ブログネタ:
夏と言えば「新潮文庫」の100冊、
学生時代はこの冊子から、
名作をよむきっかけを与えてもらった。
久しぶりに新潮文庫の100冊を、
いつも行く本屋のレジ横から持って帰ってきた。
今夏、東北旅行で太宰治の生家である斜陽館を訪れた。
若かりし頃に何冊か手にしたことがある程度。
旅に会わせて、太宰作品を読み直そうと本棚をあさってみたが、
どの作品も記憶に残っていない。
困った挙げ句、読むきっかけを今年の新潮文庫の100冊に求めたところ
『人間失格』が紹介されていた。
読んだのは中学時代、この本を手にして、
自分が思い出すのは、短大出たてで若くてキレイな国語教師の言葉。
「わたしはダザイの作品は暗澹としていてキライです」
自分のお気に入りの先生が、
さも親しい人かのように「ダザイ」と呼び捨てにして、
さらに「キライ」と言い切る姿をみて、
自分の目にはその先生がカッコよく映ったんだな。
自分も憧れの先生のように、
太宰を読んで「オレはダザイはキライなんだよね」って、
さも文学知っているふうに言いたいがために
太宰作品を手にしたのかもしれない。
だけど、中学時代の自分には全く理解不能だったのかも。
何も記憶に残っていないから。
ただ、一切は過ぎ去ってしまったようだ。
オッサンになった、今ならわかるかもと、
東北旅行の前に手にしたのは『まんがで読破・人間失格』f^_^;。
- 人間失格 (まんがで読破)/太宰 治
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太宰を読んだ感想、太宰の考え方ってオレと同じかも(笑)。
太宰に傾倒している方は、みんな自分と同じと思うって聞いたことがある。
多かれ少なかれ、人は負の部分は抱えているからか。
もうすぐ楽しい夏休みも終わり。
時間のある夏休みだからこそ、
クライダザイを読んで「ダザイキライ」か確かめてみてはいかが?
自分は新潮文庫で読み直してみるつもり。
- 人間失格 (新潮文庫 (た-2-5))/太宰 治
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