引続き、九州・福岡プチ旅です。
宿泊の目的地は熊本県『山鹿温泉』!
秋に『山鹿温泉』お隣…と言ってよいくらいの距離にある『平山温泉』に宿泊して、その帰りにも『山鹿温泉』の街には訪れておりました。
『平山温泉』のお湯がよかったし、今度は『山鹿温泉』に…ということでやってきました。
一部重複がありますが(笑)、よろしかったらお付き合いを。
『山鹿温泉』は福岡県との県境にも近くて、気軽に行ける距離にある温泉地。
『山鹿燈籠祭り』で有名な観光地でもあります。今年(2025年)は、急な豪雨で燈籠祭りのクライマックス『山鹿燈籠千人踊り』は中止されてしまいましたが、例年沢山の観光客でにぎわう…らしい(笑)
丁度お祭りのときには訪れてないのですよね~。実は訪れたときは8月上旬…『山鹿燈籠祭り』の前の、おそらく街の人たちは準備に追われていただろう、ときでした。
そんな『山鹿温泉』は趣のある温泉街です。
朝、ゆっくりめにFUKUOKA市内を出立し、久留米市内ででお昼ご飯と文化に触れる散策をした後に、夕方山鹿に到着!!
本日のお宿は、『菊池川』に面したお宿、『山鹿温泉 清流荘』さん。
明治41年創業の老舗のお宿です。
おお!!
到着してチェックインするときに出て来るおもてなし。なんと、シャンパンでお出迎え~!
真夏の久留米市街散策をしてきた者としては、染みわたる清々しさ。
ちょっと心地よくなるのがウレシイ。
露天風呂付客室です。
テーブルが掘りごたつ式になってる。快適ですね。
お部屋についている露天風呂…やっぱり露天風呂の貸切はサイコー!!です。
『山鹿温泉』は”ぬる湯”
少し沸かしているので冷たいわけではないのですが、ぬるめのお湯にゆっくり浸かるのが気持ちイイ。浴槽も広くてこれはノンビリ入っていられる!!
部屋は『菊池川』に面していて、景色もゆったり、目にやさしい露天風呂でした。
…なんですが、ここは大浴場にも入りたいのが人情?
お湯の加減はやっぱり部屋風呂の方がよいのですが、大きなお風呂は温泉旅館ならでは。
外には露天風呂。
『菊池川』河畔の景色は見えませんが(涙)、外のお風呂はまた格別。
足湯もあって、水の音を聞きながら、足元から温まることもできます。
さて、お風呂にゆっくり浸かったら…お食事!!
食事は食事処にていただきます。今回は8月に訪れたので『葉月会席』
まずは、食前酒と前菜を。鯛昆布〆小袖寿司、海老床漬など十種類のおつまみ。
鮪つみれのお椀…早松茸が浮いてる!
そしてお造りは三種のお刺身。
生雲丹の乗った茶素麺と、熊本…といえば、やはり馬刺し!!
煮物は枝豆と穴子の饅頭です。
器もイイですね。
焼物は、虹鱒のポワレ。
しっとりしていてレモンソースが適度な酸味でオイシイ。虹鱒は結構ボリュームがあって、この辺でも段々お腹いっぱいに…。
ということで!本日のメイン!!
黒毛和牛の陶板焼きです!!
すでに腹9分目を超えているような気がしますが(笑)、柔らか~い肉は、それぞれ1口でとろけるように胃の中へ…!
香の物と山鹿産のごはんをいただいて、デザートはプリンと山鹿羊羹。
は~お腹いっぱい…!
お部屋に戻って少し落ち着いたら、夜風に当たりながら露天風呂を満喫して、ゆっくり休みます。
そして、同じ会場での朝ごはん。
丁度良い量の温泉旅館の朝ごはん。
特に気になったのは(笑)、1階ロビーにあるバーカウンタ!
色々な種類のお酒が並んでいますが、何と言ってもウイスキー!!の種類。
ウイスキー好きな方にはたまらないでしょうね~。
お土産のコーナーも結構充実していて、ほぼお土産はお宿で揃いました!
さて、山鹿の街並の散策をしましょう!
生憎の雨がぼそぼそと落ちてくるような天気でしたが、土砂降りでもないので構わずGO!
『清流荘』を出てすぐに左手に見える高い煙突を目指して歩いていくと、『千代の園酒造』さん。
正面は『菊池川』で、いわばここが『豊後街道』散策の出発点。
明治29年創業の老舗のお酒屋さん。
こちら側は事務所の建物?でしょうか?立派な歴史的な建造物。
ショップは街道を挟んで向かいの建物です。
ショップの裏には見学ができる展示場もありました。
古い酒造りの道具が雑然と並べられている(だけの)展示場は、老舗の酒造屋さんには定番(笑)ですが、何となくこの手の展示場は親しみを感じます…。
どうして1つの酒造メーカーさんでこれだけの種類のお酒を造ることができるのだろう??というくらい、種類をそろえているお店も多くなっているように思うのですが、千代の園酒造さんのバリエーションは特に?多いような気がする。
今回は、酒蔵でしか販売していないという純米酒を購入。純米酒にしては値段もリーズナブルで、お尋ねしたところ、酒樽でできるお酒の部分をブレンドして調整しているから…ということなのですが、なかなか豊潤でオイシイ!お得な1本でした。それとお醤油も。
では、『豊前街道』を登って行きます。
前回、『豊前街道』をご紹介したときは、時間の都合もあって、北側の『豊前街道駐車場』から南へ半分くらい歩いたところまでで終わってました。
で、今回は、南側の菊池川近くから、北へ登って行きます。
歩き始めてすぐに目につくのがこのお寺『光専寺』さん。
400年前の熊本城築城の際、余った材木で作られた桜門を構える歴史あるお寺だそうです。
そして、その先に見えてくるのが、山鹿温泉のシンボル『さくら湯』さん。
温泉施設としても立派ですが、九州最大級の木造建築…だそうです。建築物に興味ある人はたまらない…かも。
『さくら湯』は寛永17年(1640年)に始まり、明治以降改修を重ねながらも、昭和48年(1973年)に取り壊されました。それが、平成24年(2012年)に日本の伝統工法による九州最大級の木造温泉として往時の姿で再び甦ったということです。
『さくら湯』さんの入浴施設の隣にはこのような展示場なんかもありました…が…こんなもの(笑)
昨日から今朝まで、『清流荘』で何度も何度も温泉に浸かったので、ここでの入浴はパス。
『さくら湯』さんから道路を挟んで向かい側の公園には「足湯」もあって、お風呂に入りながらのノンビリ散歩は楽しそう。
前回内部を見学しなかった『山鹿燈籠民芸館』
大正14年(1925年)に『安田銀行山鹿支店』として建てられた建物で、昭和48年(1973年)まで『肥後銀行山鹿支店』として使われていたもの。平成14年に国の登録有形文化財に指定を受けているものです。
内部は、国指定伝統的工芸品「山鹿燈籠」を展示しているのですが、「山鹿燈籠」というと、山鹿燈籠祭りの際に頭の上に乗せて踊る「金灯籠」を思い浮かべますが、ここで展示されているものは、燈籠祭りのときに大宮神社に奉納される奉納品として作られたもので、和紙と糊のみでできた、精巧な”模型”といえるものです。
”燈籠”と言いますが、実際には灯りを灯さないものも多いそうで、まさに伝統的工芸品です。
種類は様々で、歴史的な建造物、お城や伝統的な日本家屋をはじめ、機関車や人形などもあります。その精巧さには見とれるばかり。
超絶技能のペーパー・クラフトです。
前回の山鹿の紹介のときに見学した『八千代座』
これも山鹿燈籠です。ホンモノそっくり。
”模型好き”にはたまらない…時間を忘れてしまいます。
山鹿燈籠祭りのポスター…といえば、鶴田一郎さんの美人画。
毎年のポスター画の展示もありました。
別棟には工房もあって、職人さんが実際に制作されているところも見学することができます。
この日は、見習いとして金燈籠づくりに勤しむ方が居られました。
その細かい作業にはびっくり。
小さな施設ですが、見ごたえは十分な『山鹿燈籠民芸館』でした。
『山鹿燈籠民芸館』の先には、山鹿のシンボルともいうべき『八千代座』などもありますが、前回のレポートと重複するので今回は割愛。
車を『清流荘』さんに置いていたので、来た道を戻りながら、『温泉プラザ 山鹿』を覗いてみます。
『さくら湯』の隣にある、ショッピングセンター『温泉プラザ 山鹿』は、山鹿温泉街のショッピングの中核施設…だと思うのですが、ちょっと古ぼけてきた外観に少し不安?を抱きながら建物の内部に入ってみると…。
飲食店が並んでいたりはするものの、結構空き店舗もあって、平日午前中ながら館内は閑散とした感じが拭えません。
こういう老舗のショッピングセンターやスーパーなどは、立地は悪くないものの、大型の郊外店・モールなどに押されてしまっているのでしょうね。
どこか懐かしい感じはするものの、残念ながら何を購入することもなく見学のみで退出。
それでも豊前街道は、散策して楽しい場所です。
温泉と観光がほどよく揃っています。
さて、そろそろ昼食の時間となったのですが、本来なら?山鹿の街の美味しい処でいただいてご紹介すべきですが(笑)
前回訪れていて気になっていた、『平山温泉』の『湯の蔵』さんの施設『yuzou cafe』に行ってみることにしました。
『山鹿温泉』と『平山温泉』は近くて約7㎞の距離。2024年の2月に訪れたときにはまだ準備中でオープンしていなかったお店。山鹿に来たのでどうなったか行ってみよう…と思い足を運んでみることに。
実はこのお店は、17時以降は無人のカフェバーになっていて、セルフサービスで宿泊客がチョイ飲みをするための施設。
お昼間の時間帯はカフェ営業をしていて、ランチメニューもあり。
このときは1日限定20食の「松華堂ランチ」をいただきました。
どれも美味しくて、おにぎりがついていて目にも楽しい。
デザートも目に楽しい。「松華堂ランチ」は前日夕方までに要予約。
お昼ご飯に気を取られて、建物の外観や平山温泉の写真は…忘れました(爆)
前回のレポートをご参考に。
夏と冬に訪れた『山鹿温泉』
お湯の感じがよくて、また、温泉街の観光地としてもコンパクトにまとまっていて、妙に観光地ズレしていないのも落ち着きます。
それから、今回も『山鹿羊羹』ともなか…お土産に!





























































