最近みた映画を自身のツイッターからの転載をもとに映画を紹介していく記事です。
今回紹介するのは『ザ・ビーチ』、『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』 、『J.エドガー』、『ブラッド・ダイヤモンド』の四本です。すべてディカプリオの主演作を集めました。後半には、ディカプリオのどこが素晴らしいのかを僕の主観たっぷりに語ってあります。良ければ。
2/23 映画『ザ・ビーチ』
前半最高。後半はてな。音楽はさすがダニーボイル映画。現実をみようよ、ということだろうか。
ダニーボイルほんと久々!!この監督は、オープニングからタイトル出すまでがマジでどの映画もかっこいいんだよね。必ずタイトル出してくれるのも珍しい。あまりタイトル出る映画ってないよね。「はじまるぞ!」って感じがして、鳥肌ゾクゾクってすんのよ。あと、音楽がいいですよね。今作も『ピュアショアーズ』はじめ、全て素晴らしい。前半はめっちゃ面白い。超テンポいいし。ただ、島についてからの後半はかなりテイスト変わる。結構解釈が難しくなる。理想郷であるはずの島。そこには100%幸せで作られるべきで、そこに不安などの負の要素が入り込むことは徹底的に避けられるのだ。この映画が面白いところは、100%の"理想郷"を目指したところ、皮肉にもそれが"異常郷"になってしまったというところだろうか。嫌なことに目を向けず、楽しいことだけで生きるのなんて無理。現実をみようよ…。そんなことをこの映画は語りかけているのかなと思った。ディカプリオ、後半狂いますが(定番)、素敵な演出があって面白かった。お楽しみに。ラストはもうちょっと捻ってもいいのかなとか思ったけどまあいいや。あと、コミュニティにのめり込みすぎると、その異常性に気づけないって問題も示唆してるのかも。幅広い価値観を持って自分を客観視できること。そして現実を受け止めること。ファンタジーチックな映画ですが、メッセージ性はとことん現実主義だね。
・・・★7
2/24 映画『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』
結婚って?家庭における男女とは?そんなことについて延々暗い語り口で教えてくれます。
実はあんま期待してなかったんだけどさ。とりあえずディカプリオだから見ておこうというノリ。(今週はディカプリオ特集だからね) でも意外と良かったなぁ。僕なんかすごい結婚に憧れて理想ばっか膨らんでたけど、それを見事にぶち壊してくれる映画。この映画は結婚というものに関してとても現実的に語ってくれる。あと、男女の役割?設定が1950年代のアメリカだから、やっぱ色濃い。とにかく自立したい気持ちに対して、結婚から生じる色んなしがらみがうっとおしい。旦那の仕事、子ども、家事、近所付き合い、世間体。そして本来の愛。ディカプリオとケイトウィンスレット。タイタニック来の共演。にしても、ケイトウィンスレット、顔ゴツくないですか。。ディカプリオより顔大きかった。男顔だよね。まあ、そんなのはいいとして。ほんと終始暗いけど、結婚の普段語られないことについてとにかく真摯に取り組んでる作品だから、意外と見応えある。ちょっと主人公たちは自分を追い込みすぎてる風には思ったけど、実際そういうものなのかも。とにかくしがらみが多いんだわ。そして、エンドロール直前のラストカット。久々にあんなにキレる締め方みたね。『リミット』並みにキレるよ。まあ、みてて全然楽しい気分になれる映画ではないけど、みておくべき映画ではあるかもね。あ、あとこれはほんと余談なんだけどさ、ベッドシーン2回あるんだけど、ハイパーウルトラ早漏すぎて笑った。編集の都合もあるんかもしれんがもうちょっとなんとかなんないのかね。笑まじで5秒とかなんだけど。はい。ほんと余談でした。
・・・★8
2/28 映画『J・エドガー』
教科書だね。アメリカ専用の。伝記映画は日本人には難しい。
Jエドガーは3日に分けてみた。何度も途中でみるのをやめようかと思ったことか。携帯を見ながら、ポップコーンを食べながら、途中でトイレに行ったりしながら適当にみた。やっぱり面白くないのだ。でもこれはしょうがないことなのかもしれない。だって僕は日本人なのだし。アビエイターでもそうだったけど、アメリカの歴史的人物の伝記映画を日本人が得意なはずがない。それは真実を語ろうとすればするほど退屈なものになるからだ。つまり何が言いたいかというと、Jエドガーについて知れる映画ではあるが、やはりそれ以上には映らないということだ。ナオミワッツ素敵だったけどね。でもディカプリオの変装おじいちゃんはちょっと。。彼の声が合わない。笑 でも、やっぱりパートナーっていうものはどんな人間にも必要なんだなと思った映画でもある。一息で見るには非常に体力を使う映画ではあるけど、映像は綺麗だし、一応教養は得られるし、ディカプリオファンなら見ておきたい作品かなとか思う。無知であることは傲慢だね。。。苦笑
ディカプリオが特殊メイクでおじいちゃんになるんだけど、かなり違和感あった。
まあ、見た目はおいといて、彼の声がそのまんまだからさ。ほら、ディカプリオの声ってすごい高いから、この見た目に全然合わなかったのね。それこそ、監督のクリントイーストウッドが吹き替えでもしてあげたほうがよかんたんじゃない?なんてね。。
・・・★4
3/2 映画『ブラッド・ダイヤモンド』
社会派サスペンス。透き通る程輝くダイヤモンドの裏側には、どす黒い現実が。
超良かったよ!ディカプリオ特集(個人的なもの)のラストを締めるにふさわしい!!シエラレオネでのダイヤモンドを巡る紛争、そして一つのピンクダイヤモンドを囲む三角関係。シエラレオネって国知ってますか?そう、平均寿命が最も短い国。実はダイヤモンドの産国であるがゆえに、それを求める紛争によって命を落とすことが大きな原因なのだ。多数の少年兵。そして、密輸されたダイヤモンドは、セレブ達の結婚指輪となる。ダイヤモンドはたしかに美しい。光り輝く。しかし、その裏側の現実には、何人もの生き血が舞っただろうか。何人もの涙が滲んだだろうか。そんなアイロニー抜群のテーマが面白くないわけないよね。普通に教養として為になるし、やっぱり僕ら日本人はアフリカについて知らなさすぎる。ラストも良かった!!とてもかっこいい終わり方。唸ったねぇ!!早いうちに見ておくことを、とてもオススメします。少なくとも、変な女性にダイヤモンドの指輪をプレゼントする事態になる前にね。。
・・・★9
[世界で一番寿命が短く、貧しい国「シエラレオネ」を知ってますか? ] - NAVER まとめ
↑ 映画『ブラッドダイヤモンド』をきっかけにシエラレオネについて知ろう。
<<今回のイチオシ!!>>
間違いなく『ブラッド・ダイヤモンド』をおすすめします。描写がきついところもありますが、これが面白くないわけないでしょう。そのくらい自信をもっておすすめできる作品です。
[さらば、ディカプリオ・・・?]
Yahoo!ニュースからコピペします。
俳優のレオナルド・ディカプリオが現地時間16日、アメリカ・ニューヨークで行われた最新作『ウルフ・オブ・ウォールストリート』の取材会に出席し、同作が休業を宣言するきっかけになったことを明かすとともに、俳優業からの引退を完全に否定した。ディカプリオは先日、同作のプロモーションが終わり次第、休暇に入るとの声明を発表していた。休業の理由として、ここ2年で『ジャンゴ 繋がれざる者』『華麗なるギャツビー』『ウルフ・オブ・ウォールストリート』と3本の映画に立て続けに出演したことを挙げたディカプリオは、とりわけ自身のプロデュースする『ウルフ・オブ・ウォールストリート』が一つの区切りになったことを告白。
・・・(中略)・・・復帰の時期については未定としつつも「俳優をやめるわけではなく、ただ休むだけだ。次にやる映画のことも考えてはいるよ」と改めて俳優業からの引退を否定した。
いやあ、悲しいですね。ディカプリオ、僕の一番好きな俳優さんです。最近、ブラッドピットがぐいぐいきてるんだけどね。ウルフオブウォールストリート、すごい良かったんで、休止前に受賞させてほしかったんだけど、皮肉(なのかな)なことに、共演者のマシュー・マコノヒーにとられちゃいましたね。レオさんもだろうけど、僕もかなり落ち込んだ日だった。
さて、彼のどこが好きなのかというと、スマイルと声だ。彼のスマイルは一級品である。男でも抱かれたくなる。とにかく、上品で、優しい笑顔だ。彼の笑顔に心を打たれる人がどれほどたくさんいるだろうか。もちろん、彼の人気がその数の多さを証明している。『華麗なるギャツビー』では、彼のこれでもかというほどのスマイルに加えて、後ろでは花火が高々と打ち上げられる、という演出がなされる。(正直ここは笑った。)そして、声も大好きだ。彼の発音はとてもきれいで、特に「R」の発音が大好きだ。「Jimbeam」のCMみたことある?ないの?しょうがないな。リンクを貼っておくよ。
ね?「クールバーボン」っていうときの「R」の発音しびれちゃうよね。すごい素敵である。
それで、彼は映画のプロデュース業にも手を出しているということで、彼は事前に脚本を読んで納得しないことには出演を決めないそうだ。つまり彼が出ている映画のほとんどは、彼が気に入った作品ともいえる。だからまあ、ディカプリオが好きな人が楽しめないわけないのだ。
若き日のディカプリオ。『ギルバート・グレイプ』も大好きな映画だ。タイタニックで一気にプリンスのイメージが染みついてしまったが、本当に演技がうまい。特に僕は彼の「キレ芸」が大好きである。彼は30歳を超えてから、多くの作品においてその「キレ芸」をまざまざとみせつける。今回紹介した『レボリューショナリー・ロード』でもそうだが、やはり『ギャツビー』における「キレ芸」は彼の中でも最高峰の「キレ芸」だったと思う。ムササビがはばたくみたいに、エラをぷるぷると震わせてキレるのだ。どうやったら、あの部位を震わせることができるのか、ぜひ知りたい。とにかく圧巻の一言である。
そんな素晴らしい演技力を持つ彼ではあるが、オスカーには不遇である。『ギルバート・グレイプ』において最年少で助演男優賞にノミネートしたのを皮切りに、これまで何度もノミネートはされるが受賞はできなかった。アカデミー会員に嫌われている、という情報もある。『ディパーテッド』では、スコセッシ監督悲願の作品賞、監督賞のW受賞を果たしたが、主演男優賞においてはノミネートすらされないという不遇っぷりである。
そんな僕の大好きな彼が、休止ではあるが、スクリーンに現れないというのは非常にさみしい。期間が未定であるから、なるべくの早い復帰を願っている。


































