4月に父親が亡くなってから、ほぼ2ヶ月が経過。やっと死亡後の必要手続きもひと段落ついた。

 

3人兄妹であるとはいえ、地元に残っているのはわたしだけであり、母も90歳を超えているので、死亡後の手続きは実質一人で全て行うことになる。

 

母と子供三人の相続人4人で遺産分割協議書を作成し、財産一切は母が相続することと、相続人代表者(相続等手続きを行う者)をわたしとすることにして、これをもって銀行・証券会社・年金事務所(母が受け取る遺族年金の請求)を回って相続財産を受け取る母の代理として手続きを行う。

 

と同時に、菩提寺連絡をとって四十九日法要と納骨の段取りを決めつつ、出席者の確認・法要の供物の手配・精進落としの手配。

 

一方で葬儀は家族葬にしていたが、それでも親戚・知人から香典や供物が送られてくるので、これらも満中陰志(香典返し)を送る。

 

それから、実家にある父の不用品の処分、老朽化して危険な箇所をリフォーム(なんせ築50年超)、一人暮らしになる母のために某大手警備会社の高齢者遠隔見守りサービスを契約するなどのいろいろな手続きを行う。

 

そして、本日、不動産の相続登記を司法書士に依頼して、2ヶ月にわたる手続きも終了した。この間、土日はほとんど潰れるし、平日も何日も休みを取らなくてはならなかった(金融機関、役所は平日でないとダメだし、しかも1回で終わるものばかりではない)。

 

次の行事は来年4月の1周忌となるが、今年の初盆の前にはもう1回不用品処分が必要になるだろう。なんとて、なんでこんなものを置いておくのだ、と思うくらいの不用品の山である。生きているうちは本人が必要を見い出して保管していたのであろうが、亡くなってしまうと途端に不用品になってしまうのは、ちょっと虚しい気分にもなる。

 

わたしも血液の難病(癌の一種)の骨髄線維症で、だいたいあと10年くらいの余命と思われるので、自分の身辺整理は常々行なっていて、モノはほとんど残さないよう心がけている。

 

さて、月1回の血液内科の診察。

 

主治医の開口一番。「調子がいいようですね。血液検査の数値は良くなっています。」

 

白血球、ヘモグロビン、血小板、総ビリルビンの検査値の推移はこちら。

 

 

なんと、ヘモグロビン値が1年3ヶ月ぶりに10.0と二桁復活

 

一時期は8.0まで低下していたが、ここ2ヶ月で嬉しい増加傾向。他の検査値も特に注意するべき変動はないようで。

 

ちょっと、ほんのちょっと寿命が伸びた、そんな感じではある。

 

診察後はいつものタリーズで一人祝杯。

カフェラテ、である。