子どもに勉強をしてほしい親のあるべき姿 | 家庭を子どものBASEに 佐伯和也公式ブログ

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子どもが思う存分遊ぶ(ゲーム含む)ことで、知的好奇心が育ち、それが勉強にも繋がっていく

「子どもに勉強をしてほしい」

 

そう思う親によく聞くのが、

 

「あなたは、最近、何を勉強していますか?」

 

です。

 

 

 

子どもは親の行動をよく見ています。

 

親が勉強をしていれば、勉強をしようとするかもしれない。

 

親が勉強をしていなければ、勉強をしようとは思わないかもしれない。

 

 

 

ただ、

 

「親が自分がやりたくて勉強をしている」

 

っていうことが子どもに与える影響は、

 

「背中を見せる」

 

ってことだけじゃない。

 

 

 

親が、自分がやりたくて勉強をしている場合、知識が増えます。

 

知識が増えるなら、それだけ子どもとの話題が増える。

 

 

 

そして、何より、

 

「知的な話題をしている時に、イキイキしている」

 

はずです。

 

 

 

この「楽しさ」こそが、子どもに

 

「勉強っておもしろいんだな」

 

って思わせる最大の影響力です。

 

 

 

問題が解けるようになったり、

 

知識が増えたり、

 

分からないことが分かるようになったり、

 

成績が良くなったりすることも、

 

勉強の醍醐味の1つだと思います。

 

 

 

しかし、

 

「子どもが自分から勉強を始める」

 

っていうことにおいて、最も重要なのは、

 

「学ぶことを楽しむ気持ち」

 

です。

 

 

 

そのために、親がやるといいのは、

 

「勉強のおもしろさを実感してもらう」

 

です。

 

 

 

親が勉強を教えられなくてもいい。

 

親が自分が興味あって学んでいることの話をするだけでいいんです。

 

 

 

子どもが興味を持ってくれなくてもいい。

 

自分が興味あって学んでいることを、楽しそうに話すだけでいい。

 

 

 

っていうか、楽しく学んでいることって、話を聴いてもらいたくなるじゃない(笑)

 

その「話を聴いてもらいたい」っていう気持ちをそのまま子どもにぶつければいい。

 

 

 

子どもがその分野に興味を持たなくても、

 

「なんか、楽しそうにしてはるな」

 

ってことは伝わる。

 

 

 

ほんで、自分の意思で勉強をするような親です。

 

子どもが気になって何か質問をしてきたら、そりゃあもう嬉しいよね(笑)

 

嬉々として調べたり、教えたり、一緒に考えたりできる。

 

 

 

そうやって、親がまとってる楽しさに、子どもを巻き込んでいく。

 

それが、

 

「子どもが自分から勉強を始める」

 

っていうことにおける、親が与えられる最大の影響力です。

 

 

 

もちろん、自分が勉強をしてる分野に相当詳しければ、

 

「子どもが興味を引くようなトピック」

 

も色々と知ってると思うから、それを子どもに教えて、

 

「おもしろい!」

 

って思わせるのもありです。

 

 

 

ただ、それは、親の勉強量にもよるから、できる人が限られる。

 

それよりも、

 

「親が楽しそうに勉強をしている姿」

 

を見せたり、

 

「自分が学んできたことを楽しそうに話をする」

 

っていう方が、誰でもやりやすいことだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

「子どもに勉強をしてほしい」と思うならば、

 

「親が日頃からやりたくて勉強をして、そのことを楽しそうに子どもに話す」

 

っていうのは非常に有効な関わり方かなと思っています。

 

 

 

ただ、

 

「子どもに勉強をしてほしい」

 

と思っているのに、

 

「親が日頃から勉強をしていない」

 

「親がイヤイヤ勉強をしている」

 

となれば、それは、思っていることとやっていることが矛盾しています。

 

 

 

勉強をしていない親の「子どもに勉強をしてほしい」っていう願いは、説得力にかけます。

 

「親がなんで勉強をしていないのか?」

 

っていうと、

 

おもしろくないから

 

必要が無いと思っているから

 

だよね?

 

 

 

おもしろくもないし、

 

必要も無い勉強を、

 

「子どもにしてほしい」

 

って意味わからんやんか。

 

 

 

仮に

 

「学生の間は勉強をするべき」

 

みたいな論理だとしたら、それこそその勉強に意味は無いし、

 

「学生の間だけの娯楽」

 

みたいになるよね。

 

 

 

学生を終えると、勉強をしなくなってしまう。

 

この状態を僕は、

 

「勉強の時限爆弾」

 

って呼んでいます。

 

 

 

勉強をやる目的が分からない。

 

勉強がおもしろくない。

 

それなのに、無理やり勉強をさせられる。

 

そして、勉強が嫌いになる。

 

 

 

勉強が嫌いになると、

 

「早く学生生活が終わって、勉強から解放されたい」

 

って思うようになる。

 

 

 

ほんで、高校や大学を卒業したら、もう勉強をしなくなる。

 

大人になったら、学生の間に学んだことの大半を忘れてしまう・・・

 

どうせ忘れてしまうなら、その勉強は意味が無かったわけやん?

 

 

 

それこそ、

 

「学生の間だけの娯楽」

 

でしかなかった。

 

 

 

いや、苦痛を感じて勉強をしているんだから、

 

「学生の間だけの拷問」

 

みたいなもんよね。

 

 

 

拷問にしかなっていない勉強は、学生を終えると、やらなくてよくなってしまう。

 

これが時限爆弾。

 

 

 

でも、勉強が本当に必要になるのは、

 

「大人になってから」

 

よね?

 

 

 

学生の間は、学校という居場所があり、家庭という居場所があり、庇護してくれる大人がいた。

 

学生を終えたら、庇護される側から、庇護する側に移る。

 

これは「家庭を持つ」っていう意味だけじゃなくて、

 

「仕事をして、誰か他者の貢献をすることになる」

 

っていう意味です。

 

 

 

仕事は、すべからく他者の貢献となっているのよ。

 

詳しいことは、これを読んで

 

 

 

 

自分が誰か他者のために役に立ち、その対価としてお金をもらう。

 

そのために勉強が必要なのよ。

 

 

 

でも、時限爆弾が爆発して、

 

「もう勉強から解放されたー!」

 

って勉強をしなくなるなら、

 

「本当に勉強が必要なタイミングで勉強から解放されてしまう」

 

っていうことを意味します。

 

 

 

やから、

 

「学生の間だけ勉強をしていればいい」

 

っていう論理はおかしいんよ。

 

 

 

そんな勉強に意味無いし、本当に勉強が必要になるタイミングで勉強からも卒業してしまう。

 

これは、子どもの人生にとっての大きな損失です。

 

 

 

 

 

 

 

「子どもに勉強をしてほしい」

 

っていう時の「勉強」は、学校の勉強だけを指すわけじゃないことがよく分かるよね。

 

 

 

であれば、

 

「親が勉強から卒業しているのはおかしい」

 

ってなるよね。

 

 

 

「子どもに勉強をしてほしいと願う親は、全員、今もなお楽しんで勉強をしているはずだ」

 

ってなるはず。

 

でも、そうはなってない。

 

 

 

僕は、これは親を批判するべきではないと思ってる。

 

だってさ、その親だって、

 

「勉強はおもしろくないぞ」

 

っていう教育を受けてきてるわけやから。

 

 

 

勉強を強制されたり

 

誰も勉強のおもしろさを教えてくれなかったり

 

成績が下がると親から怒られたり

 

勉強をしないことで罰を与えられたり・・・

 

 

 

そういう

 

「子どもを勉強嫌いにさせる教育」

 

を受けてきているからこそ、

 

「子どもの時に勉強を嫌いになった」

 

「勉強をするおもしろさを知らないまま大人になった」

 

りしてるんよ。

 

 

 

だから、親が勉強をしていないことに罪があるわけじゃない。

 

ただ、それも過去の話で、

 

この記事を読んじゃったからには

親にも何か勉強を始めてほしいな

 

って思っています(笑)

 

 

 

今までは、勉強のおもしろさは分からんかったと思う。

 

過去はもうどうしようもないけど、これから先は自分の意思で自由に選択できる。

 

であれば、

 

「どうやったら、勉強のおもしろさが分かるかな?」

 

っていうことにも意識を向けてみてほしいのね。

 

 

 

今の時代、Google先生、Youtube先生、ChatGPT先生など、色んなところに勉強のおもしろさを教えてくれる先生がいる。

 

ChatGPT先生に、

 

「何か、勉強をおもしろいと感じられるようなトピックはある?」

 

って聞いてみたら、こんな答えが返ってきた。

 

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もちろんです!興味を引くトピックは人それぞれ異なりますが、いくつかの例を挙げてみましょう:

  1. 宇宙の神秘: 宇宙の起源や恒星の生涯、ブラックホールの性質など、宇宙の神秘に迫るトピックは非常に興味深いです。

  2. 人間の脳の機能: 脳科学や心理学の分野では、脳の構造や機能、意識のメカニズムなど、人間の脳に関する研究が行われています。

  3. 歴史の謎: 古代文明の消滅や未解決の歴史的謎、古代の技術や建築に関する研究など、歴史にまつわる謎めいたトピックも面白いです。

  4. 人類の進化: 人類の進化や遺伝子の研究は、我々がどのようにして現在の姿に至ったのかを理解する上で興味深いです。

  5. 未来の技術: 人工知能、ロボティクス、バイオテクノロジーなど、未来の技術の発展について学ぶことは、常に新しい知識と興奮をもたらします。

これらはただの一例ですが、自分の興味や好奇心に合ったトピックを見つけることで、勉強がより楽しくなるでしょう。

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トピックを見てるだけでもワクワクするよね(笑)

 

 

 

ちなみに、今の僕の関心ごとは、

 

「薬物依存症」

 

です。

 

 

 

ゲーム依存症関連で、色々と調べてたら、おもしろいことがいっぱい分かってきた。

 

こういうのがワクワクする(笑)

 

 

 

大人になると仕事にまつわる勉強が増えるから、仕事と関係ない勉強をする時間が減る。

 

そういう意味では、子どもの方が自由に好きなトピックについて勉強することができたんよな。

 

 

 

その子どもを

 

「学校」

 

っていう論理に縛り付けるのは、めちゃくちゃもったいない。

 

 

 

「成績のため」

 

とか、

 

「受験のため」

 

とか、

 

「テストのため」

 

とか、そういうことのための勉強に縛り付けるのはもったいない。

 

 

 

子どもが自分で選択をするならいいんよ。

 

親が成績や受験を気にしすぎて、子どもに自由にトピックを選ばせないようにするのは、本当にもったいない(3回目)

 

 

 

そりゃあ、勉強も嫌いになるよ。

 

 

 

もし、これを読んでるあなたが

 

「最近、勉強をしていない」

 

って思うなら、何か自分の興味があるトピックについて勉強をしてみてほしいんよな。

 

 

 

「子どもに勉強をしてほしい」

 

って願うのは自由やけど、ここまで書いた通り、

 

「そう願っていいのは、自分の意思で楽しんで勉強をしている親だけ」

 

なんよ。

 

 

 

勉強をしていなかったり、

 

イヤイヤ勉強をしている親は、

 

「子どもに勉強をしてほしい」

 

って願うことに意味は無い。

 

 

 

自分だって勉強してないし、イヤイヤ勉強してんだから、

 

そりゃー、子どもも勉強せーへんよ(笑)

 

カエルの子はカエルなんよ。

 

残念やったな(笑)

 

 

 

でも、僕ら人間は変われる。

 

アドラーに言わせれば、

 

「2日あれば人は変われる」

 

って言う。

 

 

 

だから、

 

「子どもに勉強をしてほしい」

 

って願うなら、今からでも親も勉強を始めてみればいいんよな。

 

 

 

自分の意思で、知的好奇心に従ってする勉強は楽しいよヽ(´ー`)ノ

 

そして、そのおもしろさを子どもに伝えていく。

 

 

 

 

 

 

 

それが嫌なら、

 

「子どもに勉強をしてほしい」

 

なんて望まん事やね(笑)

 

意味無いから。

 

 

 

あ、これは冷たく突き放してるわけじゃなくて、親である自分は勉強に興味無いんでしょ?

 

そのことを素直に認めちゃえばいいやん、って話ね。

 

 

 

「自分は勉強をしたくない」

 

っていうことを認めてあげる。

 

 

 

自分は勉強しなくてOKって思ってるんだから、

 

当然、子どもに対しても「勉強しなくてOK」になるよね。

 

 

 

自分は勉強をしなくてOKなのに、

 

子どもに対しては「勉強をしてほしい」っていうちぐはぐなことを願ってるからおかしくなるの。

 

 

 

自分が勉強をやりたくてやってるからこそ、子どもにも、

 

「勉強おもしろいぞ~!」

 

ってことを教えられる。

 

 

 

子どもが勉強について、どれほど興味を持つかは、学校というよりも親の教育の領域です。

 

この辺の話は、

 

「家庭学習」

 

の話やね。

 

 

 

またその辺の話もしていければなと思う。

 

 

 

 

 

勉強に関しては、この辺の話も読んでみて~!

 

勉強は楽しむもの

高いお金を払ってるのに、子どもが勉強をしない

子どもに「親のための勉強」なんてさせない

何のために勉強をするのか

子どもに仕掛けられた時限爆弾

 

 

 

 

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