「ボクが旅に出る理由は
だいたい100個くらいあって」
くるりの「ハイウェイ」の冒頭の歌詞である。
旅に出る理由、私もあげたら100個くらいあるんじゃないかな。
ブログでも何個か書いている。
まず、かっこよくなりたかった。
海外一人旅がかっこいいと思ってた。
大変だからやる意味があるって、
力説してる記事もある。
生きてる感を味わうためって
答えたこともあった。
空港に着陸した時が一番テンションが下がって、
宿に引きこもりたくなるって、
もはやなんで行きたいのか、
意味不明な記事もあり。
そして昨日の記事では、
街や人や土地と関わりたい、
って書いた。
最近、気づいたらことがある。
私は本当は、自分がカッコ悪いということを知るために、
旅をしたいんじゃなかろうか？
いくら旅に出たって、かっこよくなんかならない。
チビなのもデブなのも変わらないし、
小心なのも英語が上達しないのも変わらない。
だいたい、45過ぎてまだ旅に出たいなんて、
カッコ悪いにもほどがある。
自分探し？
モラトリアム？
中二病？
やばくない？
痛すぎる。
それくらいの分別はある。
それでも旅に出たい。
私が旅に出る理由、
それは旅に出ると等身大の自分を受け入れざるを得ないからかもしれない。
この記事を書くのに久しぶりにくるりのハイウェイを聞いたら、
最後には「理由なんて何一つない」んだってさ。
全部出し切ったら私もいつか、そうなるんだろうか。