どこ鉄170 〜撮った場所にこだわる | 菅野貴夫の野球電鉄

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俳優・菅野貴夫のブログです。
「どこ鉄」とは、友人から送られてきた鉄道写真を、それがどこで撮られたものかを推理・検索・悪戦苦闘しながら解いていくシリーズです。

お久しぶりです。

他SNSでも書きましたが十数年ぶりに野球をやってきまして、一塁まで転ばずに走れたこと、何よりピッチャーマウンドにまた立てたことが嬉しい野球電鉄です。

最近の軟式ボールはハート型の凹凸が。


これから来る身体(特に左腕)の軋み痛みが何日間続くのか、ビクビクしながら過ごしていきたいと思います。



それでは指だけ使えばできるコチラをやっていきましょう。




まずは久しぶりの加瀬さんシリーズ、1枚目。

線路の下をくぐる道。

肝心の線路は、複々線(4本)はありそう。

その長い架線柱の奥にも一段上がった橋があり、そこも線路っぽい。新幹線か?それにしては架線柱が貧弱そうだが…


とにかく首都圏の重要幹線区間だろう。



まず思いついたのは東海道新幹線と横須賀線が並走する、東急大井町線の下神明駅付近のアンダーパス。

新幹線で通るたびに目に入っていたここが令和になって開通した区間だと知っていたから、まず見てみよう。


↓↓

残念!

線路脇の建物が違うし、そもそもこの区間の横須賀線は複線だった。。



ちなみにこの都道420号。

鮫洲大山線(さめずおおやません)と言い、途中では中野通りという通称もある道路なんですが、まだ整備計画どおりに開通していない区間がたくさんあります。

私の母方の実家付近もこのとおり工事中。

だいぶ道のシルエットが見えてきてますね。こういう作りかけの道や途中でプッツリ途切れる幅広道路を見るのも大好きです。

(土地を持っている人からしたら冗談じゃないって話ですが)



余談ついでに世田谷区にあったプッツリ道路(2017年撮影)↓


先日通ったらこうなってて驚きました↓

(同じクルマが止まっているのがポイント)



閑話休題。

それ以降特段の進展を見せぬまま数ヶ月放置。



最近になって千葉県の柏市・我孫子市に立て続けに行く機会があり、その流れで愛読しているサイト(鉄道・地理系が異様に充実した書き込みサイト)で常磐線の記事を読んでいた時のこと。

↓↓

この部分に引っかかりました。



常磐線は北千住から取手まで複々線。

金町駅あたりは高架になっている。



そして何より加瀬さんはこの地域の写真を何枚も送りつけてきている。

いざ金町駅近くのトンネル探しへ。

ここが怪しい。

常磐線の複々線より一段高い橋は、新金(しんきん)貨物線=総武線の小岩と常磐線の町を結ぶ貨物線の橋だったか。



では問題の写真↓


あのトンネルの写真↓

左側の建物が完全一致。


JR常磐線・金町駅付近のトンネル、何気ない日常の気づきから確保!!!


我ながらよくあんな一文だけで閃いたもんだ!






次の1枚。

のぞき込んだ感満載の写真の奥には、線路の上を越えようとする線路。


こういう鉄道同志の立体交差、嫌いじゃないどころか大好物です。


この写真ではお互いの線路の角度もポイント。

直交しているわけではない。

越えた後に下りていって並走するのか?



手前のデカいコンクリートが気になるけど、、何かの施設があるのか?




まず思いつくのは神奈川県の鶴見。

東海道線・京浜東北線を越える鶴見線という構図がありますが、、しかしあそこの鶴見線の橋はトラス橋(鉄骨で覆われている)だったような…

やはりトラス橋だった。かかっていない所も、色が青ではない。



先ほどの問題と連続して取り掛かっているので、常磐線のほうも捜索したものの当たりなし。



下に通る線路は複々線かな、最低4本は見える。

上に通ってるのは複線(2本)か。



首都圏で複々線以上の線路が伸びているのは、東海道・中央・総武・東北・常磐のいわゆる5方面。

山手線西側も埼京線などと並行しているから複々線区間と言えるけど、渋谷新宿池袋を擁するエリアにこんな広い空間(しかもビルが見えない)があるとは考えづらい。



そのなかで地平を複々線で走っていて、複線が乗り越えてくる区間……どうも東海道線沿いっぽい雰囲気なんだよな……




…横浜線!!!



子供のころ横浜線沿いに住んでいて、横浜駅へ出る時に東海道線の上をガガンゴゴンと轟音を響かせながら越えていくのを思い出したっ!



懐かしい思い出とともに現地へ。

角度も良い。

ほう、すぐ脇に京急の子安駅があるな……?


ここだ。絶対にここの金網の穴から撮ったに違いない。



では問題の写真↓


探し出した写真↓

これ以上近づけん!絶対あそこの金網なんだけど!



謎のコンクリートは線路の南北を繋ぐ地下道の構造物である事はわかった!



さらに写真を探し出し。

近所のビルからの景色発見。

撮ったのはあそこだっ!!!



というわけで京急・子安駅の脇から見たJR東海道線(・横須賀線)を横浜線が越えてくる地点、確保!!




池袋付近のJR&西武池袋線、日暮里付近のJR&京成電鉄、新宿付近の山手線&中央線……挙げていけばキリがないほど魅惑の立体交差は多いなかでドツポにはまらなくて良かった!






さあ今回ラストはヒザイさんからの1枚。

緑に埋もれる線路。傍らに咲く可憐な花。


これを「風景」と呼んでいいものか?



簡単に手を出すと危険そうな写真だと感じ、しばらく熟成(放置)させた後、意を決して捜索開始。


古びた柱の向こうに、緑に埋もれたホームと駅名標。

線路の数は3、4本はありそう。



直感的に向かったのは千葉県の房総半島。ローカル線のいすみ鉄道と小湊鉄道が出会う終着駅・上総中野。


両側からやってくるローカル線の終点だから、線路が複数あってもおかしくない。



どうだ??

いい範囲気だ!



しかし構内をさんざん見て回っても、緑むしたホームは見つからず。



とはいえ房総半島が怪しいのは間違いない。



今までもたびたび「房総半島かそうでないか」に執着してきましたが(ルーツがあるわけでもないしそんなに行ってもない。原因不明)、しかし今回も房総アンテナがバリバリ立っております。



まずは小湊鉄道の、線路が多そうな拠点駅をざっと捜索。

養老渓谷駅。

非常に良い雰囲気だけど、草むしたホームが見つからず!



小湊鉄道を終えいすみ鉄道へ。こちらは配線略図大先生のデータベースにある。

線路が多い大多喜駅は車庫もあって沿線随一の拠点駅であり、草むしたホームとは無関係。



その後、おとなりのJRローカル久留里線に足を伸ばすもSUKA。



うーむ。

それでも房総半島にこだわりたいんだよな…



そう思う最大の理由は、以前N会長から貰ったこの写真の残像。

これはまさに房総半島の小湊鉄道・月崎駅。

何となくだけど、線路の感じとか似てるんだよな…

(この時は「ぼんぼり」等のおかしな検索に躍起になっていたものでした)



ただこの駅舎の柱は四角だし、草ボーボーで線路はなさそう…いや見に行ってみよう。問題写真でも線路は草に半分覆われていた。引っかかるものを感じるなら行くべきだ!



いざ月崎駅へ。

あっ!!

草むしたホームと駅名標!!!

↓↓

まさにここっぽいぞ!しかしホームの柱は四角……もう少し遠目から撮ったのか?



隅々まで写真を精査した結果、

駅からほんの少し離れた⭐️印のあたりで撮ったらしいのは分かったんだけど、あんな所にストリートビューはない。ここからどうすべきか。



奥の手YouTube検索。


素晴らしい動画を発見。

動画を見てわかったのが、駅に併設された旧い建物(かつての保線作業員の詰所)が、森の中のアート作品「森ラジオ ステーション」として生まれ変わったということ。


ヒザイさんはアート好き。ここを訪れたに違いない。



引き続き、より近い写真を探そう。

イルミネーションもやってるのか。いろいろすごい駅だな!

季節によって桜とかアジサイとか、全く表情の変わる駅のようだし!



では問題の写真↓


探し出した写真↓

結局これ以上の写真は見つからず!


ただし写真を撮った地点は仕留めました↓

あそこのベンチあたりから、丸い柱ごしに撮ったに決まってる!



というわけで小湊鉄道・月崎駅のとなりにある森ラジオステーションからの写真だと回答!!




ヒザイさんから送られてきた写真↓

森ラジオステーション内部。

レールや保線作業員が使っていた道具がズラリ。素晴らしいですねえ。初めて行っても懐かしい匂いがしそう。



そしてもう1枚送られてきた写真は、


N会長のと瓜二つ↓

お見事。これにて一件落着!



雰囲気が近いとは思っていたけど、まさか本当に同じ駅だったとは。



なんだか行ってみたくなりますね。

かねがね小湊鉄道→いすみ鉄道の乗り鉄をしたいと思いながら未だ行動せずの屋内型鉄オタですが。




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今回は以上です。



次回こそカナダ西部の写真を解きたいところですが、、他にも手ごわい写真が続々と揃い出しているので(ありがとうございます)また気持ちを奮い立たせて取り組んでまいります。




ではまた!