こんばんは、しろくまです。

本日は職場の盗人⑦に続いて、本日は⑧になります。

 

※前編はこちら↓

 

職場の盗人①

職場の盗人②

職場の盗人③

職場の盗人④

職場の盗人⑤

職場の盗人⑥

職場の盗人⑦

 

 

※多方面にご迷惑がかからないよう少し脚色しておりますニコニコ

 

 

 

この職場のお金紛失事件について、上司に相談していたのだが、またお得意の「様子見をしましょう」とのこと。お前は、どこぞの首相だ!

 

 

事件発生から一週間ほど経ち、やっと上司から連絡があった。

 

 

上「しろくまくん、この前のお盗難の件なんだけど、事故報告書書いて貰えるかな?」

 

私「はい、わかりました。時系列で記入していけば良いですか?」

 

上「それなんだけど、日付は今日起きたことにしてくれない?」

 

私「え…?」

 

 

基本的に、事故報告書は嘘偽りなく書くものだと教わってきた。

この報告書に限らず、虚偽の報告をすることに抵抗があった。

 

 

私「あの、それですと色々時系列の日時が変わってしまうのですが…」

 

上「…そこはうまくやってよ」

 

 

なるほど、この件はまだ上に上がってないんですね。

そうですか。はいはい。

 

 

部下も部下、上司も上司、私は一体この会社で誰に頼れば良いのだろう。

勿論自分の不注意で起きたことという自覚もある。

ただ、こんなに救われないものかとも思ってしまう。

 

 

虚偽の報告をして、それが明るみに出た時、きっとこの上司は私が勝手にそうしたと言うだろうな。そんな事、もうわかっていた事じゃないか。

 

 

渋々虚偽混じりの報告書を作成し終わった。

 

 

小口の足りない分を補填し、挙句の果てに自分のお金がなくなる…

そしてこのお金はきっと返ってこないのなら、そもそもこの報告書って、

必要なのだろうか、そんな風にも思った。

 

 

いつも通り、Bが出社してくる。

先日の私と奥様が電話で話していた時、Bが帰ったのは23時くらいだったと奥様から後日聞いた。

バツが悪くて帰れなかったのか、パチンコしていて遅くなったのか、

もう私にはどっちでも良かった。

 

 

人に期待すると、疲れてしまう。

言い方を変えると、「普通こういう時はこうでしょ?」という期待から逸れるとイラッとしてしまう。勝手に期待してはいけない、そうわかってはいながらモヤモヤしてしまうので、心と脳を強制的に分けようと心がける。

 

 

虚偽の事故報告書をバカ上司に提出し、盗人部下に仕事を教えて、

今日が終わる_

 

 

私はまだまだ未熟な人間だな。

これだけのことで心がからっぽになったように感じてしまうのだから。

 

 

今日は地元のゲイバーに飲みに行こう。

この事をネタにして、ゲラゲラして明日からまた少しだけ息を止めて、

走り抜けよう。

 

 

 

⑨に続く。