子どもが抱えている困難、課題に気付き、協力する | 家庭を子どものBASEに 佐伯和也公式ブログ

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↓↓↓

子どもが言う悪口の聴き方

 

 

 

この話の時は、このお母さんは、

 

「子どもが悪口を言うのは良くないことだ」

 

って思っていて、アドバイスや正論を言って、子どもを何とかしたいと思ってたんだよね。

 

 

 

それに対して、僕は、

 

「悪口の奥にある、子どもの気持ちに寄り添って話を聴いてあげようぜ」

 

っていう話をしてたの。

 

 

 

ほんで、今回は、その話の続きで、

 

「三学期から完全不登校になり、これからどうなっていくのか不安」

 

っていう相談をしてきてくれました。

 

 

 

 

 

 

 

「コミュニケーションは覚え芸」

 

っていう言い方をしていて、学んだコミュニケーションは実践して、身体で覚えていく。

 

 

 

「話を聴く」

 

っていうのも、

 

「ただ子どもの声を耳に入れるだけ」

 

になっている親も、ものすごく多いの。

 

 

 

そういう場合は、子どもの話を聴いてても、

 

「ただ聴いてるだけ」

 

になるから、子どもは癒されないし、気付きがあるわけでもないんだよね。

 

そうなると、話を聴いても聴かなくても、あんまり変わらない。

 

 

 

いや、勘違いしないでほしいんだけど、

 

「子どもの話を聴こうとすること」

 

その気持ちや意思はとっても素晴らしいことなのよ。

 

 

 

ただ、ちょっと厳しいように聞こえるかもしれないけど、

 

「子どもの話を聴きたい」

 

っていうのと、

 

「子どもの話を聴ける」

 

っていうのは、全然違うんです。

 

 

 

「コミュニケーションは覚え芸」

 

っていうのは、ピアノの演奏みたいなもの。

 

 

 

例えば、僕がブログでピアノの弾き方を教えたとするよね。

 

そのブログを読んで、ピアノが上手に弾けるようになるのか?

 

っていうと、ならないよね。

 

 

 

なんで?

 

ピアノの練習をしてないからよ。

 

 

 

僕は、高校の時に、バレーボール部だったのよ。

 

3年間バレーボールやってて、バレーボールできる。

 

ブログで、バレーボールのやり方を教えたら、バレーボールができるようになるか?

 

これもならない。

 

 

 

なんで?

 

バレーボールの練習をしてないからよ。

 

 

 

僕は、スプラトゥーン3でS+26まではいけた。

 

それくらいの上手さがあるから、教えられる。

 

ブログで、ゲームのやり方を教えたら、ゲームができるようになるか?

 

これもならない。

 

 

 

なんで?

 

ゲームの練習をしてないからよ。

 

 

 

もういいか(笑)

 

 

 

僕が、こうしてブログに

 

「コミュニケーションは、こうやって取るんですよ」

 

って書いたとするよね。

 

 

 

そしたら、

 

「学んだことを練習してほしい」

 

んよね。

 

 

 

「ブログを読んでたら、子どもの話が聴けるようになる」

 

って思っていたら、土台無理な話なのよ。

 

 

 

ブログを読んで、やり方・考え方を学んだら、それをまずは実践してみてほしいのね。

 

1回、2回じゃなくて、何度も何度もやってみる。

 

10回、20回とやってみる。

 

100回、200回とやってみる。

 

100回もやれば、もしかしたら、少しは上手にできるようになるかもしれない。

 

 

 

僕は、コミュニケーションを学び始めた初心者の頃に、100人に話を聴かせてもらって、さらにプラス100人。

 

その後も、100人を相手に話を聴かせてもらってる。

 

それだけじゃなく、街で出会った人とか、家族、友人、色んな人に対して練習させてもらってる。

 

 

 

さらに、それだけじゃなく、

 

「話を聴いてもらう」

 

っていうのも、今まで何度もやってきてる。

 

 

 

話を聴いてもらうのも、話を聴くトレーニングを積んだ人に聞いてもらう。

 

そしたら、

 

「どうやって聴けば、相手は気持ちよく話をしてくれるのか?」

 

が分かってくる。

 

 

 

それでようやく、

 

「相手の話を聴く」

 

っていうのがどういうことか、分かってきた。

 

 

 

「相手の声をただ耳に入れるだけ」

 

っていう人もいるし、

 

「自分の言いたいことを言うために聞いてる」

 

っていう人もいるし、

 

「話を聞きながら、全然別のことを考えている」

 

っていう人もいる。

 

 

 

基本的に、人は自分に関心があるから、人の話なんて関心無いし、そんなことより

 

「私の話を聴いてほしい」

 

って思うもんなの。

 

 

 

「私の話を聴いてほしい」

 

んだから、基本的には、親は子どもの話は聞けないもんなのよ。

 

意識して、練習したりしない限りはね。

 

 

 

 

 

 

 

長々と書いてきたけど、ここまでが前置きです(笑)

 

今回の話は、娘ちゃんがしょっちゅうネガティブな発言をしているというところから始まってる。

 

この娘ちゃんに必要だったのは、

 

「自分の本心に寄り添ってくれる人」

 

の存在だったんよね。

 

 

 

悪口は、本心じゃない(前回の記事参照)から、娘ちゃんはネガティブな発言をしたかったわけじゃないんよな。

 

悪口の奥にある本心を話したかったはずなんよな。

 

 

 

でも、僕ら親はコミュニケーションのトレーニングなんて受けてないから、

 

「悪口に正論で返す」

 

「悪口をポジティブな言葉に変換しようとする」

 

「良いところを見つけようとする」

 

「悪口をなるべく聞かないようにする」

 

みたいなコミュニケーションを取ったりするんよ。

 

 

 

そうすると、悪口の奥にある本心に誰も到達してくれなくて、娘ちゃんの本心は封殺されてしまう。

 

娘ちゃんが不登校になったというころは、きっと何かに困っていたり、悩んでいたりしたんだと思うけど、誰にも気づかれないし、誰にも助けてもらえなかったから、自分の身を自分で守ったわけね。。

 

 

 

明るい不登校の場合は、

 

「学校に行くよりもやりたいことがある」

 

っていうことで、それはいい。

 

 

 

本人も辛そうにしている不登校の場合は、

 

「学校に行くことに困難を抱えている」

 

「学校に行くことに心理的課題がある」

 

っていうこともある。

 

 

 

僕がさ、

 

「子どもの話を聴けるようになろう」

 

って言ってるのは、こういうパッと見えない困難や課題に気づくためなんよ。

 

 

 

困難や課題に気づいて、子どもに寄り添えるようになると、子どもはその困難や課題を自力で乗り越えていけるようになる。

 

「乗り越える」がどういう意味なのかは、場面場面によって異なります。

 

 

 

親が、子どもの困難や課題に気付けなくても、子どもはちゃんと意思表示はしてくれるから、そのタイミングで気付ける。

 

不登校

 

暴力・暴言

 

引きこもり

 

スマホ・ゲーム依存

 

家に帰ってこない

 

自傷行為

 

親への反発

 

などなど、色々なコミュニケーション(言葉、態度、行動を含む)を使って、親に伝えようとしてくれる。

 

 

 

そのタイミングで、

 

「子ども自身が悪いんじゃなくて、もしかして、子どもは困っていたり、悩んでいたんじゃないか」

 

って気付けるだけでも、親が

 

「コミュニケーションを変えよう」

 

って思えるから、その時点で親も子どもも変わっていける。

 

 

 

親がコミュニケーションを変えなければ、事態は悪化するばかりです。

 

「子どもに問題がある」

 

って思い続けていたら、子どもに起こっていることは、平気で10年、20年と続きます。

 

 

 

今回は、不登校のことで相談してきてくれてるから、不登校に限って話をします。

 

でも、他のことも基本的な考え方は同じ。

 

 

 

不登校の原因は、親にある場合もあるけど、それよりも圧倒的に学校や先生との関係性にある場合が多いです。

 

だって、"学校に"行かないんだから、そりゃあ、学校に何か問題があって、子どもが学校に行かなくなった、っていうのが自然な考えよね。

 

 

 

「学校に問題がある」

 

って言っても、それは学校の先生たちを責めたり、批判したいわけじゃないよ。

 

学校っていうシステムや制度に問題があって、その問題があることで、

 

「その子どもは学校に行かない選択をせざるを得なかった」

 

っていうこと。

 

 

 

それが大方の不登校の実態なんだけど、だからと言って、

 

「学校が悪いから、学校を批判して、学校を変えよう」

 

って考えるのは、この場合は違う。

 

学校教育について考えることや、学校教育に対してできることをするのは必要なことです。

 

 

 

ただ、娘ちゃんが学校に行かなくなったことを

 

「学校が悪い」

 

って言い始めちゃうと、親の関心が「学校」に行くわけやんか?

 

 

 

今、親がやるべきことは、

 

「学校批判」

 

ではなく、

 

「子どもの本心に寄り添うこと」

 

です。

 

 

 

娘ちゃんは、おそらく

 

「ネガティブな発言の奥にある本心」

 

をほとんど言えていないし、

 

「娘ちゃんが感じている困りごとや悩みごと」

 

も解決したり、解消したりできていない。

 

 

 

娘ちゃんはヘルプを求めていたんだけど、そのヘルプに気付かれずに、誰からも助けてもらえなかった・・・

 

だから、娘ちゃんは、自分を守るために、学校に行かない選択をして、自宅にいるようになった。

 

さらに、自分の困難、課題にどう向き合っていいか分からないし、それが辛すぎるので、

 

「スマホやYoutubeを見て、現実逃避をしている」

 

んです。

 

 

 

今から、超重要なことを言うから心して聴いてな。

 

おそらくこのお母さんも、僕に相談をしてなかったら、大きな間違い、やらかしをして、娘ちゃんをさらに追い込んでいたであろうことです。

 

決して少なくない親が、そのタブーを冒してしまって、子どもをさらなる窮地に追い込んでしまってる。

 

 

 

それは何かというと、

 

「スマホやYoutubeに制限をかける」

 

っていうこと。

 

 

 

家での過ごし方に制限をかけ始めると、子どもはさらに窮地に陥ります。

 

この娘ちゃんは、

 

「家ではスマホ、Youtubeばかり」

 

だそうなので、制限はかけられてないっぽい。

 

 

 

なんで、この時点での制限がNGなのか。

 

さっきも書いたけど、

 

「娘ちゃんは、誰にも言えていない困難、課題があって、そのストレスに耐えきれずに不登校になり、家にいる。

 

そして、その困難、課題に向き合うには、心にダメージを負い過ぎたので、今は向き合うことができず、現実逃避をしている」

 

んです。

 

 

 

言ってみれば、空爆に遭い、住んでたところから避難するのを余儀なくされた状態です。

 

避難所生活だったり、仮設住宅に住んでる状態よ。

 

この避難所や、仮設住宅が、スマホやYoutubeだということ。

 

 

 

さて、この避難所や仮設住宅を取り上げてしまったら、その人たちはどうなると思う?

 

あえて書かんけど、最悪の状態も考えられるよね。

 

 

 

スマホやYoutubeは、現実逃避のためにしてるんやけど、

 

「逃避しないとやってられないくらい現実が辛い」

 

っていうこと。

 

 

 

そんな子どもに、

 

「現実に向き合え!」

 

って強制したり、避難所であるスマホやYoutubeを制限してしまうと、もうトラウマものよね。

 

 

 

スマホやYoutubeは生命線なんです。

 

だから、制限したり、取り上げたりするのは、本当にやめた方がいい。

 

 

 

僕ら親がやるべきことは、そんなことじゃないです。

 

「子どものネガティブ発言の奥にある本心を教えてもらうこと」

 

であり、

 

「子どもの困難、課題をどう乗り越えていくのかを一緒に考えること」

 

です。

 

 

 

そのために、まず必要なのは、

 

「親のコミュニケーション技術の向上」

 

です。

 

 

 

今は、娘ちゃんのネガティブ発言に

 

「正論や反論をぶつけてぶった切る」

 

か、

 

「何も言わずに静観をする」

 

かの2択しかなさそう。

 

 

 

困難や課題を抱えたまんまだと、たとえ娘ちゃんの心の傷が癒えても、また同じような困難、課題にぶち当たって、砕けてしまう。

 

親じゃなくても、いいんやけどね。

 

子どもに信頼できる大人、寄り添ってくれる人がいると、その人が心の支えになる。

 

その人がいても、結局、親が子どもの勇気をくじいちゃっていたら、その人のエネルギーもキャンセルされちゃうんよね。

 

 

 

やから、親が子どもの味方でいられる方がいい。

 

そのためにやるべきことは、

 

「親がコミュニケーションを学び、向上させる」

 

っていうこと。

 

 

 

そして、娘ちゃんのネガティブ発言の奥にある本心を教えてもらって、娘ちゃんが抱えている困難、課題について、一緒に向き合っていく。

 

ほんで、その困難、課題を乗り越えられたら、娘ちゃんはガラッと変わっていくはず。

 

 

 

 

 

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