身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法 -67ページ目

身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法

我孫子道院 道院長のブログ

我孫子市の小中学校は、昨日が始業式

道院でも、6月の千葉県大会への出場組み合わせを発表して、気を引き締めていくぞ~

と気合を入れていたら、

思いもしなかったゲストが登場!!


去年、群馬県に引っ越していった、T・Iクンがやってきてくれました






もともと人気者だったT・Iクンの突然の登場とあって、仲良しだった拳士たちは大興奮!

何でも、ワタシを含め、みんなを驚かせたかったらしく、

あえて予告なしで帰って来てくれたとのこと

サプライズなんて、ニクイことをしてくれます

T・Iクンは、群馬でも少林寺拳法を続けてくれていて、

今年は向こうの道院から、夏の全国少年少女武道錬成大会に出場するそうです

せっかくなので、昨日は同級の拳士と、規定組演武の練習をしてもらい、

日本武道館での再会を誓い合いました

(群馬県の小学校は、昨日まで春休みだったそうです)



そして、ゲストと言えば、先週は野田川間道院の古嶋先生も、我孫子道院にご来院いただきました






古嶋先生は、元本部職員で、千葉県ではもっともお若い所属長

そんな千葉県のホープである古嶋先生に、この日は、基本と運歩法、受け身等をご指導いただきました

(古嶋先生、熱血ご指導、ありがとうございました)


道院は、法縁のある方が、気軽に集える場所だと思っておりますので、

いろいろな先生方にお越しいただき、ご指導を受けたり、

出稽古にいらしていただけるのは、大歓迎です


また、道院は「母港」というのが、先達の教えですので、

T・Iクンに限らず、様々な理由で、我孫子道院から「出港」している拳士の皆さんも、

チャンスを作って、ぜひ気軽に「帰港」してください

(できれば、道衣持参で来てもらえるとうれしいな~)


道場の入り口に、敷居などは設けていないので、

元気よく「お久しぶりです!」と言って、顔を見せに来てください

待ってますよ~


◆オマケ◆




T・Iクンのお土産、「群馬ダルマ ぐんまちゃん おみくじクッキー」

ワタシはもちろん「大吉」でした(笑)



本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『107



4月=新年度

新年度になったら、「新年度会」をやらないと、ということで、4月4日(土)に、道院で“新年度会”という名のお花見会を実施しました


我孫子道院の専有道場がある子の神大黒天は、境内に何本もの桜の木があり、この週末は見事に満開


(山門から見た境内)




(境内から見た山門)


残念ながら、ちょっと曇り空でしたが、これだけきれいな桜が咲いているんですから、お花見をしない手はありません


でも、その前に、この日は、4月度の昇級考試

受験者は、一般部1名、少年部4名でしたが、全員、文句なしの出来栄えで、合格しました




(今回の合格者 一般部五級が1名、少年部六級が2名、少年部七級が1名、少年部八級が1名でした)


当然、この5名の拳士の合格祝いも、お花見会の主題のひとつ


また、お祝いと言えば、

今月から、我孫子道院に新しい仲間が増えました


今年から小学校に入学する、ピカピカの一年生のA・Mクン




(私服で写っているのが、新入門のA・Mクン お兄ちゃんも拳士で、やる気満々 将来楽しみな少年拳士の誕生です)


春は、何か新しいことをはじめるのに最適な季節

我孫子道院では、

新年度、入門第一号のA・Mクンに続く、新入門者を大募集中です!!


さらにこの日は、この春、誕生日を迎えた拳士たちをお祝いする簡単なセレモニー(?)もやって、お祝いづくし


午前中に、昇級考試と通常稽古を行って、

お昼過ぎから、みんなでかんぱーい


「進級、進学、入門、etc.おめでとう~」




(差し入れのワインと日本酒  窓の外に、桜が見えます)




(昼飲みはたまりません)




(大人も子供も、ゆったり、まったり、リラックス……)


「組手主体」の少林寺拳法では、こうしたコミュニケーションも非常に重視しています



以前にも紹介しましたが(http://ameblo.jp/shorinjikempo-abiko/entry-11152399708.html


少林寺拳法には3つの「エンの効果」があると言われている

ひとつ目は「縁の効果」

釈尊が二千五百年前に悟られたことの中身は、

「すべてが縁(よ)りて起こることだという。これを縁起と呼ぶ」=縁起の理だとされている


釈尊の正しい教えを現代に活かすことこそ、金剛禅の教えそのものなので、善因善果・悪因悪果の法則を信じて精進することが拳士の道であり、当然のように、縁を大事にする生き方を日々実践している


先賢曰く、

「組手主体で稽古を重ねていくうちに、入門当初は「自分が強くなりたい」(利己的)と思っていた人が、やがて自利から他利に変わっていく」とのこと

これがすなわち「縁の効果」


そして2つ目は「○(エン)の効果」


「勇気を出す」→「行動に移す」→「賛同者が現れる」→「協力が得られる」→「貢献する」→「自信が生まれる」→「勇気」→「行動」→……

と繰り返す、「○(エン)の効果」も少林寺拳法の大事な教えとされている


そして、3つ目が、関東実業団の切り札=E・K酒席師範命名(?)の「宴の効果」

つまり、研修会だろうと、ミーティングだろうと、今回のような懇親会だろうと、二次会だろうと、積極的に参加し、法縁を深めよという教えである


この「宴の効果」の力は、侮りがたいものがあり、指導者になればなるほど、この「宴の効果」を活用、実践している人が多い


事実、この日も、U安スポーツ少年団のK先生が、わざわざお花見会に合流してくださって、錫杖伝の実演とともに、若手拳士を中心に、いろいろと話を咲かせてくれました


ウチの若手には、お酒が得意ではない拳士も少なくはないのですが、大丈夫!

少林寺拳法の宴会=“団体宴武”は、なぜかアルコール抜きでも、大いに楽しめるのが特徴だからです


楽しいから、自然とコミュニケーション力が育ってくるので、コミュニケーション能力を高めたい、と言う人にも、少林寺拳法の修行は最適です


子供も、すぐに仲間に打ち解けて、友達と自然に仲良くなれます

それは、少林寺拳法のカリキュラムが、仲間と共に成長するように出来上がっていて、お互いに真剣に法形(技)を掛け合う中で、仲間を大切にする心、協調性が養われるからです


というわけで、この春、何か新しいことをはじめてみたいという人は、ぜひ少林寺拳法の門を叩いてみたください



(我孫子道院の入り口と、桜の木  こうした環境で修行できます)



本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『105

もう、お気づきのことと思いますが、

4月1日の当ブログで紹介した、全国の大先生、高段者をお招きして、2~3日連続で、我孫子道院祭りをやる云々、というお話は、毎年恒例のビッグピクチャーであります……


しかしながら、ビッグピクチャー=大風呂敷であって、決して根も葉もない話、真っ赤な嘘をついたつもりはありません

スケールは、記事の内容より、かなり縮小してしまうでしょうが、類似の行事は、実現させたいと願っている次第であります


開祖も、少林寺拳法教範の「金剛禅の主張と願い」の項に、

人間はつねに願いを心の中にもつべきである。願いを強くもてばどんなに苦しい辛いことでも耐え、突破することができるものである。願いは希望よりも強く、ガンヂーは印度を独立させるために大願を発し、ついにはそれを達成した

と記しているではありませんか


「我孫子道院祭り」の開催は、いまのところワタシ一人の願望にすぎませんが、何とか形になるよう、法縁各位におかれましては、陰に陽にお力添えいただければ幸いです


再拝

桜のきれいな季節になり、いよいよ新年度がスタートしました


ところで、皆さんの新年度の目標は何でしょう?


ワタシは……

既報の通り、2004年に道院長としての運営許可をいただきましたが、

その後約1年間の仮認証期間(試行期間)を経て、

2005年10月23日付で、辞令と正認証をいただきました



(認証式の記念写真 当時の本山代表は、鈴木義孝先生)


こんなワタシでも、10年間道院長が務まったわけですから、お祭りでもやらないと……


というわけで、

この秋、「我孫子道院まつり」を開催します!!


これまでワタシを鍛えてくださった

地元の諸先生をはじめ、

全国各地から、開祖の直弟子の最古参の先生や、圧法・整法に長じた大先生、教学指導の第一人者や、乱捕りの達人、呼吸法の専門家、錫杖伝や独鈷伝など法器の研究・実践家、教範等で開祖の技法を記録し続けた大先達、身体開発のエキスパート、少年指導の権威、etc.などを、ご招待して、

2~3日連続開催で、少林寺拳法の世界と魅力にどっぷり浸かれる盛大な祭りにしたいと思います


来月、道院長研修会で帰山した折、各先生方にご協力を仰ぐことができるよう、入念に下準備(?)をしてきますので、どうぞご期待ください


◆オマケ◆


10年前の2005年の認証式の際、

「せっかくなので」と、無謀にも当時の門下生を引き連れて、一緒に帰山しました……

(一般部の拳士で参加したのは、ワタシと幹部拳士のK拳士のたったの二人! あとはみんな少年部 大胆というより、単なる無鉄砲と言うべきでしょう)







修復工事の関係で、近年立ち入り禁止となっていた、旧本部道場でも、このときは稽古(?)することができました

(懐かしいな~)

3月8日(日)は、千葉武専の修了式でした





「武専」とは、「専門学校禅林学園 少林寺拳法武道専門コース」の略

正式な学校法人で、本校は本山のある香川県多度津町にある全寮制の専門学校


千葉武専は、全国37地区で月に一度、集中講義の形式で行われる地方武専の千葉地区版


毎月、本校認定の教員が派遣され、県内の各道院支部の幹部拳士、有段者が集い、朝から夕方まで、技術と学科をみっちり学ぶ


入学から修了までは、予科2年、本科2年、高等科3年、研究科4年と、11年……

というわけで、今月、研究科を修了された皆さん、お疲れ様でした

そして、本当におめでとうございました




ワタシ自身は、今年度、講師補として予科1年を担当させていただきました

毎月、学ぶ意欲にあふれる、予科1年生の皆さんの熱意に応えるべく、コツ(?)は出し惜しみせず伝えてきたつもりですが、期待通りの授業だったでしょうか???


毎月の授業を、一番楽しみにしていたのは、他ならぬワタシだったような気もしますが、

今年度ご一緒させていただいた、予科1年生の7名は、全員予科2年への進級手続をしてくれたそうなので、きっと武専が気に入ってくれたと信じております!?

(ほっ)


4月からの来年度は、我孫子道院から、武専に通う拳士が増えて、

またまた武専への通学が楽しみに!


現在、予科2年に在学中のふたりが、本科1年に進学

そして、高等科1年と、本科2年に、それぞれ復学者がひとりずつ

さらに、予科1年の新入生が1名加わり、

我孫子道院の武専学生は、計5名になります


ところが、千葉武専全体としては、

2015年度の新入生は、例年になく少ないとのこと……


「武専? 自分にはまだ早いのでは」

「道場の稽古だけで、満足……」

「武専の授業についていけるかな?」

etc.

と躊躇している人が、多いのでしょうか?


「この道を行けばどうなるものか 危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし 
踏み出せばその一足が道となり その一足が道となる 迷わず行けよ 行けばわかるさ」

と、臨済宗の一休宗純(一休さん)禅師もおっしゃっていたというではないですか

(諸説あり)


武専も同じ

「迷わず行けよ 行けばわかるさ」

武専の価値も、魅力も、通えば分ります


今月中なら、武専本校に直接申し込めば、まだ入学することは、可能だと思いますし、

4月以降も、体験入学は随時OK(費用は無料 最長1年!?)


武専にちょこっとでも興味がある人は、4月からぜひ授業に参加してみてください




予科の学生の皆さんと、記念撮影したかったのに、時間の関係で……

1年間、お疲れまでした&ありがとうございました

2015年度は、ぜひ仲間の拳士を武専に誘ってきてください!!!


本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『109