昨今「老後が寂しいから婚活をする中高年の人が増えている」というニュースをよく耳にするようになりました。人生100年時代という背景がある上に、パートナーとの死別は勿論のこと、離婚という選択肢が普通になった時代背景もあるのでしょうね。

 

中にはお子さんたちが親御さんを見かねて「マッチングアプリ」に登録してあげているという話もちらほらあります。

 

まぁ、中高年や老年、若年に関係なく、「寂しさと恋愛」というのは密接な関係にあるように思われます。話し相手が欲しいから始まり、一人食事の侘しさや、自分を理解してくれる人、一緒に笑ってくれる人、一緒に泣いてくれる人などなど、一人という寂しさから、たったもう一人増えるだけでこの世はパラダイスになるのですから、それはもう何とかして恋愛対象者を探したいと思うのはごく自然でしょうし必然かもしれませんね。

 

同性の友人関係が充実していると、こうした「寂しさ」というのも和らぎます。

しかし、年代が上になればなるほど、若い人のようにまめにコミュニケーションを同性でも取ることが少なくなります。歳を重ねると友人は厳選されるので数が減り、そして一緒に行動することも数が減ります。

 

20代から早い人は結婚をして家庭を築きます。すると、大抵は家庭が優先ですから友人との交流は減るものです。しかし、まだまだ結婚をしている友人が少数でしょうから友人には困らないので、「寂しさ」もまだ紛らわせます。

 

30代、家庭を持つ人は更に増えます。すると更に友人は減っていきます。

このころは、家庭だけでなく、仕事の責任や独立、転勤などなど様々な案件が目白押しとなります。

 

40代、始終一緒にいた友人ですら会わなくなって10年以上、ということが多くなるでしょう。気持ちだけではなく、物理的距離も遠くなってしまうことも多々あります。

「あいつ、離婚したんだって」という声をちょこちょこ聞くのもこの頃でしょうか。

 

50代、仲の良かった友人とも、友人というよりも知人となった感があるようで・・・

社会的背景やバックボーンの違いが埋められない溝となり、友人と呼べる人間はほんの一握りかもしれませんね。

 

60代、早い人は退職をし出します。溝と格差は更に広がり友人はいない、という人も少なくありません。かといって、昔の友人に連絡をする勇気も元気もなく・・・

会社を退職すると毎日がバラ色に、と思っていたのに現実となってみれば、仕事一色で仕事関係なければ誰にも連絡するところすらなかった、ということも珍しくありません。趣味がある人は結構楽しめますよね。

 

70代、諦めるか弾けるか・・・どうなんでしょうか、分かりませんです(笑

 

要するに、年代を重ねるごとにあなたの理解者というか一緒にいられる人が徐々に減ってしまうことが「寂しさ」の原因でもあります。

しかし、結婚をしていて尚且つ仲良し夫婦であれば、こうした状況は全く変わってしまいます。

 

20代、30代、せっせと子育てをし仕事と育児を頑張ります。勿論、子供を持たない選択肢もあります。夫婦揃って仕事頑張るもよし、仕事程ほどでプライベートを充実させまくるのもありありです。

 

40代、50代、大人の余裕で二人で楽しみまくれます。

60代、70代、健康でありさえすればこんな充実した人生はない、と感じることでしょう。「寂しさ」の対局かもしれませんね。

 

こんな風に言ってしまうと、やっぱり寂しさから抜け出すには恋愛をするしかない!と強く感じてしまいますよね

 

しか~し、しかーし、この「寂しさ」というのは非常に厄介な面があるのです。

この寂しさを使って恋愛をすることには大きな問題を孕んでいるのです。

 

続く・・・