右から)
ロンドユー・シンセンデット
タイ関係者
マーパロン ソー・ブンヨンヨード
アムヌアイデット ウォー・ワンタウィー
ニシャオ ソー・ジンジャルンカンチャン
治政館ジム  センデット トレーナー

それぞれ絶好調での来日で土曜日の日泰国際戦4vs4マッチは激戦が予想されます。

またNKBとの交流戦ではNKBミドル級王者、ランカーが参戦し協会ランカーと激突し、また他団体のランカーとの交流戦など激戦必至のカードが並びました。
是非、土曜日は後楽園ホールにお越し下さい。


新日本キックボクシング協会 WINNERS2018 3rd
2018・8・4(土)後楽園ホール

新日本キックvsNKB交流戦72.5K契約3分3R
西村清吾(NKBミドル級チャンピオン/NKB・TEAM KOK)vs 政 斗(日本ウェルター級1位/治政館)

政 斗(治政館)直前インタビュー

──5月には日本ウェルター級王座決定戦に出場しましたが、惜しくもとTKO負けを喫してしまいました。
政斗 自分の悪いところもいいところもあると思うけど、まっすぐ入ってもらっていたので。そこはクセになっているところだと思う。まっすぐ入るところをもう少し頭を振ったりして、打ったらその場所にいないことを徹底させたい。そうしないと、たぶんこの先上にはいけないと思うので。

──治政館の大先輩で週1回は政斗選手の指導にあたる武田幸三氏はフィジカルの強化を指摘しています。
政斗 ごもっともでございます。身体の弱さというのもあるし、身体の弱さは自分でも感じていたところでもあったので、もっとそのへんを見直しつつ技術を向上させていけたらと思っています。

──少しずつでもフィジカルは向上している?
政斗 そうですね。前よりは良くなっていると思うけど、まだまだです。

──今回の試合は?
政斗 72.5㎏契約なので、減量はほとんどいりません。その分コンディションが良くなるか悪くなるかは試合をしてみないとわからない。やっぱりパワーは相手の選手には及ばないと思う。ほかの面──スピードやテクニックで上回りたい。
──対戦相手の西村清吾選手は現役のNKBミドル級王者です。現役王者対決という部分は意識する?
政斗 そうですね。ここで勝たなければ、僕の価値はまた下がる。逆にここで勝てば、少しは上がる。そこを逃さずに勝ちたい。
──最後に注目してほしいところを教えてください。
政斗 相手のパワーに付き合わないようにして、闘っていきたい。最終的にはムキになって打ち合ってしまうと思うけど、少なくとも最初は相手の土俵に立たないようにして自分のリーチで闘えるようにしたい。
(インタビュー スポーツライター 布施鋼治)

新日本キックボクシング協会 WINNERS2018 3rd
2018・8・4(土)後楽園ホール

新日本キックvsNKB交流戦72.5K契約3分3R
西村清吾(NKBミドル級チャンピオン/NKB・TEAM KOK)vs 政 斗(日本ウェルター級1位/治政館)

西村清吾(NKB・TEAM KOK)直前インタビュー

――新日本キックのリングで試合が決まりました。
西村「ずっと分裂していたNKBと新日本キックさんが交流します。現役チャンピオンとして出向くので負けられない戦いだと思います

――今まで新日本キックの試合は見たことはあったのでしょうか?
西村「7月8日にあった興行に招待させていただいたので初めて試合は見させていただきました。動画などはよく見ていて、緑川選手、勝次選手、斗吾選手といった新日本さんのチャンピオンはレベルが違いますよね。全ての団体の中でもトップクラスにいて 本物だという印象があります」
――対戦相手の政斗選手についてはどのような印象がありますか?
西村「動画を見させてもらいましたが、若くて勢いのある選手だなと。根性系の選手でガツガツくるタイプという情報は聞いてました。そういう戦いは僕も得意分野なので、気持ちのぶつかり合いで激しくて面白い試合になると思います。気持ちの勝負で負けたことがないので必ず勝ちます」

――アウェーのリングでの戦いは得意ですか?
西村「NKBの看板を背負っていかせていただくので、絶対に負けない気持ちで挑みます」

――前戦の4月のNKBでの試合ではMAチャンピオンの井原浩之選手と対戦しました(西村が判定勝ち)。
西村「MAさんとは30年間も交流がありませんでした。試合前 に周りから結構発破をかけられて、チャンピオンとしての自覚を持って臨まないといけないと思うと結構緊張しました。交流戦となると普段の試合とはやはり違うものですね」

――これからも他団体とのチャンピオン狩りをどんどんやっていきたいという想いでしょうか?
西村「僕は今39歳で、年齢も年齢なのでいつまで続けられるかわかりませんが、強くなっている実感があるのでチャンピオン勢とやっていきたいという想いはあります。NKBのリングでやってきたことを証明していきたいなと」
――会場に来てくれるファンにメッセージをお願いします。
西村「盛り上がる試合をします。これを機にNKBの選手は他のリングでも通用するということを証明するのでこれからも交流が深まっていけ たらいいですね」
(インタビュー  スポーツライター 布施鋼治)

新日本キックボクシング協会 WINNERS2018 3rd
2018・8・4(土)後楽園ホール

セミファイナル 日泰国際戦4vs4マッチ 73K契約3分3R
今野顕彰(日本ミドル級1位/市原)vs ロンドユー・シンセンデット(泰国ミドル級/タイ)

今野顕彰(市原)直前インタビュー

――今回の試合に向けて練習で強化していることは何でしょう。
今野「僕は倒すことも多いですけど倒されることも多いので、そこを意識して距離感を凄く意識して練習してます。以前の自分は倒せないなら倒されてもいいやというぐらいの気持ちで戦っていたのですが、もう年齢が39歳になったことで勝たなきゃ意味ないなと最近思うようになりました。選手はよく熱い試合をしますとか言うじゃないですか。自分を応援してくれる方は熱い試合ではなく、勝たないと喜んでくれません。自分自身も勝たないと凹んでしまうので、勝つことを最優先にしてやるような意識でいます」


――KO
勝ちにはこだわらないと。
今野「もちろん倒す練習はしていますが、この前の5月の齋藤智宏戦からあえて試合でそこを目指すことは辞めました。それまで34年間は判定決着になったことがありませんでした。とりあえず判定までやろうという気持ちで戦っていた結果、いい距離感で戦えましたし、スタミナ配分も凄くいい形で出来ました」

――今回の相手ロンドユー・シンセンデット選手についてはどのような情報を入手していますか?
今野「リングネームは違いますが、去年8月に一度対戦していて(名前はオトヤスック・シンセンデット)、自分からガンガン攻めてくるタイプではないので、自分から手を出さないと勝てません。相手のペースにならないように自分の距離感で、今作り上げている戦い方でうまく戦えればいいかなと思います。前回の戦いでは結構ミドルを蹴られて身体が腫れたのですが、自分の中ではこのミドルであれば何発受けても問題ないなと思いながら受けていました」

――今回はどのような試合になりそうでしょう?
今野「倒さないで判定決着を狙いますが、積極的に攻める姿勢は変わりません。日タイ対抗戦の先鋒で行くので、日本勢に勢いを付けるためにもまずは自分が勝たないことにはどうにもならないですから」

――次の試合をクリアーしたらその先に見えているものはありますか?
今野「自分は3度も日本タイトルに挑戦して失敗しているので、斗吾選手のベルトが絶対に取り たいですね。自分はベルトストーカーなのでベルトに執着しまくっているから、この年齢になっても辞めれません」



新日本キックボクシング協会 WINNERS2018 3rd
8・4(土)後楽園ホール
セミファイナル 日泰国際戦4vs4マッチ 61.5K契約3分3R
内田雅之(元日本フェザー級王者・日本ライト級1位/藤本)vs マーパロン ソー・ブンヨンヨード(元泰国ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級王者/タイ)

内田雅之(藤本)直前インタビュー

――前回5月の永澤サムエル聖光戦を振り返っていただきたいと思います。
内田「最後の回転ヒジは練習していたもので、相手が出てくるのに合わせて“ここだ!”と思って出した技でした。最近ではそういう瞬間がわかるようになっていて、これはキャリアを重ねてきたからこそ出来る技だと思います」
――今回、タイ人との対戦となりました。
内田「パンチ、ロー主体の選手だったので噛み合うのかなと。今まで何度かタイ人とやってきましたが、勝率はあまり良くないので自分のリズムで戦うことをイメージしています。階級を変更してから3連勝していて、今勢いに乗っているのを感じているので、この勢いに乗りながら他団体のチャンピオンともやっていきたいですね」

――以前インタビューした時に現チャンピオンの勝次選手は同じジムの後輩だけに、タイトルマッチは考えられないと言われてました。その心境は変わらずですか?
内田「他にも強いやつはいますし、内輪での戦いにこだわっていても仕方がありません。せっかく目黒藤本ジムという大きな看板を背負っているのでもっと大きなところでやっていきたいですね」