10日ほど前の話になってしまいますが、
過ぐる1月22日、千葉市のホテルで千葉県教区研修会が行われました
講師は、関東教区総代の矢島隆禅先生で、
「少林寺拳法の修練と金剛禅の修行の比較」
「少林寺拳法指導にあたっての心得」
という、やや堅めのテーマのお話を独特のユーモア(?)を交えて、要点をわかりやすく噛み砕いて語ってくださいました
そして、研修会終了後は、同ホテルで恒例の「新春の集い」
ここで、ウォームアップを済ませ(?)、
その後は有志とこれまた恒例の二次会へ……
いわゆる失われた10年(20年?)で、一番失われたのは、「連帯力」だといわれていますが、
少林寺拳法では、その「連帯力」=横のつながりを、最重視するという伝統があります
法縁を大事にし、その横のつながりを強化するのには、組手主体の修練と、志を同じにする人々との交流の場が欠かせません
ところで、法縁といえば、少林寺拳法には3つの「エンの効果」がある
ひとつは「縁の効果」
釈尊が二千五百年前に悟られたことの中身は、
「すべてが縁(よ)りて起こることだという。これを縁起と呼ぶ」=縁起の理だとされている
釈尊の正しい教えを現代に活かすことこそ、金剛禅の教えそのものなので、善因善果・悪因悪果の法則を信じて精進することが拳士の道であり、当然のように、縁を大事にする生き方を日々実践している
1月22日の研修会でも、
組手主体で稽古を重ねていくうちに、入門当初は「自分が強くなりたい」(利己的)と思っていた人が、やがて自利から他利に変わっていく、と矢島先生も語られていたが、これがすなわち「縁の効果」
そして2つ目は「○(エン)の効果」
「勇気を出す」→「行動に移す」→「賛同者が現れる」→「協力が得られる」→「貢献する」→「自信が生まれる」→「勇気」→「行動」→……
と繰り返す、「○(エン)の効果」も少林寺拳法の大事な教えとされている
そして、3つ目が、我が朋友のひとりであり、関東実業団の切り札として、大いに期待されている、某K生R働省支部のK部長命名(?)の「宴の効果」
つまり、研修会だろうと、ミーティングだろうと、宴席だろうと、二次会だろうと、積極的に参加し、法縁を深めよという教えである
とくに公式の場より、もう少しリラックスして胸襟を開いて語り合える二次会のような場は、とっても貴重な場であるし、法縁を深める効果は計り知れないものがあるらしい
K部長は、斯界で「酒席師範」の異名をとるほどの「宴の効果」の実践者であり、事実、顔の広さでは、同世代で右に出るものがいない ほどの少林寺拳法ネットワークを築いていらっしゃる
「それも『宴の効果』のなせる業です」
と笑顔でK部長がおっしゃる以上、疑うことなく、踏襲するのが後進の務めと思い、及ばずながら昨今K部長を見習いだしたところなのだが、たしかにその効果は馬鹿に出来ないと実感している
というわけで、今後ますます「宴の効果」を高めるべく、K部長の教えを実践していく所存ですので、先賢・先達、同志、後輩諸君は、「宴の効果」ネットワークになにとぞご賛同ください
本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『105』