子育てにおける父親の最大の役割 | 家庭を子どものBASEに 佐伯和也公式ブログ

家庭を子どものBASEに 佐伯和也公式ブログ

子どもが思う存分遊ぶ(ゲーム含む)ことで、知的好奇心が育ち、それが勉強にも繋がっていく

子どもたちを見ていると、

 

「家庭って、母親を中心に回っているんだなぁ」

 

って思う。

 

 

 

僕は、今の家族に途中から合流した形で、一緒にいた時間が違うんだけどもさ。

 

それもあるのか、関係ないのか分からんけど、子どもらは何かあってもなくても真っ先に母親のところに行くし、頻繁に母親と絡んでる。

 

 

 

今は、もう大きいから子どもらをほっといても大丈夫やから、妻も自分一人だけの時間も楽しんでるように見える。

 

でも、これがもし、もっと小さい子どもやったら、ほっとかれへんやんか。

 

 

 

下の子が生まれるくらいのタイミングで、妻はシングルマザーになったんやが、ほんとにきつかったやろうなぁ、って思う。

 

両親たちにも頼りながら、何とか乗り越えてきたんやろな、って思う。

 

 

 

僕は、今まで子育てせずに生きてきたけれども、それでも、

 

「自分一人の時間」

 

っていうのを意識的に作ってきてた。

 

 

 

小さい子どもがいると、

 

たとえ傍で寝てるだけであっても、

 

たとえベビーカーの中で寝ているだけであっても、

 

たとえ遊んでいるだけであっても、

 

完全に気を抜くことはできひんと思うのよな。

 

 

 

ってことは、

 

子どもが寝ている = 親の自由時間

 

"ではない"はず。

 

 

 

そして、母親の一人の時間が無くなっていき、母親の心の余裕が無くなるとどうなるかと言えば、

 

母親のストレスが

 

母親の怒りが

 

母親の寂しさが

 

全力で子どもに向かう。

 

 

 

ここでの問題は、

 

「母親の弱さで、子どもにきつく当たっている」

 

ってわけじゃなくて、

 

「母親が一人の時間を作れないシステムが出来上がっていること」

 

にあるはず。

 

 

 

人は、常に悪いわけじゃない。

 

常に、人に問題があるわけじゃない。

 

 

 

問題は、常に、システムにあり、環境の中にある。

 

 

 

子育ては、

 

「母親がするもの」

 

ってのは完全に誤りで、今も、昔も、母親がたった一人でやる子育ては、無理ゲーです。

 

 

 

ほんまにきつい。

 

 

 

男性目線で言えば、もし、母親よりも自分の方が子どもと接する時間が短くて、母親が子どもに辛く当たっているなら、それは、

 

「父親の不徳の致すところ」

 

です。

 

 

 

父親としての役割を果たせていない。

 

「父親は、働くもの」

 

っていうのはおかしいはずよ。

 

 

 

「父親」

 

っていう言葉、役割は、

 

「子どもとの関係の中で使われる言葉」

 

でしょう?

 

 

 

仕事している最中は、子どもと関わらないよね。

 

だったら、仕事をするのは、

 

「父親としての役割を果たしている」

 

とは言わないはず。

 

 

 

「父親」としての役割は、

 

「子どもとの関係おいて"のみ"

 

において語られるはず。

 

 

 

仕事は、男性がしても、女性がしてもいいやんか。

 

どっちでもできるんやから、やりたい方、得意な方がやればいいよね。

 

 

 

「父親」の役割を全うするためには、子どもと関わる時間を増やすしかない。

 

仕事ばっかりで、子どもと関わる時間が少ないなら、

 

「父親の役割を全うしている」

 

とは言えん。

 

 

 

仕事をするのがどうでもいいとか、仕事をしなくてもいい、って意味じゃないよ。

 

 

 

仕事は、子どもと関わる時間が少なくてもいい理由にはならない。

 

仕事は、子どもを母親だけに任せてもいい理由にはならない。

 

ってこと。

 

 

 

 

 

どういうことかと言うと、父親の役割で最も重要なものの1つは、

 

「母親を子どもから離す時間を作ること」

 

だから。

 

 

 

言い換えれば、

 

「母親が一人になれる時間を作るために、子どもの世話を一手に引き受ける機会を作る」

 

っていうこと。

 

 

 

ほんで、母親に一人の時間を作ってもらい、母親業をお休みしてもらう。

 

女性として、一人の人間としての尊厳をちゃんと大切にしてもらう。

 

母親を子どもの奴隷にしない。

 

それが父親の最大の役割。

 

 

 

母親を母親たらしめてくれるのは、

 

「自分一人の時間を持てているから」

 

だと思う。

 

 

 

この話は、日本の子育ては、長らく、

 

「母親がするもの」

 

っていう固定観念のものに行われてきたから、

 

「母親の一人の時間を作るのが大事」

 

って話になってくる。

 

 

 

だから、もちろん、逆の話もあり得る。

 

父親が子どもから離れる時間も大事。

 

やけど、父親だけが子どもにかかりっきりで、一人の時間を作れていない、っていうケースは少ないかなぁ、って思う。

 

 

 

子育ては、どうしても母親中心になっちゃう。

 

子どもは、真っ先に母親のところに駆け寄っていく。

 

 

 

父親は、そこに甘んじて、

 

「子どもはどうせ母親が好きなんだろ」

 

なんていじけてちゃダメなのだ。

 

 

 

子どもと関わる時間を増やせば、子どもと楽しい時間を増やしていくと、子どもは父親のことも大好きになる。

 

時には、母親以上に仲良くなることだってある。

 

 

 

「子どもが、真っ先に母親の元にいく」

 

っていうのは、

 

「母親が、子どもを産んだから」

 

じゃなくて、単純に、

 

「子どもが、父親よりも、母親と一緒に過ごす時間の方が長いから」

 

に過ぎないんじゃないかな、って思う。

 

 

 

だから、父親が母親以上に、子どもと一緒に過ごす時間を作れば、父親に飛びついていくことも全然あり得ると思う。

 

もちろん、父親と子どもの関係が良い場合の話ね。

 

 

 

勘違いしないでほしいのが、

 

「父親は、母親以上に子どもに関わるべき」

 

って言っているんじゃない。

 

 

 

子育ては、夫婦二人でしていくもんやと思うから、

 

「子どもと関わる時間が夫婦のどっちかにだけ偏ってて、もう片方が一人の時間を作れていない」

 

ってなったら、子育ては一気に辛くなるよ

 

って話です。

 

 

 

もし、父親が子育てにあんまり介入していないなら、母親のストレスが子どもに移っていくから、子どもの精神が乱れ、いわゆる「問題行動」が増えていきます。

 

 

 

その時に、

 

「母親がしっかりしていないからだ」

 

っていうのは誤解もいいところで、その場合は、

 

「父親があんまり機能していない」

 

のよ。

 

 

 

父親の子育てにおける重要な役割は、

 

「母親に一人の時間を作ってもらうこと」

 

そして、

 

「その一人の時間に、ご機嫌を取り戻してもらうこと」

 

です。

 

 

 

あと、ついでに、

 

「夫婦の対話で、妻に笑顔になってもらう」

 

っていうのもあるけど、これは女性側にも課題があることもあるので、夫だけの課題じゃない。

 

2人で何とかしていくこと。

 

 

 

また別の話やから、今度詳しく書きます。

 

 

 

子育ては、夫婦2人で協力していくもの。

 

夫婦2人で、一緒に子どもの世話をするのもそうやし、

 

「どちらかの一人時間を作ってもらうために、子育てを一手に引き受ける」

 

っていうのも大事。

 

 

 

子育ては、母親中心になりがちやけど、母親だけで回させてはいけないのだ。

 

母親だけで回させてしまっている時、子どもの精神は不安定になるから、それがサイン。

 

 

 

父親も、子どもに関わっていこう~。

 

 

 

 

 

★メルマガ登録はこちら★

「子どもが自分から勉強を始める親のコミュニケーション」

 

★公式LINEの友達追加はこちら★

 

★講演依頼をお考えの方はこちら★