今回の話で
関関同立一般入試英語のいったんの終着点になります。
いったんの終着点というのは、
まず最初に、関西大学英語の攻略を固めてしまう
という意味です。
私は同志社大学や立命館大学志望なんだけど...と思われてる方にも
併願対策として、
これまで培ってきた基礎学力をさらに固めるための素材として、
関西大学の英語は非常に有効ですので、
①関西大学英語を先にある程度やり込んでおいてから、
②ワンクッション挟んで、
(⇽ 文法語法問題・英熟語の暗記・英単語力アップ)
③立命館大学・関西学院大学・同志社大学の対策へと分かれていく
という流れが、関関同立一般入試受験戦略としては賢明だと考えています。
(全落ちは避けたいですからね...)
⇒よくあるパターンとして、
同志社大学志望の私大受験生が、
最初に英単語暗記を膨大に行い、ネクステなどの文法問題集をひたすら回し、構造構造と英文解釈を難度が高いものにまで手を出してここまでの勉強が全て中途半端になり、長文問題集をあまり理解ができてないのに騙し騙し何冊かやって、ここまで莫大な時間を投下したにも関わらず、、、いざ同志社大学の過去問を解いてもほとんど5〜6割前後で伸びが止まり、、、基礎学力と長文の読み込みが足りず知識も全体的にうろ覚えで今ひとつ使えない状態で、、、受験直前に併願対策だと関西大学や立命館大学の過去問を少しやってそれも中途半端な出来のまま、本番なんとかなるだろうとタカをくくって、関関同立はどこも合格せずに終わる、、、というパターンって皆さんが想像するより遥かに多い例なのです。。。
無駄に量と難度を追求して最初から手を広げ過ぎてしまい、薄い知識を作ってしまい英文の読み込みが足りないという状態の末路なのですが、ほとんどの受験生はこのワナに気がついていません。。。
最初は最低限必要な知識を入れて、
それを使いこなす多くの長文読解練習こそが、
英語が苦手な人がまずはやるべき練習なのです。
自身のキャパオーバーに気づかず、
最初の段階で必要のないレベルにまで手を広げて着手していると
いつまで経ってもどれも完成せずに、
勉強をやってるのに点数が一向に上がってこない事態に陥ることに一刻も早く気づいて
軌道修正してほしいですね。
【まずは関西大学英語の攻略】
世界一わかりやすい関西大の英語 合格講座(改訂版)
これ(⇽改訂版であることに注意してください)を使って、
関西大学英語の解き方について慣れてください😊
ひとつひとつ丁寧に、3回はやり込むつもりで、
1回目は、解き方をイメージするために解説を読み込んでみましょう!
⇒これまでの知識・速単英語長文の読み込みをここで活かすつもりになって
解説を読みながらも、訳なども考えてみてください。
(ちゃんと意味を把握しなきゃ、というプレッシャーを一旦解放して、解説を読みながら解き方をイメージしつつもとりあえず訳してみることが自信を積み重ねる上でも大切になります)
2回目は、ノーヒントで自力で解答して解説を何度かチェックして確認しながら、関西大学の入試問題を解くときには、何を手がかりにしてどのような方法で考えるのか?に意識を向けてください。
3回目は、解いて解説をもう一度読み込んで、
リストに上がってる必要な知識や知らない単語なども
暗記漏れがないか確認しながら、きちんと仕上げてくださいね。
この1冊をやり込めば
関西大学一般入試英語において、試験の際にどうやって取り組むか?のイメージは固まります。
ただ、ここで終わっても自力で完答する域には到底及びませんので
次の練習により、先程のイメージをより具体化させて、対応力を上げるための演習を重ねる必要があります。
次の段階の関西大学英語練習では語注が充実してないため、
念のためシス単の第3章の意味だけで良いので追加記憶してから、
次に移行すると良いでしょう。
(もちろんこれまでの過程で、第1章の意味と語法、第2章の意味は繰り返しチェックして、日頃から固めておいてくださいね)
次の演習はこちら↓↓↓で行います
関西大の英語 (第9版)
2011年〜2020年の関西大学英語の過去問から
各大問ごとに問題がセレクトされて掲載されています。
2021年〜2023年の過去問は、
2024 赤本 関西大学 英語 (3日間✖️3年分 掲載)
で、ある程度フル過去問が揃いますので
今年出版されるであろう第10版は購入しなくて問題ないです。
(直近3年分の過去問は直前期にテスト演習で使用する予定です)
【この本の使い方】
目的:分野(大問)の解き方を固めるために使用
①苦手な大問から攻める
②何分かけても良いので自力で考えに考え抜いて解答を作る
(できるだけ類推を頑張り、ただのヤマカンを使わないよう務める)
③解答の根拠を解説で確認する
④解けなかった場合は、なぜ解けなかったのか?何の知識や運用が足りなかったのか?を再度考える
⑤最終的にその問題を瞬殺するためには、何に気をつけるべきだったのか?を考え直す
⑥英文全体を自力で読み直す(訳は後ほど参照)
⑦足りなかった単語はシス単及び辞書でフィードバックしておく
大問ひとつにつき、めんどくさいでしょうが、上記の流れを踏まえて学習を進めてください。
(宣伝)
(当サポートでは、この一連の作業が行いやすいように、以下のように作成した関大英語過去問資料を配布して学習してもらっています。昨年度、これ↓↓↓を半年使いこんで関西大学に特待生で合格された関西大学第一志望の生徒さんがおられました。)
この段階では解く速度を気にするより、
考えて解いたことが正しい動作で解けていたのか?
をきちんと確認していくことに、練習の意味がありますので、
考えることに対して手抜きのないようよろしくお願いします。
今回の学習を経れば、考える力と知識の運用のバランスが格段に良くなりますので、
あとやるべきことは、直前期にテストをしながら時間を詰めて正答率を上げる作業となります。
関西大学第一志望の方は、この先、
①これまでの英語の基本学習の復習錬磨に取り組む。
②社会・国語の勉強を開始していく。
③関西大学の過去問でテスト演習を適宜行いながら、制限時間と正答率のバランスを見ながら、復習・強化ポイントを定めていく。
という3点セットを組み合わせながら
作り上げてきた知識や解きカンを鈍らせないよう
英語は欠かさず勉強してください!!!
ついついサボってしまうと
受験生の英語力は目に見えて下がっていきますので。。。
(いったん下がると取り戻すのに最低2週間はかかります...)
ほんま注意しといてくださいね。
立命館大学・同志社大学・関西学院大学を第一志望にされてる方のために
次回に、その対策のための前段階の練習について述べてみますね。
関関同立に逆転合格するための受験サポートです
続きはこちらからどうぞ
このシリーズははじめから一連の流れがありますので、出来ればはじめから読み進めてくださいね!