(1)2011 京都大学 大問1 (下線部和訳)
(2)2007 新潟大学 大問2 (記述総合)
(3)2010 大阪大学 大問2 (記述客観総合)
(4)2017 神戸大学 大問1(記述客観総合)
(5)2011 東京大学 大問5(物語 記述客観総合)
こんばんは😊
ここまでの5日間で
国公立大学の英語長文読解の問題を5問掲載させていただきましたが、(解いてみて)いかがだったでしょうか?
京都大学・新潟大学・大阪大学・神戸大学・東京大学の5大学の過去問でしたが、大学のランクと問題のレベル(難易度など)は一致していましたか?
多少解きやすい解きにくいはあったと思いますが、個人的には大学のレベル差程の差は感じられない気がしています。
それだけ国公立大学の問題はよく練られていると思いますし、無駄な設問を排除してその英文の急所となるところをしっかり問うてきてますよね。
普段皆さんが受験される記述模試とは
ひと癖もふた癖も異なる本格的な内容吟味問題の数々に対して、勝手が違うという思いで上手く解けない様を露呈してたりしませんか?
確かにその大学の過去問を解いたことのない人にはお初の形式の問題で、あたふたすることはあるでしょうが、
仮にその大学の過去問を数年分解いていたなら、しっかり対応できる(つまり時間内に高得点が取れる)ものだったのでしょうか?
模試では文法問題をはじめとする得点調整のためのサービス問題が存在しますが、国公立大学の2次試験の場合、そういう目に見えるサービス問題を用意してくれてるのは極わずかな大学に限られています。
そこでお聞きしたいのですが
内容記述問題(下線部和訳を含む)や、ある程度処理速度が必要となる論理的に答える客観
式問題だけで構成される長文読解問題に、対応しうる力はもう既に身につけておられますか?
一般に販売されている長文問題集が
如何に圧縮された量と質の問題で構成されており、入試とはある意味異質な設問を扱っているのか理解できましたか?
その類に慣れたのは、単なる入試過去問に入る出発点に過ぎない
ということをご理解していただき、
ノーヒントで制限時間内に如何に高得点(最低でも合格点)を取るか?ということを意識した過去問演習が必要だと思っていただきたいのです。
少々ではへこたれない学力を
様々な過去問で演習することが途中過程にあってこその、2月に入っての自身の志望校への過去問に当たっての実力確認だと思います。
直前期に自身の出願大学の過去問を
慌てて解くだけでは、 本当に解くだけで大した収穫も得られずに終わる可能性が大です。
あー、あの大学の過去問の量を減らしてなおかつ制限時間も甘めな設定の問題レベルだな、などの自身の所感が得られるような直前期の過去問演習であって欲しいものです。
今は共通テストも近いかもしれませんが
一日1題、少なくとも二日に1題は
国公立大学の2次試験の過去問演習を学習メニューに組み込んでおくと、実力を養うにも良いですね。
国公立大学の問題から
できるだけエキスを吸収しておいてもらえると、
国公立大学の問題は類似レベル・類似観点に溢れた問題作成がなされている(他大学の過去問を参考にして作成されてる節があります)ので、きっと志望大学の問題をやった時にも役に立つ観点やポイントが得られると思います。
そういう意味でも
よく練られた無駄な設問がない国公立大学の過去問の利用を、強くオススメしておきますね!!