IBOZOO UUというのは、ユミットの考える数理物理学モデルにおいて宇宙に満ちている、根本的な存在で、必ず対で存在し単独のIBOZOO UUはありません。彼らの数学は地球のものと違って二値ではなく四値(真、偽、宇宙外において真、地球の言語に翻訳不能)の数学なのですが、地球人でもわかりやすいように、ユミットが図示してくれた時間の概念図があります。
この旗印のついた球がIBOZOO UUの概念です。今からこの図を、かなりザクっと説明してみます。
宇宙は、地球の物理学においても10次元とか11次元とか言われています。それはユミットの物理でも同じで、彼らは宇宙を10次元でとらえています。このIBOZOO UUは高次元に存在するもので、この次元からは決して見えないものです。IBOZOO UUには互いに直交(90度に交わる)していて交差しない軸が、次元の数だけあります。例えば1次元は線、2次元はそれと直交する線を足して、平面を表します。3次元ではさらにもう一本の線が、すでにある二つの線と直交します。
次に4次元ですが、この3次元の3本の線にすべて直交するように、4本目の線を頭の中で描いてください。その軸を10本分想像できれば、はい、あなたはIBOZOO UUを想像できます。。。
って
んなのできるか!
でもはるか昔、数学科にいた頃はN次元が頭の中で想像できたのですけどね。。。
まあ、そんな軸の中の一つの軸が時間を表し、これが図のように回転しているのを想像してください。この回転の方向は、もうひとつのIBOZOO UUと交わることによって決まります。この図では過去方向から見て、後ろから上に、そして前から下へと回転しています。この回転の角度が時間で、回転の方向性が私たちの時間です。一方、左側に描いてある、回転軸の異なるIBOZOO UUは、この世界とは異なる時間を表しています。
どうです? なんか、別な時間軸というのがとても明確に想像できる説明だと思いませんか?
このIBOZOO UUの軸の回転は、最初の回に書いた下記の文章に何か通じるものを感じます。
セレクトンは実際にはコンパクトに巻かれた円からなる非常に小さな点です。それらは永遠にvoidに巻き戻され、voidの小さな一欠片が正確にそれを元に戻し続けます。これらのセレクトンはすべて同じ方向にコンパクトに巻かれているため、(物質的な)宇宙では時間は一方向に流れます。我々の空間では、セレクトンは巻かれていないため、ネバーエバーではすべての時間が一つであり、時間が存在しません。
あの世ではIBOZOO UUの時間軸は回転していないか、ランダムに動いているのかもしれません。そう言えば地球物理でもセレクトンという仮想粒子を、世界の根本のように考えている人がいるようです。ChatGPTは、一般物理においてはそんな粒子は存在しないと言っていましたが、この「エンジニアのための量子力学」というページでは、クーロン力という物理の根本的な力を、セレクトンとスポトンという粒子を用いて説明しようとしているように見えます。
このページのさわりだけをChatGPTに渡して、これは普通の理論かどうかと聞いたらこんな答えが返ってきました。
この文章はフィクションや独自の仮説に基づいている可能性が高く、標準的な物理学の理論とは大きく異なります。
さて、何がどうなっているのやら。ガチガチの数理物理学には手の出ない私は、この辺でこの話題を終わりにしましょう。でも今回、ほんの少しだけ時間の特性が、特にあの世には時間がないという意味がわかった気がします。みなさんはどうでしたか?