子どもの語彙力を上げ、考える力をつける方法 | 家庭を子どものBASEに 佐伯和也公式ブログ

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親子関係って、親の方が人生経験あるし、いっぱい色んなことを考えてきてるし、色んなことを学んだり、できるようになったりしてきてるはずですよね。

 

なので、基本的に、親子間って対立することはありません。

 

それこそ、子どもと大人なわけですから。

 

 

 

でも、親子間で対立しちゃう、ってことは、

 

「親と子どもが同じ土俵に立っている」

 

っていうことであって、

 

「親が子どもと同じレベルで物事を考えている」

 

っていうことなんだよね。

 

 

 

このお母さんに、

 

「もしかして・・・深く考えるのって、苦手ですか?」

 

って聞いてみたら、

 

「ご指摘のように得意分野以外は深く考えていないかもしれません」

 

って返してくれました。

 

 

 

本来は、親が寄り添って、子どもが深く考えるお手伝いをします。

 

それで、子どもが少しずつ深く考えられるようになり、広い視野を獲得していけるんですね。

 

 

 

でも、親の視野が狭かったり、考えが浅いと、

 

子どもと同じ深さ

 

子どもと同じ広さ

 

でしか考えられないから、

 

親が正しい VS 子どもが正しい

 

の二者択一になります。

 

 

 

こういう考え方を

 

「二元論」

 

って言います。

 

 

 

善か悪か

 

正か否か

 

男か女か

 

大か小か

 

高いか低いか

 

遠いか近いか

 

やるかやらないか

 

言ったか言わないか

 

みたいな。

 

 

 

二元論

 

白黒思考

 

ゼロヒャク思考

 

など、極端な思考のことを言います。

 

 

 

綺麗に極端な答えが出ることの方が珍しいんだよね。

 

でも、深く考えることが苦手だと、

 

「白黒はっきりと結論が出せる」

 

って思っちゃう。

 

 

 

そうなると、メッセージで送ってくれてるものだと、

 

「学校は頑張って行く所」

 

か、

 

「学校は嫌でも行く所」

 

か、っていう極端な思考になっちゃう。

 

 

 

親が極端な思考をしちゃうと、その対岸にいる子どもの思考はどうしても理解できません。

 

なんで、親が極端な思考をしちゃうか?っていうと、

 

「自分がしている思考が正しい」

って思い込んじゃうから。

 

 

 

それで、

 

「学校は嫌でも行く所の認識だった私には『頑張って行く』が芯から理解出来ずにいます」

 

っていう言葉に出てきたり、

 

「学校は、無理に行かさなくていい、と言います。ですが私は、無理に行かなくていい、とは言えません。出来たら毎日行って給食も食べて来て欲しいです」

 

っていう言葉に出てきているんですね。

 

 

 

僕が今まで出会ってきたお母さんの中には、こういう感じのお母さんは決して少なくなかったです。

 

本来なら、大人と子どもって、子どもがどれほど吹っ掛けても、喧嘩にはならないです。

 

でも、子どもと張り合っちゃったり、バトルになってる親子はすごく多い。

 

親の考えが浅くて、狭くて、子どもと同じレベルの思考になっちゃって、子どもと対立しちゃう。

 

 

 

 

 

 

 

じゃあ、なんで親の考えが浅く、狭いままなのかと言うと、それは、親のせいじゃありません。

 

家庭教育も、学校教育も、基本的には、深い思考を求めないし、認めないからです。

 

 

 

例えば、子どもが

 

「なんで、宿題をしないといけないの?」

 

っていう質問をしたとします。

 

 

 

親からしたら、

 

「つべこべ言わずに宿題をしてくれ」

 

って思ったりして、子どもの質問にまともに答えないまま、

 

「宿題をやるのは当たり前のことなんだよ」

 

「宿題をやるのはあなたのためなのよ」

 

とか適当なことを答えて、宿題をやらせようとします。

 

 

 

学校の先生に聞いても、

 

「宿題をするのは、良い成績を取って、良い学校に行って、将来食べていくために必要なんだよ」

 

みたいに答えて、まともに取り合ってくれません。

 

子どもが聞きたいのは、そういう答えじゃない。

 

 

 

あと、よくあるのが、大人が

 

「ルールは守るものだ」

 

「ルールは守って当然だ」

 

「約束は守らなければならない」

 

って思っている場合も、子どもの思考は浅いままです。

 

 

 

ルールって、絶対的なものじゃないし、完全なものでもありません。

 

抜け道もあれば、欠陥もあるし、劣化もします。

 

そのたびに、見直しや改正、撤廃、新設などが必要んですけど、旧態依然としたルールが貫き通されていたりします。

 

 

 

例えば、

 

「18時までに家に帰ってくること」

 

っていう門限が設定されていたとします。

 

 

 

ある日、子どもが友達と一緒に遊んでて、18時半に帰ってきたとします。

 

門限を破った形になります。

 

 

 

「ルールは守るものだ」

 

って思っている親の場合は、子どもの話にまともに取り合わずに、とりあえず、怒ります。

 

そして、今後はちゃんと守るように厳しく言ったり、厳罰化をしようとします。

 

 

 

この場合、僕ら親が、

 

「子どもには安心安全に過ごしてほしい」

 

「子どもには幸せに過ごしてほしい」

 

って願うんなら、向き合うべきは子どもじゃなくて、ルールの方です。

 

 

 

子どもは、友達と遊んで楽しくなっちゃったんです。

 

ルールを守らせようとするということは、子どもの楽しさや友達との繋がりを否定することになるわけですよ。

 

ルールを守らせるために、叱ったりすると、子どもは友達と遊ぶことに罪悪感を覚えたりするようになります。

 

 

 

「ルールを守らなかった子どもが悪い」

 

のではなく、

 

「子どもの気持ちや行動がルールに盛り込まれていない」

 

「子どもの気持ちや行動が想定されていないルールになっていた」

 

っていうことが問題なんです。

 

 

 

「どうしたら、子どもがルールを守れるようになるか?」

 

っていうのは、無意味な思考です。

 

 

 

だって、そもそも、

 

「18時までに家に帰ってくること」

 

っていう門限が存在する理由は、

 

「子どもには危険な目に遭わずに、安心安全に過ごしてほしいから」

 

であり、その目的は、

 

「子どもには幸せに楽しく過ごしてほしくて、人生を楽しんでほしいから」

 

のはずよね?

 

 

 

ルールを優先するなら、

 

「子どもには危険な目に遭わずに、安心安全に過ごしてほしいから」

 

は満たせるかもしれんけど、

 

「子どもには幸せに楽しく過ごしてほしくて、人生を楽しんでほしいから」

 

こっちが満たされなくなるんよ。

 

 

 

つまり、ルール優先にすることで、

 

「たしかに、安心安全ではあるが、楽しくないしつまらない人生」

 

になっていくわけよ。

 

 

 

もっと言えば、

 

「子どもには、ただ生きてくれてればOKなんだっけ?」

 

って話。

 

 

 

笑顔もないし、生気もないし、ひとつも楽しそうじゃない。

 

でも、安心安全だし、危険な目には遭ってない。

 

 

 

違うやん?

 

安心安全でもいてほしいし、それだけに留まらず、笑顔でいてほしいし、元気モリモリであってほしいし、思いっきり人生を楽しんでほしいやん?

 

 

 

であるなら、僕ら親が考えるべきは、

 

「従来の門限に、子どもが楽しくなっちゃった時のイレギュラーを盛り込むにはどうしたらいいか?」

 

なんよ。

 

 

 

そのアイデアは、例えば、

 

「18時を超えそうになったり、超えたら、まずはLINEか電話で自宅に連絡すること」

 

みたいになるはずよね。

 

 

 

そしたら、自分たち親が迎えに行くことができるかもしれないし、時には相手方の親が送り届けてくれるかもしれない。

 

そしたら、子どもは楽しく過ごすことができるし、安心安全にも帰ってこれる。

 

 

 

安心安全なだけよりも、

 

安心安全であり、なおかつ、楽しくも過ごせた方が絶対にいいやんか。

 

 

 

こうやって考えると、

 

「ルールは守るべき」

 

っていうのは、いかに頭を使って考えていないかがよく分かるでしょ。

 

 

 

でも、僕らは家庭教育や学校教育の中で、時々、

 

「ルールこそ守るべき」

 

「ルールこそ至高」

 

みたいに教えられるわけよ。

 

 

 

もうね、アホかと。

 

バカかと。

 

お前らな、150円引き如きで普段来てない吉野家に来てんじゃねーよ、ボケが。

 

 

僕が高校の時に流行ったゴノレゴの吉野家コピペ。

 

知ってる人いるかな(笑)

 

 

 

 

「ルールこそ最上」

 

って教えられるから、深く考える思考を否定されちゃう。

 

 

 

家庭や学校でそうやって教えられるから、深く考えることができないまま大人になっちゃうんだよね。

 

深く考えられないなら、子どもができた時に、子どもと同レベルの思考レベルになっちゃう。

 

そして、子どもとバトルになっちゃう。

 

バトルになっちゃうというか、子どもとバトルできてしまう。

 

 

 

 

 

 

 

元々の話に戻るけど、例えば、

 

>学校には頑張って行ってる、と本人がよく言います。
>学校は嫌でも行く所の認識だった私には「頑張って行く」が芯から理解出来ずにいます。

 

って書いてくれてるやん?

 

 

 

これに関して言えば、

 

子ども「学校には頑張って行ってる」

 

親「学校は嫌でも行く所」

 

っていう対立する考えが出てきた時、親の立場なら、

 

「学校には頑張って行ってる、ってどういうことだろう?」

 

ってな感じで、相手の言ってることを理解しようとしたり、相手の気持ちを想像しようとしたいのね。

 

 

 

「学校には頑張って行ってる」

 

「そうなんだ。頑張って行ってる、っていうのはどういうこと?」

 

「友達とも仲良くできないし、勉強もやりたくないし、嫌なことも多いけど、行かなきゃいけないから行ってるんだ」

 

みたいな感じの答えが返ってきたとするじゃない?

 

 

 

そしたら、

 

「友達とも仲良くできない、っていうのは?」

 

「勉強もやりたくない、っていうのは?」

 

「勉強も、っていうのは?」

 

「嫌なことも多い、って他にもあるの?」

 

「行かなきゃいけない、っていうのは?」

 

「行かなきゃいけないのに行ってるのはどうして?」

 

みたいに、もっともっと色んなことを聞けて、子どもの気持ちや考えを教えてもらえる。

 

 

 

そうやって、教えてもらいながら、

 

「その考え方いいな」

 

って思ったり、

 

「なるほど、たしかに」

 

って思ったら、親だって、その考え方を採用して、自分の考え方を更新していってもいい。

 

 

 

そうやって、子どもの気持ちや考えを理解しようとしたり、自分の考えを変えていこうとしてみる。

 

「自分の考えが100%正しい」

 

なんてことはないじゃない?

 

 

 

「おいおい、神様気取りかよww」

 

って話やんか(笑)

 

 

 

だから、僕ら親の考えだって、いくらでも変わり得る。

 

親の考えがの方が妥当な時もあるけど、子どもの考えがもっともなこともある。

 

「どっちが正しいか」

 

じゃなくて、

 

「両者の考えを元に、より良い考え方を再構築していく」

 

っていうことが、

 

「より深く考える」

 

っていうことです。

 

 

 

子どもと考え方が食い違った場合は、

 

「自分の考え方をブラッシュアップするチャンス」

 

なわけです。

 

 

 

なので、このお母さんの状況は、

 

「自分の考え方をブラッシュアップして、より高次の考え方ができるようになる」

 

っていうチャンスなわけです。

 

 

 

そしたら、子どもとのやり取りでイライラしたりしないし、

 

>「ママどっか行け!死ね!」

 

なんてまず言われない。

 

 

 

そして、親が深く考えられるようになると、子どもは親子の対話を通じて、言語能力や思考力を鍛えていきます。

 

そしたら、

 

>語彙が少なく上手く言い返したり出来ないので、口が達つ子に嫌な事を言われたりされても

>うまくやり返せず、モヤモヤして家で爆発する

 

みたいなことも、年を追うごとに減ってくる。

 

 

 

子どもの言語能力や思考力は、学校教育よりも、

 

「親子間の対話の質」

 

による影響の方が大きい。

 

 

 

親子の対話の質を高めていって、子どもの言語能力、思考力を高めた状態で、学校教育を受けると、教育から受ける影響も飛躍的に上昇するってもんよ。

 

なので、親も、考える練習をして、言語能力や思考力を鍛えていこうぜ。

 

 

 

 

 

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