最近みた映画を自身のツイッターからの転載をもとに映画を紹介していく記事です。

今回紹介するのは『ザ・ビーチ』、『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』 、『J.エドガー』、『ブラッド・ダイヤモンド』の四本です。すべてディカプリオの主演作を集めました。後半には、ディカプリオのどこが素晴らしいのかを僕の主観たっぷりに語ってあります。良ければ。



2/23 映画『ザ・ビーチ』 

前半最高。後半はてな。音楽はさすがダニーボイル映画。現実をみようよ、ということだろうか。



ダニーボイルほんと久々!!この監督は、オープニングからタイトル出すまでがマジでどの映画もかっこいいんだよね。必ずタイトル出してくれるのも珍しい。あまりタイトル出る映画ってないよね。「はじまるぞ!」って感じがして、鳥肌ゾクゾクってすんのよ。あと、音楽がいいですよね。今作も『ピュアショアーズ』はじめ、全て素晴らしい。前半はめっちゃ面白い。超テンポいいし。ただ、島についてからの後半はかなりテイスト変わる。結構解釈が難しくなる。理想郷であるはずの島。そこには100%幸せで作られるべきで、そこに不安などの負の要素が入り込むことは徹底的に避けられるのだ。この映画が面白いところは、100%の"理想郷"を目指したところ、皮肉にもそれが"異常郷"になってしまったというところだろうか。嫌なことに目を向けず、楽しいことだけで生きるのなんて無理。現実をみようよ…。そんなことをこの映画は語りかけているのかなと思った。ディカプリオ、後半狂いますが(定番)、素敵な演出があって面白かった。お楽しみに。ラストはもうちょっと捻ってもいいのかなとか思ったけどまあいいや。あと、コミュニティにのめり込みすぎると、その異常性に気づけないって問題も示唆してるのかも。幅広い価値観を持って自分を客観視できること。そして現実を受け止めること。ファンタジーチックな映画ですが、メッセージ性はとことん現実主義だね。

・・・★7


2/24 映画『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』 

結婚って?家庭における男女とは?そんなことについて延々暗い語り口で教えてくれます。



実はあんま期待してなかったんだけどさ。とりあえずディカプリオだから見ておこうというノリ。(今週はディカプリオ特集だからね) でも意外と良かったなぁ。僕なんかすごい結婚に憧れて理想ばっか膨らんでたけど、それを見事にぶち壊してくれる映画。この映画は結婚というものに関してとても現実的に語ってくれる。あと、男女の役割?設定が1950年代のアメリカだから、やっぱ色濃い。とにかく自立したい気持ちに対して、結婚から生じる色んなしがらみがうっとおしい。旦那の仕事、子ども、家事、近所付き合い、世間体。そして本来の愛。ディカプリオとケイトウィンスレット。タイタニック来の共演。にしても、ケイトウィンスレット、顔ゴツくないですか。。ディカプリオより顔大きかった。男顔だよね。まあ、そんなのはいいとして。ほんと終始暗いけど、結婚の普段語られないことについてとにかく真摯に取り組んでる作品だから、意外と見応えある。ちょっと主人公たちは自分を追い込みすぎてる風には思ったけど、実際そういうものなのかも。とにかくしがらみが多いんだわ。そして、エンドロール直前のラストカット。久々にあんなにキレる締め方みたね。『リミット』並みにキレるよ。まあ、みてて全然楽しい気分になれる映画ではないけど、みておくべき映画ではあるかもね。あ、あとこれはほんと余談なんだけどさ、ベッドシーン2回あるんだけど、ハイパーウルトラ早漏すぎて笑った。編集の都合もあるんかもしれんがもうちょっとなんとかなんないのかね。笑まじで5秒とかなんだけど。はい。ほんと余談でした。

・・・★8


2/28 映画『J・エドガー』 

教科書だね。アメリカ専用の。伝記映画は日本人には難しい。



Jエドガーは3日に分けてみた。何度も途中でみるのをやめようかと思ったことか。携帯を見ながら、ポップコーンを食べながら、途中でトイレに行ったりしながら適当にみた。やっぱり面白くないのだ。でもこれはしょうがないことなのかもしれない。だって僕は日本人なのだし。アビエイターでもそうだったけど、アメリカの歴史的人物の伝記映画を日本人が得意なはずがない。それは真実を語ろうとすればするほど退屈なものになるからだ。つまり何が言いたいかというと、Jエドガーについて知れる映画ではあるが、やはりそれ以上には映らないということだ。ナオミワッツ素敵だったけどね。でもディカプリオの変装おじいちゃんはちょっと。。彼の声が合わない。笑 でも、やっぱりパートナーっていうものはどんな人間にも必要なんだなと思った映画でもある。一息で見るには非常に体力を使う映画ではあるけど、映像は綺麗だし、一応教養は得られるし、ディカプリオファンなら見ておきたい作品かなとか思う。無知であることは傲慢だね。。。苦笑

ディカプリオが特殊メイクでおじいちゃんになるんだけど、かなり違和感あった。

まあ、見た目はおいといて、彼の声がそのまんまだからさ。ほら、ディカプリオの声ってすごい高いから、この見た目に全然合わなかったのね。それこそ、監督のクリントイーストウッドが吹き替えでもしてあげたほうがよかんたんじゃない?なんてね。。

・・・★4


3/2 映画『ブラッド・ダイヤモンド』 

社会派サスペンス。透き通る程輝くダイヤモンドの裏側には、どす黒い現実が。



超良かったよ!ディカプリオ特集(個人的なもの)のラストを締めるにふさわしい!!シエラレオネでのダイヤモンドを巡る紛争、そして一つのピンクダイヤモンドを囲む三角関係。シエラレオネって国知ってますか?そう、平均寿命が最も短い国。実はダイヤモンドの産国であるがゆえに、それを求める紛争によって命を落とすことが大きな原因なのだ。多数の少年兵。そして、密輸されたダイヤモンドは、セレブ達の結婚指輪となる。ダイヤモンドはたしかに美しい。光り輝く。しかし、その裏側の現実には、何人もの生き血が舞っただろうか。何人もの涙が滲んだだろうか。そんなアイロニー抜群のテーマが面白くないわけないよね。普通に教養として為になるし、やっぱり僕ら日本人はアフリカについて知らなさすぎる。ラストも良かった!!とてもかっこいい終わり方。唸ったねぇ!!早いうちに見ておくことを、とてもオススメします。少なくとも、変な女性にダイヤモンドの指輪をプレゼントする事態になる前にね。。

・・・★9


[世界で一番寿命が短く、貧しい国「シエラレオネ」を知ってますか? ] - NAVER まとめ

↑ 映画『ブラッドダイヤモンド』をきっかけにシエラレオネについて知ろう。


<<今回のイチオシ!!>>

間違いなく『ブラッド・ダイヤモンド』をおすすめします。描写がきついところもありますが、これが面白くないわけないでしょう。そのくらい自信をもっておすすめできる作品です。



[さらば、ディカプリオ・・・?]

Yahoo!ニュースからコピペします。

俳優のレオナルド・ディカプリオが現地時間16日、アメリカ・ニューヨークで行われた最新作『ウルフ・オブ・ウォールストリート』の取材会に出席し、同作が休業を宣言するきっかけになったことを明かすとともに、俳優業からの引退を完全に否定した。ディカプリオは先日、同作のプロモーションが終わり次第、休暇に入るとの声明を発表していた。休業の理由として、ここ2年で『ジャンゴ 繋がれざる者』『華麗なるギャツビー』『ウルフ・オブ・ウォールストリート』と3本の映画に立て続けに出演したことを挙げたディカプリオは、とりわけ自身のプロデュースする『ウルフ・オブ・ウォールストリート』が一つの区切りになったことを告白。
・・・(中略)・・・復帰の時期については未定としつつも「俳優をやめるわけではなく、ただ休むだけだ。次にやる映画のことも考えてはいるよ」と改めて俳優業からの引退を否定した。

いやあ、悲しいですね。ディカプリオ、僕の一番好きな俳優さんです。最近、ブラッドピットがぐいぐいきてるんだけどね。ウルフオブウォールストリート、すごい良かったんで、休止前に受賞させてほしかったんだけど、皮肉(なのかな)なことに、共演者のマシュー・マコノヒーにとられちゃいましたね。レオさんもだろうけど、僕もかなり落ち込んだ日だった。

さて、彼のどこが好きなのかというと、スマイルと声だ。彼のスマイルは一級品である。男でも抱かれたくなる。とにかく、上品で、優しい笑顔だ。彼の笑顔に心を打たれる人がどれほどたくさんいるだろうか。もちろん、彼の人気がその数の多さを証明している。『華麗なるギャツビー』では、彼のこれでもかというほどのスマイルに加えて、後ろでは花火が高々と打ち上げられる、という演出がなされる。(正直ここは笑った。)そして、声も大好きだ。彼の発音はとてもきれいで、特に「R」の発音が大好きだ。「Jimbeam」のCMみたことある?ないの?しょうがないな。リンクを貼っておくよ。

『YOUTUBE くーるばーぼん』

ね?「クールバーボン」っていうときの「R」の発音しびれちゃうよね。すごい素敵である。

それで、彼は映画のプロデュース業にも手を出しているということで、彼は事前に脚本を読んで納得しないことには出演を決めないそうだ。つまり彼が出ている映画のほとんどは、彼が気に入った作品ともいえる。だからまあ、ディカプリオが好きな人が楽しめないわけないのだ。



若き日のディカプリオ。『ギルバート・グレイプ』も大好きな映画だ。タイタニックで一気にプリンスのイメージが染みついてしまったが、本当に演技がうまい。特に僕は彼の「キレ芸」が大好きである。彼は30歳を超えてから、多くの作品においてその「キレ芸」をまざまざとみせつける。今回紹介した『レボリューショナリー・ロード』でもそうだが、やはり『ギャツビー』における「キレ芸」は彼の中でも最高峰の「キレ芸」だったと思う。ムササビがはばたくみたいに、エラをぷるぷると震わせてキレるのだ。どうやったら、あの部位を震わせることができるのか、ぜひ知りたい。とにかく圧巻の一言である。

そんな素晴らしい演技力を持つ彼ではあるが、オスカーには不遇である。『ギルバート・グレイプ』において最年少で助演男優賞にノミネートしたのを皮切りに、これまで何度もノミネートはされるが受賞はできなかった。アカデミー会員に嫌われている、という情報もある。『ディパーテッド』では、スコセッシ監督悲願の作品賞、監督賞のW受賞を果たしたが、主演男優賞においてはノミネートすらされないという不遇っぷりである。


そんな僕の大好きな彼が、休止ではあるが、スクリーンに現れないというのは非常にさみしい。期間が未定であるから、なるべくの早い復帰を願っている。



受かってしまったよ!!英検準一級に。

実はこれが僕にとっての初めての資格なのだ。いままで、履歴書の資格欄に「特になし」と書いてばかりでもどかしいことが多かった。英検とれたらここにかけるのにな~!!と悔しい思いをしながら履歴書を書いていたものだ。


僕にとってこれは三回目の受験であった。今まで二回落ちたということだ。

初めて受けた時は、ちょうど一年前の一月後半だ。このころ、バイトの冬期講習やら、学校の試験などで、とんでもなく忙しく、勉強をいつしたらいいのか、はたしてこの勉強量で受かるのか?と思いながらあくせく生きていたら、ものの見事に落ちたのであった。それでもそこまで無残な結果ではなく、合格最低点に一点足りない70点という数字で苦汁を飲んだのである。実はこのときの試験、僕はリーディングの正答率は9割を超えていた。それなのになぜ落ちたのかといえば、リスニングの正答率が4割にも満たなかった。ただ、それだけのことである。友達の、「準一級は単語ができればいい」というアドバイスを「単語さえやれば受かる」と曲解して受け取っていた僕はリスニングの対策を一秒もしていなかったのだ。その代り、単語は結構頑張って覚えた記憶がある。もう時効になっていることを願いたいが、僕はバイトの指導中に、生徒が問題を解いている横で英検の問題集を開いて単語を覚えていたのである。いい思い出ですね。

というわけで、第一回目の受験は見事に砕け散ったのであった。


二回目の受験はというと、それから五か月ほど経った、六月の受験であった。僕は前回一点差で落ちた。しかもリーディングの9割ほどの正解率を踏まえると、今度リスニングの対策をしっかり怠らなければ確実に受かる、と踏み、しかもこの時期僕は二月三月は無職だったために、下馬評(?)では僕の合格は圧倒的優位だったはずなのだ。しかしながら、運命はなんと残酷なことだろうか。僕は二月三月にオンラインゲームにはまり倒してしまい、夜十時からプレイして、気付いたら朝八時になっていた、なんてことはざらにあったのである。おかげさまで、この時期の電気代は先月の二倍になった。もちろん、ネトゲ(ウイイレなんだけどね)では、全国トーナメントで三回優勝するほどの腕前になっていた。本当に、運命とは残酷なものである。あらがえないね、まったく。加えて、僕は四月五月はちょっと遊んでいた。なんか、遊んでいたのだ。よく覚えていない。まあ、何がいいたいのかといえば、僕は五か月近くほぼ無勉強で、第二回の英検を受験したのだ。結果は、前回より7点落ちた。人生は面白い。


そして、三回目の受験。初めて受けたときから一年後。ついに雪辱を果たす時がきたとばかりに、僕は死にもの狂いで勉強をし、ときには目から血をだし、右腕は疲労骨折で入院しながら、というのはまったくの嘘で、ごく一般的に、いや、それよりかは控えめに勉強をしていた。本格的にやり始めたのは三週間まえからだっただろう。とにかく、僕はリスニングを強化しようと必死だったから、音声はたしかに聞きまくっていたかもしれない。そういった教材も買った気がする。そして語彙に関しても、また一から取り組んだ。そのおかげかどうかはわからないが、三回目にして見事一次試験、合格。しかしながら、最後の最後までぎりぎりなのだ。合格最低点での合格だった。まったく、なんとかなるものだ。リスニングの正答率も六割ちょいまで上がった。だが、初めての受験では10点ももらえた英作文は14点中、6点だった。何事だろうか。いまだに多少の憤りを感じている。嘘です。


実のところ、僕には英検準一級をどうしても必要とする理由があったのだ。決してノリで受けたわけではなく、とらなければならない理由があった。僕は英語の教員を目指していて、地元が北海道であるため、できれば地元で先生をやって、職務を全うした後、チョークを握ったまま雪に埋まって死にたいという思いがある。実は、北海道では、準一級を持っていると、教員採用試験が一部免除になるという特典がついているのだ。これでようやく肩の荷が少し降りた気分である。それにしても、自分の英語力を証明するものを初めて手に入れたときの喜びはひとしおであった。


さて、一次試験を受けただけでは合格とはならないのが英検である。二次試験にも受からなくてはならないのだ。この二次試験が意外と曲者なのだ。一対一で行われる面接形式の試験なのだが、どうも問われるクエスチョンが難しい。簡単にいえば、度が過ぎてるのだ。四つ質問をしてくるのだが、最後になるにつれ、その質問は社会性を帯びていき、ついにはグローバルなクエスチョンをなげかけられる。これは対策をしていたときに、恐ろしく苦労したところで、要は日本語で答えていいとしても、考えが浮かばないのだ。僕は、試験で「ゴミ収集は民間業者に任せたほうがいいと思いますか?」と突然聞かれた。意図がおかしいのだ。スピーキング能力を試しているのだろう!?それとも僕たちの社会的関心を試しているのか!?もう少し簡単なテーマで、長々とスピーキングさせてくれたほうがよっぽどスピーキング能力確かめられるんではないの!?とやっぱり思ってしまうのであった。しかしながら、なんとか本番は「んっあ~、let me see~、well~、アイシンクソゥ~、イフガバメント do it ウェル、ピーポー、ヲント doit センキュ」 という、素晴らしい英語力を披露することに成功、その場の空気を完全に支配することができたのであった。


結論としては、評判通り、二次試験はぬるい。ただ、とにかくレスポンスよく、どんどんしゃべることが大切なように思う。ぶっちゃけた話、僕のスピーキングにおける文法なんて、アメリカに住んでる猿のほうがマシだったと思う。


英検準一級は、なかなかに苦労したが、ぜひ受ける人がいたら心から応援させていただきたいです。僕、二回落ちましたからね。

最後に、応援してくれた、友達、二次試験の対策に付き合ってくれた友達、本当にありがとうございます。

2/19~2/23でみた映画を紹介します。
『マイ・ブルーベリー・ナイツ』、『天空の城ラピュタ』、『カクテル』、『シザーハンズ』、『ナポレオンダイナマイト』の五本を紹介します。


2/19 映画『マイ・ブルーベリー・ナイツ』
「物を残す」ってどういうこと?そのものを通して、その人はそばに居続けるんだ。そして、残しておけば、いつかまた、戻ってくる。

「恋する惑星」「天使の涙」で興味をもったウォンカーウァイ監督作品。マイブルーベリーナイツ。良かった。この人の作品はいつも考えさせられる。わかりやすい映画も良いけれど、たまにはエンドロールを飛ばさずに見続けてしまうような映画も見たくなったわけだ。この監督は、男のキャラを「いやいや、そんなことしねーよ!!」って突っ込みをいれたくなる描き方をするために、最初は首を傾げていたが、いい加減慣れた。そういうものだと思ってみることができるようになったのだ。今回も宛先不明の手紙に、その人のことを思って延々と手紙を書き続ける男が出てくる。「んなもんありえねーだろ」とやっぱりどこかで思ってしまうのだが、受け入れてしまうと、まあ不思議な物で、「すてきやん」と紳介ばりの感想を持ってしまうのだった。
そして、彼の作品はいつも、人間の微妙な心情を描くから凄いな、と思う。ほんと、誰も描かないような微妙なポイントをつくんだ。だから、地味な映画に一見うつるけれど、見る者全ての人の感情に訴える。「あるある」ってね。
あと、今回の作品のテーマが一貫していて見やすかった。「物を残す」ことについて全体を通して描かれていて、僕はそこにとても共感した。その人自体がいなくても、その物を通じて思い出せるわけだ。そこを考えていくと、ラストシーン。再びエリザベスが戻ってくるシーン。素晴らしいなぁ、と思う。この監督の作品はいつも後味が良くていいよねえ。
ジュードロウ、ナタリーポートマンという僕のドハマリ俳優さんが出演してるし、英語だしで、今までのカーウァイ作品の中でもお気に入り。ジュードロウ、彼ほどハゲなのにかっこいい役者はそういない。ニコラスケイジ?
心にしっとりと残ってくれる作品だね。あと、ブルーベリーパイめっちゃ食べたくなるね。売れ残るとか嘘言うなよ。めっちゃうまそうだ。
・・・★8


2/21 映画『天空の城ラピュタ』
宮崎駿の頭の中は本当に凄い!!古さを感じるところはあるが、キャラ全員に魅力があるし世界観も抜群.

ラピュタ。実はいままで見たことなかった。正直ツイッターのノリにまったくついていけなかった。地上波のおかげでようやくみれた。ありがたや、地上波。こんな優秀な無料コンテンツないでしょう、っていつも思うね。テレビ大好き。感想はというと、展開が素晴らしいと思った。飽きるヒマがないくらいどのシーンも魅力たっぷり全力。あと、ムスカ対シータだけではなく、そこに「ママ」空賊が加わる、三角関係の構図がとても良かったと思う。単なるA対Bではありふれてるからね。セリフとかはさすがに古さを感じた。2人見あって、「アハハハハ」とかはやっぱクサイ。でもまあ時代だからしょうがないよね。
特筆すべきはラピュタの世界観だろう。ラピュタの登場をラスト1/3まで引っ張り、雲の隙間からババンと登場させる、あのラスボスに似た感じ。凄いワクワクした。あと、最高峰の科学を結集した~みたいな設定も凄いかっこいい。

↑これは鳥肌たっちゃう。
パズーのゴキブリ並みの生命力はおいといて、普通にワクワクして楽しんで見れちゃうし、終わり方も僕の理想的なすっきりとした感じ。なんか泣かせようとしてるわけでないけど、泣いちゃうよ!っていう終わらせ方が僕は大好きなわけですね。これでようやく僕もみんなのノリについていけるようになったわけです。
バルス!!!
・・・★8

2/21 映画『カクテル』
なんちゅう映画だ。ここまで不快なトムクルーズも珍しい。脚本家、、まじか!?

久々にクソ映画見てしまったよ。なんだこれは。本当にこの脚本で行こうと思った製作陣、、正気か!?トムクルーズ演じる主人公はとことんクズ男。金稼げればいいって考え。でも精神年齢が低すぎて、すぐキレるから、せっかく入った大学も教授との口論で辞めるし、アルバイトのバーテンの仕事も喧嘩でやめて無職に。でも持ち前の美貌と口のうまさで、女の子が寄ってくるからヒモっぽいことしたりでなんだかんだうまくいく。んで、彼女も余裕でできる。でもノリで別の女の子と浮気する。なぜならその女の方が金持ちだから。その浮気相手社長なんだよね。んでまあ色々あってやっぱり君のことが好きだって言って元の女の所に戻ってくるんだけどさ、これが全然信用できないんだ。描き方が下手すぎ。要は主人公がどこも成長してないようにみえるわけ。クズのまんまだよ。結婚式がエンディングなんだけどさ(これも寒い)、どうせ別れるんだろうなあとしか思えない位、脚本の描き方?運び方が酷い。このエンディングにしたいならもっと主人公の成長をわかりやすく描いてもらわなきゃ。信用できないよ。たしかにカクテルさばいてるトムクルーズめっちゃかっこよかったけど、ほんとクズで、最後までクズだったから気分悪かったわ。トムク(ルー)ズ。。
エンドロール流れた瞬間に失笑してしまった映画は久しぶりです。さようなら。この映画から学ぶところはただ一つです。「反面教師」。以上。

↑カクテル作るシーンはかっこよくて、いわゆるバーテンダーの地位を高める映画にはなったとは思うんだけど、やっぱストーリーがこうまでふざけてると、時間返せよって思っちゃうよね・・・。ちなみにラズベリー賞受賞してたことは見終わったあとに知りました。。
・・・★3


2/22 映画『シザーハンズ』
ちょっとよくわからなかったです。終わり方あれでいいの?結局嵐のように去っていっただけじゃないか。

久しぶりに世間の感覚とずれたなあ。何がそんなに面白いんだかまるでわからなかった。終わり方も物足りなく感じた。それより、エドワードはサヴァン症候群のことを表してるのかな?とふと思った。一点で類稀なるセンスを発揮するじゃないか。でも純粋すぎるが故に、人を傷つけてしまうこともある、というか、ひとつのことしかみれなくなってしまうというか。癇癪もち、、というか?
ラブストーリーとしてみてもそんなに優秀かな?ん~。ちょっと久々に世間とズレたから不安でしょうがないわ。僕はそんなに面白いと思わなかった。途中からティムバートンは、サヴァン症候群の人の世間の受入を風刺してるのかな?とばっかり思ってみてたから、尚更あのラストはわけわかんなかったわ。いや、ほんとどういうこと?あのラストでほんとに皆納得するわけ?えええ?
カクテルは自信もってダメ映画だって言えるけど、これは支持層がとても根強いから、ちょっと不安である。もっかい機会があったら見てみます。
・・・★5


2/23 映画『ナポレオン・ダイナマイト/バス男』
地味だけど意外と脚本がしっかりしてて凄い。とても平和な映画。

登場人物全員が変人の学園ストーリー。まあ、でもわかるなあ。ちょっと主人公がやっちゃうダサい行動、共感する。例えば、好きな子に似顔絵を送っちゃうところとか。めっちゃ下手なんだけどね。本人は上手いと思ってるところも共感するわ。。終始地味なんだけど、優れた映画ってのは必ず、「この映画ならズバリあのシーンだよね!」って口揃えていえるシーンってのが存在するもので。
もちろんこの映画にもあります。「あそこいいよね!」っていうシーン。

(↑もちろん、ここだ。)
構成は、ショートショートの詰め合わせみたいな感じ。各シーン毎にシュールだけど笑えるオチがついてる。でもこの脚本がうまいのは、ちゃんとそれらを伏線として、後半にうまく絡ませてくるのだ。前半はほんと次々知らん人出てきて、バラバラなんだけどさ。まあ、抜群ってわけじゃないけど、結構好きでしたね。良かったね、「バス男」とかいう邦題がやっと外れて。日曜に見てよかったなぁという感じ。
それにしてもあんなにハエ飛んでる場所行きたくないなぁ。。、
・・・★6


<<今回の一押し!!>>
ラピュタといいたいところだけど、あえて『マイブルーベリーナイツ』で!!ウォンカーウァイさんの作品は個人的に人に進めることに勇気がいるんだけど、みてほしい。(万人受けしなさそうだから)
もし、結構気に入ってくれたら続いて、彼の代表作の『恋する惑星』も見てくれるとうれしいですね。

あと、アカデミー賞終わりましたね。機会があればそのことについてもちょっと記事書いてみようかな、と思います。とにかく言いたいことは、ディカプリオ。ざんねん!!!
最近みた映画について紹介する記事です。

2/15~2/18に見た映画。
『ニライカナイからの手紙』、『バレンタインデー』、『マシニスト』、『ゴースト ニューヨークの幻』、『ライアーライアー』を紹介します。


2/15 映画『ニライカナイからの手紙』
これほど先が読めた映画はない。前半はとても良かったんだけど、引っ張りすぎかなぁ。


蒼井優の初主演作。邦画で宮﨑あおいか上野樹里か蒼井優かって感じ?同年代の女優の話。蒼井優が一番好きですけどね。「百万円と苦虫女」や「人のセックスを笑うな」も結構好きです。そんな彼女が沖縄を舞台に、東京の厳しさに打たれる女の子を演じる。
さて。感想はというと、ちょっと薄っぺらいかなと思ってしまった。ある「真相」をラストに控えながら物語は進むのだけど、その「真相」なんて映画が少しでも好きなら即座に読めるもの。まさか、このまま終わるんじゃないよね?とドキドキしていたら本当に予想通りの形で終わってしまった。なんなら開始15分とかで読めてしまった。
蒼井優は、田舎と都会を行き来する少女の役がとても似合う!弱々しくて不安げな顔がハマるからだろうか。可愛い。。僕は蒼井優が好きだ。
それでも信じることはやっぱり強いなあと思う。テーマとしてはとても純粋。あと、沖縄と雪が少し関連していて、冬に見るのもまたオツな映画かなぁ。まあ、とにかく構成がね。引っ張りすぎ。真相は誰でもわかるだろ、と。そこからのもう一つの裏切りが欲しかったな!みたいな。でも沖縄の景色とそして蒼井優自体がとてもきれいだよ。
・・・★5


2/16 映画『バレンタインデー』
バレンタインデーの日に見る映画専用!ラブアクチュアリーのアメリカ版、下位互換。。?


ラブアクチュアリーっていう僕の結構好きな映画があるんですよ。イギリス映画でね。クリスマスを舞台にした群像劇。キーラナイトレイさんとか出てます。
さて、こちらはバレンタインデー。その名の通り、バレンタインデーを舞台にした、同じく群像劇。アメリカ映画。だからハリウッド級の豪華役者がたくさん!いったいどうやって回収したんだ!?ってレベル。
だけど、ちょっと内容的にはラブアクチュアリーより劣るかな。
バレンタインデー、やっぱ出てる人が豪華だから楽しくみれる!テイラースウィフトが馬鹿役で好きだった。映画というより、なんかテレビの特番?みたいな?豪華なだけで、あまりストーリー的に期待するものはないよ。
もちろん、見て嫌な気持ちになる映画ではまったくない!それはとても安心できること。バレンタインデーに一回みとけば、もういいかな。。ストーリーはとてもわかりやすく、ハッピーです。
アンハサウェイが結構変態な役を演じててその点はとても良かったと思う。満点つけたいくらい。
・・・★6



2/16 映画『マシニスト』
クリスチャンベールの役作り必見。作り手は楽しかったんだろうな。とくにお化け屋敷シーンとか。


とある出来事がきっかけで、一年間一睡もできなくなってしまった男のお話。その出来事の真相は終盤であばかれる。演じるのは『ダークナイト』でバットマンを演じたクリスチャンベール。彼は、この役を演じるにあたって、異常な減量をして挑んだとか。


劇中で彼がどんどん追い込まれていく(追い込んでいく?)描写はなかなか凄味を感じる。途中に出てくるアイバンという男の存在感が半端じゃない。これは凄く脚本が練られている作品だから二回以上見ることでさらに楽しめる。要は伏線がパズルのようにちりばめられている。それはもう自己満足の域に入るほどに。顕著なのがお化け屋敷に入るシーン。ここが1番の見所かと。精神的におかしくなっていってしまう描写(統合失調症的な要素もある)が実に面白くて、ひきこまれる。テンポもいいし、割とスッキリして終われるラストが用意されてある。でも言ってしまえば、作品のほとんどがシーンがいわば「なくてもいい」シーンなので、全体としてのストーリーには期待すべきではない。とにかく、おかしくなってくるとこんな感じだよねぇ、という世界観が味わえる映画なのではないかな。
・・・★7


2/17 映画『ゴースト/ニューヨークの幻』
死んでもそばにいるんだと信じることを映画を通して説いた功績はとてつもなくデカイ。

有名なやつでしょ。彼氏死んじゃうの。でも彼氏、幽霊になるの。
いわゆる「こんなん泣くだろ」的な映画。泣かないわけないわ。愛する人がゴーストになって、あーだこーだやる映画だと思ったらもったいない!その「あーだこーだ」の部分がめちゃ面白い。そりゃツッコもうと思えばいくらでもつっこめる展開の強引さは感じるけども、そこはつっこんだら負けよ。純粋に楽しもうよ、とても脚本がよくできてる。次から次へと展開がテンポよく、面白い。それにしても「信じる」ってやっぱ大事だな、と思う。いるって信じるだけで、どれだけ変わるかってことね。信じる力は素晴らしい。
・・・★8


2/18 映画『ライアー ライアー』
ついていい嘘、悪い嘘。お世辞、社交辞令、上辺面。大人になることとは?そして、真実の愛。必ずや何かを気づかせてくれるはず。

すっげー良かったなぁ。ジムキャリー作品で1番好きになるかも。イエスマンと似てるからもっかいイエスマンみたくなってきちゃったなぁ。別れた妻に親権をとられた男が、「パパが嘘をつけないように」という息子の誕生日の願い通り、本当のことしか言えなくなってしまった不思議なお話。単純にジムキャリーの演技に大爆笑必須。さすがに笑う。上映時間の短さに助けられたね。これで120分とかだったらさすがにクドいかも。笑 そのくらい濃い演技をしてくれています。

後半の、嘘をつけなくなってからが面白い。「本当のこと」とは何か考えながらみると、何かしら気づかされるものがある。やっぱり僕は家族愛というものにとことん弱いのだ。そして、ラストにもってくまでの、裁判シーンの使い方。上手いね。感心しちゃった。

別に嘘をつくことを否定してるわけではないんだよね。必要な嘘もあるのさ。でもね、やっぱり僕は、自分の気持ちに「真実」を感じたものにはとことん大切にしよう、なんてね、そんなことを思ったよ。自分と向き合える素敵な映画だ。時間も短くて見やすくておすすめです。
・・・★9


<今回の一押し!!>
『ライアーライアー』。ぜひ見てほしい。一度は見ておこう!
個人的にはマシニストも見てもらって、その後に、『ファイト・クラブ』、『メメント』あたりにシフトしていってほしい気持ちもあります。笑

ジムキャリー作品だと、僕は、これと、あと『エターナルサンシャイン』『イエスマン』『トゥルーマンショー』らへんが好きです。彼の作品には暗くなるものがないので、とても安心して見られるところが好きです。変顔ばっかしてる人ですが、真顔はめちゃめちゃイケメンだってこと、忘れないでね…。

交際相手の女性に携帯電話から「死ねよ」などとメッセージを送り、飛び降り自殺させたとして、警視庁三田署は21日までに、川崎市中原区木月住吉町の慶応大3年、渡辺泰周容疑者(21)を自殺教唆の疑いで逮捕した。

逮捕容疑は昨年11月8日夜、交際していた慶応大3年の女子学生(当時21)に対し、無料通信アプリLINE(ライン)で「手首切るより飛び降りれば死ねるじゃん」などと送り、翌日朝、女性を港区のマンション8階の自室から飛び降り自殺させた疑い。

三田署によると、女性は渡辺容疑者からのメッセージを受け取った後、友人に自殺をほのめかすメールを送り、両親宛てに遺書も残していたという。

昨年11月に匿名の情報提供を受けた同署が調べていた。 (日本経済新聞)



[身近に潜む自殺教唆・・・]




ん~、びっくりしましたね。

いや、何にっていうと、メール(LINE)で自殺教唆が成立するんだ!!ってことだよね。

これはだから、考えようによっちゃすごい身近な問題だと思う。

ぶっちゃけた話、男子のノリで友達に「死ねよwww」みたいなことを言ったことがある。極論、それが原因で友達が自殺してしまったら、僕は自殺教唆になってしまうのだろうか!?


一応、wikipedia氏からの以下コピペ。

自殺教唆罪

自殺の決意を抱かせる事によって人を自殺させた場合に自殺教唆罪となる。この自殺の決意は自殺者の自由な意思決定に基づくものでなければならず、行為者が脅迫などの心理的・物理的強制を与えた事によって、自殺する以外に道がないと思わせたような場合には、その決意は自由な意思決定とは言えず、自殺教唆ではなく殺人となる。 また、意思能力がなく、自殺の意味を理解していない者に自殺の方法を教えて自殺させたような場合にも、自殺者の決意は自由な意思決定とは言えず、殺人となる。



「自殺の決意を抱かせることによって人を自殺させた場合」・・・ねえ。


さて、ネットではこんな画像が出回っています。拾い画です。



これを見る限りでは、たしかに自殺教唆が適用されるのもわからなくはないなぁって一瞬思いますけどね。でもさ、これが本当に「自殺の決意を抱かせることによって人を自殺させた場合」にあたるのかなって思うとやっぱり怖いよね。

もちろん僕はこの画像だけで、彼が有罪か無罪かを判断しようとしてるわけではないし、この記事もそういう意図で書いてるわけではないです。

でも、これってかなり身近な問題なのではないかなぁって思うね。

ちょっとこの事件をきっかけに僕が思ったことをこれから書いていきますね。



[メールって何?]


そこで僕は、メールっていったいなんなんだろうって思うわけだ。

メールってコミュニケーションツールとしてはたして適切なのかなってたまに思う。

もちろん、恐ろしく便利なツールだ。江戸時代のように、飛脚さんが必死こいて走りまくっていた時代に比べたら、情報の伝達という点は素晴らしく進歩したと思う。

だけれど、頼りすぎは少し怖いんじゃないかな、とも思う。


やっぱり、顔が見えないコミュニケーションってどうなのよ!?

現代に生きる皆さんならみんな実感したことあるでしょう。メールでのやりとりが予想外のトラブルを招いてしまったこと。


顔とは感情を表す部分だ。その部分が見えなければ、どうやって文章だけで感情を推し量ればいいのだろうか。それに、メールだからこそ、シンプルな文体になりがちだ。絵文字がついてるついてないだけで、どうして余計な思いをしなければならないのか?


メールは、情報伝達の点においてはとてつもなくすぐれていると思う。

遠く離れた人に、一度にまとめて複数に同じ情報を伝えることが可能だ。それはスケジュール伝達のときなどに大変な効果を発揮する。


しかしだ。多くのひとは、LINEなどのチャットツールを使って人と交流をはかる。

(そうだよ。メールだったときのがまだまともだった。LINEのほうがより手軽さが増して、自分の発言にあまり責任を持たなくなってしまった。それに「既読スルー問題」。あれなんか面倒くさくてしょうがないっての!)


顔が見えないことが弱点のため、それを補うつもりか、一応「絵文字」、「スタンプ」などを用意してくれてはいるが、そんなものをわざわざ考えなくてはいけないのか。

「あっ、ここで絵文字つけとかないと、無愛想に見えるなぁ。つけておこう」


僕なんか、ろくに絵文字をつけないから、モノクロのシンプルな文体を使う。

そのため、たまに「なに?怒ってるの?」と返信されることがあった。

まあ、さすがに、中学生時代に多かったなあとは思うが、今考えたら滑稽で仕方ないね。

なんだよこの面倒くさいツール。


というわけで、僕はメールを感情表現に使うのはあまり好ましくないと思っているのだ。

だからもう、もっと言ってしまえば、メールは事務的な情報伝達に使用をとどめるのがベストで、メールなんかで人とコミュニケーションを図ろうなんて、はなから間違っているのではないか。


今、現代に生きる僕たちにもっとも必要なことは

「直接コミュニケーション」なんだ。


直接話すんだ。面と向かって。

そうすれば、くだらない誤解なんて生まれない。そしてすぐに訂正できる。

友人・恋人に限らず、愛する人ならば、メールなんかではなく、直接愛を伝えればいい。恥ずかしいとかそういうのいいって。直接言われるほうが嬉しいはずなんだよ。それで抱きしめればいいじゃないか。愛を伝えたいのなら、一番伝わる方法で伝えろよ。

メールなんかで、くだらない誤解つくって、塀の外側で冷戦してんじゃないよ。伝えたい気持ちは、直接顔をみて話せよ。知らない間に気まずくなってる、とか一番ばかげてるじゃないか。もう十分生きてきたんだろう?どうして、昔できていたことが、今できなくなってるんだよ。

SNSだってそうさ。SNSと直接コミュニケーションどっちを信じるんだよ。SNSでなんか不穏な空気が流れていたとしても、直接会って、とてもいい雰囲気で話ができたんなら、そっちを信じてあげろよ。どうして、SNSで友達が減らなきゃいけないんだ。

ツイッターでフォロー外したからなんなんだよ。友達ならツイート見なきゃいけない義務でもあるのか?直接、学校で仲良く話できるんなら、なんでそっちを信じてあげられないんだよ。


本当にその人が好きならば、その人の本当を信じてあげようよ。


メールはメールですぐれている点は認めつつ、やっぱり、感情を伝えるツールとして使うには、少し頼りすぎな気もするわけだ。せっかく人間なんだ。LINEの向こう側が、電子知能を持ったコンピューターなのかもしれないんだぜ!?

やっぱり、SNSとかに触れていると、もう少し、直接コミュニケーションの重要性という視点を持たなければならない人が多いように思う。

ぜひ、多くの人が、人を信じられるように。

少なくとも、僕の友人だけでも・・・・・。

2/8~2/11にみた映画。
『ロミオ&ジュリエット』、『ファイナルデスティネーション』、『THE 4TH KIND フォース・カインド』、『平成狸合戦ぽんぽこ』、『ハリーポッターと謎のプリンス』


2/8 映画『ロミオ&ジュリエット』
世界観好きだった。まあストーリーがベタに感じてしまうのはしょうがない。でもとにかく美しい!2人とも!泣きそうになるほどに。


『華麗なるギャツビー』、『ムーランルージュ』のバズ・ラーマン監督作品です。
この監督は撮り方が特徴あって面白い。
なんかタイヤがドリフトするような音とともに、めっちゃ早回ししたり(この撮り方、ムーランルージュにてめっちゃ出てきます)
あと、遠景からいきなりグッと寄る撮り方ね。遠景から寄るの大好きだよねこの監督。
若かりし頃のディカプリオとってもキュートです。彼の髪型マネしたくてネットで調べたんですが、日本人特有の髪質のせいで不可能っぽいです。

超かっこいいね・・・。
シェイクスピア原作の映画化ですが、舞台はなんと現代。ほんとに現代。そこが斬新な試みですよね。原作の堅苦しい台詞を言ってるときの、カタコトな感じが結構好きだったりする。
ピュアな愛情に心打たれます。
・・・★6


2/9 映画『ファイナル・デスティネーション』
一作目は面白い。殺人ピタゴラスイッチ映画。

これ、シリーズものの第一作目です。たしか5作くらいあったかな、わかんないや。
でも、3つくらいまではみたことある気がします。
これは一作目ですから、かなり面白いです。まあ、シリーズものの一作目が面白いのは当たり前なんですけどね。面白いから次回作作ることを許されるわけだからね。
修学旅行に行く直前にひとりの青年が、飛行機が墜落して自分も皆も死んでしまう予知夢みたいなものを見てしまいます。それにびびって、その青年は飛行機を降りることにした。周りからは、頭おかしいやつ扱いされるんだけど、結局予言は的中しちゃって、ほんとに飛行機は爆発。青年は生存者となるわけだ。

しかし、本来死ぬはずだった運命をかえてしまった。そこから死の追跡が始まる。生と死のおいかけっこ。はたして運命は変えられるのだろうか!?

うん、人の死なせ方が面白いよね。
NHKのピタゴラスイッチみたいな感じに、人が死にます。例えば、どっかのチェーンが切れて、そっから何かが落ちて、ガラスが割れて、その破片が刺さる…みたいな。

一作目は、謎解きみたいな要素もあって面白かったんだけど、だんだんシリーズ増すごとに、人を殺すだけの映画になってしまった。どうやって人を殺すかってだけに終止してしまってちょっと残念。一作目は設定がいいから結構見れるよ。
・・・★7


2/10 映画『THE 4TH KIND フォース・カインド』
ホラー映画でも、そっち方面かぁ!って感じ。撮り方は斬新。そこは凄い評価に値する。まあ、随分信じることについてメッセージを送ってくれます。

これ、当時僕が高校生だった頃に友達と映画館に見に行ったからなんか思い出深いんだよね。帰りに友達とめっちゃくさしたけどね。。最近地上波でもやってたから久しぶりに見てみた。
うん、モキュメンタリーっていうジャンルらしい。
ドキュメンタリーっぽい映画ってこと。これは『ブレアウィッチ』とか『パラノーマルシリーズ』とかに似た、リアル路線のホラー映画です。最近の視聴者はフィクションだと、怖がることができなくなってしまったのかなぁ。フィクションでも怖い映画はたくさんあるのに。少し残念だ。
結構、怖いっちゃ怖いよ。
ただ、まあ予想外の方向にいっちゃったなとは当時も最近も思った。そっちか。。。ってね。
まあ、アメリカではウケるんだろうな、と思います。
あと、視聴者への見せ方が卑怯でちょっと嫌いだったな。
「信じるか信じないかはあなた次第です」
って本当に劇中で言うんだよ!? 信じられなくない?
あとはいろんなところでちょくちょく、卑怯というか、保険を作るような感じだからなんか嫌だったね。
・・・★4

2/10 映画『平成狸合戦ぽんぽこ』
長編日本むかし話を見せられてるようで、実はそこまで好きではない。発想はいいと思うのだけど、ちょっとテリングの仕方が。。。

ジブリだから売れたんであって、ジブリじゃなかったらどっかに消え去ってしまったんではないかなあという個人的な感想。だってなんか、小学校の道徳の時間にビデオで見せられそうな映画なんだもの。
多分ね、モノローグが入るのが悪い。ん?モノローグ?ナレーション?どっちかわかんない。
説教っぽく感じちゃうんだよね。わかったって!人間が悪いのはわかったって!って思っちゃうんだよね。環境汚染がすごい注目されだしたあの時代だからこその映画なのかなって思う。
・・・★5

2/11映画『ハリー・ポッターと謎のプリンス』
毎作ダンブルドア強すぎて笑う。ラブコメは置いといて、話の展開はとても良かった。とにかく編集大変だったろうに。

ラブコメパートはしんどかった。よく見知った3人だからこそギリ見れるものの、茶番すぎる。ウケるし、一応学園モノだから入れとくか、、というJKローリングさんの苦悩がうかがえる。笑
でもやるならもうちょっと面白い風にやってよ。。
あとゴブレットからデヴィッドイェーツさんという、ハリポタ専門監督に変わったわけだけど、本当に毎回編集大変だろうなあと素直に感動する。ようこんなにうまくまとめるわ。謎のプリンスなんか尺足りなすぎて、移動すっとばしてテレポしまくりツギハギ編集だったものね。それでも見れるからスゴイ。
なんか、メインのストーリーの力が強すぎてすでにお約束シーンがうっとおしくなるレベルになってきている。お約束シーンというのは、授業、クィディッチ、ラブコメ。。。
それにしてもハリポタは女の子側ばっかりが惚れてくれるみたいでほんと現実をまるで描けてないわキレそう。村上春樹かよ・・・。
でも、だんだん物語が終わりに近づいてくぞー!!っていう勢い出すのはほんとにうまくて、引き込まれる。なんだかんだプロットが面白いんだよね。画力も凄い。
・・・★8


<今回のオススメ!>
なんかベタすぎるけど、やっぱ「ハリーポッターと謎のプリンス」かなぁ。
個人的にはロミジュリでの美しいディカプリオを見て欲しい気持ちもある。。

自己啓発本のほとんどはインチキ本だが、中にはとても素晴らしい本がある。
もちろんこのことは自己啓発本に限ったことではなく、物事ほとんどにおいて言えることだけれどね。

ただ、「○○歳にしておきたい20のこと」系の自己啓発本(ビジネス本?)はちょっと僕は好きではない。
自己啓発するために読んだはずが、結果的に自分の可能性を狭めてしまいそうな気がする。
いわば、自分の人生を他人に決められるのと一緒ではないか。だから僕は占いとか人生相談が好きではないのだ。
やりたいことをやればよい。と若輩者ながら思う。

その一方で、とことんポジティブなことについて書いてくれる自己啓発本は結構好きだ。
その中でも、スマイルズの「向上心」。これからも何度となく読み返すだろうなあと思うほどに好きな本である。

やっぱり僕も人間ではあるから、ときにはひどく落ち込むこともある。最近までめったにそういうことはなかったのだが、やはりいったん落ち込むとなかなかに厳しい状態になる。

悪化してくると、とてつもない孤独感に襲われる。もしかしたら自分は誰にも好かれていないのではないか。自分を好きな人間はいないんだ。自分は必要とされていないんだ。あの人もあの人も皆僕のことを面倒に思っているのだ。

僕にはかけがいのない友人がいる。それでも、ひどく落ち込む時はその存在が頭から抜けてしまうほどの状態に陥ってしまっているかもしれない。いや、ただ僕は誰にも嫌われたくない人間なだけなのかも。

そんなときに「信じる力」とはどれほど強いものなのだなあと実感する。
落ち込むときには、頭の上に重い雲が立ち込める。それは潰されて息ができなくなるほど重い雲だ。
それでも、その後ろには金色の光があるのである。
その存在を信じるものには、きっと暗雲の隙間から光がサッと差し込むのであろう。

とにかく人は信じるべきだ、と僕は思う。信じなくては信じてもらえないであろうし、それは自分に対する助けにもなる。
あの人はもしかしたら自分のことをそこまで好きではないのかもしれない、と不安に思うこともある。
それでも、僕は信じようと思う。その人が自分と普通に会話をしてくれるのなら、そのありのままを信じようと思う。言外の意味なんてくそくらえさ!好意を持ってる人にはちゃんと好意を持って接したいし、そこにくだらないフィルターをかけてしまうことは絶対に避けなくてはいけないんだ。

期待とか、希望を持つ、それは信じるということだと思う。
そして、落胆、裏切りは期待するから生じるものである。

しかし、落胆、裏切りの何が怖い?
嫌われた、裏切られた、それならしょうがない。それまでの人間関係だったのさ。合わなかったんだ。どんな人間にもどうしようもなく合わない人間なんてのは存在するものだ。

でもね、それより怖いのは、「疑心暗鬼による疎遠」なんじゃないか?
あの人は自分のことが好きではないのかも、、、その疑心が人間関係にフィルターをかけてしまうのではないか!
人を信じよう、信じるべきさ!

裏切りを恐れて、人を信じられなくなることの方がよっぽど怖い。
そして、案外裏切りって喉元過ぎちゃえばたいしたことないものなのだ。
そんなものより、もっと大事にしなくてはならないものを大事にし続けることの方が価値がある。

そんなことを思える。サンキュースマイルズ!!




iPhoneからの投稿
映画記事を書くのを中断していましたが、「最近みた映画」というテーマで再開することにしました。
ツイートからの引用がほとんどで、簡潔な感じで最近みた映画について語ります。
簡潔になる代わりに、つまらなかった映画や面白かった映画、幅広く多く紹介できそうなので、この記事を参考に、この映画みてみようと思えるような目標で書きたいと思います。


1/31~2/6でみた映画。
今回紹介する映画
『アメリカン・ハッスル』、『インシディアス第二章』、『エスター』、『ウルフオブウォールストリート』、『アビエイター』の五本。


1/31 映画『アメリカン・ハッスル』


展開が早いから計画の説明についていくのが大変。基本的にはシュールな笑いの連続。笑える。少し難しく感じた。もう一度みたら感想が変わると思う。クリスチャンベイルにバットマンのイメージ重ねすぎるとますます笑っちゃうよ。いきなり彼が鏡に向かって丁寧にズラを装着するシーンからこの映画は始まる。要は、この映画は「騙す」がテーマですから。。そういうことですよね。笑
タイトル出るまでは神映画(髪映画?)だと思って楽しみながら見てたんだけど、いかんせん会話がはやいはやい。尚且つ喋ってる内容も難しい。これは吹替の方が良かったりして。。
クライムコメディって感じだろうか。
・・・★6


2/3 映画『インシディアス 第2章』


続き物のため、前作をみとかないとほぼわからないのに注意。この作品のお化け屋敷感がとても大好き。2作目ですっきりさせてくれてよかった。
インシディアス2良かったですね~結構。もともと僕はこの映画にハマりやすいみたいで、恐ろしくてしょうがないのよね。3作目作るぞって感じはマジでウザかったけど、一応完結できるし、これでいいのかと。3作目を見なきゃいい話で。
前作より、ずっと伏線の回収がしっかりしてて良かった。ちょっと感動もするしね。本人確認があの方法はなかなかやりますよね。それにしてもあのバーさん超こえーよ。泣きそう。


超常現象に説明をつける、というね。新しい試み。良かったと思います。でもやっぱ一作目見てなかったら半分も楽しめない不親切設計。さすがSAWの監督。映画を連ドラと勘違いしておられるレベル。3作目も作るようです。頑張れ、僕は見ない。ダラダラ劣化はSAWで十分さ。今作ですっきりしました。
400人の箱にわずか10人ちょいという観客数でしたが、女性グループが悲鳴を上げてくれたり雰囲気を出してくれて良かった。これも映画館の醍醐味。僕も首のスプリングがおかしくなったんじゃないかってくらいびっくりして退いてしまったよ。
まとめると、インシディアス2。1作目ハマった人は必見。2をみたければ1をまずみて。新感覚お化け屋敷的ホラー。1500円払って2時間お化け屋敷入るって考えたらちょっとお得に感じませんか?笑
・・・★7


2/4 『エスター』


孤児院で、養子をもらった結果wwwwww
っていうスレタイが2ちゃんにたっちゃう感じです。それにしても、地上波のひっそりとした時間帯に放映されてたんですが、明日ママがいない、の影響があったんでしょうか。考え過ぎか。
とにかく、その養子ちゃんがかわいい。
しかし、どことなくおかしい。この子がママを追いつめるやり口がみてるものの精神的に深いところにぐさりとささる。めっちゃ怖い。あと、誘惑シーン。これも見物。そしてラストには大どんでん返しが!?一気に伏線がつながる瞬間。快感だ。
ところでこの作品、キャストは地味めなんですが、裏方に大注目。
なんとプロデューサーにレオナルド・ディカプリオの名が。彼はちょくちょく裏方の仕事もやっているんです。知っておいてね。
・・・★5

2/5 映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』
金・女・ドラッグに溺れる男の性向と、彼の盛行・成功・性交を描いた精巧な作品。


ウルフオブウォールストリート。面白かったです。ほんと。9月ぐらいから見たくてしょうがなかったのだ!何しろ監督スコセッシとディカプリオコンビ!
今までの2人の作風は結構重めだったんだけど、今作は派手にぶっ飛んでくれました。R-18設定ではありますが、大したことはない。30人くらいのおっぱいと何十組のセックスが見れるくらいです。
「…え!?」
いやいや、でもね、全体としてぶっ飛んでるからあまり気にならないんですね。それは僕らも映画という名のドラッグでラリっちゃっているのかもしれないからさ。
ドラッグでぶっ飛んでるときの描写はどんなコメディよりも面白い。ディカプリオさんの演技が光ります。目はどっか飛んでるし、よだれダラダラ。そんな描写がとてつもなく面白く、笑いが止まらない。
この映画、何しろみてて気持ちがいい。金をばら撒くように使うその姿。ドラッグ、女!!好きなことを好きなだけやれるようなそんな映像を見るだけで気持ちがよく、3時間あっというまです。
ただ、感動とは皆無のストーリー。いわば、ディカプリオとスコセッシだからこそ、この映画が作れたのであって、人によっては大したことない作品になってしまうような、正直、平凡なストーリー。金持ちが凋落する、それだけのストーリーなのです。
これは、監督と演者に多いに助けられた感じ。
本当に、見ていて気持ちよかったよね。ディカプリオ演じる主人公はとにかく雄弁なんだ。それは天才的なもの。結局捕まっちゃうわけなんだけれど、金は無くなっても才能までは消えない。そんなカリスマティックなディカプリオにとことん惚れこめる映画。
別に「金より大切なものがある」そんな説教じみたことを語る映画ではまるでない。とにかくこれから映画を見る人たちには深く考えず、多いに笑って欲しいと思う。そして、帰り際にお気に入りのシーンについて語って、そこでまた楽しくなれるのならそれでいいではないか。楽しめ楽しめ。
この映画での印象的なシーンはいくつもあるけれどやはり僕はこのシーン。
マシューマコノヒー。最高でした。



ンンン~ンンン~ンンン~♩
・・・★8


2/6 映画『アビエイター』
ちょっとキツイかなぁ。よくこれで3時間弱耐えきったって感じ。ディカプリオの演技が見ものだけど、それ以外は退屈でしょうがない。


まあ、日本人が見る時点で負けなのかもしれない。何もわからなかった。ハワードヒューズの予備知識ゼロだとなに一つ面白くない。退屈な3時間。良かったのはディカプリオの演技と、飛行機で家突っ込むシーン。まあ、それ以外はなにがあったかもう忘れちゃった。はは。
・・・★3


<今回の一押し!!>

「ウルフオブウォールストリート」。
ぜひみるべし。
僕が人に対して得意になれるときは三つある。

一つは、体育で器械体操をするとき。
一つは、僕の眼鏡を友達にかけさせるとき。
そして最後の一つは、東京で雪が降ったときである。

最初の二つについて軽く説明をすると、僕は小学校二年生まで習い事で器械体操をやっていた。その貯金があったせいか、小学校時代から、高校時代にかけて、体育で器械体操があった日には僕はとても目立っていた。僕しかバク転ができなかったのだ。高校のとき、先生に促されて、習ってないバク宙をやらされたときにも、なぜかぶっつけ本番でできてしまった。
とにかく、体育で器械体操があった日には、僕以上に目立つ人間はいなかった。それはもちろんのことである。みんながサッカーとか野球とかやってた時期に僕はくるくるマットの上で回ってたのだから。

まあ、こんなのは過去の栄光であり、これからの将来において、僕がよほどの変態的な性癖を開発しない限りは、マットの敷いてある体育館には訪れないであろうから、少し語らせてもらった。

そして、僕はすこぶる視力が悪いのだ。
「すこぶる」という副詞が「悪い」とコロケーション的に合っているのかどうかはすこぶるわからないが、とにかく僕は視力が悪い。
僕より視力が悪い人間に出会ったことがないのだ。

どうしてそんなことがわかる?

答えは簡単だ。
(というより、そんなことわからないのならば君はきっと視力がいいに違いない!)
自分の眼鏡を相手にかけさせてみればいい。
つまり、僕の眼鏡はすこぶる度が強いので、僕の眼鏡をかけさせて相手の反応をみることにより、僕と相手のどちらが視力が悪いのかを確かめることができる。いや、僕はこれを一種の勝負としてみている。

ふはは。
僕はね、負けを知らないのだよ。誰か敗北を教えてくれ。
みんな、僕の必殺メガネかけにより、一発ノックダウン。
一度、とてもおとなしそうな女の子に、僕のめがねをかけさせたところ、とたんに彼女の目が飛び出し、身体は痙攣し、よだれを垂れ流して失神してしまったことがある、というのは全くの嘘だが、ほとんどの挑戦者たちは、僕の前であっけなく散っていくのであった。
もちろん、僕はいまそのいわく付きのメガネをかけながら、この記事を書いている。あっ、今メガネがずれてきたから、左手の人差し指でくいっと押し上げたよ・・・。

はは。そうさ、視力が悪くて良かったことなんて一つもない。みんな目を大切に。


さて、僕が得意になれる瞬間の三つ目。
「東京に雪が降ったとき」である。

なにをかくそう。僕の出身は北海道なのである。

東京都民諸君、僕と一緒に雪道を歩こう。
そうすればどれほど僕が頼もしくみえることか。
僕が雪に対してびびることなど何一つないのだ!!なぜならば僕が19年住んだ北海道という場所は一年の約半分は地面に雪が積もっているような場所なのだから!!

僕が雪を恐れる理由は一つもない。

氷道の上で転ぶなんてことは僕にとっては起こり得ない。むしろその上を走ることだって可能だ。本当さ。
君はきっと氷道を見つけたら歩幅をできるだけ狭くして、ペンギンのように歩くのだろう。
僕は違う。まず、氷道自体の存在に気づかない。だって、僕にとっては普通の道と変わりないのだから。その上をゆうゆうと歩く。
もしだ。もし僕がバランスを崩したとしよう。足がスリップしたとしよう。普通の人ならば、そのまま足をとられてずっこけてしまう。
しかし僕の場合はすぐさま上半身の筋肉が躍動し、宙に完全に身体が浮いた状態だとしてもバランスを取り戻すことができるのだ。
これがいわゆる、慣性の法則、というやつだ。いや、質量保存の法則かもしれない。もしかしたら、ピタゴラスの定理というやつだったかも。

まあ、僕が物理未履修かつ数学で赤点をとったことがあるという事実はおいといて、とにかく、この能力は別に僕に限ったことではなく、北海道民すべてに備わっているものなのである。
こちとら一年の半分雪ふっとんじゃ。一年に二三回しか降らん土地に住んどるものとはもともとの地力がちがうんじゃ。

というわけで、僕は雪に関しては完全に無敵である。
都民から見る、氷上を歩く僕の姿はあまりに頼もしく、かっこいいはずだ。
さながらこんな風に見えることだろう。




さて、昨日はとにかく大雪であった。正直な話、この無敵の僕も少し手こずった。

ちょっとお聞きしたいのだが、都民の方々・・・。
「道民は雪の日に傘をささない」
という事実を知っているだろうか。

これは本当のことで、まさしく昨日僕が実体験したことである。
僕は昨日、傘をささないことになんの違和感もなく、家を出た。
すると、まあ僕以外の人がみんな傘をさしているものだからびっくりだった。というか、僕の存在にみんなはびっくりしていただろう。

これは都民、道民、お互いにカルチャーショックなのではないだろうか。

都民にとっては雪の日に傘をさすのは当たり前。
道民にとっては雪の日に手ぶらで外に出るのは当たり前。

なぜ、道民が雪の日に傘をささないのかというと、おそらく北海道の雪は「パウダースノー」だかららしい。つまり、粉っぽくて水分をあまり含んでいないし、なにより外気温がとてつもなく低いから、雪が服についてもすぐには溶けないのである。
結局のところ、そんな雪ははらってしまえば、なんの問題も無く、それはつまり傘を持つ必要がない、ということなのだ。不思議だね。カルチャーショック。

僕はそういう環境が当たり前だと思っていたから、あまりの傘をさす人の数にいささかびっくりしてしまった。(びっくりされているのは僕だ・・・・・・)

でも別に、東京でも傘をささなくてもなんの問題もなかったけどなあ。
僕にとってはやはり手がふさがるくらいなら、雪かぶった方がいいんじゃないかって思うけれどね。

だって例えばさ、目の前の人の傘をふんだくって、ばっきりと半分に折ってしまったとしよう。
きっとその人は「まあ、なんていい人なんだ。ちょうどこの傘の処分に困っていたところなんだよ。折ってくれてありがとう」と言うに違いない、わけないよね。

うん、そんなわけないよさすがにね。

僕は今日詐欺師になったーー


今日、個別指導塾の方で、体験授業を任された。僕の勤めている個別指導塾では、無料で体験授業を行っている。この塾に入ろうかどうか悩んでいる場合に、まず体験してから決めてもらおう、そういうものである。

いわば、こういう言い方もできる。
「その生徒が入るかどうかは体験授業次第だ」

もっと言い換えてみよう。
僕の塾の授業料は授業数にもよるが、だいたい月に3万~5万らしい。それが1年通うとなると、12掛けることの、40万近い数字となる。
「40万を手にするか、パァにするかは体験授業次第だ」ということだ。

僕が任されたのは中1生だ。つまりそろそろ新2年生となる。出来は正直なところいまいちらしい。そう、室長から伝えられた。

僕はその生徒が来る前にある程度の準備をして待つ。例えば、どの範囲をやろうか、最初にどんな雑談しようかな、とか。

いよいよその生徒が来た。ちょっと大人しめな感じの男の子。まあ、慣れたものだから、適度に学校のことについて雑談したりする。
そして、それが終わって普通に問題を解く流れになったのだが、ここで僕の口から本人も驚きの発言が飛び出す。

「個別指導と集団指導ってどう違うと思う?」

その子は中学受験のために小学生の頃集団指導塾に通っていたそうだった。

「集団指導が個別指導に敵わないところってどこだろう?わかりやすいところ?質問がすぐできるところ?
そうだね、僕が思うのは生徒のレベルに合わせることができるところだと思うんだ。さっき、僕は君と同じ学校の中3生を教えていてね…」

ここで僕はこのブログでも書いたような話をした。いわゆる、初めは中1レベルだったけれど、三ヶ月くらいで一気に偏差値60近くなったエピソードだ。

「その子は夏に君と同じくらいのところから勉強し始めたんだ。だから僕も、その子のレベルに合わせて授業をしていった。月の単語とか、数字の単語とか三単現とかそういったことだ。そうして彼はものすごいスピードで周りに追いついた。僕はね、おそらく彼は集団指導塾にいたらこうはなってなかったと思うんだ」

こんなことが僕の口からベラベラと飛び出した。それはまるで有能な詐欺師が、無垢なおばあちゃんを騙すかのように。

体験授業における講師の使命は、その生徒をこの塾に入りたいかと思わせるかどうかだ。表沙汰にはっきりとは言われないが間違いなくそうだ。僕がでたらめな授業をすれば言葉は悪いが、塾は網にかかった魚を逃すようなことになってしまう。そしてそれは何十万という利益を持つ魚なのだ。

僕はその使命を愚直に果たしたのであった。僕の塾講師で経験したエピソードや、君がこの塾に来てどう成長していけるかなどを、自分でもびっくりするくらい流暢に語ったのだ。それも、ここまで言ったらさすがに中1でもいやらしく感じるだろうな、というところまでを考慮に入れながら。
もちろん、授業をしっかりとこなし、親にもしっかり挨拶し、室長と同じ角度で頭を下げ、生徒をお見送りした。

こんな一日である。

僕は、塾業界にある種のジレンマを持ちながら働いている。僕が思うのは、正直な話、実績第一を掲げているようにみえて、それは結局はお金儲けしたいだけなんだと。
生徒は全てお客様だし、その生徒が成績が伸びようか伸びまいが、どれだけ講習のコマ数を買わせるかに彼らは集中しているような気がする。

僕が頭を抱えるのは、中3生である。
彼らは塾業界にしたら格好の的である。なぜなら、ほとんどが受かろうが落ちようが、受験が終われば塾をやめる。高校の指導はしません、という塾も山ほどある。
わかるだろうか。
どうせやめるんなら、それまでにどれだけ金を使わせるか、という要素が塾側には少なくともあるのではないか。そのために使われるのは僕たち講師である。
めちゃめちゃなコマ数の講習を買って、勉強している生徒をみるとたまに虚しくなる。

というのは、「どうせやめるんだから、できるだけコマ数とらせよう」という塾側の思考がどうしても見え隠れしてしまうからだ。

「その生徒を受からせる」ということに取り組む仕事なのに、結局の目的は、「生徒を受からせる」という名目の元にお金儲けをする仕事なのだ、塾というのは。

何度も言いたくなることだが、勉強なんてやろうと思えば自分でなんとかできる。特に高校受験ほどちょろい勉強なんてない、と僕は思う。

それなのに、生徒の不安につけこんで、どんどんコマ数を増やしていくスパイラルに落とし込む塾業界なんてのは、インチキ極まりない仕事だ。

もちろん塾業界がインチキばかりだとは言いすぎな節もあるかもしれない。生徒のことを第一に思って経営する塾だって大勢あるだろう。
だけど、僕が言いたいのは、インチキ思想が入り込む隙間がある業界であることは間違いない、ということなのだ。

僕だって実はインチキ詐欺師なのだ。
目の前の生徒がたくさん講習をとってくれればその分自分の担当コマ数が増えるから、僕もお金を稼ぐことができる。だから、正直、生徒がコマ数を増やすことは、嬉しい。

でもだ。でもなのだ。
僕はこんなことがしたいわけではない。こんな思考が少しも紛れ込まない仕事がしたい。
純粋に生徒を指導したい。

だから僕は、塾業界、予備校界には死んでも入らない。これは僕個人の意見だ。僕はこの業界には合わない。
僕は生徒を生徒としてみたいのだ。お客様としてではなく。

予備校のカリスマ講師。僕個人の意見ではインチキばっかりだ。自分の担当講習をなるべく多くの生徒にとらせようと宣伝ばかりする講師もたくさんいる。もちろん、僕には尊敬している予備校講師に西きょうじ先生という方がいる。僕は彼のことが好きだ。インチキだとはまるで思わない。でも僕は彼がいる予備校界はインチキだと思う。難しいけれど要はそういうことだ。

カリスマ講師が自分の担当講習を宣伝する。
「少し高いけどなんとなくとろうかな」と生徒は思う。

「だって勉強のためだから」
ここなのだ!!ここが僕が1番インチキだといいたい!!

塾、予備校は商品として授業を提供する。でも、それらはとってもうまい具合に守られている。
例えばネットショッピングで欠陥商品を売ってしまったり、必要以上の数を送ってしまったりすれば、即座にクレームがくる。
だけれど塾業界においては、生徒が全然わからないような、欠陥授業だったり、必要以上のコマ数だったとしても、世間にはそれがインチキだとは見なされない。

「ちゃんと勉強しなかったからだ」
こうみなされるのだ!!!

こんな逃げ方がまかり通っていいのだろうか?
始まりは生徒の弱みにつけこんで、コマ数を買わせ、終わりには、生徒が勉強しなかったせいだ、と逃げる。
「私たちは生徒さんの合格を第一に頑張ってきましたが至りませんでした。申し訳ございませんでした」
こう言ってしまえば
「あなたたちの授業のせいよ!!」なんていう親はでてこない。
「うちの子がもっと頑張ればね…」
こう思うのだ。

なんて酷いんだ!!なんてインチキなんだ!!

繰り返すが僕は生徒を生徒としてみたい。
インチキ思想が入り込む隙間もない職場に行きたい。
僕はインチキ沼にもうすでに片足を浸からせてしまっている。それでも今はお金を稼がなきゃいけないし、この業界が教師の仕事の大きなプラスになることは間違いない。
でも僕は、時期がくれば、すぐさまインチキ沼から去らねばならない。

だから、強く言わせていただく。

僕は教師になりたいのだ。



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