ノカイドウ | 古代文化研究所

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古代文化には、多くの疑問や問題が存在する。そういうものを日向国から検証していきたい。

○昨日、2024年5月26日に、えびの高原にミヤマキリシマの花見物に出掛けて来た。その話をブログに載せようと、いろいろ過去のブログや写真記録を見ていたら、ノカイドウの話をブログに書いていないことに気付いた。何とも迂闊な話である。

○2024年4月18日は、霧島山高千穂峰に登って来た。その話は次のブログに書いている。

  ・テーマ「日向国の邪馬台国」:ブログ『高千穂峰登山』

  高千穂峰登山 | 古代文化研究所 (ameblo.jp)

○その帰りに、えびの高原に立ち寄り、ノカイドウの花を見て来た。当然、続けてブログに載せる予定だったが、「北京漫歩」旅のブログを書いている最中なので、つい、失念していた。

○2021年5月16日に、霧島山韓国岳に登った。その際、ついでにノカイドウの花もみたいと思い、出掛けたが、すでに、ノカイドウの花は終わっていた。その話は次のブログに書いている。

  ・テーマ「日向国の邪馬台国」:ブログ『霧島山のノカイドウ』

  霧島山のノカイドウ | 古代文化研究所 (ameblo.jp)

○どうしてもノカイドウの花を見たかった。それが実現したのが翌年の、2023年5月1日のことだった。

  ・テーマ「日向国の邪馬台国」:ブログ『えびの高原のノカイドウ』

  えびの高原のノカイドウ | 古代文化研究所 (ameblo.jp)

○それで、2024年の今年も4月18日に、えびの高原のノカイドウ自生地に、立ち寄ったわけである。少し早い気もしたが、ノカイドウの花は、十分、きれいに咲いて居た。お陰で、去年5月1日、今年4月18日と、続けて、ノカイドウの花を見ることができた。

○現地には、次の案内があった。

      ノカイドウ 野海棠

   牧野富太郎博士が明治42年(1909年)、えびの高原を訪れた際に

  発見して命名。

   バラ科リンゴ属の樹高4m程度の落葉樹で、4月下旬~5月上旬頃の

  わずかな期間に、サクラより一回り小さめの桃色がかった白い花(つ

  ぼみは濃い紅色)が咲く。果実は7mmくらいの小粒で秋に真っ赤に

  熟す。

   和名の「ノカイドウ」とは「野生のカイドウ」を意味している。

   ノカイドウは世界中にえびの高原の渓流沿いにしか自生していない

  大変貴重な植物です。

   大正12年(1923年)に、ノカイドウの自生地が国の天然記念物に

  指定されていますが、シカの剥皮害、高木層の発達による被圧、根本

  の洗堀などによる衰弱・枯死が著しく、その数は年々減少傾向にあり、

  このまま放置すると絶滅の恐れがあります。

   そのためノカイドウを適切に保護・管理するための一環として、シ

  カに食害防止のための防護柵を設置する等の措置を行っています。

○もう一枚、次の案内もあった。

      こどもけいじばん

      ノカイドウ

   えびの高原で発見された植物で、4mくらいの高さになります。

   4月おわり~5月はじめ頃に、サクラのようなきれいな花がさきます。

   ノカイドウは世界中にえびの高原の川沿いにしかないとても貴重な

  植物で、ここ「ノカイドウ自生地」は天然記念物になっています。

   シカに食べられたり、大きな木のかげになってしまい弱ったり枯れ

  たりして数が少なくなってきています。

  ~~ノカイドウを守るためにも、霧島山の自然を大切にしましょう!~~