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さあ、今日は、流しそうめんだ~!
この日までにサプライズで間に合わせてくれた「NCEGの旗」が青空に翻っています。
初めて参加する人でも、この旗を目標にして迷うことなく このnagomigardenに来ることができます。
その旗の下に、前日、流しそうめんの設営をした大人と子どもたちが、集いました!
さあ、いよいよ、流しそうめんのはじまりはじまり~!
「まだかな、まだかな」と上を見上げます。お箸をちょっと水につけてみたりしながら・・・・
「きた、きたー」真剣なまなざしで見つめ、流れていく麺を箸で追いかけます。箸でつまもうとしますがスルスルと流れていってしまい、そうこうしているうちに次のが流れてきてそれにも視線がいき、今度はそちらに慌てて箸を伸ばし、追いかけますが、またスルスル~
でも、そのうち流れてくる麺を、追いかけるのではなく箸で堰き止めることに気づいていきました。そして、箸に引っ掛った麺を、まず、竹の縁にかけ、流れ過ぎていかないようにしてから、落ち着いてつゆの中にたぐり寄せるという姿が見られていきました。
誰に教えてもらうのでなく、だんだんと工夫していくのでした。親と子のこの距離感が、いいのです。先回りして指示してしまうことの多い現代社会では、子ども自身が困ったこと等に出会った時に、自ら考え解決していく力を発揮する機会が失われているのを常々、危惧してきましたが、この場面に親子のあるべき距離感=子どもの力の育ちを生み出す本来あるべき関係が現れていました。
キュウリやミニトマトも流れてきて、テンションアップップ!
一番高い所から見ると~
ここからそうめんを流しています。
みんな、いっぱい食べました!満足感が溢れます。満腹満腹!
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最後は、みんなでかたづけです。
素敵なことを成し遂げた充実感の中で、和気あいあいに手際よく片付けられていきました。
こうして、NCEGの流しそうめんは、「先人の生み出した文化を受け継ぐ力をみんなが身につける」という目標を達成し、大成功でした。
この大成功を支えてくれたのは、仕事や育児、家事の合間をぬって準備のために地道に活動してくださったスタッフの努力です。
わたしたちは、これからも様々な日本に残る自然とかかわりのある文化を掘り起こし、それらを次世代に受け継いでいけるように知識や技術を学ぶための取り組みを行っていきます。