今回は「安楽死」をテーマとした物語だった。
ドクター・デスこと雛森めぐみは塀の中にいたが、JKギルドというドクター・デスの模倣犯のような安楽死事件が発生していく。積極的安楽死の是非が問われて、国会で生きるか死ぬかの権利の主張の提示がされた。
現状では安楽死に至るまで、自殺ほう助や嘱託殺人とされる可能性が高い。
この世でいつか法制化されるかどうかはわからない。
安楽死をする方、される方いろいろな立場の意見を踏まえて、コンセンサスを得て俎上に乗るまでも簡単ではない問題だ。
犯人らと犬養隼人との心理戦が白昼堂々と繰り広げられた。
今回も一気読み。面白かった。
簡単には終わらない物語だ。
大どんでん返しがあったこと、やはり流石だな。
まさか!これも中山七里作品だったとして納得した。
<目次>
更に受け継がれた死
女神の死
信念の死
倫理の死
ドクター・デスの死
中山七里さん
1961年、岐阜県生まれ。2009年「さよならドビュッシー」で第8回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、翌10年にデビュー
