SAKURA(24)

第一話
前回のお話

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頬を染めたまま動かない芹沢さん。。
少し屈んでその顔を覗きこむ。
すると、

ピシ!

デコにまたも衝撃が走った

「って!」

「痛いです。芹沢さん。」

本日2度目のデコピンだった。
顔をあげた芹沢さんのショートヘアがふわっと揺れた。

「ち・か・い」

言いながら ィー とした顔がとても愛らしかった。
またそんな顔をする!やっぱり反則ですよ

「や・・だってそれは芹沢さんが、」

不意にギュッと手が握られた。

「あたしを送ってくれるんでしょ?」

何を言いかけたんだろ・・
気になるところだが、
俺はこの握られた手から入り込むぬくもりがその意思というか
気持ちというか、その表れなんじゃないかと思えた。
このぬくもりをずっと大切にしたい
大事にしたいと心に誓った。
そして、みるくに何をされようとも俺が芹沢さんに信じてもらえるよう
伝えるしかないんだ。

「はい!」そう言って再び一歩踏み出した。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

あの挙式から5ヶ月あまりが過ぎた。
部屋を綺麗にすると身も心も洗われたような気がした。
それからは、毎日欠かさず掃除をするようにしている。

それに、あまり高価なものは揃えられないがいくつか匠ショップの物も揃えた。
オーナーの柴田桔梗さんに世話になったからだ。
本心を言うと坂下霧子さんに逢えるからだが・・
今ではなんとか口を聞いてくれるようになった。

そのテーブルの上に早智子の写真を飾っている。
あのフォトフレームの中に・・
未練がましいと思われるかもしれないが、俺にとって早智子は原点だからだ。
写真を見るたびに筋が一本通る。大きな仕事の時は必ず見るようにしている。

朝食は食パンにたっぷりのジャム
もちろんイチゴジャムだ。それに淹れたての珈琲。これが日課だ。
たまにブルーベリーも付けると飽きが来ないのでお勧めだ。

Yシャツを着るとネクタイを締めスーツに袖を通した。今日は少し遠出になる。
身支度を済ませ部屋の鍵を掛け駐車場へと向かう。
オーナーの柴田さんからの誘いを断った俺は、フリーのカメラマンとなった。
最初こそ仕事がなかったが順調に進みだしている。
赤のクーパーに乗り込むと今日の仕事先へ向かった。

SAKURA(25)

※さっそくキャラランキング優勝者の『小金沢杜夫』登場!
読みきりも兼ねて( ´艸`)
九条くん芹沢さんパート第一部完。続きは第二部で!
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