『太陽の季節』と逗子海岸 | 湘南雑筆堂~本と美味いもん日記~

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湘南(?)に暮らし30年近く経ちます。30年も住んでいると、いろんな発見をするもんです。 
 そんなちょっとした湘南の発見を自分の読んだ本に絡めて皆様にお伝えできればなと思います。
 


7月1日に海開きしたばかりの

逗子海岸に行って参りました~(^o^)/
現在は東京都知事の石原慎太郎氏が、

1955年に描いた問題作『太陽の季節』。

太陽の季節 (新潮文庫)/石原 慎太郎
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その文学碑が逗子海岸にあります。


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湘南の海岸を舞台に、

何に対して反抗してよいかわからない

若者たちの風俗を描き世の注目を集めた作品。

解説には

「大人たちからは、ひんしゅくと好奇心で、

同時代の青年たちからは、共感と羨望で迎えられた。」

と書かれてあります。


『太陽の季節』を読んだのは学生時代、もう15年近く前。

作品の内容は、うすぼんやりと覚えていますが

「金持ちのボンボンの恋愛ゲーム」ってとこでしょうか。

高校生が逗子、葉山でヨットを乗り回し、

酒を飲み、女性との快楽に興じる…。

慎太郎の弟・裕次郎は『太陽の季節』

地で行くような生活をしていたそうです。

当時ヨットで遊びまわる若者がどんだけいたのでしょうかね、

若者たちの中には『太陽の季節』で描かれた世界に

反発を覚えながらも羨望のまなざしで眺めていたのも確かです。

まぁ~、自分もヨットで遊んだことないけど、

当時も今も若者の有り余る

エネルギーが向かっていくところは同じだよな(^。^;)。

『太陽の季節』が発表されて50年余、

逗子海岸はどんだけ変わったのでしょうかね。

海にはウィンド・サーフィンがチラホラと、

海岸を歩いてみると、立ち並ぶ海の家、

そのほとんどが南国をイメージしたコジャレた感じ。


なかにはポツリと自分が幼い頃に行ったような、

畳がある昔ながらの海の家もありますが、

今時は流行らないのかな。

自分の海の家のイメージって言うと、

どこもカレーライスとかラーメン、焼きそばの代わり映えのないメニュー。

そんな海の家での自分の楽しみはかき氷。

甘~いシロップがかかったかき氷をかき込んで、

こめかみをキィーン、キィーン言わせながら食べてたな~。

今時のコジャレた海の家は家族で行って楽しめんのかな~。

個人的には、夜に行ってビールを飲んでるほうがいいな(笑)

今年は海の家でも、行ってみるかな~。


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