父が急逝。
享年92歳。解離性大動脈瘤破裂(大動脈解離)。
朝、倒れて、病院に救急搬送され集中治療室へ。これ以上治療の効果は期待できないとの救命医の診断で、延命治療中止とした。
これまで脳梗塞などで何回か倒れたが、初期段階で治療したため、障害も残らずに命拾いをしてきたが、92歳という年齢から、次に倒れたらもう無理だろうという予感はあった。
なので、母親(90歳)から倒れたという連絡を受けた時には、覚悟を決めていた。
死亡以後の流れを以下にまとめておく。
1日目(当日)
死亡が自宅であったので、警察の事情聴取と倒れた現場(自宅)確認、検死が行われる。警察的には病院以外での死亡は「変死」と判断されるので、事情聴取と病院の救命医の所見から事件性を判断する。
遺族にとってはちょっとキツい時間かもしれないが、警察も大事な仕事であるし、事情聴取も別に厳しくするものではない。今回は外部原因ではないので、事件性なしとの判断。
その後、兄妹に連絡をとったあと、医師の死亡診断書の作成を待って、葬祭場に連絡。霊柩車にて葬祭場に移動する。
葬祭場にて打ち合わせ。本来なら喪主は母か兄というところだが、母は90歳、兄妹は県外在住であり、やむを得ずわたしが喪主となることにした。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240421/15/sian651004/62/4b/j/o0523037415428668734.jpg?caw=800)
お通夜、葬儀の日時、内容を決める。基本は家族葬。祭壇や花、棺、骨壷を選ぶ。
死亡届を書いて、死亡診断書とともに葬祭場に渡し、葬祭場から役場に提出。死亡診断書は葬儀後の諸々の手続きに使う可能性があるので、コピーを多めにとっておいた。
菩提寺に連絡し、通夜、葬儀の読経を住職にお願いし、ここで通夜、葬儀の日程が確定。
それを兄妹に連絡して、通夜、葬儀の出席を案内した。
2日目(通夜)
通夜、葬儀の出席者確定。通夜と精進落としの食事の個数が決まるので、葬儀場に手配依頼。
昼前に湯灌。夕方の納棺までに通夜出席者が葬儀場に順次到着する。
夕方、菩提寺住職が到着し、枕経をあげてもらって納棺。お通夜に。
3日目(葬儀)
昼、葬儀のために住職到着。葬儀開始。
葬儀終了後、出棺、火葬場に移動。
こちらでは、火葬炉のスイッチを喪主が押すことになっているので、わたしが押した。もちろん、火葬場の職員さんにお願いすることも可能だし、火葬炉のスイッチといっても、点火スイッチではなく、火葬炉裏の職員さんに「点火準備ができました」のランプを点灯させるものである。
2時間後、骨上げのあと、葬儀場に引き返し、引き続き初七日の法要。
法要後、住職にお布施とお膳料を包んで渡し、四十九日法要の日程を決めた。
そして、精進落としの会食後、解散。
4日目
諸手続を行う。
ガス、水道、電気、ケーブルTV、NHK、固定電話、携帯電話、新聞、牛乳配達等の契約者名変更(父から母へ)。だいたい電話で変更可能である。同時に、支払方法変更変更届ももらっておく。
保険会社に連絡して、保険金の請求手続き。請求書の送付依頼。
四十九日法要の時には、位牌が必要になるので、仏壇店へ行って位牌を注文。
五日目
諸手続、続き。
市役所の手続き。世帯主変更、印鑑証明返還、後期高齢者医療関係手続、介護保険関係手続、税金関係手続等。
持っていかなくてはいけないのは、故人の印鑑登録証、マイナンバーカード、国民年金手帳、後期高齢者医療被保険者証、介護保険被保険者証、火葬許可証(葬儀場からもらえる)、死亡診断書(コピー)
手続きする人(相続人)の本人証明書類(免許証、マイナンバーカード等)、預金通帳(葬祭費振込先)
これが揃っていれば早く終わる。
以後の預金、証券、土地建物の相続登記手続きのため、次の書類をとっておく。
故人の出生から死亡までの戸籍(除籍)謄本、本籍地の記載のある住民票除票、土地建物の固定資産評価証明書
相続人(母および子供たち)の戸籍謄本、住民票、印鑑証明書
わたし以外の兄妹は県外在住のため、次の四十九日法要の時に、戸籍謄本、住民票、印鑑証明書を持ってきてもらうことにする。その時に「相続財産一切は母が相続する」という遺産分割協議書を作成し、相続手続き(預金、証券、土地建物)を行う予定。
年金事務所に連絡。年金関係の手続きを行うのだが、予約が簡単には取れない状態。一番直近の空いている日は5月30日。仕方ないので、その日を予約。
だいたいの手続きは終わらせたが、全て終わるのは5月いっぱいとなりそう。また葬儀費用の請求書も来るだろうし、もう少しバタバタした日が続きそう。