本日、FUさんからメールが届きました!


ひよこ、すくすく育っています

かなり大きくなり、外に出すと、飛び回ってます。


日頃はコンテナの中でせまくて可哀想なのですが、AKが、まだ飼いたいといいますので、もう少し飼わせて下さい。


このこは、ここちゃんです。


~お母さんも「すごく可愛いんですよ」とおっしゃっています~





メールをいただいて~


AKさんは、どんな体験をしたでしょう?子どもは、それをつまびらかにするほどの言語力はまだありません。しかし、そばにいたら推測できる部分もありますね。推測できた「体験」の何倍もの体験をAKさんは、していると思います。

まず、五感で動物のあれこれを捉えています。だっこした感触、あたたかさ。かわいい動き。におい。(いいにおいではなかったかもしれないけれど、それもニワトリのにおいとして)・・・

また、ニワトリってこんなものを食べるんだな。こんなことをするんだな、ふーん。こんなことができるんだな、すごーい。というふうに、今まで飼ってきた体験をベースに動物の行動を理解したり、これから動物がしようとしていることを予測したり、また、いつもと違っていることを見つけ、考えたりしたことでしょう。


「すごく可愛いんですよ」と言って見守ってくれるお母さんと一緒だから、子どもは、「快」な体験も「不快」とも言える体験も、どちらも動物の特性としてまるごと受け入れられる度量が持て、かけがえのない楽しい体験として残り、重要な成長・発達の礎のパーツを形成していきます。

~ひよこを飼っているFUさんからメールをいただきました~


先日はヒヨコありがとうございました。
すくすくと育ち、とても元気です。

出すと飛び回ってます。



息子は、名前をつけています。

しろんちゃん。ちいちゃん。ここあちゃんです。


 仲良しです


部屋で飼いすごく可愛がっています

ありがとうございます

       

まだまだ家で飼いたいといいますので、しばらくは、飼わせてください。


(原文のまま)


子どもたちがしっかりと育っていくには、生物と触れ合う体験、労働する体験、人と交わり関わる体験などなど、数えきれない様々な分野の体験が必要ですが・・・・


それらの中で野外で相応しい体験は、できるかぎりNCEGで取り上げていけたらいいなと思っています。


今回、「おむすび持って春の生き物たちと遊ぼう」に参加した子どもたちは、家族以外にも一緒に参加した人たちと一緒に様々な草遊びをしました。その中で五感が刺激され、感性が育ち、手指の巧緻性、作った笛を吹く時には口周辺の様々な筋肉の巧みな動きが求められる体験等々をしました。


そして、もうひとつ、今回は別枠で少し大きな子どもたちに、池の堤を利用したそり滑りをさせようと計画しました。これは、ある年齢に達すると勇気を持って決断し、大胆な行動ができる力も育てていくことが大事だと考えたからです。




念のためにゴーグルと手袋を用意して保護しました。

すべってきました~

段ボールをつかいました。



みんなと元気いっぱいに遊ぶのだーいすき!!!





お兄ちゃんたちにまじって、自分からそり滑りに挑戦しました!がんばったね



仰向けに近い格好になった方がよく滑れたよ~



なかなかすべりません



自前のそりを持って来て滑ったよ!



最後にお母さん方も挑戦~、でも、もう、地がむきだしてなかなかすべりませんでした。



みんなでやることによって勇気が出せます。また、異年齢の子どもがいることでたがいに触発しあって、育っていきます。こういう集団がもつ教育的な力がしっかりとした人に育てていきます。


『当日は、スタッフとして参加していました。
そり遊びの準備をするときに、試しに何度か滑ってみました。
いやあ~気持ちのいいこと!
幼いころに、大きな子について行って遊んだ記憶が、すぐに思い出されました。
なかなかうまく滑らないなあ…
重くなったからなあ…でも気持ちは加速度で、小学生にタイムスリップ!!(TUさん)』

参加した子どもたちのいい笑顔!
みんな夢中に滑っていたのが、企画したものとして本当にうれしかったです。
自然の中の遊びを通しても、子どもらに逞しさが育ってくれたらいいなあと思います。

これからも、こうしたダイナミックな体験も、取り入れていけたらいいのではと思うのですが、いかがでしょうか?


~参加したみなさんの感想をお待ちしています~

4月29日 「おむすび持って春の生き物たちと遊ぼう」


この日、nagomi garden に親子40人近くが集まりました!

子どもたちは来るなり、nagomiにある池に網を突っ込んだり、かがみこんだりして池の中を覗いています。ほんとに子どもらしい好奇心を発露させた姿を見せてスタートです。

その後、用水路の上の方へ行ってしまい、少々、集合が遅れる始末(笑)



まず、おむすび食べにレンゲ畑へ出~発!

途中の小さい用水路を越えるのも、幼い子どもにとっては大冒険!

少し、手を添えて越えられた子ども、両手を持ってもらってブランコして越えさせてもらった子ども、自分でとんだ子もいました。どんなことも、子どもにとっては大きな体験になっています。



最近は、めっきり少なくなってしまったレンゲ畑ですが、ここには、レンゲがいっぱい!事前にお願いしてお借りしました。

レンゲ畑に入って行くと、一斉に無数の虫が飛びました。虫たちは、場所を移動してくれたようです。

シートを広げておむすびです!


子どもたちは、おむすびを食べるのもそこそこに、虫捕り、カエル捜しを始めていました。


親子での活動は、子どもも大人もいろいろなことが心に刻まれていきます~



「パパ、テントウムシってねぇ、手を広げたら指のところをこう上がって行って、てっぺんまで来たら飛んでいくんだよ~」

今日、レンゲ畑で体験したことや教えてもらったことを帰宅後、うれしそうに話していました。(KOSさん)



いいものみつけるぞー!



レンゲの花を観察してみましょう~

「花びら、とってごらん」

「おしべ」「めしべ」~それらがどんな役割を持つものなのかが解らなかったようです。


花の後に実ができていることが観察できました。
花は、実を作るためのものであることや、実の中には、種があることを親子で確かめました。


レンゲ畑に生えていたスズメノテッポウを使って笛を鳴らしました。
か細い音ですが、鳴らせた人もいましたね。

レンゲ畑から藪の中へ
セイタカアワダチソウや、ノイバラに「つば」のようなものがついています。
「カマキリの卵!」と、すぐに元気な反応がありました。
では、たしかめてみましょう。泡の中に指を入れていくと、赤い色をした小さな虫が出てきました。
アワフキムシでした。
実際に、泡に手を入れるのには、勇気がいったことでしょう。「それでもやる!」ことで本当のことが体を使って認識していけます。


ノイバラの花が咲いています。いいにおい~
棘があることも、大切な体験でした。


ヒメコバンソウの「かんざし」~
「舞妓さん」みたい~
そばにいるおとなの言葉かけが子どもたちの語彙をはぐくみます。


私の畑の安全なホトケノザの蜜を吸う~
ほんとにほんとにかすかなのに「あま~い」
みんなの感覚が研ぎ澄まされています。


タンポポ見つけて
自分の背丈ほどもあるセイタカアワダチソウの林の中も、ぐんぐん歩いていきます!


お父さんと一緒に綿毛飛ばし~


バースディケーキのろうそくを吹き消すのを思い出して、吹いたらうまくいったよ~


自分で見つけて、ふーっ!




シソ科イヌコウジュの匂いをかぐ~

「ほんとだ、しそのにおい」


『春の生き物探しだったので、ワクワクしながらnagomi gardenに行きました。途中の用水路にカメ、魚がいたのでびっくりしました。カメを捕まえたら動きが思っていたより早かったです。トンボは秋だけかと思っていたら、春にもトンボがいることを知りました。お友達と虫カゴいっぱいトンボを捕まえて楽しかったです。また、遊びに行きたいです。(KAくん)』




『はじめは原っぱで走り回って遊べるかなというくらいの気持ちでした。もちろん子どもは蓮華畑で思いっきり走り回りましたが、それ以上に私が草花で遊んでいた子ども時代を思い出して楽しませてもらいました。息子もそんな私たちを見て、楽しそうと思ったようで、見よう見まねで草をとり口にくわえて吹いていました。(真似だけで音は鳴りませんでしたけどね。)(KODさん)』




『私が小学校の時は、帰り道に自然がたくさんあって、誰に習うわけでもなく草花で遊んだなぁと思い出しました。息子が通う小学校までの道のりは、コンクリートの道ばかり。自然のなかで楽しんでいる息子を見て、これからも自然に触れる機会をたくさんつくってあげようと思いました。
最後に、ちびっこは休憩、大きい子は草滑りにという時間がありましたが、この別々の時間はどちらも楽しめてよかったです。途中に何度かこんな時間があってもよかったかなと思います。予定してくれていたことも、大きいお兄ちゃんだけだったらもう少しできたかなと、 申し訳なく思いました。でも、人手がいりますね。
また参加させてくださいね。(KODさん)』



『とても楽しい1日を過ごさせてもらいました。
虫をあんなに捕ったのは初めじゃないかな~(*^-^*)
昭和の子供みたいで、嬉しかったです。(Uさん
)』



『息子も、お友達と一緒に自然遊びも満喫して大喜びでした。
私も、楽しかったです。普段何気なく接してる草木やカエルも皆と一緒なら新鮮に感じました。不思議。
また是非よろしくお願いします。(YAさん)』



『いつもnagomiガーデンでは子どもも私も目一杯楽しませてもらってます。今回は幼児バージョンということでしたが、私の知らなかったことをたくさん教えてもらいました。三種類の笛は子供も全く鳴らなくて、私も鳴らせなかったので子どもに「こんな感じやで」って伝えることもできず少し歯がゆかったですが、いつか鳴らせるようになりたいです。(YAさん)』



『先生のお話だとまだまだ草花遊びや虫との触れ合いがありそうだったので、機会があればまた教えてもらいたいなと思います。
今回の企画のために何回も下見をして色々考えて頂いたり、草滑りを含めての事前準備など、本当にありがとうございました。(YAさん)』




自然の中で、子どもたちが五感を働かせたり親子がふれあったりすることができて、大切な時間をどうもありがとうございました。(SUさん)

私は、スズメノテッポウの鳴らしかたを思い出すことができてうれしかったです。鳴らし方を忘れてしまっても、れんげ畑で吹いた記憶はいい思い出として残っていました。教えていただいたので、私もまた春には一緒に鳴らして、自分の子どもに同じ思い出を作ってやりたいなあと思います。(SUさん)
6歳の娘は、れんげ畑でおにぎりを食べたり花をつんだりしたのが楽しかったようです。3歳の息子は、れんげの緑と黒の実をもらったのがうれしかったようで、両方リュックに入れて持って帰ってきていました。(SUさん)
もし可能であれば、幼児はお昼ご飯を食べるとお昼寝の時間になってしまうので、午前中を中心に活動をしていただけたらありがたいなあと思います。小学生は元気いっぱいなので、活動量が違って難しいかもしれませんが・・・ 
 普段の生活をしていると、大人も子どもも忙しさに流されたり便利な物に頼ったりすることがどうしても多くなってしまうので、自然とふれあえたことが本当に良かったです。
 畑の維持・管理や計画などご苦労が多いと思いますが、またいろいろ教えていただけたらうれしいです。(SUさん)

魔法の葉っぱ


ネズミモチの葉で笛をつくる


どう、鳴ったかい?



鳴るまで、何度でも挑戦します~


自然の中は、遊びがいっぱい






~ この日のそり遊びは、別に記事として追ってあげます~
(感想などお待ちしています)

NCEGの活動のベースになっているのがnagomi garden です。

庭ですから、どこをどうしたらいいかは、

みんなでアイデアを出し合って、つくっていっています。


先日のあの表札もそうでしたが



この日は、自分の庭で増やした草花を植え付けに来てくれました。

TAさんご夫妻です。



あの綿の花壇の土止めにした石のところにも




フェンス沿いにも


自分のできることは進んでしてくれます。



NCEGは、こうしたスタッフの活動で支えられています。


こうして、NCEG自然体験のベース=nagomi garden が素敵な空間になっていきます。




※ホイペットのダッシュくんもスタッフTAご夫妻と一緒に来てくれました。このダッシュ君、見覚えのある方もいらっしゃるのではないですか?アンティークと雑貨のお店スローライフhttp://slowlife.shop-pro.jp/ )のオーナーさんお宅の犬です。

「ひよこの里親になりませんか~」

こういって飼育したい人を募集しました。



6羽いるので3羽ずつの2組にわけて飼ってもらいます。

子どもの頃の体験はとても大切なので、大きな鶏の飼えない家庭でも、ひよこなら飼えるだろうと思い企画しました。



やって来たひよこたち~種類は、ボリスブラウンです。




スーパーマーケットなどで赤い卵として売られているあの鶏です。


里親のFさん


もう一組は、Sさん

ひよこが大きくなったら、nagomi garden にある鶏小屋で飼います。


~学校では、子どもたちに欠かせない体験の一つとして動物との触れ合いを位置づけてきましたが、それが現場からは年々消えていっているように思います。絵本やビデオなどで動物たちと出会っていても決して獲得できないものが飼育の中には無限にありますね~

NCEGのスタッフは、センスのいい人たちが集まっています。


スタッフのひとり、KIさんが、nagomi garden の看板を作って来てくれたのです。




いいでしょう~!

ボードも錆びたブリキへのレタリングもこの場に馴染んでいます。



併せて案内掲示用のボードもおそろいで作ってくれました。





このブログのプロフィール画像にさっそく使わせてもらっています。


一人ひとりの個性がNCEGのなかで発揮され、活動内容もゆたかになっていきます。


里山にフキの生えているところがあるので採りに行きます。

nagomi gardenからフキのあるところまでは、楽しい自然観察です。




ガイドしてくれるのは、TUさん。




初めは、田畑やその周辺に生える植物

レンゲ、ハハコグサ、スズメノテッポウ、ウマノアシガタ、マツバウンラン・・・



TUさんの説明を聞きながら野帳に記録していきます。

 山へ


山に入るとピンク~紫のタツナミソウや、ジュウニヒトエ、ホタルカズラなどがありました。、




フキの生えている湿地まで来ました。




食べるだけのフキを採りました。大きい葉~



「ああ~、蕗のいい香りが」


せせらぎの音を聞きながらの蕗採りでした。



朝から綿の畝づくりをした疲れも見せず

          楽しい山歩きになりました。



充実感のある表情です~(翌朝、大丈夫かしら?)


自然とつながりのある暮らしはいいもんです~


この日、観察ガイドをなさったTUさんは、初めは草の名前などは知らない人でしたが、NCEGの会員になり、自然観察に参加する中でとうとう身近な植物ならガイドできるようになりました!この日がガイドデビューだったのですが、とても、好評でしたよ!!!

nagomi garden で綿を育てることにしました。

これは、昨年末、リース作りをした時に、素材の一つとして「綿があればいいね~」ということから企画されたのです。


種は、入手しにくくなっているようでしたが、何とか準備できました。




その種は、果皮が硬いのでしばらく水に漬けておいてから、蒔きます。



一番大変だったのが、畝づくり。

nagomi gardenの一角にあった土を使いますが・・・・




固くなっているし、木切れや石ころなどを除去しながら、先ずは、土の準備から



つるはしを使わないと堅くて掘れないほどなのです。



力いっぱい!一生懸命にやりますよ~!!!



みんなでやるから、できるのです。



こうして思っていた以上に時間はかかりましたが、完成!
土が崩れないように、重い重い石を転がしながら動かして囲いもしました。


その後、腐葉土や有機石灰を混ぜ、さらに、畝の真ん中に溝を掘って肥料を入れた後で種まきをしました。(ポイントの写真がなくてすみません)


どれくらいで芽がでるのでしょうか?楽しみです。

毎年のことなのですが、nagomi garden のある名草山南斜面は

4月の終わりごろになると変わった風景が現れます。

《写真を拡大してご覧ください》




まもなく、初夏に向かうというので、

ますます、緑色が濃くなっていこうとしているのですが、

それとは逆に白っぽいかたまりがあちらこちらに現れるのです。




これは、ある種の樹木が花を咲かせているのです。




名前は、クロバイ




ハイノキ科というのに属しているのだそうです。




高木のためになかなか手折ることなどできません。

それで、竹の棒をつかって、少しだけ枝をいただきました。




花は、ちいさい白い5弁花で花序をつくっています。


とてもいい匂いがしました。


みなさんの近くの山でも、こんな風景は現れていませんか~?

やっと、桜が咲いたと思っていたら、もう、初夏に向かう 里山です!