雨よ降れ
ほぼ1か月ぶりに彼に会えた。
長い夏だった。(笑)
大学で、彼がよく着るTシャツ(ファッションにあまり関心がないため、レパートリーは少ない)
を来てタバコを吸っているのを遠くから確認してすぐに分かった。
図書館で軽く、でも笑顔で挨拶。
久しぶりなので近況報告もしたかったが、
敢えて引いてしまった。
できれば図書館閉館後に話がじっくりしたいので。
さっき雨が降ってたけど、
夕方にも雨が降り出して、彼が大学で雨宿りをすれば、
じっくり二人で話せる口実になるかもしれない。
夏の終わりの雨宿りなんて、なんて素敵なんだろう。(笑)
8月彼に会えない日々は、論文を作っていた。
いろいろ彼のことも考えた。
それについてはまた後程。
彼が今日図書館に閉館までいますように!
そして夕方雨が降り出しますように!
太陽と月
実は水曜に彼と彼の友人を誘って宅飲みする約束をし、
昨日の夜に3人でうちでご飯を食べた。
本当は彼だけ誘うつもりだったけど、
連続で一人だけ誘うのは怪しいのでワンクッションを置くことに。
あと彼とのツーショットが取りたかったから。(笑)
男子の先輩後輩によくありがちなノリで、
2人の後輩それぞれに「変顔して」って言って、怪しまれずに取った。
初めての、そして今のところ唯一のツーショットは、
彼の変顔。 今度はちゃんとしたツーショットが取りたいな。
途中で友人が早退し、
3時間二人で話すことができた。
真面目話、バカ話、無駄話。
前に彼の詩作で出てきた女の子の話も切り出すことができた。
覚悟はしていたけど、やっぱり彼はその女の子に気になっているようだ。
学科は違うけど、授業が去年かぶってて、ノートを貸し借りしていたとのこと。
授業がかぶらなくなって、仲良くする機会を逃したとのこと。
女の子のことを語る彼。
「XXさんから本とCD借りた後のことだったんすよ」と本人が教えてくれた。
(本ブログ4月18日参照)
あの女の子だったのか。ちゃんと顔覚えてないけど。
そうか。そうなんだ。
意外と落ち着いて話を受け止められたし、心は乱されなかった。
彼が帰宅後も、涙は一滴も流れなかった。
ただ本人の口から受け止めたことだけ。納得した。
そうか。そうだよね。
これ以外に印象的だったことがあとひとつ。
二人で話していたとき、お互いを太陽か月かに例え合った。
なんて甘美なんだろう。
自分の彼への評価は月。影がある。現実主義で思慮深い。少し冷笑的。
彼の自分への評価は太陽と月。明るすぎず、暗すぎず。
太陽っぽい場面と月っぽい場面をそれぞれ挙げてくれて、
いろいろこちらの印象とかを真剣に分析してくれたのは
すごくうれしかった。
自分の自己評価は断然月なので、
彼からの太陽の評価は、自分が気さくさを演出しているからかもしれない。
でもこの1年で近づけたからこその評価なんだ、と思うと感慨深い。
その恋もあと少しで、自分の告白という形の終焉に向かっている。
Xデーは11月13日。
先日の女友達からの「片思いでも前向きだよね」という言葉がうれしい。
残された時間も、前向きに生きたい。
彼は今月後半帰省するから、しばらく会えなくなるけど、
昨日一緒に過ごせた時間を糧に今月後半を乗り越えたい。
告白するということ
人の目を気にしても、しなくても、
自分の思いを伝えようとすることは、
ちっぽけな自分の、このちっぽけな片思いの中で、大きな試練の一つになるだろう。
なにせ、自分がゲイということもあってか、
人の目を気にしたとき、ゲイがノンケに告白するなんて「痛い」から。
単にゲイへの不理解だけでなく、
「どうして叶わないことを知ってて告白なんてするのか」
「もしかして相手が答えてくれるのでも思ってるのか」
と人から思われたら?
人から思われなくても、なんて自分は自己中心的で図々しいんだろう、と自分で思ってしまう。
おそらく、自分が彼に告白したら、
彼は、少なからず動揺して、周りの友人に話すかもしれない。
それに対して、自分は怒ったりしないだろう。
後輩たちの自分を見る目が変わるだろう。
もしかしたら軽蔑されるかもしれない。
そんな下心でOBとしてサークルに顔を出していたのか、と思われても仕方ない。
自分はもう二度と、サークルに顔を出せないかもしれない。
彼にとってもこちらの行動すべてが合点が行ってしまうだろう。
すべてが確信犯だったのだから。
彼にとっても、その周りにとっても、
すべての自分の行動に、合点が行ってしまうだろう。
この1年でサークルに顔を出すようになったのも。
彼に話しかけるようになったのも。
彼だけワインに誘ったのも。
大学内でよくすれ違うのも。
人の目を気にしなくても、
彼を動揺させてまで、自分のエゴを通す必要があるのか。
そのエゴなんて、自分の思いを知ってもらいたい、っていう自己満足の感情だ。
「君のことがずっと好きだったんだ」
その後に続く言葉は、
「君はこっちのことどう思ってるのか、教えてほしい」でも、
ましてや「付き合ってほしい」でもないだろう。
どちらも、聞くまでも、言うまでもないこと。
自分のことを恋愛感情の対象としても、性的対象としても見てないから。
そんな対象じゃないのはわかってるから、「付き合ってほしい」なんて絶対言わない。
ただ自分が、相手のあの深い目を見て、
自分の気持ちを伝えたいだけなんだろう。
それはまさに自分のエゴだ。
伝えるということは、責任をとるということ。
「自分の気持ちを知ってほしかっただけなんだ、聞いてくれてありがとう」と吐き捨てて、
自分が1年以上溜めてきた感情をなすりつけて去るのは無責任すぎる。
少なからず、衝撃なり、幻滅なり、嫌悪なり、
相手はこちらに対して何かを感じるだろうから。
それは本来、彼にとっては感じる必要がないかもしれない感情だろう。
彼の何らかの反応を感じながら、
それでも自分の気持ちの数行を、間をあけながらも、
全部言い切ることができるだろうか。
彼の驚いた反応、恥ずかしい反応、もしくは嫌悪の反応。
どんな反応に対しても、適切に自分の気持ちを伝え出せるだろうか。
告白をするのか、しないのか。
今の時点ではしたい、と思う。
そしてその覚悟はでき始めているかもしれない。
しないで後悔するより、して後悔したほうがいいのか、
でも、して後悔するより、しないで後悔したほうがいいのか。
そして、知らない方がいいこともある、ことには賛成だ。
本当は自分が黙っていれば、
単に自分の片思いとして秘めていればすべてが丸く収まるんだろうから。
でもやらせていただく方向だ。
そしてそれは自分が留学する直前か途中の一時帰国の時だ。
そして、告白が終わりではない。
告白して、その後に自分は立ち直れるだろうか。
彼自身の反応と、周囲に少なからず広がる余波に対して立ち直れるだろうか。
おそらくそれも試練だろう。
普通の先輩と後輩の関係に戻れるだろうか。
年上の、多少なりとも人生経験がある先輩として、
うまく彼に接することができるだろうか。
すべての覚悟を決めて、自分のすることを自覚して、
それでも告白する者として、彼の前に立つこと。
その心の準備をしておくことが、この片思いの目標だ。