菅野貴夫の野球電鉄

菅野貴夫の野球電鉄

俳優・菅野貴夫のブログです。
「どこ鉄」とは、友人から送られてきた鉄道写真を、それがどこで撮られたものかを推理・検索・悪戦苦闘しながら解いていくシリーズです。

こんにちは。どこ野鉄夫です。



前回がアレだったので、今回は安心の日本編をお送りしていきたいと思います。




まずは千穂さんからの1枚。

いい天気。

単線電化の高架線路が延びている。



都市部で単線高架といえばまず浜松の遠州鉄道が浮かんでしまいますが(2年前に免許合宿で滞在したため)、あちらは駅部分が行き違い可能な2線になっているところが多かった。

(鉄夫撮影)


思い出話を失礼しました。

さて問題写真をよく見ると、

1本の線路の両側にホームがあるように見える。



2面1線の都市型高架駅、たぶん行き止まりの駅。

↓↓↓

江ノ島電鉄の始発駅で高架のほう=藤沢駅、すぐさま確保。



関東在住25年超の鉄道マニアですが、実は江ノ電には乗ったことがありません。リア充な海沿いに用のない人生を送っております。





続きましてKANSさんから「こらアカンやつですよね?」と立て続けに2枚、最初はこちら。

何もアカンくありません。



だって車両が写っているから。



あの黄色いのは、もともとJR西日本の岡山地区以西で走っていた車両(113系か115系)。



ただ最近は広島地区がすべて新型の227系【レッドウィング】に置き換えられ、岡山地区でも広島と色違いの227系【うるるとかさららみたいな名前だった気がする】がどんどん投入されていることは情報を仕入れ済み。


(ちょっと違った↓)



ともかく一番可能性が高いのはJR山陽本線の岩国〜下関間。


見る限り電車の車窓から撮ったように思える(背後にホームがあるはず)。

そして眼前にもホームがあり、黄色い電車の奥にもギザギザ屋根が見える。

すなわちホームが3面以上ある駅=かなりの主要駅。



せっかくだからこれも調べておくか。

素晴らしいページへ。

2003年以降はセキ、すなわち下関所属であるとの事。ウム。



下関側からスタートするとして、下関駅自体は高架駅なので跨線橋がなかったはず。



そこから広島方面へザーッと航空写真を飛ばして行って(動きのクオリティがカナダとは雲泥の差)、

どうしたって目に留まる新山口駅。

山口県で最も人口が多い都市は下関市ですが、こちらは県庁所在地・山口市の玄関駅であり、多方面に路線が出ている主要駅。



構内を徘徊開始。


おそらく、あの辺なんだろうけど…


さすがに問題写真のような殺風景画角で撮られた写真はネットには見つからない。



いちおう岩国方面に足を伸ばして他の主要駅を見た結果、やはり新山口駅に間違いないと結論。


改めて駅構内を徘徊すると同時に配線略図大先生も参考に。


一番上の宇部線ホームは離れているし、下の山口線は非電化だから、真ん中あたりのどれかだろう。



とは言え、駅をこんな画角で撮った写真はいつもながらネットに上がっていない。


それにしてもこの駅は、新幹線からディーゼル特急、国鉄型の電車やディーゼルカー、果てはSLまでやって来るので見飽きる事がない。

行ったら楽しいだろうな……!



捜索に集中。

駅構内探索動画も丹念に調べ、こちらの素晴らしい動画に行きつき。


では問題写真の拡大↓


動画で捉えた一瞬↓

790 駅中。この表記に賭ける。


すっごい厳密に言うと、問題写真と動画の撮影地点はホームを挟んでお互い向き合うような場所のはずだけど、とにかく新山口駅、確保!!!



KANSさんの反応↓

場所に対してのこだわりが撮影者より強いのは仕様。





アカンやつ2枚目。

ほほう…これもアカン事はなさそうですね、、



まずホームがたくさんあってビルがある=県庁所在地クラスの主要駅確定。


でも新幹線は無さそうか?この写真を撮った地点はどこだろう?あ、これ新幹線の車窓から撮ったヤツだな。写真の角ギリギリに窓枠が写っているのと、コンクリート地面との高低差が微妙に大きい点がそれだ。

などと一瞬の自問自答。



前の写真からの流れで考えると、JR西日本の新幹線が停まる主要駅が怪しい。



まずは広島。

数年前初めて広島へ行った時、新幹線の車窓から見た景色がこれに近かった気がする。


駅の画像へ潜入、新幹線から撮った素晴らしい画像を発見。

非常に似ているけど、グレートーンでモザイク状のビルは見当たらないか…?


問題写真↓

こっちは新しい黒系のビルも建ってるし、違うのか…?



他に思いつくのは、、よく行っている北九州の小倉駅。

しかしビルの感じが違う。あのピンクのビルはよく通るので馴染み深い。



駅前にデカいイオンがある京都・岡山は、新幹線のホームがビルに近い側にあるため除外。新大阪も在来線とX状に交差しているので同様。


博多は新幹線と在来線がほぼ同じ高さだし、、、

やっぱり広島に戻ってしまうんだよな。



改めて駅の外を徘徊。


ん、駅に近いところでビルが解体されたのか、工事中になってる。


ストリートビュー。

グレートーンのビル見っけ!


右側のビルが線路から見ると壁のようになっている位置関係。最初に出した写真↓

よく見るとベージュビルの背後にグレーモザイクビル!(これは2年前の写真)


問題写真↓

現在は解体されている模様。

さらに黒系のビルはJR西日本のホームページによると、

2025年春の開業を目指し駅ビルを絶賛建て替え中とのこと。



というわけでJR広島駅、日々進捗する工事のさなかに何とか確保。



やはり何もアカン事はありませんでした!






続きましては加瀬さんからの瞬殺シリーズ、まずはこちら。

左側の線路、壁に囲われてだんだん下っている。



うーん、、、


西日暮里。


↓↓↓

見りゃわかるとしか言いようがない。


ご覧のとおり、新幹線が上野駅に向かって地下へ潜り始める地点なのです。(この先の日暮里駅構内で完全に地下へ)




次。

複々線、堀割区間。


山手線の大塚・巣鴨・駒込のどれか。



確か大塚駅は、右側は線路とフラットあるいはむしろ低いところに街が広がっていたはず。

駒込は先日の問題でツツジが印象的だった。



巣鴨へGO。

ウム。

とはいえ少し分かりづらいか。



それでは問題写真拡大↓

困った時はグレートーンのモザイクビルを探せばいい。


↓↓↓

YES。

JR山手線・巣鴨駅、簡単に確保。



まあ山手線の駅なんてこんなもんですよ。





さて今回ラストはお初の方。

大学時代の演劇サークル先輩・ムネさんから、この記事を書いてる最中に届いたこちら。

来た、アジア。


動画まで頂きました(音が出ます)↓

えらいこっちゃ。


乗務員さんが何かもらってるし。フリーダム!



SNSのつながりでムネさんはアメリカなど海外赴任が長く、現在はタイに赴任されている事は知っております。



ここはシンプルに「タイ 市場 鉄道」検索。

ああやって市場の中を列車が走る(日本からすると信じられない)光景は、たびたびテレビなどでも見ますからね。

さすがに出てきまくる。



記事に潜入すると「バンコクから車で1時間程のサムットソンクラーム県のメークロン駅に広がる市場」とのこと。



マップで都市名を直接入力するのは野暮だと思っているので、指先ひとつでバンコク付近の上空まで行って徘徊。


サムット何とかという地名を発見。車で1時間というから、この付近だろう。


あった。

さらに接近。


何の苦労もなく発見。


では問題の写真↓


探し出した写真↓

線路の上に店を広げちゃってるという事は、列車がやって来ない時間なんでしょう。



動画のこの地点に関しては、参考にしたサイトにバッチリ写っております。


というわけでタイ・メークロン駅と近くの鉄道市場、有名すぎて即確保。



回答後ムネさんから送られてきた動画↓

カオス。みんな楽しそう!



世界にはいろいろな鉄道がありますね!



…今回は有名観光地だったのでよかったけど、これでムネさんがタイの巣鴨駅みたいなのを送ってくれたら途端に形勢は逆転してしまうだろう…!くわばらくわばら。




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


今回は以上です。



次回はまだまだ溜まっている日本の鬼写真を1枚でも解いていきたいと思います。




ではまた!



こんにちは。どこ野鉄夫です。



ここ数ヶ月メインで戦っていた写真を今回はお送りしていきましょう。




それは、てっしーさんからの1枚。

ローカルな踏切から捉えた、雪と枯れ木の間に伸びる線路。

2つ前の記事でもチラリと紹介しましたが、見た瞬間は東北か北海道だろうと思ったものです。

遠くに写っている車両が何となくJR北海道のキハ281系に見えなくもないし。



しかし拡大してみると。

青黒の四角い機関車と、ステンレスに青の客車。

この車両が世界中どこの国の車両なのかは分かりませんが絶対に日本ではない事は一瞬で判別できます。



ヤバい写真に手を出してしまった!




まずは「アムトラック 客車」検索。

アムトラックとはアメリカの国鉄みたいな鉄道会社で、ステンレスの客車が大都市や荒野を走っているのを子供の頃から本で見ていた記憶がある。

ステンレスの客車は出てきたけど、色合いが違うかな……


写真で雪が積もっていたという事は、南国ではないだろう。

ヨーロッパも含めいくつかの国を調べたものの、ヒットせず。



逆にざっくりした検索。

日本のブルートレインに混じって、VIA鉄道ってのが出てきた。

どこの国かと調べてみると、カナダの鉄道会社とのこと。



カナダ………また巨大な国だ!!!



とは言え本当にVIA鉄道の車両なのか?

さらに検索。

真ん中に展望席?のある青いラインの客車を発見。



問題写真↓

うむ、、、「ぽい」と言えば「ぽい」。

検索車両では展望窓があったところが、こっちの車両では青くなっている(塗装orカバー?)のが気になるけど。。



先頭の機関車もチェック。

しかしカナダの機関車は黄色がアクセントカラーのものが多く、また前面がボンネット状に突き出した迫力満点の車両ばかり。



うーむ。

それでもとりあえずカナダを探すしかないか……あんなに広大な国をどうやって、、、


しかも駅ならともかくこんな田舎にある途中の踏切、探し出せる気がせん!


…などと写真を前にガクブルしていると、ふと写真の下に出ているキラッとした「i」に気づきました。


これは、AIがこの写真の中に何かの情報を見つけた印。


これまでヨーロッパの橋を大分県ですとか言ってきたり、いまいち頼りにならないAI君だけど……藁にもすがる思いで見てみるか。



タップ。

ストローブマツ、、アメリカンエルム、、

後ろに生えている樹木に反応したんだな。


Wikipediaへ飛ぶと。

おおっ!!

まさにカナダが含まれている。

しかも右側(東側)半分だけ!!!!


一方アメリカンエルムのWikipediaは↓

分布しているのはほぼ同じエリア。


これは良い!どの植物のことを言ってるのか知らないけど、こちらにとって都合のいい情報なので信じ切っちゃおう!!よっ、さすがAI君!



さあカナダ東部の捜索決定だ。



同時にVIA CANADAの運行範囲もチェック。


モントリオールやトロント、オタワと大都市がある東側だな。最西端はウィニペグまでにしておこう。



捜索開始。

写真は森の中の踏切という風情なので、大都市の中心部ではなく郊外だろう。



とは言えまずは首都オタワで駅を見つけるところから。


さあ駅はどこだ?

街中をうろつき回って駅を発見、

黄色いVIA Railが目指すべき路線なのでタップ、浮かび上がる黄色いラインをひたすら追っかけて怪しい踏切を探す旅へ。

線路が右へ緩やかにカーブしている地点だけに最中目。ここは線路が合流してるし踏切はなさそう…


いい感じに車両が停まってるけど、ここも踏切なしか…



黄色いラインとは別の線路が分かれてる…すごい気になるけどあっちを追いかけていくと遭難するだろう。


広大なカナダを走る路線を数時間追いかけ続けていると。

森の中に怪しいカーブとその手前に踏切発見!!!


これは、、、来たか???



固唾を飲んでストリートビュー。

違ったーーーー!!!!



大きな落胆を引きずりつつ捜索継続。

ここはカーブだけど田園地帯なのでスルー。

というかほとんどがこんな景色。

ほんとにこんな捜索で辿り着けるのか?



数時間かけてトロントに無事到着。

今度はトロントからの路線に切り替え。

ナイアガラの滝行き列車を発見。

言わずと知れた観光地。

これはあり得るぞ!!


付近を慎重に捜索。滝付近に限っては黄色いライン以外も探してみよう。

ここは線路が分岐してから踏切か…惜しい!!



滝を過ぎてもやけに黄色いラインが続くなと思いながら追っかけ続けていると、

ニューヨークに着きました。



極めて小さな視野で見ていくしかないから、自分がどこに向かっているか、どれだけ移動したのかなど全く分からん!



それでも手を出したからには解かなければ、、

電車乗車中にはスマホでも捜索。

線路が分岐しまくり。

プラレールみたいに気軽に線路を敷くんじゃないよ!!


てか何これ。

貨物操車場?車庫?バカデカすぎ!!



その後も広大なカナダの地でみみっちい捜索を繰り返し。



東京ドームの人工芝を1本1本調べてまわるような苦行の連続でとうとう燃料切れ。



こんなの見つかる気がしない!



丁度てっしーさんと仕事の話をする機会があったので苦労している事を伝えると「カナダは合ってます!」とのこと。



じゃない、って言われたらそりゃ衝撃だけれども、だからと言ってカナダだけじゃ何の前進にもならん!



1ヶ月以上放置したのち、覚悟を決めて再捜索開始。


改めてVIA Rail Canada公式ホームページから、詳細な運転系統を入手。東側から全部の路線を調べてやる。同じ都市間で2手に分かれているところはもちろん両方とも捜索するぞ。



さあ出発進行。

クーーーッ!!!



ふと気になった列車の行程。

13時に始発駅を出て、何時に着くんだろう?


↓↓↓

翌日の朝10時前!


さすが広大なカナダを走る夜行列車!!!

もちろん終点まで全捜索、SUKA。



徐々に西へと進み。

車両が停まってていい感じだけどカーブが逆!


ぬううぉうーーーー!!!!



そしてとうとう捜索最西端のウィニペグに到達。


おっ、ストリートビューが雪景色!!


期待を込めながら街中の線路を調べたものの、見つからず。



こうしてカナダ東側の全VIA路線、捜索無事終了。



もう無理だろこれは。

こんなカナダの片田舎の踏切を見つけるなんて。



黄色いライン(おそらく営業列車が走る線路)は全部見たけど、気軽に分岐していく無印の線路が多すぎて、それ全部まではとてもじゃないけど調べきれない!



残された手は、、、やはり車両に立ち戻るしかないか。


この青黒の機関車。

「カナダ  VIA 機関車」などの日本語検索でさんざん空振りしてきたので、ここは「Canada locomotive」検索発動。



日本人向けではない現地のサイトなら、もしかしたらあの機関車も出てくるんじゃないか?という望み。


※機関車は英語でlocomotiveと言います。

蒸気機関車はSteam Locomotive、頭をとってSLといえばお分かり頂けるでしょう。



さあ検索開始、VIAを付けたり外したり、blueを加えたりと試行錯誤を重ねながら深くまで画像を漁っていた時。


ああっ!


初めて出てきた水色とブルーの機関車……



まさにコレじゃないか!!??



画像ページへ入ったもののライセンス画像だったためここには載せられませんが(↑↑の検索スクショもアウトっぽいけど汗)、説明文に注目。



えーーと、、、Magogというのが地名っぽいか?

メーゴグ?の…ダウンタウンの…メリーパークにあるってことか?…ケベックは分かる!ケベック州なのか?



とにかくカナダ最東部・ケベックシティ付近へ。

今回、再捜索を始めたのがあの街からだった。



拡大しながら周囲を探索。

あった!


…かなり小さな街だな…!



さらに接近。

公園あった!

ポワント=メリー公園と言うんだったか!



公園上空へ。

カーブする線路、停まっている車両、踏切。




着いた。やっっっっっと辿り着いた。




それでは大変お待たせしました、問題の写真↓


ようやく辿り着いたカナダの片田舎の踏切↓

ウワーーーー!!!(意味不明の叫び)



というわけでカナダ・ケベック州のメーゴグという街にある踏切、2ヶ月かけて確保!!!!




いやー厳しい問題だった!!




達成感を味わうべく、ストリートビューで車両の近くへ。

やはり展望窓にカバーがかけられていた。

廃車なのか分からないけど、VIA鉄道で使われなくなった車両が留置されている感じ。


さんざん探し回ったVIA鉄道の線路から、これだけ離れた街。そりゃ見つからないわけだ。



それにしてもなんでこんな田舎町に?と思い、てっしーさんに聞いてみるとカナダ人の友人の実家があって皆既日食を見に行ったとのことでした。

いろいろ凄いな!まあ皆既日食が見られるなら行く価値は大ありか。



そして毎度の↓

みんな警戒しすぎ!

気にせず上げちゃってくださいよ!





(見てるけどね)



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


今回は以上です。



最後までお読みくださり、お疲れ様でした。



次回は国内に戻って、しかし全く安心できない写真に取り組んでいきたいと思います。



ではまた!



お久しぶりです。

他SNSでも書きましたが十数年ぶりに野球をやってきまして、一塁まで転ばずに走れたこと、何よりピッチャーマウンドにまた立てたことが嬉しい野球電鉄です。

最近の軟式ボールはハート型の凹凸が。


これから来る身体(特に左腕)の軋み痛みが何日間続くのか、ビクビクしながら過ごしていきたいと思います。



それでは指だけ使えばできるコチラをやっていきましょう。




まずは久しぶりの加瀬さんシリーズ、1枚目。

線路の下をくぐる道。

肝心の線路は、複々線(4本)はありそう。

その長い架線柱の奥にも一段上がった橋があり、そこも線路っぽい。新幹線か?それにしては架線柱が貧弱そうだが…


とにかく首都圏の重要幹線区間だろう。



まず思いついたのは東海道新幹線と横須賀線が並走する、東急大井町線の下神明駅付近のアンダーパス。

新幹線で通るたびに目に入っていたここが令和になって開通した区間だと知っていたから、まず見てみよう。


↓↓

残念!

線路脇の建物が違うし、そもそもこの区間の横須賀線は複線だった。。



ちなみにこの都道420号。

鮫洲大山線(さめずおおやません)と言い、途中では中野通りという通称もある道路なんですが、まだ整備計画どおりに開通していない区間がたくさんあります。

私の母方の実家付近もこのとおり工事中。

だいぶ道のシルエットが見えてきてますね。こういう作りかけの道や途中でプッツリ途切れる幅広道路を見るのも大好きです。

(土地を持っている人からしたら冗談じゃないって話ですが)



余談ついでに世田谷区にあったプッツリ道路(2017年撮影)↓


先日通ったらこうなってて驚きました↓

(同じクルマが止まっているのがポイント)



閑話休題。

それ以降特段の進展を見せぬまま数ヶ月放置。



最近になって千葉県の柏市・我孫子市に立て続けに行く機会があり、その流れで愛読しているサイト(鉄道・地理系が異様に充実した書き込みサイト)で常磐線の記事を読んでいた時のこと。

↓↓

この部分に引っかかりました。



常磐線は北千住から取手まで複々線。

金町駅あたりは高架になっている。



そして何より加瀬さんはこの地域の写真を何枚も送りつけてきている。

いざ金町駅近くのトンネル探しへ。

ここが怪しい。

常磐線の複々線より一段高い橋は、新金(しんきん)貨物線=総武線の小岩と常磐線の町を結ぶ貨物線の橋だったか。



では問題の写真↓


あのトンネルの写真↓

左側の建物が完全一致。


JR常磐線・金町駅付近のトンネル、何気ない日常の気づきから確保!!!


我ながらよくあんな一文だけで閃いたもんだ!






次の1枚。

のぞき込んだ感満載の写真の奥には、線路の上を越えようとする線路。


こういう鉄道同志の立体交差、嫌いじゃないどころか大好物です。


この写真ではお互いの線路の角度もポイント。

直交しているわけではない。

越えた後に下りていって並走するのか?



手前のデカいコンクリートが気になるけど、、何かの施設があるのか?




まず思いつくのは神奈川県の鶴見。

東海道線・京浜東北線を越える鶴見線という構図がありますが、、しかしあそこの鶴見線の橋はトラス橋(鉄骨で覆われている)だったような…

やはりトラス橋だった。かかっていない所も、色が青ではない。



先ほどの問題と連続して取り掛かっているので、常磐線のほうも捜索したものの当たりなし。



下に通る線路は複々線かな、最低4本は見える。

上に通ってるのは複線(2本)か。



首都圏で複々線以上の線路が伸びているのは、東海道・中央・総武・東北・常磐のいわゆる5方面。

山手線西側も埼京線などと並行しているから複々線区間と言えるけど、渋谷新宿池袋を擁するエリアにこんな広い空間(しかもビルが見えない)があるとは考えづらい。



そのなかで地平を複々線で走っていて、複線が乗り越えてくる区間……どうも東海道線沿いっぽい雰囲気なんだよな……




…横浜線!!!



子供のころ横浜線沿いに住んでいて、横浜駅へ出る時に東海道線の上をガガンゴゴンと轟音を響かせながら越えていくのを思い出したっ!



懐かしい思い出とともに現地へ。

角度も良い。

ほう、すぐ脇に京急の子安駅があるな……?


ここだ。絶対にここの金網の穴から撮ったに違いない。



では問題の写真↓


探し出した写真↓

これ以上近づけん!絶対あそこの金網なんだけど!



謎のコンクリートは線路の南北を繋ぐ地下道の構造物である事はわかった!



さらに写真を探し出し。

近所のビルからの景色発見。

撮ったのはあそこだっ!!!



というわけで京急・子安駅の脇から見たJR東海道線(・横須賀線)を横浜線が越えてくる地点、確保!!




池袋付近のJR&西武池袋線、日暮里付近のJR&京成電鉄、新宿付近の山手線&中央線……挙げていけばキリがないほど魅惑の立体交差は多いなかでドツポにはまらなくて良かった!






さあ今回ラストはヒザイさんからの1枚。

緑に埋もれる線路。傍らに咲く可憐な花。


これを「風景」と呼んでいいものか?



簡単に手を出すと危険そうな写真だと感じ、しばらく熟成(放置)させた後、意を決して捜索開始。


古びた柱の向こうに、緑に埋もれたホームと駅名標。

線路の数は3、4本はありそう。



直感的に向かったのは千葉県の房総半島。ローカル線のいすみ鉄道と小湊鉄道が出会う終着駅・上総中野。


両側からやってくるローカル線の終点だから、線路が複数あってもおかしくない。



どうだ??

いい範囲気だ!



しかし構内をさんざん見て回っても、緑むしたホームは見つからず。



とはいえ房総半島が怪しいのは間違いない。



今までもたびたび「房総半島かそうでないか」に執着してきましたが(ルーツがあるわけでもないしそんなに行ってもない。原因不明)、しかし今回も房総アンテナがバリバリ立っております。



まずは小湊鉄道の、線路が多そうな拠点駅をざっと捜索。

養老渓谷駅。

非常に良い雰囲気だけど、草むしたホームが見つからず!



小湊鉄道を終えいすみ鉄道へ。こちらは配線略図大先生のデータベースにある。

線路が多い大多喜駅は車庫もあって沿線随一の拠点駅であり、草むしたホームとは無関係。



その後、おとなりのJRローカル久留里線に足を伸ばすもSUKA。



うーむ。

それでも房総半島にこだわりたいんだよな…



そう思う最大の理由は、以前N会長から貰ったこの写真の残像。

これはまさに房総半島の小湊鉄道・月崎駅。

何となくだけど、線路の感じとか似てるんだよな…

(この時は「ぼんぼり」等のおかしな検索に躍起になっていたものでした)



ただこの駅舎の柱は四角だし、草ボーボーで線路はなさそう…いや見に行ってみよう。問題写真でも線路は草に半分覆われていた。引っかかるものを感じるなら行くべきだ!



いざ月崎駅へ。

あっ!!

草むしたホームと駅名標!!!

↓↓

まさにここっぽいぞ!しかしホームの柱は四角……もう少し遠目から撮ったのか?



隅々まで写真を精査した結果、

駅からほんの少し離れた⭐️印のあたりで撮ったらしいのは分かったんだけど、あんな所にストリートビューはない。ここからどうすべきか。



奥の手YouTube検索。


素晴らしい動画を発見。

動画を見てわかったのが、駅に併設された旧い建物(かつての保線作業員の詰所)が、森の中のアート作品「森ラジオ ステーション」として生まれ変わったということ。


ヒザイさんはアート好き。ここを訪れたに違いない。



引き続き、より近い写真を探そう。

イルミネーションもやってるのか。いろいろすごい駅だな!

季節によって桜とかアジサイとか、全く表情の変わる駅のようだし!



では問題の写真↓


探し出した写真↓

結局これ以上の写真は見つからず!


ただし写真を撮った地点は仕留めました↓

あそこのベンチあたりから、丸い柱ごしに撮ったに決まってる!



というわけで小湊鉄道・月崎駅のとなりにある森ラジオステーションからの写真だと回答!!




ヒザイさんから送られてきた写真↓

森ラジオステーション内部。

レールや保線作業員が使っていた道具がズラリ。素晴らしいですねえ。初めて行っても懐かしい匂いがしそう。



そしてもう1枚送られてきた写真は、


N会長のと瓜二つ↓

お見事。これにて一件落着!



雰囲気が近いとは思っていたけど、まさか本当に同じ駅だったとは。



なんだか行ってみたくなりますね。

かねがね小湊鉄道→いすみ鉄道の乗り鉄をしたいと思いながら未だ行動せずの屋内型鉄オタですが。




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


今回は以上です。



次回こそカナダ西部の写真を解きたいところですが、、他にも手ごわい写真が続々と揃い出しているので(ありがとうございます)また気持ちを奮い立たせて取り組んでまいります。




ではまた!


こんにちは。どこ野鉄夫です。



今月は2週続けて伊豆へ行き、今回は自分が出ない映像製作のドライバー兼アシスタントとして、連日朝から晩まで下働きをしてまいりました。


海と富士山。心が洗われる。


まだ5月だと油断してたら時計焼け。



そんなわけで、この期間中に繰り広げたリアルどこ鉄も含めてお送りしていきます。





まずはお初の方。

伊豆のコンクリート仕事関連で知り合った、爽やかなコンサル社長・翼さんから「どこ鉄挑戦していいですか?」と写真を頂いたのは、盛大な飲み会が佳境に入り十分に酩酊が進んでいる最中でした。


綺麗な花壇。

…十分に酩酊した頭では、JR東日本の複々線区間で緩行線(各駅停車)のみホームがある駅と考えるのが精一杯。



翼さんはたしか千葉県の船橋のほうだったから、総武線か?……いや総武線の複々線区間には、このような地面より駅が低い「堀割構造」の駅は無かったはずだ……



リアルどこ鉄(だいたい飲み会)にありがちな「写真に悩みながら、出題者と話しながらさらに酒が進み現在進行形で能力が低下する」という罠に陥りつつあるなか、脳内で5%だけ正常に動いている部分から閃きが。



「………駒込!わかりました、駒込!!」




翼さんにいたく感激していただき、この後さらに会話もお酒も進んだのは言うまでもありません。

ふぅー何とか正解できてよかった!



では問題の写真↓


当時は口頭だけだったので、改めて駒込駅の写真↓

素晴らしいツツジの花壇!


反対側も↓


念のため↓

何故わかったのか説明するのが難しいですが、

右側にある茶色いビル、15年以上前に時間堂の舞台「三人姉妹」(作:チェーホフ)の稽古でお世話になっていたビル。

懐かしい記憶が残像として残っていたかも知れません。



さらに言うとこの駒込駅、発車メロディは「さくら」です。ソメイヨシノ発祥の地ということで。

東京の中心・山手線の駅なので、写真を見てすぐに分かった方もいるかも知れませんね。






続きましては、中山さんからの1枚。

一年前に頂戴してから、しばらく頭を悩ませたこちら。

ひどい画角。



さっきの写真と比べて風情もへったくれも無さすぎ!



とは言え、だいたいアタリはついています。

渋谷駅のどこかだろう。



東京近辺にお住まい、じゃなくても渋谷駅が目下大規模工事中である事はご存知の方が多いでしょう。

写真最上部に写っているホームが仮設であり、駅の下に道路が走っている点も、渋谷と考えるには十分な要素。



しかし。

この複雑で大きな渋谷駅の、いったいどこを撮ったんだろう?

しかも工事は日進月歩で進んでいる。

早く解かないと、あの画角がなくなってしまう可能性もある。



たまに渋谷駅を通りかかった時、ちらほらと探したものでした↓

道路はいい感じだけど、離れすぎか。。



放置から数ヶ月、改めて写真を隅まで眺め回すと。

成田エクスプレスの乗車位置案内。



そうか…ということは山手線ではない、埼京線や湘南新宿ラインが停まるほうのホームをこの角度で見られる場所に絞って探せばいいだけだった。

このあたりに違いないんだけど。


ストリートビューもこれが精一杯。これでは仕留めた事にならない。



仕方ないな、、



では問題の写真↓


わざわざ現地に行って仕留めた写真↓

ちょうど成田エクスプレスが停まってくれてご満悦!!!



というわけで旧東横線ホームがあった地点から見たJR渋谷駅、年月の移ろいを感じながら確保!


この場所、なかなか特徴的な壁があるんですが、


昔ここにあった東急東横線の渋谷駅をオマージュしてるんですね。



中山さんもそうですが、僕も小さい頃から東横線によく乗っていたので、少しばかりノスタルジックになる問題でした。画角はひどいもんだったけど。



そして今やここには渋谷スクランブルスクエアや渋谷ストリームなど幾つもの高層ビルが建って……実際写真の地点へ向かう時、どこを通ればいいか分からず道に迷いました。渋谷こわい。





さあ続きまして、てっしーさんからの1枚。

どこかの田舎の踏切。

屋根に雪が乗ってるから北のほうか?

単線の電化路線。



てっしーさんの写真は手ごわいものが多く、北というだけでは捜索に出られないな、などと思いしばらく放置したのち、恐る恐る拡大。

ありゃ。踏切の名前が書いてあるよ。



遠慮なく検索。

磐越西線の踏切が出てきたっ!



「さかしたかいどう」だと思ってたけど「ばんげかいどう」なんだな!

(ここ会津盆地にある会津坂下町が「あいづばんげ」町なのは只見線の駅名で知っている)



というわけで問題の写真↓


上記サイトのお陰で探し出した写真↓

完璧。


JR磐越西線・会津若松〜堂島間の坂下街道踏切、あっさり確保。




てっしーさんからもう1枚。

さらに北のほうの写真か。


北海道、東北など頭に浮かべながら写真を拡大すると。

あヤバい。これ全然日本じゃない。



恐ろしい海外の写真に手を出してしまった!



なお現在カナダの東側という所までは絞れてきたんですが、それでも広大な捜索範囲で何度か行き倒れたので(こんな森の中にある小さな踏切なんだもん)、次回以降に突き止めたいと思います!

広大なカナダでこのレベルのチマチマ捜索ですからね!そりゃ倒れますよ!





気を取り直して、今回ラスト問題はゆきさんからの1枚。

こちらも伊豆での長い一日を終え疲れ切った飲み会の終盤に投入されました。

これ以上頭を使いたくないのに!



それでも捜索に出なければならないのがリアルどこ鉄のつらいところ。


さてJRの幹線、右側に貨物ターミナル・背後に山。


まずは東海道本線の平塚付近にある貨物ターミナルをチラリと。

線路の数が多すぎか。それにこの区間は複々線だった。



疲れと酩酊に加えて写真に苦しめられてウンウンうなっている僕を不憫に思ったのか、ゆきさんは別角度をもう1枚くれました。

山がさらに近い。東海道よりは山陽本線沿いか?



もうHPが残りわずかだと自覚しつつ拡大。

遮断機に「押して出てください」の文字。


検索。

結果のなかで気になったのがJR西日本。



気になっただけで確固たる根拠があるわけではないけど、やはりJR西日本の山陽本線沿いを捜索しよう。


なんとなく、こっち側には海がある気がするんだよな…2枚目の写真の山の感じも、瀬戸内海沿岸っぽいし……



山陽本線の、両側から海と山が迫ってくる地域で貨物ターミナルのある場所。


加えてドーピング的な情報、ゆきさんは先日山口県のほうに出張されていた事は仕事の共有板で把握している。


ここまで、ストリートビューは一度も発動していない。

それは、必殺技だから。



家でシラフで捜索している分にはいくらでも発動できるけど、残りHPが少ない中では命取りになる事もある。



上記赤印をひとつひとつ慎重にチェック。

ここは海側に貨物駅があるのか……

一瞬落胆しかけたものの。


左上のこっち側にもコンテナが置いてある!!



よし、あの踏切へ行ってみよう。

ここで今回最初のストリートビュー発動。

よっしゃ一発で仕留めたっっ!!絶対ここだ!!!


問題の写真↓


念のため静止画像でもう一度↓


というわけでJR山陽本線・大竹駅付近にある踏切、体力切れ寸前になんとか確保!



なおこの捜索30分間が命取りとなり、翌朝私は寝坊することとなりました。。(ディレクター奥川さんの電話で叩き起こされ3分で出発)



やはりリアルは身体への負担が大きい!



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



今回は以上です。




まだカナダの広大な平原をうろつき回って地味な踏切を見つけないといけない、と思うと気が思いですが、見つけた時の達成感のためだけにがんばりたいと思います。あと1.2回は倒れるだろうけど。



最後までお読みくださりありがとうございました。



ではまた!



こんにちは。


最近はだいたい働いて晩酌してという毎日ですが、フライパンを新調したことでギョーザと卵焼きがガッツリ焦げ付いて持ってかれるストレスから解放され非常に気分が良いどこ野鉄夫です。




今回も楽しい写真が揃いましたので、早速やっていきましょう。



まずはおなじみ日下さんから「たまには難問を!」と1枚。

ほうほう。

森の近くにある駅、保線用の車両。



拡大。

盛保技第135号………



岡の線区にある車両としか考えられない。



右側の車両には「建工業」って書いてあるし、どうしたって消せない東北地方の匂いがプンプン。



このように答えておいて、まずは森や山が近くにありそうな東北(盛岡)地域の電化路線を脳内検索。


まず代表的な東北本線は、、盛岡までの間にはこんな区間は無さそう(ずっと広大な北上盆地内を走る)。

盛岡を越えて青森方面へ行くと山に入っていくけど、その区間は東北新幹線が八戸まで延びた時に、第三セクターの「IGRいわて銀河鉄道」「青い森鉄道」に移管されている。


(乗換路線図アプリより)


仙建工業のホームページをチラッと調べると、やはりJR東日本の東北地区の保線業務を受け持つ会社とのこと。

第三セクター区間は一旦除外しておこう。



そうなってくると自然と目が行くのが田沢湖線(秋田新幹線)。

新幹線と言っても実際は在来線に乗り入れている格好で、秋田へ向けて奥羽山脈を越える山深い区間も通ります。


ここから調べよう。


駅構造は、島式のホームが1面。


配線略図大先生召喚。

島式ホーム1面だけなのは、たった1駅。



赤渕駅へ接近。

駅に保線用車両らしきものを発見。背後には森。


間違いなし。




では問題の写真↓


探し出した写真↓

完璧。


JR田沢湖線・赤渕駅、難問どころか実質3分で確保!



楽しいです!





続きまして、お久しぶりの岡山の恵理さんから2枚の新作、まずはこちら。

美しい新緑の山を走る単線電化路線。


大きな2つの特徴。

・線路の幅が広い

・勾配がかなりきつい



うむ、だいたい絞れた。



まずは箱根登山鉄道。

しかし、架線柱の形状が違うか。



次は、京都の叡山電鉄。

ここも末端区間では山登りになる標準軌(幅の広い1435mm)の観光路線ですね。



それに問題写真にはカエデの木がわんさか写っていた。カエデ→紅葉と言えば京都じゃないか?(安直なイメージ)



いざ京都へ出発。

山深いところだからストリートビューがあるか心配しながら捜索していると。

ほう、もみじのトンネル。

こんな線路の途中に画像が付けられてるなんて有難い事この上なし。


潜入。

あっ!!!!


あの右側の写真、ズバリこの場所じゃないか??



ここから前面展望動画などを駆使し、該当地点を丹念に捜索。



では問題の写真↓


探し出した写真↓

素晴らしい景色。

普通に駅のホームだったか。

叡山電鉄・貴船口(きぶねぐち)駅、カエデが色づき始めた季節に確保!



中学と高校の修学旅行以来行っていませんが、京都って大人になってから訪れるほうが絶対に何十倍も楽しいところですよね多分。





さあ2枚目。

一転して大きな駅。

写真手前のホームから分かれた線路がいくつもの分岐器を経て右側の線路に合流していくところが萌えポイントですね。



さておき、とある要素からJR西日本と推定。

写真を拡大。

ほう、高速道路が見える。

そして貨物列車の向こう、あの段差はなんだ?一段上に別の線路がありそうな……



大きな駅のそばに高速道路という事は、首都高や都市高速のある大都市なんだろう。



まず思いつくのは大阪駅。

大阪環状線だけ別な方向へ行くから、あのような段差もあるんじゃないか?

しかし、大阪駅から高速道路側を見ようとすると、どうしたって赤い観覧車が視界に入ってくる。



他のJR西日本の大都市駅を調べてもヒットせず。



うーむ、とある要素の推理が間違ってたという事か?

九州にも小倉(北九州)・福岡に都市高速が走ってるから、あり得るかも知れない。そのためには要素を照合させないと。



小倉駅の隣、西小倉駅で要素を探してみよう。

(小倉みたいな巨大駅だと探したい要素以外の情報が多すぎるので)

要素が合致!目論見どおり!



小倉駅付近に高速がまたぐ地点は無かったので、福岡(博多)へ。

ウムウム。

駅から見て、実にほどよい場所に高速が通っている。

問題写真の段差の向こうは新幹線だったという事か……博多駅は在来線も高架化されているから、それほど大きな段差ではなかったんだな。



では問題の写真↓

(分かった後でも高架駅とは思えない)


探し出した写真↓

夜で見えづらいけど。


問題写真でなんか塗りつぶしてあったのはラーメン屋だったか!

そりゃ消しますよね!



いちおう高速道路の看板も仕留めておきます↓

並びヨシ。


というわけでJR博多駅、大都市ならではの要素をもとに確保!



回答後、恵理さんから送られてきた写真↓

JR九州にはインパクトの強い車両が多くて楽しいですね。

↑こちら「或る列車」のHP







さて今回ラストはお初の方、JACROW闇将軍シリーズでもお世話になった、照明家でアーティストのサトちゃんから「なるべくヒントが写らないように頑張りました!」と1枚。ありがとうございます!

気が引き締まる海外編。頑張った甲斐を感じる画角。



東武特急のりょうもうに似てる(そんな訳はない)

参考↓



まずは文字を探そう。

一番下は英語だけど、その上は見慣れない文字だな…

英語で書いてあるとおり「(ホームと列車の)隙間に注意」という意味なんだろう。



とりあえず「LANGKAH」を調べたところインドネシアが引っかかってきたので、検索。

わー!!

東急田園都市線8500系に東横線8000系、そしてJRの205系!


いずれも東京でよく利用していた、馴染み深い車両たちです。向こうで頑張ってるんだな……エモいっ!!



しかしインドネシアは鉄道網も発達した大きな国。

もう少し絞ってからでないと捜索のしようがない。



ホームの文字全部を入力してみよう。


もしかしません。



なんで急に徳島!



惑わされる事なく前進。

あれだ!


Facebookに進むと、KTMという鉄道会社のよう。



検索を続けると。

マレーシアの鉄道か!

(カツミ模型店にも興味をそそられる)



(Wikipediaより)


数年前ありぴーさんからの写真に手こずった時にも、この鉄道を調べたな…懐かしい。



それにしても出てくるのは黄色を主体とした車両ばかり。


問題写真↓

こんな赤い電車は、どこに走ってるんだろう?



「KTMコミューター 赤」などで調べてもうまくヒットせず。

やぶれかぶれで「KTM りょうもう」検索。

カツミ模型のりょうもうが出てきてしまった…そりゃそうだ。

しかも旧型の1800系。素敵!




さて。

とりあえずクアラルンプール駅に行ってみるか。


「クアラルンプール」という駅があるか分からないけど、まずはマレーシアの首都の中心駅を見てみれば何かヒントがつながるんじゃないか?



出発。

上空に着いたら、路線図機能をオン。

うむうむ。

ラインの太いところに中心駅があるに違いない。

よし見つけた。


駅構内画像へ潜入。

おっ!赤い車両発見!!


よし、この車両を突き止めてやれば、、、ん?このホームの感じ、菱形……


ズバリここじゃないか?



よーし、運良く一発で辿り着いたぞ!!



ここからは執着心を発揮。

駅構内の全く同じ地点を探し出してやる。


幸運にも駅構内にストリートビュー。さすが首都の中心駅。


さあ、どのへんだ?


車両の向こうにうっすら丸い窓が見えるから、この方向で合ってる。

さらに【C D】と書いてあるってことは、3両目・4両目と考えることができる。

もう少しホームの右のほうだな。


ムムッ!

窓上の壁、色が変わっている箇所を発見!

あれだ。あれが正面に見えるところが問題の地点だ。



最終的微調整を重ねて。



では問題の写真↓


丹念に探し出した地点↓

屋根についた構造物。赤いケーブル。壁の色。床の表記。

Perfect。


マレーシア・マレー鉄道のクアラルンプール駅、中心駅ということで思ったよりスムーズに確保!!



解答後サトちゃんから送られてきた写真↓

うむ、場所が完璧だったな。

それにしても電車のデザインが尖ってる!



なお、駅構内の画像を探している時に、

おもしろおじさんの写真を見つけたので「解いた後にこれを送りつけてドヤってやろう」と思って保存しておいたのですが、送り忘れました(笑)




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


今回は以上です。




嬉しいことにまだ25枚以上の手ごわい写真がありますので(お待たせしてすみません)、また気合いを入れて解いていこうと思います。




ではまた!