
既読スルー、無視する、被害者ポジションをとる、サボる、ため息でアピール、わざとミスをする、弱さを武器にする、しつけという名の支配をするなどの「ずるい攻撃」とは、「目に見えにくくわかりづらい、遠回しな攻撃」だ。
これらは、受動攻撃行動とよばれるもの。不満や怒り、否定といった感情を直接相手にぶつけず、遠回しで受け身でいながらわかりにくい消極的で否定的な態度や行動を示すことです。他人から攻撃されるように扱われないための心構えは参考となる。
なぜSNS上でよってたかって一人の人物を誹謗中傷するのか気になっていた。
これは、怒りの置き換えであって、無抵抗な人に対しての自分のストレス解消のためだった。
23P SNSで匿名で他人を誹謗中傷する人たち
攻撃する人の多くは周りの人に対して、不安やストレスを強く感じています。嫌われる恐怖や排除されたり、否定されたり、見下される恐怖を人一倍強くもっていますから、周りから攻撃されないように身を潜めています。
だから抑制的に振る舞い、敵を作らないように、気を付けているわけですが、抑圧している我慢している分、周りに対する不満や怒りや敵意や憎しみを強く腹の底に抱きがちです。
そのたまった怒りの矛先は、自分よりも無抵抗な人に向けられるのです。
自分の妻や夫、子ども、同僚、友人など、自分に対して近い親しい人に対して向ける傾向があります。また、「反論できないSNS上の人物」に向くことも多いです。
無抵抗な人物に向けて、お門違いの怒りをぶつけてストレスを解消しようとする心理を「怒りの置き換え」といったりします。
置き換えとはまさに誰かに対する怒りを関係のない人にぶつけることによって、自分を守る防衛メカニズムの一つです。
35P 見えない攻撃に苦しみ続ける人たち
見えにくくわかりにくい「ずるい攻撃」に悩む苦しむ人たちに必要なことは、ずるい攻撃をする人たちの心理を知ること。攻撃する人たちの言動を俯瞰して客観視できるようになることです。相手の攻撃に圧倒されてのまれてしまうのではなく、冷静に分析判断して、攻撃から抜け出すための知識を身につけ、対処できるようになりましょう。
66P 「笑顔、穏やかに過ごす」対処法が関係を悪化させる
ずるい攻撃の矛先は、必ず自分より弱いものに向かいます。
絶対に攻撃してこない立場の弱い人を無意識に選んでやっているからです。
182P ずるい攻撃をする人たちは正面からの攻撃を恐れる
抵抗して最初からノーと断る人にはそういう嫌がらせや攻撃をする人は近寄らない。
とにかく一番よくないのはあいまいな態度となあなあで済ませること。
<目次>
はじめに
第1章 「ずるい攻撃」に苦しむ人たち
第2章 見えにくくわかりにくい「ずるい攻撃」
第3章 「他人より優位に立とうとする人」の心理
第4章 「支配しようとする人」の心理
第5章 何度も攻撃やいじめに遭うあなたへ
第6章 攻撃から自分を守るにはどうすればいいか
おわりに
大鶴和江さん
心理セラピスト、心理分析・心理セラピー講師。一般社団法人日本リトリーブサイコセラピー協会代表理事。大分県生まれ。両親の離婚後、児童養護施設で8年間過ごす。幼少期のつらい経験がさまざまな苦しみを生むことを知り、心理学や心理療法、心理分析、脳科学を学び、2005年に心理セラピストとして独立。延べ1万人以上の心の問題解決に携わり、現在は東京と長野を拠点に活動中。独自の考え方に基づく心理療法「リトリーブサイコセラピー」を考案。問題の利得にフォーカスしたセッションは、「悩みがリバウンドしなくなる」と評判。YouTube「カズ姐さんの面白い心理学」では、実践的で役立つ心理学の解説動画を配信
【No1656】既読スルー、被害者ポジション、罪悪感で支配「ずるい攻撃」をする人たち 大鶴和江 青春出版社(2024/04)