step by step ーvol3ー | ちびタンクのひとりごと

ちびタンクのひとりごと

大好きな旅のこと、心理学・スピリチュアル・ヨーガのこと、日々の気づきなどをつぶやいています♪



公園を出ると舗装された山道に入り、
最悪なことに長い長い登り坂が待っていた。



「一歩づつ、一歩づつ」


そうやって、踏みしめるように、
片足を一つづつ前に出して歩いた。


もうここで止めてしまいたいって思いながら。


もう一歩も踏み出せないって思いながら。


もう無理だって思いながら。


なんでこんなことやってるんだろうって、思いながら。



そう、"なんでこんなこと、やってるんだろう?"



780km歩いたって、みんなに自慢したいだけ?
海外の友達がたくさん出来たって、日本で言いたいだけ?


違うでしょ?
そんなことの為じゃないでしょ?


簡単だとでも思ってたの?


簡単だったら、こんなバカなこと、やる意味ないでしょ?



大変だって、分かってたはずでしょ?



大変だからこそ、やる意味があるんでしょ?




そう、大変だからこそ、やる意味があるんだ。





クックック

なんだか笑いが出てきた。


すると、
お腹の底、おへその奥あたりから力が湧いてきた。


最後の一歩、最後の一歩って思いながら、
変な引きつり笑いをしながら、続けて歩いている自分がいた。



私の中のもう一人の私が言ってるのが聴こえた。



"ほら、まだ出来るでしょ?

甘えてないで。

ここまで来なさい "



って。




それは私の中の私の声なんだけど、
ある意味、どこか遠く、
天(?)からの声のようでもあって。


そう、神様はさ、
危機を取り除いてはくれない。


でも、
危機を乗り越えるための、
知恵や気づきを与えてくれるんだって、


そう思った。



信仰とかよくわからない。
でも多分、きっと神様は、
私の中で、今、生きているんだね。




ー続くー