GWを利用しての三泊四日の沖縄旅行、
いよいよ残すところあと一日、楽しい事はあっと言う間ですね~(>_<)。
三日目の宿泊地は竹富島です。
竹富島は一度訪れたことがあったのですが、
もう一度来ることがあったら、ぜひ撮りたいと思っていたのが、この写真です。
『街道をゆく~沖縄・先島への道~』文庫本の表紙写真
と竹富島の風景のシンクロぐあいどうすか?
表紙写真と全く同じ場所で撮れたら最高でしたが、
さすがに家族と一緒だったので、
同じ場所を探し出すことは時間的に厳しく断念しました。
自分はお気に入りの小説やエッセイの舞台となった地を訪れては、
文庫本を撮影しています。
カバンから文庫本を取り出して
、携帯の前に文庫本をかかげ一人で撮影している姿は、
他人からはきっと滑稽に映るので
あまり見られたくないと言うのが正直な気持ちですが…(^^;)。
でも、文庫と舞台となった風景のシンクロ写真、
ケッコー好きなんです。旅先で小説の舞台を巡り、
作者が歩いたであろう地に立てたと言う感動を抱きながらその地を歩くと、
自分が主人公になったかのように作品を思い返すことができます。
『街道をゆく~沖縄・先島への道~』の取材のため
司馬遼太郎が竹富島を訪れたのは1974年頃、
現在もある高那旅館に宿泊しました。
司馬遼太郎はそこで働く大学生T君との出会いを述べています。
当時は沖縄が返還されて間もない時期、
沖縄問題の議論を青春のアクセサリーのように論じる大学生が多い中で、
なんの気負いもなく
「自分は寒がりで暑いのが好きだから」って理由で
沖縄で教員として働くことを希望しているT君に好意を抱きます。
文庫本の撮影を終えて民宿に戻り『街道をゆく』をパラパラと眺めながら、
30年以上前の竹富島を思い浮かべてみました。
今と比較するとアクセスも悪かったんだろうな~とか、
そんな時代にも沖縄に魅力を感じ足を運ぶ若者がいたんだ~、
きっと今の若者よりバイタリティは溢れていたのだろな~、
なんて旅先で思いを巡らすのも、なかなかに楽しい。
司馬遼太郎の『街道をゆく』シリーズは自分が
歴史に興味を持つきっかけを与えてくれた本です。
尊敬する司馬遼太郎氏が歩いた地を、
長~い年月をかけて、自分も訪れてみたいと思っています。
先日、本屋で朝日文庫『街道をゆく』を手にとったら、
装帖が新しくなっていて驚きました。
- 街道をゆく 36 本所深川散歩、神田界隈 (朝日文庫)/司馬 遼太郎
- ¥966
- Amazon.co.jp
表紙は風景写真ではなくなっていたのです~(>_<)。
文庫と風景のシンクロ写真を撮る自分としては、
以前のままでよかったんですけどね。
今後は古本屋でボチボチ見つけて買っていきたいと思います。
まだまだ、数は少ないのですが、
文庫本とその舞台の写真、これからも撮り続けて行きたいと思います。
湘南で、もしくは日本のどこかで
片手に文庫を持ち、携帯で撮影しているオッサンがいたら
湘南雑筆堂かもしれません。
そんときは、お気軽に声をかけて下さいね~(^o^)/
よろしかったら、ポッチとお願いします。
●湘南雑筆堂~名作(?)の舞台と文庫本~