SAKURA(35)

第一話
前回のお話

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実習室はここから直線で10mほど東に位置する。
さきの公園での出来事で坂下さんは
おちびちゃんたちとチーズ作りだと言っていた。

時計を確認するとあれから1時間以上も経っている。
既に終わっているかもしれない。
もちろん子供たちとの撮影のことは一時席を外していた
樫野牧場オーナーでもある由里に了解を得ている。
先方さえ良ければということだった。

ほぼ六角形に作られたこの施設は互いを屋根つきの通路で繋ぎ、
行き来できるがココと実習室は反対側なので
必然的に二つ建家を通過しないといけない。
六角形中央に池があるからだ。
最初に通されたコテージはまた別の場所だが。

杜夫はサッと見取り図を見ると目的場所へと向かった。

北回りに二つ隣の建家の廊下を抜け、実習室のある建家が見えた。
その廊下に差し掛かるとエプロン姿の坂下さんがいた。

なんて素敵なんだと思う。
エプロン姿がとても似合っていた。膝上辺りまである長めのエプロン。
中央にある向日葵たちが上を向いて描かれている。
といってもアップリケのようなものだろう。

そして視線が合う。柔らかな微笑みと共に会釈される。
お帰りなさいと聞こえてきそうだ。

廊下に出てきた彼女が歩み寄ってきた。

『ただいま』

俺は思わずそう呟いてしまっていた・・

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

え。。
いきなりのただいま・・

なに!?ここにきたよってことなの?
しばし瞬巡しその真意を考えたけど
なんなのか分からない。

「あ、はい。おかえりなさい」と言っていた。


坂下さんのその返答に、彼女へ対する想いが濃くなった気がした。。

そうだ・・この想いは好きだってことなんだと。

SAKURA(36)

※どっひゃー。
杜夫と霧子お騒がせコンビがいよいよ?

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