えびの高原のノカイドウ | 古代文化研究所

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古代文化には、多くの疑問や問題が存在する。そういうものを日向国から検証していきたい。

○昨年、2021年5月26日に、霧島山の韓国岳へ登って来た。その時の様子は次のブログに書いている。

  ・テーマ「日向国の邪馬台国」:ブログ『韓国岳登山:2021年5月16日』

  韓国岳登山:2021年5月16日 | 古代文化研究所 (ameblo.jp)

○あいにく、天気が悪かったので、五合目で引き返した。少々、天気が悪くても、出掛けたのには、理由がある。それはノカイドウとミヤマキリシマの花を見ることであった。結果、登山は五合目で断念したが、ミヤマキリシマの花は、少し見ることができた。その話は、次のブログに書いている。

  ・テーマ「日向国の邪馬台国」:ブログ『ミヤマキリシマ』

  ミヤマキリシマ | 古代文化研究所 (ameblo.jp)

○もう一つのノカイドウの方は、完全に終わっていて、花一輪も見ることができなかった。4月の終りには、すでに花の時期が終了したと言う話を駐車場の叔父さんから聞いた。それでも、諦め切れないで、ノカイドウの自生地まで行ってみた。

  ・テーマ「日向国の邪馬台国」:ブログ『霧島山のノカイドウ』

  霧島山のノカイドウ | 古代文化研究所 (ameblo.jp)

○2022年の今年は、どうしても、ノカイドウを見たかった。それで4月20日に、一回、様子見にえびの高原のノカイドウ自生地を訪れたが、まだ完全に蕾の状態だった。もう10日くらいは要するだろうと判断した。

○2022年5月1日は、所用で時間が取れなかったが、午後になって、どうにか時間を確保することができたので、えびの高原を目指した。午後3時過ぎに出掛けた。えびの高原へ行くのに、こんなに遅い時間に出掛けることはない。

○午後4時20分ころに、何とか、えびの高原へ着いた。5月1日は日曜日で、結構、人が多いように感じた。4月20日に予想した通り、今が満開の時期だった。

○現地には、次のような案内板が設置してあった。

      国指定天然記念物

      ノカイドウ

   ノカイドウは世界中でこのえびの高原の渓流沿いにしか自生していない大変貴重な

  植物です。なぜ、えびの高原一帯にだけ分布しているのか、まだよく解っていません。

   大正12年に国の天然記念物に指定されました。現在、300株余りしか有りません。

   自然が生みだした貴重な植物を大切にしましょう。

      ノカイドウ:野海棠

    ・バラ科科・リンゴ属の樹高4m程度の落葉樹。

    ・花期は、5月上旬頃(一週間くらい)つぼみは濃い紅色、サクラより一まわり

     小さめの桃色がかった白い花が咲く。

    ・果実は、4~6mmの小粒で秋に真っ赤に熟す。

                                        環境庁

○花は、

 サクラより一まわり小さめの桃色がかった白い花が咲く。

とあるけれども、ほとんど真っ白に近い気がした。たくさんの花をつけているので、豪華で美しい。一年越しで、ようやっと見ることができてうれしかった。花の命は、

  5月上旬頃(一週間くらい)

とあって、何とも短い。