太陽族と障子の関係 | 湘南雑筆堂~本と美味いもん日記~

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湘南(?)に暮らし30年近く経ちます。30年も住んでいると、いろんな発見をするもんです。 
 そんなちょっとした湘南の発見を自分の読んだ本に絡めて皆様にお伝えできればなと思います。
 

昭和30年に

第34回芥川賞を受賞した


太陽の季節 (新潮文庫)/石原 慎太郎
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舞台となった逗子海岸に文学碑は建っている。


戦後世代の

既成道徳に縛られぬ

若者のドライな人間関係・異性関係が

描かれている


湘南の海(主に逗子・葉山)

ヨットなどの娯楽の興じ、

恋愛をゲームのように楽しむ主人公


小説に描かれた風俗は

若者の共感を呼び

「太陽族」という流行語を生む


今ならば

なんてことないの話しなのだが、

芥川賞受賞当時

作者の美的節度の欠如などと

批判をうけ激しい議論を

巻き起こした。


その問題の下りの一つが・・・

「彼は勃起した陰茎を外から障子に突き立てた」

という箇所。


当時大学生だった

寺山修司

「ほんとうに○○○で障子が破れるか」

友人達と実験していたとか・・・

(『書を捨てよ、町へ出よう』より)


書を捨てよ、町へ出よう (角川文庫)/寺山 修司
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●湘南雑筆堂~石原慎太郎関連記事~
 ・裕ちゃん灯台
 ・海狼へ行ってきました~。

 ・海狼へ行ってきました~。2

 ・半島をゆく~逗子海岸-大楠山-阿部倉~
 ・ミュージカル『湘南物語』

 ・『太陽の季節』と逗子海岸