先日のマツコ会議のお話。



僕、マツコデラックスさんのファンではあるんですが、実はこの番組はそんなに観ておりません💦
しかし先日。たまたまネットニュースで
『Creepy Nuts DJ松永号泣』
という記事を目にし、
"どうやらマツコ会議でDJ松永君が泣いてしまったらしい"
ということを知った僕は、TVerでその回をチェックすることとなりました💡
ここで、疑問に思いますよね。
『なんでその流れで観てみようって思うの?』
と😅
はい。実は僕、DJ松永くんのことが、以前からなんとなく気になっておりまして…
めちゃめちゃ失礼な言い方ですけど、特別イケメンというわけでもないし、顔がものすごくタイプというわけでもないんですけど…なんか気になる存在なんですよね(笑)
身近にいそうな感じと、非モテキャラな感じが、なんとなく僕の心をくすぐるのかなぁ…なんて自己分析してみましたが、まぁそのへんの話題はどうでもいいですね💦
で、そのマツコ会議を観た感想なんですが…
神回でした✨
この回は、SNSでも反響を呼んでいるようで、一部では、
『ギャラクシー賞相当の回』
との声も上がっているようです。
ホント素晴らしいというか、すごく世の中について考えさせられる回でした😭
以下、番組のネタバレとなりますのでご注意くださいませ。
番組でDJ松永くんは、
「日本でもHIPHOPが広まったら嬉しいなと思う反面、日本だとどうしても限界があるなと思っていて」
と話し、日本の倫理的なハードルがある限り、言葉の殴り合いであるラップが、これ以上発展することは難しいんじゃないか?と語っていました。
それに対しマツコさんは、
『日本もみんなが平和であることを信じているような時代でもなくなっているから、その叫びみたいなものをHIPHOPに乗せやすい環境にはなってきている』
と話し、決してHIPHOPがこれ以上発展しないというわけでもないと語っていました。
そして、
『"HIPHOPがこれ以上大きくならない"というのは違うと思っていて。それはなぜかと言うと、"テレビだからダメなのよ"』
と持論を展開するマツコさん。

テレビは、瞬間的な宣伝には適していると話すマツコさん。一方で、日本でフリースタイルダンジョン(ラップバトル)が盛り上がった理由は、
『瞬発力があって賢い』とか
『即興でラップが出来てカッコいい』といった部分であり、HIPHOPの本質である
"殺し合い"の部分は伝わらないまま、とりあえず
"流行らせる"ことをメインにしてしまったことが、テレビの弊害だったと分析されていました。
そして、そうマツコさんが語った時、事件は起きたのです!!
DJ松永くんの目に涙が!!
と話すと、ボロボロ涙を流す松永くん。
このあたりから、ちょっと僕…
松永くんにキュンキュンしてしまいました…💦(なんて安い男なんだw)
松永くんが、HIPHOPと本気で向き合ってきた情熱と誠実さ、人気になればなるほど本質を失っていく苦悩などが一挙に伝わってくる涙で…。
こういう表現が正しいのかはわかりませんが…
めちゃめちゃ可愛くて…😢
もし近くにいたら、思わずハグしてるだろうなぁって思いました(笑)
松永くんの涙につられ、珍しくマツコさんも泣いていて…。
『もともとテレビ向きの人間じゃない』
と自己分析していたマツコさん。そのマツコさんがこぼした
『難しいですよ。テレビでやるっていうことは』
という言葉と涙。
戦うフィールドは違えど、マツコさんも本質を理解されないというか、本質を表現し切れないテレビという世界で、相当悩んできたんだろうなぁと感じました。
そして、
『昔のテレビは演出の力が大きくて、一言で言えば「全部嘘」だったけれど、今のテレビは「リアリズム」みたいなものが求められている中で、「本当のことを嘘っぽく言う」ことがエンターテイメントになっている』
と持論を展開したマツコさん。
『作り物なのに「本物」って言って出さないといけないし、受け手は「本物」だと思って受け取るから、出る側は消費されるし。絶妙な機微だったり、長文じゃないと説明できない言葉をギュッとかいつままれると、まったく逆の意味になっちゃうリスクがある』
と、マツコさんの持論に共感する松永くん。
そして、そんな現在のエンタメ業界について、
『崩壊は間近』
だと語っていたマツコさん。世に出て、人に触れて、メジャーになった途端に、そこに表現というものが存在しなくなるかもしれないと。
そして、矢面に立った瞬間がピークで、そこから消滅していくものがショーになっていると。
そして、表現する立場の人間は、人質を取られたような感覚で言葉を選びながら表現していると、
表現者に課される多大なる制約について苦悩を語っていたR-指定さん。
そして、こうした危機は、エンターテイメントだけでなく、会社、学校、政治…世の中のあらゆることがそうなっていると話していたマツコさん。
僕もつい先日、思ったことがありました💡
職場で、
『休日の予定を聞くのは、プライベートハラスメントか?』
という話題になったのですが、僕はその話を聞いて…
『今の世の中、ここまで"ハラスメント"という名の「思いやりの履き違え」が横行しているのか❗️❗️』
と感じてしまいました。
休日の予定に関しては、別に答えたくない人は答えなくていいと思うし、別に嘘でかわしたっていいと思うんです。それもコミュニケーションなのだから。けれど、今の世の中『ハラスメント』という概念が、間違った形で日常に横行している気がします。
これは『ハラスメントにあたるかな?』とか、なんでもかんでも変な神経を使っていたら、そもそも会話なんて成立しなくなりますし、コミュニケーションの本質を見失う気がします。
それに、こうしてなんでもかんでもハラスメントと揶揄することで、本当にハラスメントで苦しんでいる人を救い出すことが出来なくなってしまうように思うんですよね😥
先日、そんな話になった時に、このマツコ会議のことを思い出してしまいました💦
番組の話に戻りますが、こうした現状に対して、
と語っていたマツコさん。非常に重い一言だなぁと思いました。そして、そんな言葉を聞き…
マツコさんも言ってましたが、いやぁマジで可愛いなぁと思ってしまいましたよ💦
そして、松永くんは、それくらい本気でやっているんだと称賛していたマツコさん。
確かに本気じゃないと、ここまで涙にはならないよなぁと感じましたし、本気さが伝わってきたからこそ、僕もキュンとしてしまったんだろうなぁ😅そして、そんな松永くんの涙を見て、
そして、
って言葉は、ホントその通りだなぁと思いました✨逆を言えば、どんな世の中になっても、熱量だけは人に伝わるのかなぁと。そう思ったら、自分が大切にしたいものだけは、絶対に本気でいなきゃいけないなと思わされました❗️
番組の最後で…
今回の涙のことを、
絶望と希望が入り交じった涙
と表していたマツコさん。なんてドンピシャな表現をされる方なんだと、改めてその頭の良さを感じさせられました✨
と、こんなに書くつもりなかったのに、だいぶ長くなってしまいました😅それくらい、色々考えさせられる神回だったということですかね⭐️
もし番組が気になった方は、今日までならTVerで無料配信してると思うので、ぜひチェックしてみてくださいませ🙆♂️
そして、最後に💡
今回改めて思いました…
僕って、男の涙に弱いんだなと(笑)
って言っても、ただ泣いてればいいってわけじゃないですよ💦
いわゆる『心の汗』というか、本気で感情を動かしてるからこそ、自然と溢れ出る涙限定ですけどね(笑)
とはいえ、ホント男の涙にはくらってしまう、僕たかひろなのでありました😅