夫を頼る | 家庭を子どものBASEに 佐伯和也公式ブログ

家庭を子どものBASEに 佐伯和也公式ブログ

子どもが思う存分遊ぶ(ゲーム含む)ことで、知的好奇心が育ち、それが勉強にも繋がっていく

男子の基本的な性質は、

 

「好きな人の役に立ちたい」

 

です。

 

 

 

なので、息子との関係を良くしたければ、どんどん息子を頼ればいいし、

 

旦那さんとの関係を良くしたければ、どんどん旦那さんを頼ればいい。

 

 

 

息子はお母さん大好きだから、役に立てると嬉しいんよね。

 

旦那さんだって、妻の役に立てれば嬉しいもんよ。

 

 

 

嬉しくなると、

 

「もっと役に立ちたい」

 

っていう気持ちが出てくる。

 

 

 

もっと役に立つために、知識を増やしたり、技術力を上げたり、包容力が増したりする。

 

男は、頼られるからこそ、育ってくる。

 

 

 

これが男性の基本的な性質だし、育て方です。

 

 

 

 

 

逆に、お母さんが息子や旦那さんを頼らないとするやんか。

 

お母さんの中にも、基本スペックが高い人がいる。

 

能力が高くて、自分でなんでもできちゃう人、何とかなっちゃう人。

 

 

 

ワンオペ育児でも、大変なんだけど、何とかできちゃう。

 

そんなお母さん。

 

 

 

自分の能力が高いことは決して悪いことじゃないんだけど、

 

「なんでも1人でやる」

 

っていうことは、

 

「旦那さんや息子には頼らない」

 

っていうことよね。

 

 

 

好きな女性から頼られない男性はどうなるかと言えば、

 

何にもできないダメ男になったり、

 

頼られないからと卑屈になったり、

 

できない人の気持ちに寄り添ったり、

 

役に立つお作法がなってなかったり、

 

逆に、役に立とうと必死になって、高圧的な態度を取ったりするようになる。

 

 

 

女性がなんでも1人でやってしまうと、基本的に、男性はダメになっていく。

 

男性は、好きな女性のためにはいくらでもがんばれるけど、

 

好きな女性であっても、尽くしてくれるなら甘えちゃったりするのよ。

 

 

 

なんでもやってもらおうとするから、何もできない、何もしようとしないダメ男になっていく。

 

これは、旦那さんでも、息子でも同じ。

 

 

 

 

 

お母さんがなんでも1人でやる人だと、息子は何もしない、何もできない男になっていく。

 

息子が手伝おうとしても、

 

「いいからいいから」

 

って断って、息子に好きなようにさせようとする。

 

 

 

今、息子がやりたいのは、ゲームじゃなくて、

 

「お母さんの手伝い」

 

なんだよね。

 

 

 

なんでも1人でやっちゃうお母さんは、

 

「お母さんの役に立ちたい」

 

っていう息子に気持ちには気付けない。

 

 

 

だって、なんでもできちゃうし、息子に任せるよりも、自分でやった方が早いから。

 

 

 

お母さんに頼ってもらえない息子は、

 

「自分はどうせ何の役にも立てない」

 

「自分はどう何もできない」

 

ってなって、卑屈になっていく。

 

 

 

さらに、お母さんの役に立たせてもらえないんだから、

 

「役に立つためのお作法」

 

もできない。

 

 

 

例えば、

 

「すぐに結論を求めたり、解決策を求めてくる男子」

 

っておるやん?

 

 

 

あれって、子どもの頃からお母さんに頼ってもらえなくて、

 

「頼られる」

 

っていう経験に乏しいからこそ、

 

「まずは、共感する」

 

っていう発想を身に付ける機会がなかったんよな。

 

 

 

旦那さんに頼ろうとしても、

 

「結論は?」

 

って結論を急かされたり、共感無しでアドバイスを提示してくる人は、

 

「義母がなんでもできる人」

 

だったりするんよな。

 

 

 

そうすると、旦那さんは母親の役に立てなかったから、今度は妻の役に立とうとするんやけど、共感をすっ飛ばしてアドバイスをしようとする。

 

お母さんには役に立てなかったから、せめて妻の役には立ちたいと思ってる。

 

 

 

でも、役に立とうにも、どうやって役に立ったらいいか分らんから、結果的に、

 

「頼れない夫」

 

になってしまう。

 

 

 

つまり、

 

「息子を頼らないお母さんは、将来的に、嫁に頼られない夫に仕立て上げている」

 

っていうこと。

 

 

 

 

 

 

 

じゃあ、なんでお母さんは、息子を頼れないのか?旦那さんを頼れないのか?

 

なんでも1人でやっちゃうのか?っていうと、

 

「やりたくないことでもやるべき」

 

「嫌なことも我慢してやるべき」

 

「まずはやるべきことをやる」

 

って思ってるから。

 

 

 

家庭のことなのに、

 

家族のことなのに、

 

「自分1人でやる」

 

になってるのはおかしいやん?

 

 

 

夫婦で話し合ったり、子どもたちとも話し合った上で、

 

「じゃあ、お母さんが1人でやるね」

 

になったのなら、これは自分1人で背負ってることにはならない。

 

 

 

でも、お母さんが、

 

本当はやりたくない気持ちや

 

協力してほしい気持ち、

 

辛い、苦しい、大変とか思ってるのに、

 

言いたいことを言えないまま、

 

「話し合った風」

 

の会議だけして、

 

「自分1人でやる」

 

ってなるのは、話し合ったことにはならない。

 

 

 

お母さんが、自分の本音を話せて、それも考慮する。

 

もちろん、お父さんや子どもたちの本音も聞いて、それも考慮して、

 

「どうしていくのが、家族全体にとって良いんだろう?」

 

を考えて、結論を出していくのが話し合いです。

 

 

 

そのプロセスを経ずに、自分1人で抱え込んで、しんどい思いをしているのは、お母さん自身が、

 

「やりたくないことでもやるべき」

 

「嫌なことも我慢してやるべき」

 

「まずはやるべきことをやる」

 

みたいな生きづらい価値観を持っているから。

 

 

 

そういう価値観を手放して、

 

「やりたくないことはやらない」

 

「嫌なことは我慢しない」

 

「まずはやりたいことをやる」

 

みたいな価値観に切り替えてもいいんよ。

 

 

 

もっと言うなら、

 

「やりたくないことはやらない」

 

「やりたくないことは協力してもらう」

 

「やりたくないことは人に任せる」

 

「やりたくないことは先送りにする」

 

「やりたくないことは工夫する」

 

色んなやり方・考え方があるから、自分にとってやりやすいやり方や、考え方でこなしていったらいい。

 

 

 

1つの考え方、やり方に固執しなくていい。

 

色んなやり方、考え方を考えて、自分が生きやすいように、自分が幸せでいられるようにしていきたいね。

 

 

 

そのために、旦那さんも、息子も巻き込んで、協力してもらったり、代わりにやってもらったりして、とことん甘えていく。

 

そしたら、男性は喜んで、またやってくれる。

 

そのうち、言わなくてもやってくれるようになる。

 

 

 

男は、頼られるからこそ、成長していく。

 

好きな女性を助けたり、役に立ったりする経験をたくさんするからこそ、男性は仕上がっていく。

 

特に、息子を良い男に仕立て上げるのは、お母さんがどんどん頼るから。

 

 

 

もちろん、お母さんも、やりたいことはどんどんやったらいいよ(笑)

 

 

 

 

 

夫婦関係のことは、他にも気になったのあったら読んでみてね!

 

あげまん理論

「仕事は男性の役割で、家事は女性の役割」という共通認識の変え方

夫婦関係の課題こそ、人を頼ろう

子育てにおける父親の最大の役割

夫が子どもの今の状況(不登校、ゲームばっかり、勉強しないetc...)を受け入れられない

【保存版】親子関係の問題は、夫婦関係の課題に帰着される

 

 

 

★メルマガ登録はこちら★

「子どもが自分から勉強を始める親のコミュニケーション」

 

★公式LINEの友達追加はこちら★

 

★講演依頼をお考えの方はこちら★