我楽苦多通信 -2ページ目

我楽苦多通信

なんやかんやつらつらと。

 さて、天野喜孝展を観た後、ちょうど昼時だったので予定していたアジアン料理の店へ。和歌山城から歩いて数分。地図上だと一軒の店のようだったけれど、書道資料館の中の店だった。といっても、外からも入れる。 

 

 余談だが、書道資料館で大学の入試試験をやっていた。この資料館はあまり大きな建物じゃなくて、こういうところで大学の入試試験をやったりするんだと驚いた。なんだか、大人数で受けるより緊張しそうだ。

 

 さておき。外からの入り口は飲食店なのかどうなのか、ちょっと怪しい感じなんだけど思い切って入ってみると、中は普通のしゃれた飲食店。一階と中二階からなっている。時間は12時前だったんだけど、残念ながら満席。正確には予約があるから空いている席はあるんだけど、座れない状態。常連の方々は、どうやら予約してくるらしい。思った以上に人気店だったみたい。

 あと一時間ぐらいしたら、と言われそれぐらいならどこかで時間をつぶせるかなと思案していると、カウンターの席を一つ空けてくれた。

 うむ、親切。

 

 写真付きで見やすいメニュー。「台湾おにぎりとミニ豆花のセット」を注文。しかし今メニューを見かえしてみると、「中華ちまきと点心のセット」がすごく美味しそうに見える。ケチらずにこちらを頼めばよかった。

 

 とはいえ、こちらも十分美味しそう。そして美味しかった。

 おにぎりと惣菜とスープとデザート。

 おにぎりは日本のおにぎりとはずいぶん違って、どちらかというと、中華のちまきのよう。具は豚の角煮と卵焼きと野沢菜っぽい漬物。ご飯はもちもちしていた。

 惣菜はちょっとピリッとした人参とカレーキャベツ、そして小松菜とあげ。

 スープはもやしがシャキシャキしていた。

 デザートの豆花はあっさりした甘さで、後味もよかった。

 

 後でベトナムコーヒーも頼んだ。

 ベトナムコーヒーは初めて飲む。ふつうのドリップじゃなくて、アルミのカップみたいな器具で入れる。練乳と一緒に飲むらしい。甘ったるいかと思ったんだけど、いや甘いんだけど苦みも強くてその割合がいい塩梅で美味しかった。

 

 帰りにおにぎりをテイクアウトして気付いたんだけど、このおにぎりよりベトナムコーヒーのほうが高かったことに驚いた。ベトナムコーヒーが650円でおにぎりは400円ちょいだった。

 

 帰り際にも資料館の中のトイレに行くというと、食べ物を持っていたこともあって、荷物預かっときますよ、と声をかけてくれて預かってもらった。

 優しいおねぇさんでした。次回は予約して来よう。

 

 ここ数年、というか十数年ダイエットをしているんだけど、ここ数年は体重を減らすというより体力作りと健康のためが第一目的。結果として体重と体脂肪率が減ればいいかと思っている。というかそういう気持ちに持って行こうとしている。

 というのも、ここ十数年、まったく体重も体脂肪率も変わらないからだ。誤差の範囲での上下はあるけれど、ほぼ変わらない。全く運動しない時期があるとか毎日腹一杯ごはんを食べるとか、甘い物を食べまくるとか、そんなことは全くしていなくて、週2、3回、30分程度の運動はずっとしているし、馬鹿食いはしていない。なのに、全く数値は変わらずなのでモチベーションは下がりまくりなのだ。

 少し前にとあることで病院へ行ったとき、ひょんなことから体重の話になり、運動しているのに全く痩せないと言ったところ、看護婦さんが、この歳で体重維持できているんだから偉い、と言われて、うれしくなっちゃって。ま、実際そうなのいか、あんまり気に病んだ風だったから励ましてくれただけなのかはわからないけど、とにかくちょっとうれしくなっちゃって、もうそういうことにしておくことにしたのだ。

 最近は膝が痛くなるから、飛ぶ運動はしないようにしているが、とりあえず筋トレと有酸素運動を30分程度することにしている。あと毎日とか、どれぐらい運動するとか、取り決めをすると出来なかったときのストレスがすごいんであまり考えないようにしている。

 で、今は滝沢ななえさんのインスタで見つけた「ダイエットのためのやることリスト」を注意して生活している。

 そんなに難しいことじゃないけど、ほとんど出来ていなかった。とりあえず簡単にできることからと思って、「水を飲む」「7000歩歩く」「睡眠を優先する」あたりから始めてみようと思っている。

 あ、「お米から炭水化物をとる」もまぁ出来そうだ。

 で、冬場はなるべく歩くことに重点を置こうかと。夏は暑いのと、紫外線が気になるからあまりやらない。

 

 んで、ここでようやく本日の散歩コースの話になる。

 我が家の近くには神社があって、その近くにお気に入りのパン屋がある。なので、家を出発して神社を経由してパン屋に寄って、その後お気に入りのコーヒー店で休憩して帰る、というコースがお気に入り。

 

 神社まではあまり広くない歩道のない道を通らねばならなくて、ちょっと緊張。ふらついて車の方へよろけはしないかと、真剣に心配する。

 途中から歩道ある道になり、少し行くと神社の裏門が見える。そういえば歩いて行ける距離なのに、ここの御朱印はまだもらっていなかった。今度もらおう。

 で、裏門から正門まで通り抜けて1、2分歩くと目当てのパン屋がある。人気のパン屋さんなので、遅い時間だとほとんど売れてしまっている。今日も店についたのが2時すぎで、休日だったこともあってほとんど売れてしまっていた。

 大好きな栗のパンもクロワッサンもなかったので、栗の大納言パン(これは初めて見る)と明太子バケットとベーコンエピと卵パンを買う。お店の人はとても親切。

 パン屋を後にしてから、なるべく車の少ない道を通りながら帰路につく。と、これまであぜ道のようだった細い路地、いや路地というか家と家の隙間と言ったほうがいいような細い道が、ウッドデッキで舗装されていた。通行禁止の三角コーンが置かれていて中に進むのは憚れたので、入口から奥をのぞき込むと古い家の入口がキレイになっていた。

 誰かが古い家をリフォームして住むのだろうか。線路の近くで五月蝿いんじゃないかと思うのだけど、細い路地の先にあるその家は、なんだか魅力的に思えた。

 路地を後にして数分、コーヒー店に着く。

ここは豆も売ってるんだけど、少々お高い。高いなりの美味しさなんだけど、自分ではその味は出せないってわかっているから、ここでは豆はあまり買わずもっぱらイートインしてる。

 今日もイートイン。いつもはマンデリンだけど今日はタンザニアを淹れてもらった。たまには違う味で。マンデリンより若干苦みが少なめで、飲みやすかった。

 コーヒーを飲みつつ、先月から読んでいて思いの外時間がかかっている本「キリンに雷が落ちてどうする」を読む。入ったときには一人っきりだったけど、新しいお客さんが来たので退出することに。お店の人の新たな客の対応のキリのいいところで会計を済ませて店を出た。

 その後何だかんだあって、無事8000歩以上あるいたのだった。一日7000歩をクリア。普段外出しないと1000歩も歩いていない時があるので、頑張ってくださいせめて5000歩歩こうと思ってる。

 とはいえ、せねば、と思っていると辛くなるから、出来たらいいな、の気持ちでやって行こうと思う。

 先日ネットで天野喜孝展があるのを知って、これは行かねば、と早速出かけてみた。

 会場は和歌山城の天守閣。久しぶりに長く電車に揺られて、まずはJR和歌山駅まで。そこからバスで数分。和歌山城駅前のバス停で降りると、目の前にどどーんと和歌山城が。

 バスはめったに乗らないから、乗り降りするときはいつもドキドキ。今回乗車券が取れなくて、というかみんなカードでピッピってやってるから人のまねが出来ない。なので運転手さんに聞いてしまったよ。始発はいりません。とのこと。確かにそうだった。

 あとは降りるときにボタンを押すときのドキドキ。いつ押すべきかいつも迷う。

 ドキドキしつつも、無事目当てのバス停で降りることが出来た。平日のせいか、城に入っていく人はあまりいない。そしてほとんど外国人。

 

 この日の予定は、和歌山城にて天野喜孝展を観て、それから気になるアジアン料理のお店LA MAISON CLOCHETTEへ行き、時間があれば博物館に寄る、という予定。みんな歩いて10分から15分のところにあるから、移動には困らない。

 

 さて、バス停の前にある城門は一の橋大手門。

いきなり虎様。伏虎像。特にかわいくも怖くもない像。

 

 

 春なら桜がきれいなんだろうけど、今は二月。人がまばらなこともあって、なんだかうら淋しい。右に行けば天守閣、左に行けば動物園。動物園経由で天守閣へ行くことに。

 和歌山城には城内に無料の動物園がある。一般の動物園みたいにぞうやらキリンやらの大きな動物はいないけれど、ペンギンもいるし山羊や羊もいるので、それなりに楽しめる。無料だし。

 いつもほど写真を撮っていないのだけど、山羊ちゃん。

 

 動物園サポーターの募集をしているみたい。小さいとはいえ動物の管理やら維持していくのは大変だろうな。検討してみよう。

 しばし動物、主にペンギンを堪能して、いざ天守閣へ。と、その前に護国神社へ。

 ちょっと暗い坂道を上ったところに神社はある。結構な坂だったので、ちょっとくたびれた。実は今年は喪中なので神社はよくないんだけれど、そこはそう、せっかく来たのだから寄って御朱印をもらわないと。鳥居はくぐらず中へ。前日まで御朱印帳を忘れず持って行かないと、と思っていたのにすっかり忘れるお馬鹿さんですよ。なので、すでに書いてある、日付以外は多分印刷の御朱印をもらう。その場で書いてもらうのがいいのに、本当に失敗失敗である。

 お参りもしないで御朱印だけもらうのもなんだか気が引けるので、あたりをうろうろしたりして、ちょっと変な人みたいな感じになってしまった。だれも見ていないから、いいんだけど。

 来た道を戻って、ようやく天守閣へ向かう。

 天守閣は高台にあるので、ひたすら石畳の坂道というか階段を上がっていく。足場が悪い。見た目よりもでこぼこしていて、足は痛いし歩きにくい。スニーカーですらこんななのに、当時の人はわらじとか草履で歩いていたかと思うと大変だろうなぁと思うと同時に、足の裏に皮は固かったんだろうなとも思う。

 

 どうもこのハートは二月(バレンタインがあるから)だかららしい。団体客の添乗員さんが話しているのが聞こえただけなので本当のところは知らん。

 

 余談なんだけど、昔ルーブル美術館へ個人旅行で行ったとき、さすがに観光地だけあって人がいっぱいで日本人もたくさん。で、ツアーで来ていた団体さんと一緒になってしまって。順路通に行くとどうしても一緒に移動するかたちになってしまう。で、ツアー客には添乗員さんがいて、絵についての説明をあれこれしているんだけど、別に聞きたくなくても日本語だし耳には入ってくる。こちらとしても絵は観たいから絵の前にいるんだけど、しばらくして添乗員さんが、「ツアー客じゃない人は聞かないでください」って言うんだよ。タイミングが一緒になっただけど、別に聞いていた訳じゃないのに、なんだかいやな気分になっちゃって。ただ聞きすんなっていうのはわかるけど、聞こえるんだから聞ぃちゃうじゃん。

 なんてことがあったのを思い出した。

 

 そういうことは置いておいて。

 動物園には小さな子を連れた母子が二組、神社では近所の散歩コースにしているらしきおばさん一人を見かけただけだったけれど、ここ天守閣にはさすがに観光客がいた。団体さんと、個人出来ている外国人がちらほら。

 天守閣の入り口で、いきなり大きな天野さんの絵が飾られていた。写真を撮ってもいいというので、パチリと一枚。最近は写真撮ってもいいっていうところが多い気がする。SNSで拡散してもらうのが目的のよう。

  天野喜孝氏というのは、ファイナルファンタジーのキャラデザの人。古くはガッチャマンのデザインもしていた。どちらかというと、おどろおどろしい絵を描く人。

 

 

  

 天野氏について詳しくは↑こちらのオフィシャルサイトで。

 で、今回の展示は打って変わって可愛らしいイラスト。

 

 可愛らしくてもやっぱり天野氏らしさは感じれてて、色使いとか構図とかじっくり見てしまったw。ただデジタルだから、近寄ってもアナログほどのすごさは感じなかった。これは自分がデジタルで作画しないから、デジタルのすごさがあまりわかっていないからだと思う。アナログで描くのと変わらず、一枚の絵を仕上げる難しさとか苦労はわかっているつもりだけど、どこがどう大変だとかがよくわからないので。

 最後のブースで物品があって、ワンピースとかトレーナーとか可愛かったんだけど、さすがに着て歩くには勇気がいったので、買わないでおいた。身につける者以外にも置物とかあったんだけど、少々お高くて買うに至らず。

 

 せっかくなので通常展示の鎧やら刀やらも、一通り観た。いつも思うんだけど、こんな鎧を着て満足に戦えたんだろうかと。鎧着ているのは大将だから、戦さの真っ只中に飛び込んでいくことはあまりなさそうだから、いいのかな。と思ったり思わなかったり。

 そうそう、アンケートに答えると何かもらえるというので、ちょちょっと答えて画像をもらった。入り口にあった絵と同じ、だと思うんだけど、実は貰えたことは確認したけれど、それをどう見るのかとか携帯以外の末端で観られるのかどうか全くわからなくて、どうしたものかと思っている。真顔

 

 

 

 余談なんだけど、昔ルーブル美術館へ個人旅行で行ったとき、さすがに観光地だけあって人がいっぱいで日本人もたくさん。で、ツアーで来ていた団体さんと一緒になってしまって。順路通に行くとどうしても一緒に移動するかたちになってしまう。で、ツアー客には添乗員さんが着いていて、絵の前で絵についての説明をあれこれしているんだけど、別に聞きたくなくても日本語だし耳には入ってくる。こちらとしても絵は観たいから絵の前にいるんだけど、しばらくして添乗員さんが、「ツアー客じゃない人は聞かないでください」って言うんだよ。タイミングが一緒になっただけど、別に聞いていた訳じゃないのに、なんだかいやな気分になっちゃって。言いたいことはわかるけど、ただ聞きすんなってことなんだけど、聞こえるんだから聞ぃちゃうじゃん。

 去年読んだ本は36冊。目標は40冊だったので、目標達成とは行かず。とはいえ、前年に比べると2冊増えているのでよしとしよう。

 最近買った本が10冊ほどで、あとはいつ買ったかもわからない積読本。そんなに頭がいい方ではないので、読んだ本の内容を全部覚えている訳ではないし、全く思い出せないのもあるけれど、心に残っているものと、再読したいなと思える本が何冊か。

 まず面白かった本。

 

生のみ生のままで 上 (集英社文庫)

生のみ生のままで 下 (集英社文庫)

バビロンまでは何マイル 上 (創元推理文庫)

バビロンまでは何マイル 下 (創元推理文庫)

復活アナスタシア

薬屋のひとりごと 13 (ヒーロー文庫)

薬屋のひとりごと 14 (ヒーロー文庫)

あの頃、忌野清志郎と ――ボスと私の40年 (ちくま文庫 か-85-1)

 

 8冊、だけど上下巻とかシリーズものが入っているので、実質5冊かな。他の本が面白かったわけじゃないけど、年末面白かったなと心にとどまっているのがこの8冊というわけ。読んでいる間は大体の本は面白い。ま、中には全然面白さを感じないのもあるけど。

 「生のみ生のままで」は同性愛の話なんだけど、同性愛異性愛関係なく人と人の愛と感じた。特に下巻は面白かった。映像化求む。

 

 「バビロンまでは何マイル」の話はもしかしたら一度したかもしれないが、この本を読むに至ったきっかけが漫画「バビロンまでは何光年」。調べてみるとにた感じの題名の本がちらほらあり、その中にこの小説もあった。へぇ~程度で済ませることも出来たんだけど、作者があの「ハウルの動く城」の原作者だと知って読むことにした。「ハウル」は一冊しか読んでいないんだけど(今調べたら全三巻だったから後二巻もいずれ読んでみよう)面白かったので興味が沸いた。そして、面白かった。奇想天外だけど。これも映像化して欲しい。

 ちなみに「バビロンまでは~」はマザーグースが由来だった。

 

 「復活のアナスタシア」は若くして乳がんで亡くなった川村カオリの闘病記。病人とは思えないほどアクティブで、こちらが元気をもらえる本だった。

 

 「薬屋のひとりごと」はシリーズでずっと読んでいて、安定の面白さ。ネットで漫画の方も読んでいるから物語に入りやすい。とはいえ、人間が増えすぎてちょっとややこしくなってきてる。

 

 「あの頃、忌野清志郎と~」は、年末に読んだせいかすごく心に響いた。友達に清志郎のファンがいて、そのせいで昔から清志郎を知っていた。特にファンではないけど。すごく派手で、その派手さは少し苦手だったんだけど、歌は割と好き。

 この本は清志郞の自伝とかそういうのじゃなく、清志郞が好きすぎてとうとう彼のマネージャーになってしまった人が清志郞と過ごした日々のことを綴った本。ファンでなくてもおすすめ。

 

 読み返したい本は昨年分に関してはあまりなかったな。

この国のかたちを見つめ直す」は読み返したい。以前読んだ「それでも、日本人は「戦争」を選んだ (新潮文庫)」も読み返したいと思っていて、読んでいるときはふむふむとわかっているんだけど、すぐ忘れちゃう。歴女とまではいかないしいけないんだけれど、歴史の流れぐらいは言えるようになりたい。

 

 全部書き出すとすごく時間がかかってしまうんで、この辺で。

 これ以外の本はブックマークの「乱読図書館」から見ることが出来るので、興味があればどうぞ。一応感想など書いている本もあるので。

 

 ちなみに、漫画は読了済みにはしていないけど、それなりに読んでる。

 ここ最近で新刊が出るのが楽しみなのが「葬送のフリーレン(1) (少年サンデーコミックス)」アニメ化もされていて、原作の良さがすごく生かされているというか、良さが倍増している感じがする。音楽もいいしね。おすすめです。

 

 

 

 

 

 

 去年用事で出掛けた時、デパートでたまたま北海道展がやっていてふらりと入ってみた。北海道展といっても、催し物広場等でする大々的なものではなくて、小さなスペースで特産品を置いている、デパートというよりスーパー規模のもの。

 で、ラーメンやら味噌やらを購入したんだけど、そのときに目についた昆布焼酎というのを買ってみた。芋だとか麦だとかすだちのような柑橘類の焼酎は飲んだことがあったけれど、昆布というのは飲むのもみるのも初めてで、一本買ってみたのだった。

 帰ってから早速開けてみたわけだけど、これがその何というか、本当に昆布だった。昆布を匂わせる何かではなく、昆布。まるで、昆布出汁を飲んでいるような。いや、昆布出汁よりも昆布。とはいえ、そう言い切るほど昆布出汁を飲んだ訳ではないが。

 とにかく昆布昆布しすぎていて、いっぱい飲んだだけでやめてしまった。そのまますっかり忘れていたんだけど、先日棚の奥にあるのを見つけて思い出した。我が家でお酒を飲むのは私一人。どうにかして処理をしなければならない。一度開けたものを誰かにあげるのもどうかと思うし、もらってくれそうな人はいなくもないが、自分が美味しくないと思うものを人にあげるのもどうかと思う。やはり自分でなんとかしなければならない。

 で、酒は酒屋ということで、なじみの酒屋の兄さんに聞いてみた。

「昆布の焼酎を美味しく飲む方法あるますか」と。

 渋い顔をして兄さん入った。

「ないです」

 な、ないですと?!

 兄さんも飲んだことがあるらしく、そして飲みきるのがしんどかったと。同士だった。

 水割りにすると量が増えるので、辛くなるとのこと。ロックでちびちび減らしていくしかないと。

 何かで、例えばレモンとかで割ったりはどうですかね。と訪ねてみたところ、再び渋い顔をして首を横に振った。

 試したのか……。

 はぁぁ~。ため息。

 すでに半年は放置しているし、このまま放置するのも何だし、食べ物を粗末にするのは良くない。なので、覚悟を決めてちびりちびりと飲むしかあるまい。

 とはいえ、今の時期ロックは寒いから、もう少し暖かくなるまで待つことにしよう。

 

 

 

 ん!?すごく昆布なんだから、料理に使えるのでは?

 今まで全く思いもしなかった、いけるんじゃないか?

 検索したら出てきた。

 正確にはブタと昆布を焼酎で煮るという料理なんだけど、焼酎に昆布がはいっているんだから大丈夫じゃなかろうか。

 というわけで、久しぶりに飲んでみてやはりダメだったら、ブタを煮よう。

 うむ、そうしよう。

 

 

 

 ちなみに、この昆布焼酎、昆布過ぎて口に合わなかっただけで、まずい訳ではないと思う。自家製昆布焼酎の作り方も検索したら出てきたし、どうやら梅干しと落して飲むと美味しいらしいから、そちらも一応試してみようと思う。

・「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」

 

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 このシリーズはずっと観ているから、観ないという選択はなかった。とはいえ、前作の内容をキチンと覚えているかと言えばかなり怪しい。別に覚えていなくても面白いんだけど、覚えていた方がもっと面白いと思う。いつものテーマソングが流れてくるとわくわくする。

 今回の話は、歴史の流れを変えるという秘宝「運命のダイヤル」を巡る冒険。因縁の宿敵、元ナチスの科学者フォラーと全世界をまたに来開けて陸・空・海と争奪戦を繰り広げる。

 主役を務めるハリソン・フォードって81歳なのよ。撮っているときは70代だったかもしれないけど、動きがもうそんな年の人の動きじゃない。それぐらい激しいアクションをやってのけるハリソン・フォードにびっくりする。謎解きありアクションありで始終楽しめる映画だった。しかし容赦なくぶん殴られたり殴ったり、そして人が容赦なく殺されていく映画。。さらりと流れていくからあまり気にならないけど。

 

・「青春ブタやろうはおでかけシスターの夢を見ない」

 

青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない(完全生産限定版) [DVD]

 テレビシリーズから観ているので、なんとなく。今回は妹の話。記憶が戻った花楓が「お兄ちゃんと同じ学校へ行きたい」というかえでの夢を叶えようとするがままならない。そしてまたバランスが壊れていくという話。

 特に可も不可もないんだが、ラストで、またまた不思議なことが起きますよ、なんて布石を置いていくところがなんとも。

 

・「君たちはどう生きるか」

 

徳間アニメ絵本40 君たちはどう生きるか (徳間アニメ絵本 40)

  戦時中、母を失った少年が父の再婚相手(母の妹)の元というか母の実家に疎開するところから始まる。この話はざっくり説明とは出来ないけれど、その母の実家から不思議な世界に迷い込んで帰ってくるという話。

 深読みさえしなければ普通に冒険を経て少年が成長する、みたいな話として面白く観られると思う。深読みし出すと、キリがない。何度も観たり考察したりする時間もそこまでする興味も沸かなかったので、面白い映画だった、で終わり。考察はいろんな人がyoutube等でやっているだろうから、気が向いたらそちらを見るということで。

 そうそう、声優が贅沢だったなぁと。贅沢過ぎる気もする。なんでここまでいろんな俳優を使ったのか、その点は気になる。

 

・「サマーウォーズ」

 

サマーウォーズ

  テレビでも何回も観ているし、別に観行くつもりはさらさらなかったのだが、特典のうちわがどうしても欲しいと家人に懇願されたので、仕方なく観に行った映画。

 いつもテレビで観ているのを映画館の大きい画面で見ると、さすがに迫力あったのでま、よしとする。もともと嫌いな映画ではないし。

 

リボルバー・リリー 通常版 [DVD]

 

・「リボルバー・リリー」

  期待していたほどアクションはなかった。狂犬と少年という組み合わせはありきたりなので物語よりアクションを期待していたので、ちょっと残念。でも、アクションシーンはかっこよかった。綾瀬はるかはあんまり機敏に動くというイメージがなくて、他の映画等々でアクションをしているのを観ているので出来ないことはないとは知っているのに、なぜか想像できない。なぜだろう。

 物語でいうと、ラストは少年と二人で高飛びして欲しかったな。と、ちょっと悶々。でも出てくる人みんなかっこよかった。

 

・「シティーハンター 天使の涙」

 

劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト) -ORIGINAL SOUNDTRACK

 面白いか否かで言うと、面白いんだけれど。リョウのもっこりパートがちょっと受け付けられなくなっているかな。観ていてしんどい。ないとシティーハンターではなくなるから入れないわけにはいかないんだけど、入れすぎな気がする。

 あと、声優陣、歳とったなぁ、って。

 

・「ガールズ&パンツァー最終章第四部」

 

【映画パンフレット】ガールズ&パンツァー 最終章 第4話 監督 水島努 出演 声の出演:渕上舞、

 

 第三部はいつしていたっけ?と思えるほど時間が空いている。第二部から三部までもたしか1年半ほど開いていたから、それぐらいは覚悟していたので問題はないのだが、出来ればもう少しトントンと観られるとうれしい。諸事情があるのはわかるけど。

 でも、待った甲斐があって、満足出来る仕上がり。前回は継続高校との試合が始まり、初っぱなに要であるあんこうチームがやられてしまったところで終わった。司令塔を失って勝てるのか?一話完結ではないから、次へつなげるために、ええっ、てところでいつも終わる。続きものはそういう物なんだけど、待っているこちらは、やきもきする。

 で、あんこうチームに白旗があがったところから始まる。動揺する大洗チームだけれど、ちゃんと申し送りは出来ていた。あらゆる事態にも備えられるように、対応策を考えているところがさすが。いままでその場その場の思いつきで乗り越えていたと思っていたけど、ちゃんと想定されるあらゆることを考えていたというのがわかった。

 これまでもそうだったけれど、戦車の戦闘(といっていいのか?)シーンは圧巻だし、こんな使い方が?というのもやはり出てくる。実際の戦車がどこまで出来るのかわからないし、こんなに早く走れるのか?とも思うけれど、それを言ってしまえば根底から崩れてしまうから言ってはいけない。

 そしてやはり、あっとおどろく戦法で勝利をつかむ。最終章では皆が成長する姿が見られるんだけれど、今回も西住不在と戦いにあたふたしない。とくに澤ちゃんがすごく成長したなぁと、うれしくなってしまった。

 そして決勝戦。黒森峰かと思い気や、前回の劇場版で出てきた天才少女島田アリスが入ったグロリアだった。驚いたけれど、アリスはやっぱり出てくるだろうと思っていたから、これはこれで納得。前回はアリスになんとか勝利したけれど、今回はどうなるか、次回が楽しみ。

 

・「ゴジラ−1.0」

 特にゴジラが好きな訳ではないけれど、気にはなる。家人が好きなので、おごり映画。

 戦後の焼け野原で、ゴジラに対抗出来るのか?と思っていたけど、対抗出来てた。今までのゴジラ映画の中では一番面白かった気がする。「シン・ゴジラ」はちょっと毛色が違う気がして外して。

 ゴジラ映画ではあるけれど、戦争映画でもある気がする。ラスト、特攻隊で生き残った神木君が特攻をかけるんだけど、そのまま死んでしまうのかと思い気や、ちゃんと脱出して生きて帰ってくる。終わっても悶々しない終わり方で、よかった。

 余談だけれど、ゴジラが現れた新宿で逃げ惑う群衆の中に橋爪功さんがいたのには驚いた。またどこかで出てくるのかと思ったけれど、それっきりだった。どういういきさつで出演することになったのか、それも一瞬、気になる。

・「青春豚野郎はランドセルガールの夢を見ない」

 前回があんな思わせぶりな終わり方なので、やはり気になって観に行った。可もなく不可もなくといった感じ。ただ問題解決はやっ、とは思った。最初の劇場版ほど盛り上がりに欠けるというか。シリーズも長く続いてきたから、ちょっと飽きたのかもしれない。そしてまた、続きあるよっていう終わり方。さてさて、次回はどうするか。

 

・「窓際のトットちゃん」

 ずいぶん前に出た(多分昭和?)黒柳徹子の自伝的小説の映画化。気にはなっていたんだけど、キャラクターというか、絵柄の雰囲気がどうも好みじゃなさ過ぎて、観に行くつもりはなかったんだけど、ネットでのレヴューがあまりにもよかったので観に行くことに。

 原作の本は出た当初読んでいるのだけど、映画の内容はほぼその通りだと思う。でもレビューで書かれていたみたいに泣けてきたりはしなかった。戦前から戦中の話で、最後は電車で疎開するところで終わる。原作本のアニメ化という点では正解だと思うけれど、広く浅くという感じがする。というか、最初はともかく、後半は絵柄が気になってあまり話に集中出来なかった。

 

・「劇場版 SPY×FAMILY CODE WHITE 」

 漫画原作のテレビアニメのオリジナルストーリーでの劇場版。

 これもまぁ、面白かったといえば面白かったのだけれど、前半のまったり部分がちょっと長くて疲れた。誰もが楽しめるという映画じゃなくて、「SPY×FAMILY」が大好きな人がすごく楽しめる映画、だと思う。作品のファンであれば、家族のまったりシーンも長いとは感じないのだと思う。後半のアクションは楽しめた。

 

 ふぅ、疲れた。思った以上に観ていたことに自分でもびっくりする。全部で19作。全部が満足した映画じゃないけれど、観ないと良いか悪いかわからないし、とはいえ時間もお金も有限なので難しい。情報をいろいろ見た上で吟味したいんだけれど、入れすぎると期待しすぎてがっかりすることが多いから、これも加減が難しい。

・「ラーゲリより愛を込めて」

 

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 シベリア抑留の実話を元にした話。テレビCMや映画館での予告を観たとき、過酷な状況だったけど生きて帰ってきたよって話だと思っていたから、シベリアで命を落としてしまったのはw衝撃だった。

 シベリアでの生活の悲惨さや理不尽な様も本当に見てられないのだけれど、皆が荒んでいくなかでニノ扮する山本が分け隔てなく励まし続け、彼らの心を変えていく。そんな中山本は病に倒れ帰らぬ人となるのだけれど、彼の家族への手紙をなんとしても届けようと仲間たちが知恵を絞る。何もかも没収される中、頭の中まで没収されることはないということで、山本が書いた手紙を皆で手分けして一字一句覚え、日本に帰ってから時期は違えど一人一人山本の家を訪れ、渡すのである。そこはもう涙なくしては観られない。

 戦争になると皆おかしくなる。これはもう、避けられないことのような気がする。そうなる前に対話でなんとかならないのだろうか。力でどうにかしようというのは、自分が無能だと言っている用にも思うのだが、どうだろう。

 

 先の戦争からもう戦争を知らない人の方が多いぐらい年月が過ぎていて、いろいろ進化があったりで生活も変わってきたのに、戦争は終わらないし、戦火の中、兵士たちがやっていることは一昔前と全く変わらない(略奪やら暴行やら)のが悲しい。

 

 

 

 ・「金の国 水の国」

 

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  漫画原作の映画。ざっくり言うと、長年いがみ合っている二国が、若い姫と王子(といっても王位継承権の末席にいる二人)が仲を取り持つという話。本当にざっくり。

 絵がらに新鮮さは感じないけれど、特に古いという感じもしない。映像も柔らかくて、恋もアクションも入っていて二時間足らずでまるっと収まっている。優しい映画だった。もう一回観たい。実際テレビでやったときに観たし、原作漫画も買ってしまった。

 ま、長年いがみ合ってきた国がこんなに簡単に和平を結ぶなんてことはあり得ないんだけど、そこはフェクションだし。小難しく争いを納めるためのあれこれをリアルに考えるような話ではないから、これでいいのだと思うし、何より観終わったあと、ほっこりするのがいい。

 

・「鬼滅の刃 上弦集結、そして刀鍛冶の里へ」

 

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 これはお付き合い映画。「刀鍛冶の里編」が始まるので、おさらいを兼ねて。

 やっぱり大画面でみると、迫力が違う。

 

・「アラビアンナイト 三千年の願い」

「アラビアンナイト 三千年の願い」Blu-ray

 観たことをすっかり忘れていた。(笑)

 古今東西の物語や神話を研究する専門家アリシアのもとに、ランプの魔人が現れ「三つの願い」を叶えようと申し出る。専門家のアリシアは願いが叶えられても決してハッピーエンドにならないことを研究から知っている。なので、早々に願いは言わない。

 魔人は3つの願いを叶えないと自由になれない。確かそういう設定だったと思う。魔人は願いいう気にさせるため、今まで、紀元前から3000年に及ぶ自身の物語を話し始める。

 という話で、予告を観て興味を持ったのだと思う。が、メモにはがっかり映画と書かれている。

 予告の時点で、アリシアと魔人が恋に落ちる話なんだろうなと思っていたし、その通りだったんだけど、恋に落ちる過程だとか瞬間だとかがいまいちはっきりしない。見落としたんだろうか。

 このシーンいる?と思う場面もあり、そしてなんだか暗い。恋愛もので悲恋でもないのに、そうハッピーエンドなのに全体的に暗いのだ。結構長い映画だったんだけど、長さはあまり感じなかったのは不思議。恋愛物語とは思わず、アラビアンナイトの寝物語とでも思えばすっきりした気分で劇場を後に出来たのだろうか。

 

・「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」 

 

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス [DVD]

  これはアメリカ在住のX(ツイッター)のフォロワーさんが面白いと絶賛していたので、絶対観ようとずいぶん前から楽しみにしていた映画。アカデミー賞をとったんだっけ。ちょっと覚えてないけど、多分取っていたと思う。

 クリーニング店を営む中国系の女性、ただのおばちゃんなんだけど、彼女が世界のために戦う話。ざっくり言うと。説明するのは難しいんでフライヤーのストーリー説明を参考にして。

 店の税金問題、父親の介、反抗期の娘、ただでさえ問題が山積みなのに、突然別宇宙の夫から「全宇宙にカオスをもたらす強大な悪を倒せるのは君だけだ」と言われ、訳がわからない主人公エブリン。そしてその悪の招待が娘だということがわかる。本来はただのおばちゃんなんだけど、マルチバースにジャンプする、という方法でいろんな平行世界の自分に成り代わるり、娘の送り込む刺客と戦うのである。

 あるときは女優のエブリン。あるときはカンフウの達人。と様々なエブリンになる。おかしかったのが、指がウインナーという世界のエブリン。SF的な設定とアクションで始終楽しめる。世界を救うなんて言ってはいるけど、これは家族の物語だと思っている。世界を救い娘を救うために奮闘する中で、忙しさで気づいていなかった、または頭の隅に追いやられて忘れていた夫の優しさや、同性愛の娘を受け入れているように振る舞っていても実際はきちんと向き合っていなかった自分にも気づく。家族の再生の物語だった。

 そして、下ネタで笑える、と最後にメモっているんだけど、どんなネタだったかは全く思い出せず。メモるぐらいなんだから、ちょいちょい出てきたんだと思うんだけど。(笑)

 

・「シン・仮面ライダー」

 オタキング(今でもそう呼ぶのか知らんが)岡田さんの評価はあまりよくなかったけれど、悪くないなと思った。長澤まさみと市川実日子が出ていたので、それだけで大満足だった。出演しているの知らなかったから、出てきたときには「うひょー」ってなった。音楽が岩崎さんで割と好きな人なのでちょっとうれしかった。ふふ。昔の曲をアレンジして使っていて、懐かしかった。

 普段そんな役しないだろうって俳優さんたちが、変身したり怪人だったりしてなんだか不思議な感じだったw。

 

・「ダンジョンズ ドラゴンズ」

 

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  様々なモンスターが生息する世界。殺された妻を生き返らせ、さらわれた娘を助けるために、主人公エドガンが仲間とともに旅に出る話。

 これも予告を観て興味を持った作品。普段は字幕で観るんだけど、これは吹き替えで観た。

 思ったより子ども向けだった。物語は単純でわかりやすく、アクションも笑いも涙もありで、面白かった。まぁ、突っ込みどころがないわけではないけど、いちいち上げるほど気にはならない。うまくまとまっていたと思う。

 どこかで配信していたら、また観るかも。

 

・「銀河鉄道の父」

 

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 宮澤賢治の話。というか賢治と家族の話。

 なんだかダメダメ賢治の話だった。そして賢治は思った以上に激しい人だった。視点が変わるとイメージもずいぶんかわるのだな。

・「サイコパス」

 

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 この映画、去年観たのか?と思うほど忘れていた。がしかし、メモには面白かったと書いてある。

 アクションも物語もよかったし、ここしばらく主役である常守朱が出てこなかった理由、テレビ版ラストで拘束されていた理由がわかってすっきりした。それだけでも観てよかったと思う。

 外務省のフレデリカがすごくアクティブで驚いたのと、心理学の雑賀センセが死んでしまったのはショックだった。

 シビラとの折り合いお付け方は、現代のAIとの折り合いの付け方とも通じる話のようで考えさせられる。とのメモ。

 

 どうでもいいが、今回の常守朱はふっくらしていたな、ともメモっている。

 

・「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」

 「ジョジョの奇妙な物語」に出てくる漫画家岸部露伴が主役のシリーズの劇場版。

 ルーヴルに所蔵されている「黒い絵」を巡るミステリー。

 うっすらとしか内容を覚えていないのだけど、映画二時間が全く長く感じられなかったとのメモ。

 このシリーズの、なんとなく不思議な世界観が好き。本編「ジョジョの~」の実写映画はなんとなくキャラクターがしっくりこないなと、別に観てはいないけど予告とかネット記事とか見て、思っていたけど露伴はしっくりくる。なぜか。

 

 とりあえず、前半10本。こんなに観ていたとは自分でもびっくりだ。

 今回の目的は、万年筆を買うこと。

 二十年程前に買った万年筆、ペリカーノジュニア。子供向けの万年筆で、すごく書きやすい。ペン先がすごく柔らかなの。

 その万年筆が今年の初め、ペン先と胴体との連結部分?とでも言えばいいのか、その部分が割れてしまって一応直したんだけど蓋が閉まらなくなってしまった。なので、ペン先がすぐに乾いてしまう。書く前に少しペン先を湿らせるとそれも解決出来るのだけど、どうせなら新しいのがほしい。

 ペリカンの万年筆は別にもう一つ持っているんだけど、手になじまなくて、それにペン先がちょっと固く感じる。なので、同じシリーズのが欲しくて、まずはアマゾンで検索。

 

 出てきたのはこれ。同じものなんだけど、色が気に入らない。持っているのはグリーンでこれはターコイズ。いくら検索してもグリーンは出てこないんだよね。アマゾン以外で検索してみると、そうやらグリーンは廃盤になっちゃったらしい。それでも在庫を持っている店、アマゾンでもあった、で見ると8000円近くする。本来1500円ほど。さすがに8000円出すほどグリーンにはこだわっていないんだけど、どうも諦めきれずないのがわかっていて取り扱いのある実店舗に行ってみた、というわけ。

 電車に乗ってとことこと。やはりせっかく遠出するのだから、いろいろ見て回らないと。

 朝早く出て、オサルコーヒーで一休みしてから法善寺へ、そして筆記専門店へ、それから昼食を取って帰る。という予定を建てたものの、朝もたもたしていてオサルコーヒーへ朝から寄るのを諦める。JR難波駅から直接法善寺へ。

 少し前に杉咲花が、大阪での撮影時通っていたと聞いてちょっと行ってみようかと思ったので。せっかくなので御朱印をもらう

ことにした。

 いつもながらなかなか目的地に着くことができない。地図と実際の場所の位置がいまいちきちんとわかっていない。法善寺はもっと難波よりだと思っていたけど、そうじゃなかった。途中まで地下を通っていたんだけど、上のほうがわかりやすいかと地上に上がったものの、やっぱりわからず。近づいては遠ざかるを何度か繰り返して、倍ほどの時間をかけてようやく到着。

 

 苔だらけになっている不動明王をみると、「どろろ」を思い出してしまう。

 思ったほど人がいないのは、平日だからなのかもしれない。

 門前で写真を撮っている中国か韓国かの家族がいて、添乗員らしき人が撮ってあげていたんだけど、どんだけ撮るんだといい撮っていた。一枚二枚、三枚程度じゃなく、十枚以上は撮っていた。門前だけでひたすら。すごい。中国人だか韓国人だかがそういう撮り方をするのか、この人個人がそんな撮り方をするのかわからないけれど、撮られている方の家族はずっとにこやかにポーズをとっていたから、珍しいことではないのかもしれない。入るのを待っている人もいるのに、いつまでもしつこいなぁと思っていたけど、「ごめんなさいね」と謝るところを見ると、ちょっと迷惑かけたなとは思っていたみたい。 

 御朱印をもらおうとしていたのに、帳面を忘れてしまった。なくてももらえるということで、無事もらうことが出来た。

 あとから気づいたんだけど、集めている御朱印は神社のもので、ここは寺だった。別にいいけど。

 法善寺の向かいにあるのが、上方浮世絵館。

 前に一度入ったことがあるから、どうしようかと思ったんだけどやっぱりちょっと覗いてみようかと入ってみた。ここは建物が好きなんだな。

 細長い階段とか、らせん階段とか。

 

 以前来たときには気づかなかったけど、建物の模型があったので写真に収める。屋上になんかオブジェがあるけれど、ここまで上がれないのが残念。いや、言えば上がれるんだろうか。気づかなければどってことないんだけど、気づいてしまっては気になって仕方がない。何だろう。今度来ることがあれば、忘れていなければ聞いてみよう。

 で、写真を撮っていたら、観光客らしきおばちゃんに声をかけられる。

「それなんですか」って。

「この建物の模型です」って答える。

 その後も「ここって有名なんですか」とか「浮世絵のことはあんまり知らないんだけど」みたいなことを話しかけられ、ついつい受け答えをしてしまう。こちらも「どちらから?」なんて聞いてしまったものだから、話を終えることができなくてだらだらと話しながら館内を見て回る。

 で、話しながらうっかり出てしまった。出てしまったので戻ることも出来ず、仕方がなく、何か食べ物の店は?というおばちゃんを店の多く並ぶ通りまで案内。

 東京から来たというおばちゃんは、名古屋の病院に行くと言っていて、夜行で朝早く大阪に着いたそうな。名古屋まで来るついでに大阪観光でもするのかと思いきや、特に行くところはないという。なんで大阪まで来たのか不思議。理由は聞かなかったけど。

 そんなおばちゃんと別れて、本来の目的地Pelle Pennaへ向かう。そして当然すぐにたどり着けない。地図を見たときに、高島屋の中だと勘違いしたのが間違いだった。難波cityだった。この辺は昔から変わらないはずなのに、たどり着けない。

 ……、そういえば昔もスタート地点が地下鉄の難波駅でないと目的地にたどり着けなかったことを思い出した。やはり予定より時間をかけてたどり着く。

 結局、ペリカンの万年筆は取り扱っているものの、欲しかったペリカーノジュニアは置いていなかった。別のペリカンをここで買うか、それとも色違いをネットで買うか。それとも何も買わずにいるか。思案しつつペン先についていろいろお話。どうやら使っているうちにペン先の加減も変わってくるらしい。ということは、もしかしたら先が柔らかいというのも使い続けていいたからかもしれない。それなら新しく買ってもなじむまで時間がかかるかもしれないなぁ、なんて思っていたら、ふと一つのペンが目についた。ペン先は万年筆なんだけど、インクをつけて使う付けペン。

 今人気なんです。とすかさず声をかけてくる店員。そそられる。

 

 買ってしまった。つけペンと、その替えペン先。水に強い顔料のインク。大好きな緑。それから進められてリザーバーパーツというのを買う。これを付けるとペン先にたっぷりインクを含ませることが出来るという代物。インクの保ちがよくなるというのだ。

 いい買い物をした。

 ほくほくしながら、次の場所へ。

 「八百屋とごはん うらや」。ここはすんなり行けた。見通しのいい大きな道をまっすぐ歩くだけで付ける、わかりやすい場所にあったから。八百屋とごはん、見るからに健康によさそう名前の店。12時少し前の到着。ちょっとだけ待って入店。

 

 写真入りのメニューもあってわかりやすい。そしてやっぱり健康そうなメニュー。

 

 一日定食なるものを注文。

 今日のメインは豚春雨。豚と春雨と青菜の煮込み。

 しらすとレタスのサラダ。

 切り干し大根カレー味。

 ほうれん草のごま和え。

 おぼろ豆腐。

 香物。

 味噌汁。

 胚芽米。

 ちょっと見た目が地味で、他の揚げ物があるような物にすればよかったかなとも思ったのだけど、先日内科で油物は避けるようにと言われていたので仕方がない。

 店の中心にキッチンが配置されている珍しい間取り。店の雰囲気はまぁまぁ。でも同じようなコンセプトなら、以前行った梅田の「玄三庵」の方が好みかな。

 後からふと思ったんだけど、味噌汁の味は普通だったなと。それから、一緒に飲んだ焼酎のソーダ割が思いのほか薄かったなと。これはまぁ個人個人で感じ方が違うので、なんとも言えないが。

 

 余談だが、定食とかについてくる味噌汁で一口飲んで、うまっ、て思ったのは一軒だけ。昔住んでいたところの近くにあった仕出し屋さんで、駅に行く道すがらにあるその店に何度か寄ったことがあるのだが、味噌汁がすごく美味しかったのだ。今は離れてしまって行く機会もないがまだあるのだろうか。

 

 さておき、この店も人気があるらしく、出る頃には列が出来ていた。

 

 腹ごしらえも済んで次の目的地へ。この近くにカヌレの専門店があることを発見したので、そこへ。すぐに着いたんだけれど、残念なことに定休日だった。他の店は営業しているかキチンと調べたのに、この店だけ調べ忘れていた。

 実はアニメ「四月は君の嘘」でカヌレなる菓子を知ってから、大好きなお菓子の一つになっている。

 「カヌレ堂」。インスタの写真はどれも美味しそうだし、こじんまりした店構えもかわいらしくていい。いつかリベンジする。

 

 帰るまで少し時間があったので、朝寄れなかったオサルコーヒーに寄ることにして向かうが、思ったより遠かった。とは言え、歩いて10分ほどなのだが。いつも行っている場所ではなく、最近出来た二階席のある方。入り口が違うだけで、同じビルの二階。

 シンプルにテーブルが並んでいるだけの店だけど、それはそれでいい。雰囲気は一階席の方が好みだけど、書き物をするには二階席の方がしやすい。長々と書き物をするわけではないけれど。

 

 普段はブラックコーヒーしか頼まないんだけど、カフェアートが見たくてカフェオレを頼む。

 素敵。

 昼食の感想などをメモしつつ、しばしゆったりと過ごしてから帰路につく。

 帰る途中、カヌレがどうしても諦めきれなくて、ハルカス地下の店、名前は知らないんだけど出口近くの量り売りをしている店でカヌレと他いくつかのパンを買って帰る。ここのパンはどれも一口サイズで、100グラムから買えるんだけど、100グラムでも五個ぐらいあるから、いろんな種類を試せるのがうれしい。最近はよく利用する。なのに、名前も覚えていなければ場所もうろ覚え。(笑)

 

 この日は15444歩、歩いた。